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中医臨床 通巻177号(Vol.45-No.2) 特集/コモンディジーズの中医治療―発熱―

中医臨床 通巻177号(Vol.45-No.2)特集/コモンディジーズの中医治療 ―発熱― 中医学的アプローチを把握して治療の幅をひろげる
【特集】コモンディジーズの中医治療 ―発熱―

発熱は臨床現場で最も頻度の高い主訴の1つで,その原因は多岐にわたる。中医学では発熱を大きく外感によるものと内傷によるものに分ける。外感によるものは,六淫外邪あるいは疫癘が肌表を襲い邪正闘争によって発熱が起こり,主に六経弁証や衛気営血弁証により鑑別・治療が進められる。一方,内傷によるものは,情志・飲食・疲労などの内因によって気血陰精の虧虚や臓腑機能の失調を招き引き起こされる。外感発熱は『傷寒論』や温病学を有する中医学が得意とする分野であるが,本特集では不明熱を始め,治療に難渋することが多い内傷発熱にスポットを当てた。とりわけ気虚・陰虚・陽虚の発熱とその治療には中医学のもつユニークな生理・病理観が反映されており,ぜひとも理解を深めておきたい。

定価 : 本体1,600円+税


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本号の主な内容

【特集/コモンディジーズの中医治療 ―発熱―】
  ■[わかりません経方医学]麻黄湯(灰本元ほか)
  ■[中医診察ナビ]新型コロナ感染後の体重減少治療
   (丁元慶)
  ■[杏林春秋]倦怠感・頭蒙感(brain fog)・記憶障害
   に対し達原飲加味にて軽快に至った4症例(岡﨑弘泰)
  ■[杏林春秋]胎毒治療から生命観をさぐる(足立繁久)
  ■[仮免鍼灸]痰湿論(北上高史)
  ■[近況雑感]爪甲剥離症(浅川要)



目次

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◆特集/コモンディジーズの中医治療 ―発熱―
 ・リード/編集部
 ・概説/プライマリ・ケアにおける内傷発熱を中心とした漢方(田中耕一郎)
 ・概説/発熱のしくみ ~主に内傷発熱について~(篠原明徳)
 ・症例報告/非結核性抗酸菌症での頻繁な発熱の症例(木田正博)
 ・症例報告/陰盛格陽の発熱に対し火神派的漢方治療を用いて治癒した一症例(伊賀文彦)
 ・中国経験/方邦江教授による不明熱に対する治療経験(彭偉ほか)
 ・鍼灸症例/内傷発熱に対する鍼灸治療(崔衣林)
 ・薬局漢方/発熱の訴えに薬局漢方ができること(毛塚重行)

*わかりません経方医学/麻黄湯(灰本元ほか)
*新・方剤学~方剤分類と方意~/第27回/“通”の治法⑤(加島雅之)
*中医診察ナビゲーション◇難治性疾患の弁証論治/健脾・補肺・益腎による新型コロナウイルス感染後の体重減少治療(丁元慶)
*銀座煎じ研究会/症例カンファレンス/第25回/性器ヘルペス(田中耕一郎ほか)
*杏林春秋/倦怠感・頭蒙感(brain fog)・記憶障害に対し,達原飲加味にて軽快に至った4症例(岡﨑弘泰)
*ショートレクチャー/漢方行動・性格心理学/第9回/肝うつと外風(石川利博)
*ニッポンの漢方薬局を訪ねる㉘/漢方 田中薬局/実体験を通して学んだ中医学を実践(田中裕美/[聞き手]猪越英明)
*シリーズ/中薬配方顆粒/第4回/中薬配方顆粒と煎じ薬の臨床効果(編集部)
*乾くんの教えて!望・聞・問・切診/第19話/問診⑤睡眠と二便を問う/前編(石井尊子)

*弁証論治トレーニング122〈繰り返すめまいと耳鳴り〉(滝沢健司)
 ・回答へのコメント(高橋楊子・呉澤森)
 ・次回出題(呉澤森)

*杏林春秋/胎毒治療から生命観をさぐる ―日本の医学文献から・用薬治療編―(足立繁久)
*鍼灸症例/針治療で胎児巨大大槽に効果がある可能性が示唆された一症例(長森夏弥子)
*仮免鍼灸臨床からの脱皮/その58/「痰証と湿証」を考える/痰湿論(北上貴史)
*鍼灸百話/第61話/肝経の経脈病証構築の試み(篠原昭二)

*近況雑感/爪甲 ①爪甲剝離症(浅川要)
*REPORT/「第7回日中中医学シンポジウム」参加報告(瓜生ゆかり)
*未病を治す知恵59/現代中医学で画期的な科学技術成果15選~その②~(藤田康介)
*REPORT/浅川ゼミ会特別講演/北辰会方式の鍼灸治療(戸倉敬介)


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