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『中医、中西医結合常見病治療指南』
中華中医薬学会では、2006年3月に『中医、中西医結合常見病治療指南』編纂会議を開き、中国国家中医薬管理局や中華中医薬学会の関係者や専門家ら40人が出席した。
このなかで、中国国家中医薬管理局進める、中医学の標準化構想について取り上げられ、中医学と中西医結合の分野での疾患に対する治療法標準化を重点課題とし、すでに内科分野に関しては、制定作業が行われている。
標準化の作業にあたっては、臨床経験が豊富な医療機関や大学があたり、今後は内科以外の21の科に対しても標準化作業が行われる。中医学基礎理論、歴代医学者の経験をベースに、これまでの治療方法を整理・検証する目的もある。また研究成果も明らかにされてくる。
現在、中国では各地区別に治療規範などが制定されているが、中国全土での標準化に関してはまだ出遅れている。標準化することにより、患者にとってはどこの病院でも効果ある中医治療、中西医結合治療を受けることができ、利便性が高まるほか、医療サイドでも研究を行う際に活用されやすくなる。(写真は上海の標準化規範)
出典:中国中医薬報 2005年4月3日
担当:藤田 康介
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