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住宅の植樹に中医学の五行説を応用 

 中医理論でおなじみの五行説を植樹に利用しようという試みが、浦東陸家嘴の住宅地で行われている。上海市でも始めての試みだ。
 これは、上海市園林科研究所と上海師範大学が共同で行っている研究で、異なった植物が人体に対して異なった作用を及ぼすという点に着目したも。そこで、植物を五行説の分類法をつかって分類し、住民は自分の健康状態などに合わせてその場所で運動などを行う。
 中医学の五行説では、心は火に、肝は木に、脾は土、肺は金、腎は水に即すると考えられている。植物や動物など生薬として使われる材料も、その性質にあわせて五行説に分類され、臨床で応用する際の一つの判断基準となる。そこで、この住宅地では金に属する植物として銀杏や雪松を、水に属する植物として杜仲、桂花、女貞を、心に属する植物として柿・羅漢松、山茶を、肝に属する植物として楊樹、脾に属する植物として棗などを選んだ。
 住民に中医学の理論に親しんでもらうだけでなく、健康増進に役立てることができるため、今後も広めて行きたいとしている。 

出典:青年報 2005年9月14日 
担当:山之内 淳


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