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中国の医師国家試験(中医学)の内容が2006年より大幅改定
中国衛生部医師資格試験委員会が2006年度の中医類・中西医結合類の医師資格大綱を大きく改定した。
2005年度までに行われてきた試験は、実技試験とともに2001年・2002年に制定されたもので、時代の変化とともに、その内容の改正の必要性が叫ばれていた。
今回制定されたのは、『医師資格考試大綱(実技技能試験部分 中医類(中医・中西医結合)2005年版』と『医師国家資格考試大綱(医学総合筆記部分中医類(中医・中西医結合)2005年版』で、その特徴は、中医古典内容・鍼灸分野・医学倫理学分野の拡充となっている。
これまでの試験でも中医古典の内容は出題されていたが、今回の改定では明確に中医古典内容の拡充が叫ばれており、中医学の継承の必要性が再認識されている。
中国の医師資格は、西洋医学・中医学・中西医結合医学に分かれており、それぞれ大学で履修した専攻によって受験資格が与えられる。また、医師資格を取得しても、各地の衛生局に登録しないと医療行為ができないシステムになっている。
出典:新華社 2006年2月
担当:山之内 淳
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