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エイズ治療薬分野での中国の中医学の取り組み
北京で開催された中国国家「十五」重大科学技術成果展において、中国が重点的プロジェクトとして行っているエイズ治療薬における中医学の研究成果について、現在までの進行状況が公開された。
現在、中国ではエイズ治療のための3類の新薬のうち、西洋新薬の開発のほかに、中成薬の開発が行われている。一番早く研究に取り組んでいる「唐草片」では、すでに臨床試験が行われているほか、エイズウイルスの複製を抑えることが確認されている。
また、中国とタイ両国が国家プロジェクトとして行っている中成薬、「復方SH」の研究では、現在第3期の臨床試験が完了し、エイズウイルスを抑制し、ウイルスを殺傷する効能があることが確認された。さらに、西洋薬と併用すると、副作用が低減されることもわかっている。すでにこの処方は、タイの衛生部の新薬証書を取得し、市場にも出回っている。
出典:新華社 北京 2005年9月20日
担当:岸田 賢治
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