|
▼中国最新情報
« 中国最新情報 トップに戻る
金銀花の需要が供給に追いつかず
清熱解毒作用のある生薬として有名な金銀花の生産が、需要に追いつかない現象が最近おきている。中国経済林協会の統計によれば、現在中国で生産される金銀花は年間で800万キロであるのに対して、全世界での需要は2000万キロに達するという。中国経済林協会によれば、中国で生産される中医薬(中成薬)のうち、三分の一の処方に対して金銀花が使われており、最近では解毒・消炎作用のほかに抗がん作用や老化防止などの作用にも注目が集まっている。そこで中国経済林協会では協会内に金銀花専門委員会を2005年5月に設立し、金銀花の生産や産業化問題について専門に研究するほか、重要な産地となっている北方の土壌保全の問題についても研究される。
中国での金銀花の生産はすでに260年近い歴史を持っており、おもに山東省、河南省、湖南省、河北省、山西省、甘粛省、四川省、新疆ウイグル自治区などがその主要な栽培地となっている。ここ数年では山東省での生産が盛んで、山東省平邑県では全国の産出量の60%以上を占めている。
出典:新華社北京 2005年5月19日
担当:岸田賢治
ページトップへ戻る
|