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続々と電子カルテ導入が進む中国の病院
中医学の電子カルテ化を進める病院が中国でも増えてきている。上海中医薬大学付属岳陽中西医結合病院ではかなり以前から運用が始まっているが、一方で竜華病院でも8月29日より正式に運用が開始された。
この電子カルテシステムは、中医学の生薬用に設計されており、たとえば生薬の使用量を規定量を超えて使用すれば、警報が鳴るなどの工夫がされている。年間1650トン、1日にして6~9トンの生薬を消費する中医の総合病院だけにその意義は大きい。
上海中医薬大学付属竜華病院は全国でもっとも早く開設された4大中医臨床基地のうちのひとつ。そのため、患者も中国全国各地からやってくる。これら電子システムの応用で、予約から診察まで患者の動きも一目瞭然になり、名医の予約をするために暗躍するダフ屋対策にも一役買いそうだ。
出典:新聞晩報 2005年8月29日
担当:山之内 淳
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