|
▼中国最新情報
« 中国最新情報 トップに戻る
上海でも人体に有害なダイエットカプセルの取り締まり-天天素清脂膠嚢問題
日本でもすでに一斉に報道された天天素清脂膠嚢服用後に生じた副作用問題で、上海地区でも関係部門が調査に乗り出している。日本で女性が死亡したことも現地の新聞では大きく報道されている。
このカプセルは、広州野馬生物保健品有限公司が製造したもので、これまでに当該製品が偽の「国家批准文号」を使ったとして関係当局から摘発を受けている。制度改正により、現在中国で販売されている健康食品は2004年より「国食健字号」の批准番号が必要なのだが、天天素清脂膠嚢は相変わらず旧来の「衛食健字号」の批准番号を用い、さらに批准番号を捏造した疑いがもたれている。
上海地区の薬局などでは、天天素清脂膠嚢は販売されていないが、それでもまだインターネットなどでは販売されており、工商部門では取り締まり強化に乗り出している。以前にこの天天素清脂膠嚢を服用したある上海人の女性によれば、半年服用すると確かに体重は減少したが、食欲不振や体のだるさを感じるようになったという。その後、水腫がおこり病院で検査を行うとネフローゼ症候群と診断されたという。天天素清脂膠嚢との関係は不明であるが、以前はまったく健康であったことから、医師からその関係が指摘されているという。
出典:青年報 2005年6月3日
担当:岸田賢治
ページトップへ戻る
|