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上海の老中医顔徳馨教授の中医薬基金
2005年5月より、上海で著名な老中医顔徳馨教授が、中医学の発展のために、中医薬基金を発足させている。
顔徳馨教授は85歳の高齢にもかかわらず、まだ中医学の第一線で活躍しておられる。現在、上海同済大学中医研究所所長。今回の中医薬基金は、1999年12月に医療活動60周年を記念して、原稿代や奨励金などを集めて貯まった20万元を元に、まず「顔徳馨中医薬人材奨励基金」が設立された。この奨励金が適用されるのは、45歳以下の優秀な中医師で、これまで中医外科の分野で活躍した上海中医薬大学付属竜華病院の闕華発副主任医師、SARS治療に功績のあった広東省中医医院の林琳主任医師など全国で35名が受賞している。
中医薬基金はその後、企業などの協賛もあり、現在は500万元規模にまで拡大し、今後中医学の発展に貢献した若者に活用されていく。
出典:上海中医薬報 2005年6月3日
担当:山之内 淳
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