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「秘方」ははたして「秘方」か?
中国でよくいわれるのが「秘方」といわれる公開されない処方。とくに中医学の処方ではよく出くわす厄介な問題だ。これに対して、中国政府も頭を悩ませているのも確かだ。 たとえば、外用薬に使われる膏薬も先祖代々から伝わる秘密の処方ということで、成分の公開を拒まれることが多い。
これら病院の対応に、上海市衛生局は「医師がさまざまな理由をつけて、処方を公開しないで患者に与えることは、『医療診療常規』に反する」として厳しい態度でのぞんでいる。もし医師がいかなる理由でも処方の公開を拒んだ場合は、患者は病院・衛生局・衛生監督局に訴えてもよいとしている。
一方で、医師は自分のオリジナルの処方が外に漏れることを一番恐れている。中医学の方剤などオリジナル処方に関しては、関係機関は法律的手段で知的所有権を守れるように手続きを踏むようにすべきだとしている。
出典:新聞晨報 2003年12月10日より抜粋
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