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血脂を下げる作用がある代表的な生薬
●銀杏・・・中国では有効成分が中成薬に広く応用されている銀杏。主に、血管を拡張し、血液の循環をよくし、心筋の酸素消費量を減らす働きもある。また、脳部の血流を改善するともいわれている。
●決明子・・・中医では清肝明目・宣散風熱・潤腸通便作用がある生薬としてよく用いられるが、主に血脂を下げる作用は有名。主に、コレステロールの吸収を抑える働きがある。
●虎杖・・・中医では利湿化痰の作用がある生薬として有名だが、とくに根・茎に含まれる成分に血脂を下げる働きがあるとして、研究が続けられている。
●丹参・・・古くから中国の西洋医学・中医学で広く使われている。これまでに、血管に血脂が癒着するのを防ぎ、血管をやわらかくする働きがあるほか、冠状動脈を拡張し血流を改善する。また心筋の収縮力を高め、心筋を再生する働きもあるとされている。
●生山楂・・・中国ではお菓子としても多用されるサンザシ。味が非常にすっぱいが、中医学では消食活血化瘀作用があり、コレステロールの排出を促進し、血脂を下げる働きが確認されている。
そのほか、霊芝・三七・首烏・白果・桑寄生・葛根などが血脂を下げる作用がある生薬として有名。
出典:上海中医薬報 2006年1月27日
担当:岸田 賢治
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