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魚腥草注射液など7種類の注射剤の使用停止に
中国国家食品薬品監督管理局は、6月1日に魚腥草注射液など7種類の注射液の使用を停止するように通知を出した。今回、使用停止の通知が出された注射剤は、魚腥草注射液や新魚腥草NaCl注射液、新魚腥草素注射液、複方蒲公英注射液、炎毒清注射液、魚金注射液など7種類。
2003年8月に魚腥草注射液に関しては副作用が確認されて、『薬品不良反応信息通報』に掲載され、使用に当たっては使用量や使用範囲、アレルギー問題に厳重に対応するように通達された。
しかし、その後も副作用の報告が絶えず、とくに2006年に入って副作用が頻発していた。症例報告から、アレルギー反応が原因と見られているが、副作用の発生と製造メーカーなどとの関連が見られないところから、魚腥草を含む注射剤の共通の副作用と考えられた。
2003年11月から現在まででも、上海市だけで449例の副作用が報告されている。
なお、今回中国で使用停止になったのは、魚腥草のエキスから作られた注射剤で、生薬が使用停止になったわけではない。
出典:東方早報 2006年6月2日
担当:岸田 賢治
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