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高麗人参で中国に攻勢をかける韓国
日本だけでなく、中国でもテレビドラマを通じて『韓流』ブームを引き起こしている韓国。数年前までは日本のドラマも大陸のテレビで数多く放映されていたが、今は韓国ドラマに押されてしまい、すっかり放映されなくなった。そんな絶好調の韓国が、今度は高麗人参の販売攻勢にかかる。
中国で大人気だった韓国ドラマ『大長今』(チャングムの誓い)にあやかり、ドラマの主人公がよく服用していた薬膳材料の高麗人参を10月から中国で販売することになった。CMではもちろんチャングムを演じたイ・ヨンエを起用し、上海・北京・杭州・広州などの大都市での販売戦略を練る。中国大陸ではじめての「正官庄」人参専門店が10月に北京に開設される。
「正官庄」高麗人参は、韓国の人参公社が扱っている政府的背景のある高麗人参で、韓国で最大のシェアを誇る。毎年韓国で2800トン製造され、そのうち70%は国内で消費されている。北京で店を開設した後は、上海にも店を展開する計画。
高麗人参のライバルは、すでに続々と中国市場に入ってきているアメリカ・カナダ産の西洋参。中国人は中医学の文化的背景があるだけに、こういった生薬を受け入れやすい素地があるため、新たな市場開拓に韓国勢が攻める。(写真は上海南京東路で見かけた高麗人参の巨大看板)
出典:東方早報 2005年10月
担当:岸田賢治
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