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中医臨床 通巻138号(Vol.35-No.3) 特集/鍼薬併用

中医臨床 通巻138号(Vol.35-No.3)特集/鍼薬併用 特集/鍼薬併用
「鍼灸をして薬を用いなかったり,薬を用いるが鍼灸をしなかったりするのは良医とはいえない。……鍼を知り,薬を知ってこそ良医である」
孫思邈は『備急千金要方』の中でこういって,鍼と薬を両方使えることが良医の条件であることを示した。古代の文献を紐解けば,鍼と薬を併用した医家の記録をたくさん目にすることができる。歴代の医家は鍼と薬をともに用いて治療を行ってきたのである。
ところが近年,中国でも学科の分化が進み,薬物治療と鍼灸治療とが分離したような状況になっているという。しかし本来,薬物治療と鍼灸治療は中医学の内治と外治の違いに過ぎない。それぞれの特徴を活かして,必要に応じて使い分けたり,一緒に用いたりするものである。
今号では,鍼薬併用で有名な上海の老中医・秦亮甫先生(仁済医院)のインタビューをはじめ,「古代における鍼薬併用の認識と方法」「鍼薬併用治療における鍼と薬の関係」の2題の論文を翻訳掲載した。さらに日本における,鍼薬併用の現状について,東北大学の関隆志先生に,同病院における鍼薬併用の取り組みの経験をもとに,日本において鍼薬併用療法を行う際のポイントや,鍼薬併用療法がもたらす効果についてご紹介いただいた。

定価 : 本体1,571円+税


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本号の主な内容

【特集/鍼薬併用】
■[日中経方サロン]日本漢方と中医学の思考法(黄煌)
          日中の方証相対の異同(加島雅之)
■[脈学の新展開]系統弁証脈学の特徴と価値(呉慧慧・斉向華)
■[インタビュー]現代中医鍼灸の復興に力を尽くした陸瘦燕(陸焱垚)
■[名医の経験]李鼎教授の経絡弁証施治の特色(陳端瑩)
■[周楣声の鍼灸弁証]鍼灸弁証と湯液弁証の相似と相違(周楣声)

bird.jpg本号の読みどころ

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■日中経方サロン」コーナー開設。
 日本漢方と中医学の思考法(黄煌)
 日中の方証相対の異同(加島雅之)


■脈学の新展開。
 系統弁証脈学の特徴と価値(呉慧慧・斉向華)
 伝統脈学と系統弁証脈学(呉暁迪・勝晶)


■現代中医鍼灸の足跡をたどる。
 現代中医鍼灸の復興に力を尽くした陸瘦燕(陸焱垚)


■経絡学の大家が実践する鍼灸臨床とは。
 李鼎教授の経絡弁証施治の特色(陳瑞瑩ほか)

目次

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◆特集/鍼薬併用
 リード/「鍼を知り,薬を知ってこそ良医である」(編集部)
 インタビュー/上海交通大学医学院附属仁済医院・秦亮甫教授に聞く/
   「一鍼,二灸,三服薬」国医大家の鍼薬併用(編集部)
 臨床経験/痿証に対する秦亮甫教授の鍼薬併用(劉艶艶ほか)
 史料研究/古代における鍼薬併用の認識と方法(王耀帥ほか)
 総説/鍼薬併用における鍼灸と中薬の関係(韓彬)
 日本の現況/日本における鍼薬併用療法の現状と意義(関隆志)

日中経方サロン「読みどころ」を見る
 *論考/日本漢方と中医学の思考法(黄煌)
 *論考/日中の方証相対の異同(加島雅之)


中医診察ナビゲーション◇難治性疾患の弁証論治
 清熱利湿・活血熄風による湿熱に瘀を兼ねた片頭痛治療(丁元慶)

杏林春秋
 *五行理論について<10>[最終回]
   ~五行と五臓の相互関係―脾腎同病~(土方康世)
 *心下痞・心下痞の頻度・虚実および心下圧痛との関係(脾胃の研究Ⅳ)(川又正之)
 *経方医学臨床録〈12〉(江部洋一郎)

脈学の新展開「読みどころ」を見る
  *系統弁証脈学/第1回 系統弁証脈学の特徴と価値(呉慧慧・斉向華)
  *伝統脈学と系統弁証脈学(呉暁迪ほか)


中医病証の源流考/第3回/汗証(姜徳友ほか)
中医精神科学/第7回/中医心理治療(王彦恒)
内経入門/第12回/蔵府って何?(斉藤宗則)
未病を治す智恵⑳/夏の刮痧(藤田康介)

弁証論治トレーニング83/大腸がん術後の頻便としぶり腹(呉澤森・高橋楊子)

INTERVIEW/上海中医薬大学附属龍華医院・陸焱垚先生に聞く/
  現代中医鍼灸の復興に力を尽くした陸瘦燕(編集部)
「読みどころ」を見る

名医の経験/李鼎教授の経絡弁証施治の特色(陳端瑩ほか)「読みどころ」を見る
周楣声の鍼灸弁証[後篇]/鍼灸弁証と湯液弁証の相似と相違(周楣声)
穴性論/いま,穴性を問う~日本の臨床に適合した穴性構築に向けて~
  第11穴/関元(金子朝彦・岩渕浩司・田辺義典・髙士将典・李昇昊)

特別寄稿/薬性と穴性(前篇)(何金森)

症例報告/尿閉症に対し鍼と推拿を用いて全治した1例(王霊芝ほか)
仮免鍼灸臨床からの脱皮/その19
  「夜間痛」を検証する/血瘀と夜間痛(北上貴史)
鍼灸百話/第22話/歯槽膿漏による歯茎の痛み(篠原昭二)
近況雑感/胞脈(胞絡)について考える(浅川要)

*書評/書を手に,ケースカンファレンスをしよう/
   『問診のすすめ』(金子朝彦・邱紅梅著)(石川家明)
読者の声/『経穴の臨床実践 40穴の徹底活用術』への声
*書籍紹介/『生薬春秋』(伊藤敏雄著)
        『家庭で楽しむ薬膳レシピ』(辰巳洋監修)

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