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上海中医薬大学と中国科学院上海生命科学研究院が合作へ
9月21日、上海中医薬大学と中国科学院上海生命科学研究院が合作関係を築くことで同意し、上海中医薬大学で調印式が行われた。
上海中医薬大学では、中医薬理論の研究・薬物の臨床研究・老中医たちの経験などが優位である一方、中国科学院上海生命科学研究院では、生薬に含まれる有効成分の分離、鑑定、選別、薬理研究などに実績があり、お互いが協力関係を結ぶことにより、不足部分を補うことができるとしている。また生物学など現代科学の立場から中医理論の研究を行い、中医学の現代化・国際化に貢献できるものと期待されている。
一方で、上海中医薬大学では、生薬標準化研究センター・中医学情報と科学技術研究センター・中医臨床評価研究センター・中医方証と系統生命学センターなど5つのセンターのほかに、中国教育部の重点実験室である「中薬標準化実験室」や、現在整備が進められているE-研究院構想プロジェクトが進められおり、人材育成や基礎研究の充実に役立つものと期待されている。将来は両者共同の実験室なども設立したいとしている。
出典:2005年9月25日 中国中医薬報
担当:岸田賢治
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