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第4回国際中西医結合腎臓病学学術会議が天津で開催される
去る7月26日~28日、中国天津市で第4回国際中西医結合腎臓病学学術会議が開催された。主催は中国中西医結合学会腎臓病専業委員会。今回の学会では、中国全国各地のほかに、日本・韓国・シンガポール・マレーシアなどからも参加者があり、総勢400人の専門家が集まった。
日本からは、新潟大学大学院医歯学総合研究科附属腎研究施設の山本格教授や、高松赤十字病院の沼田明第一泌尿器科部長、香港大学華東医院の盧維基教授なども参加された。
今回の大会では、国内外あわせて550本の論文が集められたが、その範囲は腎臓に関する各疾患や、透析、腎移植など多岐にわたった。
特に、各臨床家の治療経験に関する発表は興味深かった。上海中医薬大学付属龍華医院の陳以平教授、中国人民解放軍総医院陳香美教授、上海交通大学付属瑞金医院の陳楠教授、衛生部中日友好病院諶貽璞教授、天津中医薬大学第一付属医院の黄文政教授などいずれも中国で著名な腎臓病の専門家が発表した。
とくに慢性腎不全の中医弁証論治、慢性腎病の早期診断と中医学による介入方法、難治性の腎臓疾患の中医学的治療について幅広く討論が行われたほか、分会では、糖尿病腎病、難治性腎臓病、透析などのテーマにそって活発な意見交換が行われた。
出典:
担当:山之内 淳
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