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中医針灸治療の一部がドイツの公的医療保険適用に
ドイツの衛生部門は、慢性的な腰椎・脊椎と膝関節の痛みに対して、中医針灸治療を保険適用にする方針を固めた。
これまでに、ドイツの医師と医療保険連邦共同委員会がドイツの衛生部門に針灸治療の保険適用に関する建議を提出し、委員会内で討論が繰り返されていた。その結果、これまでの臨床効果による研究から、特に針灸治療による慢性的な腰椎・脊椎及び膝関節の痛みに対して、効果が明らかであるとし、その治療効果を認める方針を打ち出した。
ただ、偏頭痛など頭痛の治療に関しては、まだ針灸治療による効果は結論が出されていないとして、ドイツの衛生部門では引き続き研究が行われることとなった。
これまで、ドイツでの針灸治療は、一部民間の医療保険会社が比較的高い掛け金の前提で、保険治療を行ってきたが、一般の針灸治療は患者自己負担となっていた。今回のドイツ衛生部門の決定は、ドイツの針灸界にとっては大きな前進といえよう。
出典:中国中医薬報 2006年7月10日
担当:山之内 淳
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