本号の主な内容
【特集/虚証と補剤】
[補剤の効果的運用・虚証の概念・方剤の薬理学的研究・
いろいろな単味補藥・針灸・食養]
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■21世紀の漢方を考える/
「東静漢方,日本漢方と中医学と」(中川良隆)
■[連載]尤在涇の医案を読む(黄煌)
■弁証論治トレーニング/「潰瘍性大腸炎」
■「『傷寒論』研究の歴史的変遷」(黄煌)
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目次
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【特集/虚証と補剤】
* 補法と補薬の効果的な使い方(郭維琴)
* 脾虚証の科学的研究から(王建華)
* 中国における補剤処方の研究(張昱)
* 単味補益薬の研究と応用(邱静宇)
* 刺針治療による補法と刺針手技量学(劉公望)
* 薬補は食補に及ばず(和田暁)
* 尤在涇の医案を読む<1>桂枝湯加味(黄煌)
* 東静漢方,日本漢方と中医学と(中川良隆)
* 深く印象に残っている症例/理気剤で軽快したMeige症候群の1例
(吉富誠)
* 症例リポート/黄耆大量療法が著効し,寛緩導入できたネフローゼ
症候群の一例(川又正之)
* 弁証論治の実力アップコース<3>眩暈の弁証治療(劉桂平)
* 方剤解説<3>苓桂朮甘湯(小金井信宏)
* 病態生理から見る症候鑑別学<1>疲れやすい(仙頭正四郎)
* 訪問記/台湾の中医診療を見て(楊志成)
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注目したい論文/「『傷寒論』研究の歴史的変遷」(黄煌)
* 針灸質問コーナー/
・水穀の精微と水穀の精気(関口善太)
・髄について(岩井祐泉)
・なぜ大杼穴は八会穴の骨穴なのでしょうか(浅川要・池田政一)
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弁証論治トレーニング<29>潰瘍性大腸炎
・回答へのコメント(呉澤森・高橋楊子)
* 中医鍼灸学を臨床に活かすために<9>臨床的補瀉論(金子朝彦)
* 中医針灸/臨床入門講座<3>(呉澤森)
* 印象に残る症例/アレルギー性皮膚炎(渡辺明春・時田茂生)
* 清熱解毒鍼法(連載1)(藤本蓮風)
* 針灸家訪問/中国針を専門に30年,難病治療で成果―今井絹子さん
(谷田伸治)
* 中医留学の思い出/老中医から学んだこと(杉之原 条司)
*―*―* ここに注目! *―*―*
83号まで,『中医臨床』の特集は,主として「疾患名」を中心に弁証論治の手順を解説する方針をとってきたが,84号からは,臨床に直結した「方剤名・生薬名・証候名・治法」をテーマに特集を組むことにした。最初が本題の「虚証と補剤」。