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麻薬の解毒作用に中薬を活用
麻薬中毒患者に積極的に中医学の治療法を活用する試みは、鍼灸・生薬を問わずにかなり以前から中国で行われている。そんな中で、今度は新たに中薬だけを使った解毒剤「済泰片」が上海の張江ハイテクパークで生産が始まった。
この解毒剤「済泰片」の中薬の処方は清代の4大名医の一人に数えられる楊済泰が清代道光年間、同治年間にアヘン中毒患者を治すために使われた処方をもとに、現代の臨床経験と技術を使って製品化した。
麻酔系の新薬や依頼性のある成分は含まれておらず、医師の処方さえあれば購入できる。すでに中国各地の麻薬中毒患者の矯正施設において活用されており、成果は上々とのこと。
現在、上海だけでも登録されている麻薬中毒患者は1.9万人に及ぶ。
出典:青年報 2005年5月31日
担当:岸田賢治
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