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中国の宇宙開発でも中医学を活用
中国では2回目の有人ロケット「神舟6号」が無事打ち上げられた。華やかしい宇宙開発の舞台裏で、実は中医学もいろいろと活用されている。たとえば、宇宙飛行士の健康面でのサポートをする航天員医学監督医学保障研究室には、内科・外科・消毒検疫科のほかにも中医中薬などの学科も含まれている。また、航天員センターには、1998年から「中医茶房」が設置され、訓練中の宇宙飛行士たちにも人気となっている。
中国航天員センターの医監医保の主席医師李勇枝主任によると、中国では宇宙開発の早期段階から、中医学を積極的に活用しているという。とくに放射線による損傷や骨の密度の低下、頭部に血流が集中してしまう症状などで、中薬を利用することで症状を改善できるとしている。また訓練中から宇宙飛行士の体力増進にも中薬は活用されているという。
これから、中国の宇宙開発が進むに従って、宇宙での滞在期間が長くなり、鍼灸や推拿、薬膳などの分野に関しても宇宙空間で積極的に利用していきたいとしている。
出典:新華社北京など 2005年10月13日
担当:山之内 淳
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