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中国で初めて胃癌治療の中成薬が登場
上海市では胃癌が癌死亡者の中で第2位になっており、毎年5000人の割合で増加している。またその半数以上は末期で手術すらできない状態だ。そこで、中医薬を用いた癌治療薬の研究が急務となっており、各中医医院や研究所では重要課題として研究に取り組んでいる。
上海市中医薬科技産業促進センター、上海市中医薬学会、上海市高新技術成果転化センターなどが主催した12月の学術報告会で、中国が知的財産権を擁する中国で始めての胃癌を治療するための中成薬が開発されたことを発表された。消化器系統の癌に関しては今まで治療するための中成薬がなかった。
これまでに、上海・広州・江蘇・浙江など600例に及ぶ臨床試験を行った結果、治療効果などの項目でいずれも中国の国家基準を満たし、抗がん剤と比較しても一定の成果を挙げていることが明らかになった。
50名の専門家たちによって開発されたこの初代胃癌治療用の中成薬は
今後さらに改良を加えられていく見込みだ。
出典:東方早報 2005年12月21日
担当:岸田賢治
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