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中医学でも、突発的事件が発生したときに対応できるように強化
SARSや鳥インフルエンザなど、突発的に発生した伝染病に対して、中医学が求められるチャンスが増えている昨今、中国国家中医薬管理局では、中医・中西医結合の力を結集して、救急の分野でも活用されるように病院や専門家の整備を進めている。
これまでに、全国に16の中医・中西医結合を導入した伝染病臨床基地を設置したほか、各県クラスの中医病院にも165の救急治療に関連する施設を設置した。
2005年に中国国家中医薬管理局では、『全国中医薬系統応対突発公共衛生事件工作方案』をつくり、県クラス以上の中医スタッフ13000人に対して、伝染病に対する技能・知識訓練を実施した。
鳥インフルエンザに関しても、中国国家中医薬管理局が中医学による治療方案の修正・改定を続けているが、この中でも中医による研究プロジェクトを急遽行っている。特筆すべきことは、ベテラン専門家を中心として、中医薬の中から有効性のある生薬を選択し、具体的な治療方法を提案している点だ。
すでに全国の中医師を中心とした330名の専門家チームが結成されており、今後の研究成果が期待される。
出典:上海中医薬報 2006年2月3日
担当:山之内 淳
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