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中医学を使った肝臓病の研究 

 肝繊維症の治療研究に取り組んでいる上海中医薬大学肝臓病研究所では、肝繊維症に対して有効な中成薬の研究に成功したと発表した。
 研究チームの中心となっている上海中医薬大学の劉平教授は、長期間にわたって『扶正化瘀法による肝繊維症』に関しての研究を行っており、すでに衛生部からも高い評価を受けていた。慢性肝臓病による肝繊維症の中医学治療では「正虚血瘀」の病機を元に、「扶正化瘀」を治法とし、効果をあげてきた。その中で中医学の研究モデルに「複方-単方(単味薬)-複方」、「臨床-実験-臨床」のサイクルを用いて、反復的に論証し、「扶正化瘀」の肝繊維症に対するメカニズムの解明を行った。
 すでに、6種の生薬からなる肝繊維症の中成薬「複方扶正化瘀カプセル」を開発し、すでに肝炎によって肝硬変となった患者の治療に運用され、臨床においても成果を挙げている。 

出典:新華社  上海  2005年4月8日 
担当:山之内 淳


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