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英国で取締りが厳しくなった中薬
イギリス政府は、ここ最近に中医学で用いられている薬の副作用について厳しい調査を行っている。今年に入ってイギリスでは5件の中医薬の関わる重大な副作用が報告されている。この副作用の多くは循環器、もしくは肝臓にかかわるものが中心のようだ。
このような副作用の報告がイギリスでふえだしのたは最近のことで、毎月10件前後ある。そのため、イギリスでは中国から輸入されている中薬とそれに関係する製品の監督を強めている。その中で多いのが中国製中医薬の重金属、殺虫剤、ホルモン剤含有などの問題だ。
イギリスの薬物安全機構では、最近ある薬局でつかわれていた「複方蘆薈膠嚢」の成分検査で、水銀の含有量がイギリスの基準の11.7万倍検出された。結果、監督部門から薬局などが5000ポンドの罰金処分を受けている。
イギリスでは、そのほかに何首烏の輸入を封鎖した。これは、最近一部患者に肝炎や黄疸の症状が見られたため。
薬品と衛生製品監督署によれば、毎年イギリスで30例前後の中薬による副作用が報告されているが、2006年はこれまでに70例の副作用の報告が出ており、数が増加している。その多くが輸入された中薬と関連があるとしている。イギリス衛生部門では、警察と協力して、イギリス国内に急増している中薬商店に取り締まり強化に動き出した。
出典:羊城晩報 2006年8月15日
担当:山之内 淳
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