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中医臨床 通巻135号(Vol.34-No.4) 特別連載/産婦人科疾患①
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【特別連載/産婦人科疾患①】
様々な臨床科のなかで,婦人科は最も漢方薬が頻用される分野であろう。歴史的にみても,すでに『金匱要略』には婦人に関する条文が記載され,温経湯・桂枝茯苓丸・当帰芍薬散など現代でも使用される方剤が確立している。また孫思邈は『備急千金要方』で婦人病を最初に置き,女性の特徴を理解して治療するよう述べている。
このように中医婦人科学は長い伝統をもつが,現在の日本においては,現場の産婦人科医を中心に,おもにエキス剤を中心とした漢方治療が行われている。
そこで今号では,婦人科疾患に対する西洋医学の現状と中国伝統中医学の考え方を提示したうえで,さらに日本の婦人科医療の現場の感覚・意見をまとめた。今回はまず女性の女性たる最も基本的な問題,すなわち月経の問題を中心に,月経異常・月経関連不定愁訴・更年期障害を取り上げる。 |
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本号の主な内容
【特別連載/産婦人科疾患①】
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■[中国リポート]地域医療に浸透する中医学~社区篇~(編集部)
■[杏林春秋]掌蹠膿疱症と潰瘍性大腸炎の相関性について(猪越恭也)
■[困っている症例]上半身のほてり・めまい(高橋楊子)
■[インタビュー]ツボの主治症表記の標準化と鍼灸の弁証論治(黄龍祥)
■[寄稿]刺鍼による脳血管障害治療は本当に有効か?(朱明清ほか)
■[近況雑感]背部兪穴の刺鍼法(浅川要)
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目次⇒目次をPDFで見る
巻頭企画/中国リポート/地域医療に浸透する中医学/社区篇(編集部)
特別連載/医学生のための漢方医学[臨床篇]産婦人科疾患①
(『医学生のための漢方医学』【臨床篇】編集委員会)
◆総 論/月経にかかわる疾患に対する中医学の考え方
◆各 論/月経異常
◆各 論/月経関連不定愁訴(月経困難症・月経前症候群)
◆各 論/更年期障害
*中医診察ナビゲーション◇難治性疾患の弁証論治
益気昇清・養陰生髄・化痰活血による頑固な眩暈治療(丁元慶)
*興味深い論考/虚労による心身症状と肝・胆・心の弁証〈後篇〉(木田正博・矢田修)
*興味深い論考/麻黄升麻湯・乾姜黄芩黄連人参湯・升麻鱉甲湯について〈後篇〉
(江部洋一郎・宗本尚志・田川直洋ほか)
*困っている症例/上半身のほてり・めまい(アドバイザー:高橋楊子)
*杏林春秋/五行理論について<7>
~五行と五臓の相互関係――肝肺同病~(土方康世)
*杏林春秋/掌蹠膿疱症と潰瘍性大腸炎の相関性について
―中医学による考察と中医方剤の選び方―(猪越恭也)
*中医精神科学/第4回/精神疾患の弁証論治/癲証(王彦恒)
*舌診の成り立ち/第6回/内傷病への舌診の展開〈2〉~臓腑との結びつき~(梁嶸)
*運気論から傷寒六経を読み解く/第3回/五運六気で厥陰病を解読する(田合禄)
*傷寒論歴史考7/宋本『傷寒論』台湾故宮本簡考〈後篇〉(銭超塵)
*内経入門/第10回/蔵象ってなに?(斉藤宗則)
*未病を治す智恵⑰/大気汚染のなかで過ごす上海市民(藤田康介)
*リポート/第3回日本中医学会学術総会(編集部)
*INTERVIEW/中国中医科学院針灸研究所/黄龍祥先生に聞く
ツボの主治症表記の標準化と鍼灸の弁証論治(【聞き手】編集部)
*穴の主治と弁証論治/前篇/腧穴主治の表記を標準化する(黄龍祥)
*弁証論治トレーニング80/咽喉腫痛・両耳の中が痛痒い(高橋楊子・呉澤森)
*リポート/2013年秋,「神針の朱」来日!
朱氏頭皮針京都講演会(編集部)
朱氏頭皮針講習会(金崎祥子)
*寄稿/刺鍼による脳血管障害治療は本当に有効か?(朱明清・蕭慕如)
*穴性論/いま,穴性を問う/~日本の臨床に適合した穴性構築に向けて~
第8穴/湧泉(金子朝彦・岩渕浩司・田辺義典・髙士将典・李昇昊)
*第3回李式伝統鍼灸日本実践検討会〈優秀症例報告〉<br />
心脾両虚型鬱証に対して李式伝統鍼灸(李世珍の鍼)を用いた鍼灸治療の一例(久和康一)
*近況雑感/背部兪穴の刺鍼法(浅川要)
*中医鍼灸研修生奮闘記
弁証論治の真髄!遠隔取穴による針灸治療の速効性!!(米谷友佑)
*仮免鍼灸臨床からの脱皮/その16/「腎精不足」を検証する
終末期における腎精不足(内山実)
*鍼灸百話/第⑲話/陰(五臓)の病は陽(背部兪穴)に行く!?
(『難経』六十七難)(篠原昭二)
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