中医学の東洋学術出版社:『中医臨床』
メール配信登録
会社案内・採用情報
中医学Q&A
リンク・常備店
お問い合せ
サイト内キーワード検索
書籍のご案内
『中医臨床』
»
最新号
»
バックナンバー
»
バックナンバー一覧表
» 正誤表
»
年間購読申込み
»
投稿規定
»
『中医臨床』について
»
『中医臨床』チラシ
»
電子版一覧
『中医臨床』プラス
研究会・講演会情報
中医治療家ネットワーク
中医学年表
お知らせ
お問い合せ
東洋学術出版社
〒272-0021
千葉県市川市八幡
2-16-15-405
販売部
TEL:047-321-4428
FAX:047-321-4429
編集部
TEL:047-335-6780
FAX:047-300-0565
HOME
>
『中医臨床』
>
バックナンバー
>
中医臨床 通巻140号(Vol.36-No.1)
特集/難病治療のカギ「痰」とその治療
▼『中医臨床』
«
『中医臨床』 トップに戻る
中医臨床 通巻140号(Vol.36-No.1)
特集/難病治療のカギ「痰」とその治療
特集/難病治療のカギ「痰」とその治療
痰によって引き起こされる疾患は多種多様で,しかも複雑なものが多いことから,「百病の多くは痰によりて祟と作す」「怪病(原因のよくわからない病気)に痰多し」といわれる。とりわけ無形の痰は,複雑な疾患を広範に引き起こすことから,「変幻百端なり」と表現される。
痰は,主に治節を主る肺,運化を主る脾,開闔を主って腎陰・腎陽を有する腎の機能が失調すると形成される。その他に肝気鬱結によって生じた火が津液を煮詰めて痰を形成するケースがあるほか,形成された痰は気の動きとともに移動するため,肺・胃・心竅・肝・腎・経絡などに達して各部位に応じた証に変化する。そのため単に去痰薬を使えばよいというわけにはいかない。病機を把握して証候を弁別することが大切である。
今号では,本誌の「中医診察ナビゲーション」で連載中の山東中医薬大学の丁元慶教授に,痰の概念とその治療についてコンパクトに概説していただいた。
痰証の治療では周仲瑛・朱良春という2人の国医大師の経験を,また高齢者は痰証を生じやすいため老年疾患に対する治療経験を中国の文献からそれぞれ紹介した。特に2人の国医大師からは単純な化痰法ではない「痰を見ても痰を治さず」の方法が示され弁証論治の妙味をあじわえる。また日本からは「怪病有痰」の治療経験を田中耕一郎先生に,漢方エキス製剤を用いた小児の痰証治療経験を渡邊善一郎先生にそれぞれ報告していただいた。病因別特集の第2弾!
定価 : 本体1,571円+税
ご購入はこちらから
▼
東洋学術出版社 公式オンラインショップ
本号の主な内容
【特集/難病治療のカギ「痰」とその治療】
■[巻頭インタビュー]中医学と日本漢方に違いはない(三浦於菟)
■[インタビュー]中西医結合で膜性腎症治療に光(陳以平)
■[中医ニュース]西アフリカ・シエラレオネで中医がエボラ出血熱を治療(杜寧)
■[興味深い論文]五運六気から六経弁証を読み解く(顧植山)
■[興味深い論文]教科書の「配穴方法」に異議あり(劉陽陽)
本号の読みどころ
←左のアイコンまたは各タイトルをクリック
■ニッポンの中医臨床。
中医学と日本漢方に違いはない(三浦於菟)
■腎疾患治療で世界をリード。
中西医結合で膜性腎症治療に光(陳以平)
■エボラ出血熱に中医学が挑む。
西アフリカ・シエラレオネで中医がエボラ出血熱を治療(杜寧)
■今,なぜ運気学説なのか。
六経弁証を五運六気から読み解く(顧植山)
目次
⇒目次をPDFで見る
巻頭インタビュー
ニッポンの中医臨床 三浦於菟先生に聞く
中医学と日本漢方に違いはない
両方を学び,江戸時代の医書を読み,江戸時代の医師を目指そう(編集部)
インタビュー
上海中医薬大学龍華医院・陳以平教授に聞く
中西医結合で膜性腎症治療に光(編集部)
◆
特集/難病治療のカギ「痰」とその治療
リード(編集部)
概説/痰の概念とその治療(丁元慶)
治療/国医大師・周仲瑛教授の痰病治療(趙恵ほか)
治療/国医大師・朱良春教授の「見痰休治痰」理論の臨床応用(何迎春)
治療/王平教授の補腎化痰による老年疾患治療(張書ほか)
臨床報告/「怪病有痰」の治療経験(田中耕一郎)
臨床報告/漢方エキス製剤による小児の痰病治療(渡邊善一郎)
*中医診察ナビゲーション◇難治性疾患の弁証論治
清熱化痰・涼肝熄風による群発頭痛(痰熱生風)治療(丁元慶)
*漢方エキス製剤の中医学的運用
不眠と出血があるうつ病患者への加味帰脾湯の役割(河﨑文洋ほか)
*杏林春秋/経方医学による皮膚疾患治療〈後篇〉(江部洋一郎)
*中医ニュース/西アフリカ・シエラレオネで中医がエボラ出血熱を治療(杜寧)
*興味深い論文/五運六気から六経弁証を読み解く(顧植山)
*興味深い論文/盗汗はすべてが陰虚にあらず(劉旋)
*興味深い論文/苦寒薬の薬効と弊害〈前篇〉(李玉潔ほか)
*脈学の新展開/系統弁証脈学/第3回
系統弁証脈学の臨床応用と実践(史俍元ほか)
*中医病証の源流考/第5回/水気病〈前篇〉(姜徳友ほか)
*内経入門/第13回/心の働きってなに?(斉藤宗則)
*名医の養生道/前篇/李時珍と朱丹渓の養生(楊璞)
*未病を治す智恵22/雲南省大理州で見つけた薬食同源の暮らし(藤田康介)
*弁証論治トレーニング/85〈痔による肛門部の激痛と出血〉(呉澤森・高橋楊子)
*穴性論/いま,穴性を問う ~日本の臨床に適合した穴性構築に向けて~
第13穴/神門(金子朝彦・岩渕浩司・田辺義典・髙士将典・李昇昊)
*興味深い論文/エビデンスにもとづく足三里・支溝穴の効能〈後篇〉(渡邉大祐)
*李式伝統鍼灸日本実践検討会優秀症例報告
李式伝統鍼灸(李世珍の鍼)を用いた肩関節周囲炎に対する治療の1例(石松祐幸)
*興味深い論文/教科書の「配穴方法」に異議あり(劉陽陽ほか)
*仮免鍼灸臨床からの脱皮/その21
「咳嗽=肺」を検証する/イコール暗記の落とし穴~「咳嗽=肺」は臨床で使えるか~(近江國宏)
*鍼灸百話/第24話/肺兪の熱痛感覚が消失した頻発咳嗽の症例(篠原昭二)
*近況雑感/東京中医鍼灸センター(浅川要)
*リポート/2016年のWFAS学術大会は東京/つくばで開催/キックオフ・ミーティング開かれる(編集部)
*リポート/認知症患者に寄り添う医療・介護連携型の鍼灸専門人材の育成(編集部)
*書籍紹介/『黄帝医籍研究』(真柳誠著)
*書籍紹介/『痛みの症状別針灸治療』(賀普仁編著)
ページトップへ戻る