中医学の東洋学術出版社：中国最新情報

　中医学が盛んな広東省だけに、中医薬の製薬会社などが広東省に少なくない。
　広州税関の統計によれば、2005年に広東省から輸出された中薬製品の輸出額が、2005年に1億米ドルを突破し、全国一になることが分かった。
　
　中薬を輸出する企業は広東省で2004年は462社しかなかったのが、2005年では674社に増加している。

　輸出先は、香港・台湾・日本・東欧などの地区で多く、この4つの地区で、全体の輸出額の93.4%を占める。そのうち、香港が大部分で、93.4%となっている一方、アメリカでは5%に過ぎない。

　また、問題点も明らかになりつつある。まず、中薬に含まれる重金属や残留の農薬の問題やその基準に関して、まだまだ制度が遅れているといわれており、これから早急に制度を整える必要がある。　

出典：羊城晩報　
担当：岸田　賢治