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中国大陸で活躍する日本メーカーの生薬
世界最大規模の漢方薬メーカーであるツムラが、深セン和順堂医薬有限公司と合同で、中国ではじめてのツムラの生薬を売る「和順堂旗艦店」をOPENさせた。中国ではじめての外資が導入された生薬販売店として注目されている。
この津村和順堂旗艦店では、ツムラが生産した生薬を中心に販売し、いずれもツムラの基準にのっとって残留農薬や微生物、重金属など16種類の検査基準をパスした製品を並べる。価格は中国で普通に売られている生薬に比べると割高だが、品質に重視をしたものとなっており、ハイエンドのニーズに答えるものとなる。
現在、中国では原則的に《外商投資産業指導目録》によって中薬の領域での外国資本による合資を禁じているが、各地域の法律によって特例的に認められている。さらに、この規定も2004年に改定が行われ、中薬炮製技術は保護されるものの、それ以外の分野に関しては外資の導入を認める方針に変わってきている。その結果、ツムラのように中国国内で始めての生薬販売の合資企業が誕生することになった。
出典:上海中医薬報 2005年8月12日
担当:岸田賢治
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