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3)鍼灸 アーカイブ

2006年11月17日

[図でわかる] 中医針灸治療のプロセス




凡例

Ⅰ.内科
  1 感冒
  2 咳嗽
  3 哮喘(喘息発作)
  4 肺癆(肺結核)
  5 瘰癧(頸部リンパ節腫脹)
  6 胃痛(心窩部痛)
  7 嘔吐
  8 吃逆(しゃっくり)
  9 噎膈(嚥下障害)
  10 腹痛
  11 泄瀉(下痢)
  12 痢疾(膿血性下痢)
  13 便秘
  14 脱肛
  15 黄疸
  16 脇痛
  17 鼓脹(腹部膨隆)
  18 頭痛
  19 眩暈(めまい)
  20 胸痹(胸のつかえと痛み) 
  21 不眠 
  22 驚悸(動悸) 
  23 鬱証(情緒不安定) 
  24 面癱(顔面神経麻痺) 
  25 顔面痛 
  26 中風(脳血管障害) 
  27 消渇(糖尿病) 
  28 痿証(筋に力が入らない) 
  29 痹証(リウマチ性関節炎) 
  30 水腫(浮腫) 
  31 淋証(排尿異常) 
  32 癃閉(小便が出にくい) 
  33 遺精(夢精) 
  34 陽萎(勃起不全) 
  35 落枕(寝違え) 
  36 漏肩風(五十肩) 
  37 捻挫 
  38 腰痛 

Ⅱ.外科
  1 乳癰(乳房の腫れと痛み) 
  2 乳癖(乳房の腫瘤) 
  3 癭気(甲状腺の炎症)
  4 腸癰(虫垂炎)
  5 痔瘡 
  6 疔瘡(できもの) 
  7 纏腰火丹(帯状疱疹) 
  8 湿疹 
  9 風疹(じんましん)
  10 牛皮癬(皮膚の肥厚) 
  11 斑禿(円形脱毛) 
  12 脱疽(壊疽) 
  13 扁平疣贅(いぼ) 

Ⅲ.婦人科
  1 希発月経(月経周期の延長) 
  2 頻発月経(月経周期の短縮) 
  3 月経不順(月経周期の不定) 
  4 崩漏(不正性器出血) 
  5 月経痛 
  6 無月経 
  7 更年期障害 
  8 帯下の異常(おりもの) 
  9 陰痒(陰部の?痒) 
  10 陰挺(子宮下垂) 
  11 不孕(不妊) 
  12 妊娠悪阻(妊娠嘔吐)
  13 産後腹痛
  14 産後血暈(産後のめまい)
  15 欠乳(乳汁分泌不全)

Ⅳ.小児科
  1 疳積(小児の栄養失調)
  2 小児泄瀉(小児の下痢)
  3 小児遺尿(夜尿症)

Ⅴ.五官科
  1 目赤腫痛(目の充血・腫れ・痛み)
  2 麦粒腫(ものもらい)
  3 迎風流涙(風に当たると涙が出る) 
  4 近視
  5 斜視
  6 色覚異常
  7 耳鳴・耳聾
  8 眼瞼下垂
  9 鼻淵(蓄膿症)
  10 鼻衄(鼻出血)
  11 咽喉腫痛(のどの腫れ・痛み)
  12 歯痛

付録 1 針灸穴位作用分類
付録 2 針灸穴位主治分類
付録 3 本書の施術法の紹介

訳注一覧


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[症例から学ぶ]中医針灸治療


出版にあたって

はじめに

本書を読むにあたって

1  内科

 1.感冒
 2.中暑〔日射病〕
 3.肺咳〔肺経の損傷からくる咳〕
 4.哮病〔発作性の喘鳴を伴う病症〕
 5.呃逆〔しゃっくり〕
 6.胃脘痛〔上腹部痛〕
 7.嘔吐
 8.腹痛
 9.泄瀉〔非細菌性・非伝染性の下痢〕
 10.痢疾〔赤痢〕
 11.便秘
 12.脱肛
 13.脇痛
 14.胸痺〔胸背部痛〕
 15.心動悸〔心悸亢進の激しい病症〕
 16.不寐〔不眠〕
 17.癲狂〔統合失調症などの精神障害〕
 18.癇病〔てんかん〕
 19.癃閉〔排尿障害〕
 20.遺精
 21.頭痛
 22.眩暈〔めまい〕
 23.中風
 24.面風痛〔顔面痛〕
 25.痺病〔邪気が内臓の経絡を塞ぐために起こる病症〕
 26.痿病〔四肢が萎縮し,筋肉が麻痺するなどの病症〕
 27.腰痛


2  婦人科

 1.痛経〔月経困難症・月経痛〕
 2.閉経〔無月経〕
 3.崩漏〔機能性子宮出血〕
 4.帯下
 5.胎位不正〔胎位異常〕
 6.産後の腹痛〔後陣痛〕
 7.欠乳〔産後の乳汁不足〕
 8.陰挺〔子宮脱〕
 9.不孕〔不妊症〕


3  小児科

 1. 百日咳
 2.疳病〔小児の慢性栄養不良〕
 3.小児驚風〔小児のひきつけ〕
 4.乳幼児の腹瀉〔下痢〕
 5.痄腮〔流行性耳下腺炎〕


4  外科

 1.乳癰〔急性乳腺炎〕
 2.乳癖〔乳腺腫瘍〕
 3.癭気〔甲状腺腫〕
 4.痔病
 5.腸癰〔急性虫垂炎・虫垂周囲膿瘍などの疾患〕
 6.扭傷〔捻挫〕
 7.風疹
 8.油風脱髪〔脱毛症〕
 9.牛皮癬〔乾癬〕


5  五官科

 1.天行赤眼〔急性伝染性結膜炎〕
 2.針眼〔麦粒腫〕
 3.近視
 4.暴盲〔突発的な視力の低下あるいは失明〕
 5.聾唖
 6.膿耳〔化膿性中耳炎〕
 7.鼻淵〔副鼻腔炎〕
 8.乳蛾〔扁桃炎〕
 9.喉喑〔喉頭部疾患による失声〕


6  急症

 1.高熱
 2.痙病〔牙関緊急・弓なり緊張などを伴う熱性病〕
   厥病〔突然失神する病症〕
 3.脱病〔陰陽気血が大量に損耗した病〕


参考文献

訳者注釈

訳者あとがき

李世珍の針-弁証の針,効かせる技



口絵/大きな足跡を残した中国の針灸名医 1


編集部より/針灸臨床の新しいページを開く
          ―李世珍先生の針がもたらすもの 6


李世珍先生・李伝岐先生のプロフィール 10


第1部

●李世珍先生の針とはどんな針か

●インタビュー/兵頭明先生に聞く

 李世珍先生の大著『常用腧穴臨床発揮』との出会い (編集部)12

●インタビュー/東京中医学勉強会・白川徳仁先生に聞く

 李世珍先生の針灸を学ぶ意義 (編集部) 20

●焦点/李世珍先生の針の特徴とその意義 (白川徳仁) 23

基礎知識1/李氏家伝針灸の特徴 32
基礎知識2/シンボリックな弁証配穴―「補中益気方」と「行気活血方」 34
基礎知識3/李世珍先生の手技のポイント 36

エッセイ/李世珍先生ってどんな人 (北川 毅) 38



第2部
●李世珍先生の針から何を学ぶか

●座談会/李世珍先生の針から何を学ぶか

 白川徳仁・関口善太・新国豊・鎌田剛 44

●何を学ぶか

 李世珍先生の補瀉手技 (新国 豊) 54

 補瀉を決定する根拠は何か (越智富夫) 58

 得気とは何か (白川徳仁) 64

 手技のトレーニング (北川 毅) 70

 李氏家伝針灸の奥義にせまる―質問会リポートより (新国 豊・榎本洋子) 78

 2002年 李世珍先生来日講演・講習会 全記録 88



第3部
●李世珍先生の針は効く!

●リポート/Welcome to Japan! 李世珍・李伝岐先生を迎えて

 中医針灸界の大イベント (編集部) 90

●リポート/李世珍先生の針を実践する鍼灸師――鎌田剛氏 (編集部) 98

●李世珍先生の針を追試して

 岐阜大学医学部での臨床経験 (鎌田 剛) 102

 私の臨床経験 (徳地順子) 108

●追跡 治療経過

 東京中医学勉強会からの報告[1] (白川徳仁) 113

 東京中医学勉強会からの報告[2] (白川徳仁) 118

 神奈川勉強会からの報告 (関口善太) 123

●南陽で研修して

 李世珍老師から学んだこと (野口 創) 130

 少数穴治療 (原 正二) 137

 李世珍先生の針灸をどのように活用するか (井手紀公生) 140



第4部
●李世珍先生からのメッセージ

 風景/李世珍先生がいらっしゃる河南省南陽市とはどんな街か 144

●講演

 李氏家伝針灸の特徴とその手技の習得 (李世珍) 146

 李氏家伝針灸はいかに形成されたか (李伝岐) 156

●文献

 経穴の効能と応用 (李伝岐) 166

 家伝補瀉手技の変遷 (李伝岐) 172

 針灸における弁証論治[総論] (李世珍・李伝岐) 179

 針灸における弁証論治[症例] (李世珍・李伝岐) 193



 編集後記 207


 附録CD-ROMについて 208

針灸二穴の効能[増訂版]


日本語版序 ……呂 玉娥 呂 運東 呂 運権

自序 ……呂 景山

序 ……祝 諶予

序 ……楊 甲三

凡例

増訂版付記

啓閉醒脳開竅類
 1.[百会]+[隠白]
 2.[百会]+[人中]
 3.[人中]+[風府]
 4.[人中]+[合谷]
 5.[湧泉]+[足三里]
 6.[素髎]+[内関]
 7.[膻中]+[内関]
 8.[人中]+[会陰]
 9.[曲池]+[中衝]
 10.[印堂]+[上脘]
 11.[曲沢]+[委中]
 12.[人中]+[委中]
 13.[内関]+[内庭]


疏風解表清熱類
 1.[風池]+[風府]
 2.[風門]+[肺兪]
 3.[風門]+[身柱]
 4.[合谷]+[曲池]
 5.[大椎]+[束骨]
 6.[天柱]+[束骨]
 7.[孔最]+[合谷]
 8.[大都]+[経渠]
 9.[二間]+[陰郄]
 10.[合谷]+[復溜]
 11.[少商]+[商陽]
 12.[期門]+[温溜]
 13.[陶道]+[肺兪]
 14.[膏肓兪]+[百労]
 15.[膏肓兪]+[足三里]
 16.[内関]+[三陰交]
 17.[魚際]+[太谿]


去風止痒類
 1.[肩髃]+[曲池]
 2.[曲池]+[血海]
 3.[屋翳]+[至陰]


和表裏調気血疏肝胆類
 1.[大椎]+[間使]
 2.[大杼]+[間使]
 3.[支溝]+[陽陵泉]
 4.[梁門]+[陽輔]
 5.[外関]+[陽輔]
 6.[太谿]+[商陽]
 7.[外関]+[足臨泣]
 8.[胆兪]+[日月]


清熱解毒消腫止痛類
 1.[太谿]+[中渚]
 2.[液門]+[魚際]
 3.[合谷]+[内庭]
 4.[足三里]+[二間]
 5.[二間]+[太谿]
 6.[下関]+[合谷]
 7.[手三里]+[太谿]
 8.[廉泉]+[中衝]
 9.[陽谷]+[俠谿]
 10.[身柱]+[委中]
 11.[委中]+[膈兪]
 12.[委中]+[女膝]
 13.[帰来]+[太衝]
 14.[承山]+[三陰交]
 15.[委中]+[承山]
 16.[委陽]+[天池]
 17.[三間]+[後谿]


清熱明目類
 1.[足三里]+[肝兪]
 2.[攢竹]+[三間]
 3.[攢竹]+[商陽]
 4.[睛明]+[行間]
 5.[睛明]+[合谷]
 6.[合谷]+[光明]
 7.[天柱]+[養老]
 8.[風池]+[合谷]
 9.[風池]+[水泉]
 10.[支正]+[飛揚]
 11.[肝兪]+[少沢]
 12.[糸竹空]+[攢竹]


通竅亮音益聡類
 1.[翳風]+[聴会]
 2.[天牖]+[四瀆]
 3.[聴会]+[金門]
 4.[聴会]+[迎香]
 5.[迎香]+[合谷]
 6.[迎香]+[足三里]
 7.[上星]+[迎香]
 8.[廉泉]+[通里]
 9.[瘂門]+[湧泉]
 10.[瘂門]+[関衝]
 11.[瘂門]+[廉泉]
 12.[天鼎]+[間使]


止咳平喘類
 1.[天突]+[尺沢]
 2.[肺兪]+[天突]
 3.[天突]+[中]
 4.[肺兪]+[中府]
 5.[乳根]+[兪府]
 6.[璇璣]+[気海]
 7.[膻中]+[気海]
 8.[璇璣]+[巨闕]
 9.[中脘]+[豊隆]
 10.[関元]+[腎兪]
 11.[列缺]+[足三里]
 12.[肺兪]+[孔最]
 13.[身柱]+[大杼]
 14.[列缺]+[照海]
 15.[豊隆]+[列缺]
 16.[大椎]+[内関]
 17.[兪府]+[雲門]


清熱涼血止血類
 1.[上星]+[禾髎]
 2.[上星]+[素髎]
 3.[天府]+[合谷]
 4.[膈兪]+[足三里]
 5.[長強]+[承山]


清熱利湿退黄類
 1.[胆兪]+[陽綱]
 2.[至陽]+[湧泉]
 3.[中脘]+[腕骨]
 4.[足三里]+[太衝]
 5.[陽陵泉]+[足三里]
 6.[行間]+[少衝]


醒脾開胃増食類
 1.[璇璣]+[足三里]
 2.[中庭]+[中府]
 3.[脾兪]+[胃兪]
 4.[魂門]+[胃兪]
 5.[脾兪]+[膀胱兪]


調整胃腸止瀉通便類
 1.[天枢]+[足三里]
 2.[合谷]+[足三里]
 3.[大腸兪]+[陰陵泉]
 4.[百会]+[長強]
 5.[建里]+[足三里]
 6.[支溝]+[足三里]
 7.[支溝]+[照海]
 8.[豊隆]+[陽陵泉]
 9.[命門]+[太谿]


調和腸胃理気止痛類
 1.[中脘]+[足三里]
 2.[梁門]+[足三里]
 3.[内関]+[公孫]
 4.[足三里]+[三陰交]
 5.[労宮]+[章門]
 6.[期門]+[中脘]
 7.[足三里]+[内庭]
 8.[内関]+[厲兌]
 9.[手三里]+[足三里]
 10.[下脘]+[陥谷]
 11.[陰谷]+[行間]
 12.[内庭]+[足臨泣]


開胸順気利膈暢中類
 1.[神蔵]+[璇璣]
 2.[労宮]+[足三里]
 3.[承山]+[陰陵泉]
 4.[膻中]+[巨闕]
 5.[陰交]+[承山]
 6.[中府]+[意舎]
 7.[天突]+[列缺]


強心止痛類
 1.[中脘]+[大陵]
 2.[心兪]+[内関]
 3.[巨闕]+[心兪]
 4.[心兪]+[通里]
 5.[膻中]+[内関]


寧心安神類
 1.[神門]+[三陰交]
 2.[通里]+[照海]
 3.[通里]+[大鐘]
 4.[厲兌]+[隠白]
 5.[申脈]+[照海]


鎮静鎮驚抗癲癇類
 1.[上脘]+[神門]
 2.[鳩尾]+[後谿]
 3.[労宮]+[湧泉]
 4.[人中]+[間使]
 5.[四神聡]+[湧泉]
 6.[本神]+[身柱]
 7.[人中]+[少商]
 8.[後谿]+[申脈]


平肝熄風通絡止痛類
 1.[合谷]+[太衝]
 2.[太谿]+[太衝]
 3.[百会]+[湧泉]
 4.[行間]+[湧泉]
 5.[二間]+[厲兌]
 6.[内関]+[足三里]
 7.[足三里]+[懸鐘]
 8.[百会]+[風府]
 9.[風池]+[後谿]


利尿消腫類
 1.[人中]+[前頂]
 2.[足三里]+[陰陵泉]
 3.[気海]+[足三里]
 4.[水分]+[復溜]
 5.[水分]+[陰陵泉]
 6.[水分]+[気海]


固精止帯摂尿類
 1.[気海]+[三陰交]
 2.[中極]+[三陰交]
 3.[命門]+[腎兪]
 4.[気海]+[然谷]
 5.[心兪]+[白環兪]
 6.[心兪]+[腎兪]
 7.[志室]+[三陰交]
 8.[大赫]+[太谿]


舒筋活絡去風止痛類
 1.[承漿]+[後谿]
 2.[後谿]+[束骨]
 3.[列缺]+[後谿]
 4.[風池]+[懸鐘]
 5.[人中]+[曲池]
 6.[承漿]+[風府]
 7.[懸鐘]+[崑崙]
 8.[水道]+[筋縮]
 9.[白環兪]+[委中]
 10.[天柱]+[大杼]
 11.[腎兪]+[三間]
 12.[尺沢]+[曲池]
 13.[尺沢]+[合谷]
 14.[腎兪]+[委中]
 15.[人中]+[瘂門]
 16.[環跳]+[陽陵泉]
 17.[後谿]+[環跳]
 18.[曲池]+[陽陵泉]
 19.[後谿]+[崑崙]
 20.[横骨]+[大都]
 21.[陽陵泉]+[懸鐘]
 22.[陽陵泉]+[太衝]
 23.[環跳]+[委中]
 24.[陽陵泉]+[陰陵泉]
 25.[曲泉]+[膝陽関]


散結消瘰類
 1.[少海]+[天井]
 2.[曲池]+[臂臑]


婦人雑病類
 1.[関元]+[気海]
 2.[中極]+[子宮]
 3.[曲池]+[三陰交]
 4.[合谷]+[三陰交]
 5.[気海]+[天枢]
 6.[帰来]+[三陰交]
 7.[大敦]+[隠白]
 8.[交信]+[合陽]
 9.[足三里]+[至陰]
 10.[外関]+[照海]
 11.[光明]+[足臨泣]
 12.[乳根]+[少沢]


附録1:各章表題の意味を読み解く
附録2:配穴法則一覧
附録3:単穴および2穴の作用一覧

経穴索引

症状索引

書籍索引

2006年11月18日

中国鍼灸各家学説


序 安井 廣迪

はじめに 全国高等中医薬教材編纂審査委員会

編纂にあたって 原著編者

序言

総論

各家鍼灸学説の学術の淵源と理論基礎
 一、『内経』の鍼灸学とその各家鍼灸学説への影響
 二、『難経』の鍼灸学とその各家鍼灸学説への影響
 三、『甲乙経』の鍼灸学とその各家鍼灸学説への影響

古代鍼灸流派
 一、鍼灸流派の起源
 二、戦国時代以後の主な鍼灸流派
  (一)経学派
  (二)経穴考訂派
  (三)穴法派
  (四)手法派
  (五)刺絡放血派
  (六)重灸派
  (七)重鍼派
  (八)臨床各科の諸派
 三、鍼灸の流派が形成される要素
  (一)学術発展の要素
  (二)医学継承の要素
  (三)相互影響の要素
  (四)地域の要素
  (五)活動対象の要素
  (六)特定の環境と条件の要素
  (七)治療効果の要素
  (八)他学科の滲透の要素
 四、鍼灸流派が鍼灸医学の発展に与えた影響

各論

張仲景の鍼灸学説
  陽証には鍼、陰証には灸(陽証宜鍼、陰証宜灸)
  陽が盛んで陰虚であれば、火灸を用いてはならない
  未病を早期に防ぎ、已病を早期に截つ
  湯液を調和し薬を調合し、兼ねて鍼灸を施す

王熙の鍼灸学説
  鍼灸は必ず先に脈を診る
  兪穴、募穴、五輸穴を重視する
  三焦を表裏に関連づけ、脈象を弁別して腧穴を定める

葛洪の鍼灸学説
  急証には灸を用いる
  灸で陽を補う
  灸に用いるのは艾である必要はなく、ほかの物を用いてもよい

陳延之の鍼灸学説
  灸は臨機応変にすべきである
  必ず弁証によって施灸する経穴をえらぶ

孫思邈の鍼灸学説
  病を防ぎ早期に治療
  鍼・薬どちらも重視
  脈を見て刺鍼、施灸する
  灸は臨機応変にすべきである
  奇穴を重んじ、阿是を説く

巣元方の鍼灸学説
  経絡病機説
  五臓の「中風」には背兪を取る
  児科の「慎んで風池を護る」と「頬に灸し噤を防ぐ」説
  鍼灸治療時機説

王燾の鍼灸学説
  経脈によって腧穴をまとめる
  灸法のみを採用する

王惟一の鍼灸学説
  真意を伝えるには目で見るのが一番で、文字を著すより形をデザインした方がわかりやすい
  穴法は考証すべし、旧聞の誤りは改めるべし

許叔微の鍼灸学説
  陰証には灸を用いる
  灸は腎陽を補う
  鍼による傷寒治療

劉完素の鍼灸学説
  施灸、刺鍼は経絡を分類すべきである
  八関大刺で熱を排泄し、砭石で瀉血して邪を駆逐する
  灸で熱邪を引き出す 五輸穴を選ぶ
  張元素、張璧の鍼灸学説
  傷寒は五輸を取る
  中風には接経

何若愚の鍼灸学説
  時間にもとづいて穴位を選ぶ 養子時刻注穴説
  補は生数、瀉は成数 経絡迎随深浅説
  気をつなげて経脈を疎通する(接気通経) 息数によって刺鍼する
     (随息数而施鍼)説
  日が衰え、刑制を受けると病が克って治りにくい(病克而難愈)説

王執中の鍼灸学説
  古きを尊ぶが拘泥はしない 異説には考訂を行う
  鍼灸と薬を兼用するのが良医である
  痛む穴位をおさえて、そこを治療すると効果がある
  灸法と火鍼どちらも重視すべきである

竇材の鍼灸学説
  扶陽を熟知すべし
  脾腎を温補せよ
  灸を第一とせよ

張従正の鍼灸学説
  刺絡瀉血によって邪気を除去して正常にする
  気血はその多少を弁じ、瀉絡は「三多」を重んずべし
  火熱血実には、刺絡が適している

李杲の鍼灸学説
  脾胃を重視し、陰火を抑制する
  放血によって泄熱し、灸は慎重に使用すべきである
  席弘、陳会、劉瑾の鍼灸学説
  行鍼審穴説
  補瀉迎随説

竇漢卿の鍼灸学説
  流注八穴説(八脈交会穴)
  補瀉は手指によって行う
  用鍼に並ぶものなし―刺針を重んじる
  気至ること沈・緊―得気を具体化する

羅天益の鍼灸学説
  脾胃の虚寒には灸を適用すべし
  陽熱病は切開して排泄する
  鍼灸と薬を併用する
  朱震亨の鍼灸学説
  手足陽明経の合生見証
  熱証可灸説
  鍼法は全て瀉であり補はない

王国瑞の鍼灸学説
  十二経夫妻相合逐日按時取原説
  飛騰八法
  病によって臨機応変に対処する
  鍼灸を併用する/補瀉を併用する/一鍼で多くの腧穴を刺す/交経互刺

徐鳳の鍼灸学説
  飛経走気、補瀉捷法説
  按時選穴、霊亀飛騰鍼法説

汪機の鍼灸学説
  瘡瘍は経脈によって治療する
  治病に定穴なし
  鍼刺は瀉法に属する
  瘡瘍の治療には砭灸が最も適している

李テンの鍼灸学説
  明穴法、簡潔な刺鍼
  手法重視の、多元的な陰陽迎随補瀉説をつくる
  腧穴の開閉を重視し、多元的な子午流注開穴法をつくる
  元気を重視し、灸によって病気を予防、養生する

薛己の鍼灸学説
  鍼砭で膿を切り、血を出す
  艾灸で陽を補い膿を促す

高武の鍼灸学説
  経典を尊び、臨機応変に対処する
  十二経是動所生病補瀉迎隨説

楊継洲の鍼灸学説
  鍼灸、薬物、按摩を同様に重視する
  鍼法・灸法を同様に重視する
  穴法・手法を同様に重視する

張介賓の鍼灸学説
  経典著作と実践経験とを同様に重視する
  灸は結滞を開き毒を抜き、気を助けて陽にもどす

鄭宏網の鍼灸学説
  「開風路鍼」説
  「破皮鍼」説
  「気鍼」説

呉亦鼎の鍼灸学説
  明証善治〔証を明らかにして治療する〕説
  灸重審穴〔灸は経穴を明らかにするのが重要である〕説

夏春農の鍼灸学説
  放血瀉火説
  刮穴泄熱説

附論
 楊上善、楊玄操、王冰の鍼灸学に対する貢献
 『太平聖恵方』の鍼灸学における価値
 『聖済総録』の鍼灸学における価値
  人体の骨格構造に対する考え
  経穴の配列順序を統一する
  鍼灸処方学の発展
  刺鍼、施灸の禁忌と誤鍼の対処
 荘綽の鍼灸学に対する貢献
 聞人耆年の鍼灸学に対する貢献
 滑寿の鍼灸学に対する貢献

中国鍼灸年表

索引

針灸弁証論治の進め方


原著まえがき

凡例

内科病症
 1.感冒
 2.咳嗽
 3.哮喘[喘息]
 4.中暑[日・熱射病]
 5.胃痛[心窩部・上腹部痛]
 6.嘔吐
 7.腹痛
 8.泄瀉[下痢]
 9.痢疾
 10.便秘
 11.脇痛
 12.黄疸
 13.水腫[浮腫]
 14.消渇
 15.驚悸[動悸]
 16.失眠[不眠]
 17.癲狂
 18.癇証
 19.鬱証
 20.淋証
 21.癃閉[排尿障害]
 22.遺精
 23.陽萎[インポテンツ]
 24.頭痛(付:三叉神経痛)
 25.眩暈[めまい]
 26.中風
 27.面癱[顔面神経麻痺]
 28.痺証(付:坐骨神経痛)
 29.痿証
 30.腰痛

婦人科・小児科病症
 1.月経不調〔月経不順〕
 2.痛経[月経痛]
 3.閉経[無月経]
 4.崩漏[性器出血]
 5.帯下
 6.胎位不正[胎位異常]
 7.滞産[分娩遷延]
 8.乳少[乳汁過少]
 9.陰挺[子宮下垂・脱出]
 10.急驚風[急性小児痙攣]
 11.遺尿[夜尿症]
 12.疳積
 13.小児痿証[小児麻痺]

外科病症[皮膚科病症を含む]
 1.風疹[蕁麻疹]
 2.痄腮[急性耳下腺炎]
 3.乳癰[急性乳腺炎]
 4.腸癰[虫垂炎]
 5.落枕[寝違い]
 6.四肢扭傷[四肢軟部組織損傷]
 7.蛇丹[帯状疱疹]
 8.扁平疣

五官病症[耳鼻科・眼科・歯科病症]
 1.目赤腫痛
 2.聤耳[滲出性中耳炎]
 3.耳鳴・耳聾
 4.鼻淵[鼻炎・副鼻腔炎]
 5.歯痛
 6.咽喉腫痛
 7.近視

用語・字義小解

訳者あとがき

中医針灸学の治法と処方-弁証と論治をつなぐ




総 論

第1章 針灸治法と針灸処方概論
 第1節 針灸治法と針灸処方の起源
 第2節 針灸処方の組み合わせ
  1 発病原因
  2 発病機序
  3 病状の緩急
 第3節 選穴法と配穴法
  1 選穴法
  2 配穴法

第2章 針灸治則
 第1節 治病求本
 第2節 陰陽調節
 第3節 扶正去邪
 第4節 標本緩急
 第5節 三因制宜
 第6節 弁証論治
  1 八網弁証
  2 臓腑弁証
  3 経絡弁証

第3章 針灸治法
 第1節 解表法
  1 温散解表法
  2 清熱解表法
  3 化湿解表法
  4 清暑化湿法
 第2節 和解法
  1 和解少陽法
  2 調和肝胃法
  3 調和肝脾法
  4 調和胆胃法
  5 調和腸胃法
 第3節 清熱法
  1 清解表熱法
  2 清気泄熱法
  3 清営涼血法
  4 養陰清熱法
  5 清臓腑熱法
 第4節 去寒法
  1 温中去寒法
  2 温経通絡法
  3 回陽救逆法
 第5節 補虚法
  1 補陰法
  2 補陽法
  3 補気法
  4 補血法
 第6節 理気法
  1 行気法
  2 降気法
 第7節 理血法
  1 活血化瘀法
  2 止血法
 第8節 治風法
  1 去風法
  2 熄風法
 第9節 去湿法
  1 宣散湿邪法
  2 健脾化湿法
  3 清利湿熱法
  4 利水滲湿法
 第10節 開竅法
  1 開竅清神法
  2 通竅啓閉法
 第11節 安神法
  1 豁痰清心法
  2 滋陰寧心法
  3 養心安神法
 第12節 止痛法
  1 去風止痛法
  2 温寒止痛法
  3 清熱止痛法
  4 調気止痛法
  5 化瘀止痛法
  6 去虫止痛法
 第13節 通便法
  1 清熱通便法
  2 温寒通便法
  3 養陰通便法
 第14節 消積法
  1 消食導滞法
  2 消痞化積法
  3 軟堅消腫法
 第15節 固渋法
  1 止汗法
  2 止遺法
  3 止瀉法
  4 固精法
  5 固崩法
  6 止帯法
 第16節 去痰法
  1 理肺化痰法
  2 扶脾化痰法
  3 温陽化飲法
  4 去風化痰法
 第17節 保健法
  1 強壮保健の常用穴
  2 補虚と疾病予防の針灸法
  3 保健灸の方法
 第18節 減肥(痩身)法
  1 清泄脾胃法
  2 益気健脾法
  3 温腎壮陽法
 第19節 美容法
  1 顔面皺の治療法
  2 黒痣〔黒あざ・ほくろ〕の治療法
  3 痤瘡〔にきび〕の治法
  4 扁平疣の治療法
  5 白癜風〔尋常性白斑〕の治療法
  6 円形性脱毛症の治療法
  7 酒サ〔赤鼻〕の治療法
  8 斜視の治療法
  9 眼瞼下垂の治療法
  10 神経皮膚炎の治療法
  11 肝斑〔しみ〕の治療法
 第20節 禁煙法・麻薬〔薬物〕中毒矯正法
  1 刺針による禁煙法
  2 刺針による麻薬〔薬物〕中毒矯正法

各 論

第1章 六淫病の治法と処方
 第1節 風病の治法
  1 疏風解表法
  2 疏風清熱法
  3 疏風化湿法
  4 去風通絡法
  5 去風蠲痺法
  6 去風止痙法
 第2節 寒病の治法
  1 発表散寒法
  2 温中去寒法
  3 逐寒回陽法
  4 逐寒去湿法
 第3節 暑病の治法
  1 清暑泄熱法
  2 清暑開竅法
  3 清暑熄風法
  4 清暑化湿法
 第4節 湿病の治法
  1 清化表湿法
  2 去湿昇清法
  3 化湿和中法
  4 滲湿利水法
 第5節 燥病の治法
  1 清燥潤肺法
  2 生津潤燥法
 第6節 火病の治法
  1 清熱瀉火法
  2 清火解毒法
  3 清熱熄風法
 第6節〔附〕瘧病の治法
  1 去邪截瘧法

第2章 痰飲病の治法と処方
 第1節 痰病の治法
  1 温化寒痰法
  2 清化熱痰法
  3 燥湿化痰法
  4 理気化痰法
  5 去風滌痰法
  6 消痰軟堅法
 第2節 飲病の治法
  1 温陽化飲法
  2 逐飲和絡法
  3 温肺化飲法
  4 発汗散飲法

第3章 気血病の治法と処方
 第1節 気病の治法
  1 補気益元法
  2 補気固脱法
  3 理気行滞法
  4 理気降逆法
  5 開竅啓閉法
 第2節 血病の治法
  1 益気補血法
  2 養血熄風法
  3 活血化瘀法
  4 涼血止血法
  5 補気摂血法

第4章 精髄神志病の治法と処方
 第1節 精病の治法
  1 補精益髄法
  2 補腎益精法
  3 固精止遺法
  4 疏通精隧法
 第2節 神病の治法
  1 益精健神法
  2 醒脳清神法
  3 安神定志法

第5章 臓腑病の治法と処方
 第1節 心病の治法
  1 益気養心法
  2 補血養心法
  3 養陰補心法
  4 温陽補心法
  5 回陽救逆法
  6 清心瀉火法
  7 清心開竅法
  8 宣痺通陽法
  9 補益心脾法
  10 交通心腎法
 第2節 肝病の治法
  1 育陰潜陽法
  2 養血補肝法
  3 疏肝理気法
  4 清肝瀉火法
  5 平肝熄風法
  6 温経暖肝法
  7 疏肝和胃法
  8 調和肝脾法
  9 清肝利胆法
  10 清肝瀉肺法
 第3節 脾病の治法
  1 益気健脾法
  2 補中益気法
  3 健脾統血法
  4 温中運脾法
  5 運脾利水法
  6 健脾燥湿法
  7 清利湿熱法
  8 温補脾腎法
  9 運脾消積法
 第4節 肺病の治法
  1 益気固表法
  2 養陰潤肺法
  3 宣肺止咳法
  4 清肺化痰法
  5 瀉肺滌痰法
  6 益肺補脾法
  7 滋補肺腎法
 第5節 腎病の治法
  1 補腎固摂法
  2 固腎納気法
  3 温腎壮陽法
  4 温腎利水法
  5 補腎益精法
  6 滋陰降火法
  7 通淋排石法
  8 滋腎平肝法
 第6節 胆病の治法
  1 益胆安神法
  2 利胆排石(駆蛔)法
  3 清胆滌痰法
  4 調和胆胃法
 第7節 胃病の治法
  1 益気健胃法
  2 養陰和胃法
  3 温胃散寒法
  4 清胃瀉火法
  5 和胃降逆法
  6 消食導滞法
 第8節 小腸病の治法
  1 温運小腸法
  2 清利小腸法
  3 行気散結法
  4 駆虫導滞法
 第9節 大腸病の治法
  1 厚腸固摂法
  2 潤腸通便法
  3 温腸散寒法
  4 清利湿熱法
  5 瀉熱通腑法
 第10節 膀胱病の治法
  1 益気固脬(胞)法
  2 清利膀胱法

第6章 胞宮衝任病の治法と処方
  1 温陽暖宮法
  2 温宮行瘀法
  3 清利胞宮法
  4 補益衝任法
  5 固摂衝任法
  6 調理衝任法
  7 温通衝任法
  8 清涼衝任法
  9 健脾束帯法
  10 固任束帯法

第7章 胎産病の治法と処方
  1 平衝降逆法
  2 矯正胎位法
  3 分娩誘発法
  4 通脬利尿法
  5 和血止痛法
  6 通脈下乳法
  7 通乳散結法

第8章 皮膚病の治法と処方
  1 疏風止痒法
  2 清熱涼血法
  3 清熱散瘀法
  4 清熱除湿法
  5 消瘀散結法
  6 養血潤膚法
  7 補気益血法
  8 補益肝腎法
  9 温陽去寒法
  10 舒肝理気法

第9章 眼病の治法と処方
  1 去風清熱法
  2 去風通絡法
  3 清熱瀉火法
  4 疏肝理気法
  5 平肝熄風法
  6 益気養血法
  7 補益肝腎法
  8 金針撥障法

第10章 耳病の治法と処方
  1 疏風通竅法
  2 通絡利竅法
  3 化痰利湿法
  4 補益肝腎法
  5 益気養血法

第11章 鼻病の治法と処方
  1 宣肺通竅法
  2 清熱化濁法
  3 益気利竅法
  4 瀉火止衂法
  5 補気止衂法

第12章 咽喉病の治法と処方
  1 去風清熱法
  2 清熱瀉火法
  3 滋陰降火法
  4 理気散結法
  5 疏経活絡法

第13章 口腔病の治法と処方
  1 疏風清熱法
  2 清胃瀉火法
  3 清心瀉火法
  4 滋陰降火法
  5 舒筋通絡法

引用文献一覧(50音順)

腧穴一覧(50音順)

訳注一覧(50音順)

訳者あとがき

病名索引

証候索引

著者略歴

針師のお守り 針灸よもやま話


まえがき

無病と長寿を目ざした針灸
エビか カエルか?
水中に坐するが如し
四総穴歌
ハリ師のお守り
太医院針灸科の廃止
竇漢卿列伝
内関穴の位置は何横指?
華佗の役割
鬼神の類
馬銜鉄針
荊軻の徒
祝由
串鈴医
関元の灸
訳者泣かせ
三つ目のツボ
逆気して泄す
虢太子蘇生の法
五華
募穴私考
弓と針
兪穴私考
中医針灸の行方
新しい日本古典派針灸の創設を
司馬遷の狂気
是動病・所生病
稲垣源四郎先生のこと
肝は疏泄を主る
元神の府
歯痕の象
心経の臨床価値
肺と大腸
祝・間中賞
刺針の深さ
尿の生成
私的脈診論
楚人の法
針灸歌賦
効能と穴性
針灸の補虚

『中医臨床』初出掲載号一覧

中国刺絡鍼法


序  森 秀太郎

まえがき

凡例

第1章 総 論


第1節 刺絡鍼法の起源と発展
 1 刺絡鍼法の起源
 2 刺絡鍼法の発展
  [1]理論体系の初歩が形成された段階(戦国時代から三国時代まで)
  [2]緩やかな発展の段階(晋~唐)
  [3]優れた成果を得て,新たな段階を作り出す(宋~元)
  [4]新たな発展段階(明~清)
  [5]低い谷から成熟の段階へ
(阿片戦争~現在の中華人民共和国の成立まで)


第2節 刺絡鍼法の理論的根拠と基本原則
 1 刺絡の理論的根拠
 2 刺絡の基本原則
  [1]血実すれば宜しくこれを決すべし
  [2]宛陳は之を除く


第3節 刺絡鍼法の特徴および主要作用
 1 刺絡鍼法の特徴
  [1]適応症が広範囲
  [2]比較的速効性がある
  [3]操作が簡便である
  [4]副作用が少ない
 2 刺絡鍼法の主要作用
  [1]泄熱去邪
  [2]化瘀通絡
  [3]啓閉醒神〔閉を啓し,神を醒す〕
  [4]解毒救急
  [5]調気和営〔営衛気血を調和させる〕


第4節 刺絡鍼法の用具と方法
 1 刺絡鍼法の用具
  [1]三稜鍼
  [2]粗圓鍼
  [3]皮膚鍼
  [4]小眉刀
  [5]瓷鋒鍼,陶鍼
  [6]杯罐
 2 刺絡鍼法の方法
  [1]点刺法
  [2]散刺法
  [3]叩刺法
  [4]挑刺法
  [5]割点法
  [6]鍼罐法
  [7]火鍼法
  [8]その他


第5節 「刺絡鍼法」の注意事項および禁忌について
 1 刺絡の注意事項
  [1]形神を詳しく観察する
  [2]虚実を明かにする
  [3]其の本と標を知る
  [4]其の気血を定める
  [5]時節に順応する
 2 刺絡鍼法の禁忌
  [1]重要な臓器付近で刺絡鍼法を行なう場合,
    深刺は避けなければならない。
  [2]動脈ならびに比較的太い静脈の刺絡鍼法は禁忌である。
  [3]虚証,とくに血虚あるいは,陰液欠損の患者は,禁忌である。
  [4]妊婦ならびに習慣性流産歴がある者は禁忌である。
  [5]病人が一時的な疲労,空腹,満腹,情動の失調,気血が定まらない
    などの状況のもとでは,刺絡鍼法はできるだけ避けこの様な
    暫時的な状況がなくなった後に行なうとよい。


第6節 刺絡鍼法における選穴の特徴と原則
 1 刺絡鍼法における選穴の特徴
  [1]多くの特定経穴を使用
  [2]多くの奇穴を使用
  [3]その他の多くの部位を使用
 2 刺絡鍼法における経穴の組合せの基本原則
  [1]経絡上の選穴
  [2]局部経穴の使用
  [3]特殊な選穴


第2章 刺絡鍼法で常用される腧穴


第1節 常用される腧穴
 1 頭,顔面部の腧穴
  百 会(督脈)GV20
  上 星(督脈)GV23
  頭 維(足の陽明胃経)S8
  通 天(足の太陽膀胱経)B7
  前 頂(督脈)GV21
  率 谷(足の少陽胆経)G8
  承 霊(足の少陽胆経)G18
  頭竅陰(足の少陽胆経)G11
  目 窓(足の少陽胆経)G16
  頭臨泣(足の少陽胆経)G15
  角 孫(手の少陽三焦経)TE20
  印 堂(経外奇穴)
  攅 竹(足の太陽膀胱経)B2
  絲竹空(手の少陽三焦経)TE23
  瞳子髎(足の少陽胆経)G1
  水 溝(督脈)GV26
  地 倉(足の陽明胃経)S4
  承 漿(任脈)CV24
  下 関(足の陽明胃経)S7
  頬 車(足の陽明胃経)S6
  太 陽(経外奇穴)
  素 髎(督脈)GV25
  迎 香(手の陽明大腸経)LI20
  内迎香(経外奇穴)
  金津,玉液(経外奇穴)
  齦 交(督脈)GV28
  廉 泉(任脈)CV23
  痄 霊(経外奇穴)
  風 府(督脈)GV16
  天 柱(足の太陽膀胱経)B10
  風 池(足の少陽胆経)G20
  顱 息(手の少陽三焦経)TE19
  瘈 脈(手の少陽三焦経)TE18
 2 上肢の腧穴
  肩 髃(手の陽明大腸経)LI15
  肩 髎(手の少陽三焦経)TE14
  臂 臑(手の陽明大腸経)LI14
  曲 池(手の陽明大腸経)LI11
  尺 沢(手の太陰肺経)L5
  曲 沢(手の厥陰心包経)P3
  大 陵(手の厥陰心包経)P7
  郄 門(手の厥陰心包経)P4
  孔 最(手の太陰肺経)L6
  後 谿(手の太陽小腸経)SI3
  腕 骨(手の太陽小腸経)SI4
  陽 谷(手の太陽小腸経)SI5
  列 缺(手の太陰肺経)L7
  合 谷(手の陽明大腸経)LI4
  二 間(手の陽明大腸経)LI2
  三 間(手の陽明大腸経)LI3
  陽 谿(手の陽明大腸経)LI5
  魚 際(手の太陰肺経)L10
  少 商(手の太陰肺経)L11
  商 陽(手の陽明大腸経)LI1
  手四穴(新穴)
  中 衝(手の厥陰心包経)P9
  関 衝(手の少陽三焦経)TE1
  少 衝(手の少陰心経)H9
  少 沢(手の太陽小腸経)SI1
  神 門(手の少陰心経)H7
  十 宣(経外奇穴)
  四 逢(経外奇穴)
  八 邪(経外奇穴)
 3 胸腹部の腧穴
  中 府(手の太陰肺経) L1
  乳 根(足の陽明胃経)S18
  中 脘(任脈)CV12
  腹四穴(新穴)
  天 枢(足の陽明胃経)S25
  陰 交(任脈)CV7
  気 海(任脈)CV6
  中 極(任脈)CV3
  章 門(足の厥陰肝経)LIV13
  京 門(足の少陽胆経)G25
 4 腰背部の腧穴
  肩 井(足の少陽胆経)G21
  身 柱(督脈)GV12
  霊 台(督脈)GV10
  至 陽(督脈)GV9
  肩中兪(手の太陽小腸経)SI15
  命 門(督脈)GV4
  腰陽関(督脈)GV3
  十七椎下(経外奇穴)
  腰 兪(督脈)GV2
  長 強(督脈)GV1
  大 杼(足の太陽膀胱経)B11
  風 門(足の太陽膀胱経)B12
  膏 肓(足の太陽膀胱経)B43
  イ 譆(足の太陽膀胱経)B45
  八 髎(足の太陽膀胱経)B31~B34
  華陀挟脊(経外奇穴)
 5 下肢の腧穴
  膝 眼(経外奇穴)
  足三里(足の陽明胃経)S36
  上巨虚(足の陽明胃経)S37
  下巨虚(足の陽明胃経)S39
  条 口(足の陽明胃経)S38
  豊 隆(足の陽明胃経)S40
  陽陵泉(足の少陽胆経)G34
  懸 鐘(足の少陽胆経)G39
  委 中(足の太陽膀胱経)B40
  承 山(足の太陽膀胱経)B57
  崑 崙(足の太陽膀胱経)B60
  三陰交(足の太陰脾経)SP6
  太 谿(足の少陰腎経)K3
  商 丘(足の太陰脾経)SP5
  内踝尖(経外奇穴)
  公 孫(足の太陰脾経)SP4
  然 谷(足の少陰腎経)K2
  隠 白(足の太陰脾経)SP1
  外踝尖(経外奇穴)
  至 陰(足の太陽膀胱経)B67
  足竅陰(足の少陽胆経)G44
  湧 泉(足の少陰腎経)K1
  解 谿(足の陽明胃経)S41
  足臨泣(足の少陽胆経)G41
  内 庭(足の陽明胃経)S44
  厲 兌(足の陽明胃経)S45
  大 敦(足の厥陰肝経)LIV1
  八 風(経外奇穴)
  行 間(足の厥陰肝経)LIV2
  太 衝(足の厥陰肝経)LIV3


第2節 そのほかの常用穴と部位
 1 耳穴
 【分布】
 【方法】
 【臨床応用例】
  1.耳尖
  2.交感
  3.神門
  4.咽喉
  5.平喘
  6.皮質下
  7.枕
  8.太陽
  9.胃
  10.肝
  11.脾
  12.肺
  13.面頬
  14.腎上腺
  15.扁桃体
 2 阿是穴と反応点
 【分布】
 【操作方法】
 【臨床応用例】
  1.阿是穴
  2.反応点
  3 表在皮静脈について
 【分布】
 【操作方法】
 【臨床応用例】
  1.後耳介静脈
  2.浅側頭静脈
  3.舌下静脈
  4.正中皮静脈
  5.膝窩静脈
  6.腧穴周囲に露出している静脈


第3章 刺絡鍼法各論


第1節 熱中症と中毒疾患
 1 熱中症
 2 一酸化炭素中毒
 3 亜硝酸塩中毒(青紫病)
 4 腸炎ビブリオ(急性好塩菌食中毒)
 5 ブドウ球菌食中毒


第2節 感染症
 1 インフルエンザ(流行性感冒)
 2 麻疹(はしか)
 3 ポリオ後遺症
 4 日本脳炎
 5 流行性耳下腺炎
 6 ジフテリア
 7 百日咳
 8 細菌性赤痢
 9 マラリア(瘧疾)


第3節 内科疾患
 1 気管支炎
 2 気管支喘息
 3 リウマチ様関節炎(慢性関節リウマチ)
 4 高血圧症
 5 脳血管障害および後遺症
 6 椎骨脳底動脈循環不全症
 7 十二指腸壅積症
 8 三叉神経痛
 9 顔面神経麻痺
 10 肋間神経痛
 11 坐骨神経痛
 12 外側大腿皮神経痛(ロート・ベルンハルト症)
 13 血管性頭痛
 14 外傷性対麻痺
 15 慢性腰痛
 16 てんかん
 17 本態性低血圧症
 18 肢端紅痛症
 19 レイノー病(肢端動脈痙攣病)
 20 精神病
 21 神経症


第4節 小児疾患
 1 発熱
 2 小児けいれん
 3 夜泣き
 4 肺炎
 5 麻疹に合併した急性喉頭炎
 6 下痢症
 7 秋季の下痢症
 8 小児の栄養失調症
 9 回虫症


第5節 産婦人科疾患
 1 月経過多症
 2 月経困難症(月経痛)
 3 病的帯下
 4 産後の乳汁分泌不全
 5 産後の尿閉


第6節 外科・整形外科疾患
 1 毛嚢炎
 2 癤
 3 丹毒
 4 下肢の慢性潰瘍
 5 急性リンパ管炎
 6 急性乳腺炎
 7 骨関節結核
 8 痔核
 9 脱肛
 10 下肢静脈瘤
 11 バージャー病(閉塞性血栓血管炎)
 12 胆嚢炎,胆石症
 13 急性虫垂炎
 14 肩関節周囲炎(凍結肩,五十肩)
 15 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
 16 急性腰椎捻挫(ぎっくり腰)
 17 半月板損傷
 18 梨状筋症候群
 19 足関節捻挫
 20 頸椎捻挫(寝違い)
 21 頸椎症候群(頸椎症)
 22 変形性脊椎症
 23 結合織炎
 24 骨折後の機能障害


第7節 感覚器科
 1 麦粒腫(偸鍼眼)
 2 霰粒腫(瞼板腺包腫)
 3 急性カタル性角結膜炎
 4 流行性角結膜炎
 5 流行性出血性角結膜炎(急性濾胞性結膜炎)
 6 翼状片
 7 老人性白内障
 8 網膜中心動脈閉塞症
 9 電気性眼炎(紫外線眼炎)
 10 急性咽頭炎
 11 慢性咽頭炎
 12 急性扁桃炎
 13 急性喉頭炎
 14 アフタ性口内炎
 15 舌炎(地図舌)
 16 鼻出血
 17 内耳性眩暈


第8節 皮膚科疾患
 1 尋常性疣贅
 2 青年性扁平疣贅
 3 伝染性軟属腫(水いぼ)
 4 足底疣贅
 5 単純性疱疹
 6 帯状疱疹
 7 じんましん
 8 湿疹
 9 接触性皮膚炎(漆かぶれ)
 10 神経皮膚炎
 11 乾癬(牛皮癬)
 12 肝斑
 13 白斑
 14 尋常性痤瘡(にきび)
 15 円形脱毛症(斑禿)
 16 壮年性脱毛症(若禿)
 17 鶏眼(魚の目)
 18 凍瘡(しもやけ)
 19 足白癬(水虫)


第4章 文献総述


 1 刺絡鍼法の作用機序における研究の現状
  1.血液成分に対する影響
  2.血管機能に対する影響
  3.神経―筋肉に対する影響
  4.免疫防御機能に対する影響
  5.体温調節機能に対する影響
  6.消化機能に対する影響


 2 国外の刺絡鍼法についての簡単な紹介


 3 瀉血療法に関して


 4  刺絡鍼法による内科的急性疾患治療の近況
  1.急性発熱
  2.急性意識障害
  3.急性咽頭痛
  4.急性耳下腺炎
  5.呼吸困難
  6.急性胸肋痛
  7.高血圧
  8.急性下痢
  9.急性腹症
  10.急性関節痛
  11.急性頭痛
  12.めまい
  13.中毒


 5 刺絡鍼法による神経科疾患,精神病の治療の概況
  1.神経科疾患の治療
   [1]神経痛
   [2]末梢性顔面神経麻痺
   [3]大腿外側皮神経炎
   [4]脳血管障害とその後遺症
   [5]てんかん
   [6]血管神経性頭痛
   [7]自律神経系疾患
   [8]感染性脳脊髄疾患の後遺症
   [9]小児麻痺
   [10]痿証
   [11]変形性頸椎症による神経圧迫
   [12]外傷性対麻痺
   [13]圧迫性神経炎
  2.精神科疾患の治療


 6 刺絡鍼法による小児科疾患治療の概況
  1.高熱とひきつけの治療
  2.食中毒
   [1]亜硝酸塩中毒症
   [2]好塩菌食中毒
  3.ウイルス性伝染病
   [1]麻疹
   [2]流行性耳下腺炎
   [3]小児麻痺
   [4]脳炎とその後遺症
  4.細菌性伝染病
   [1]百日咳
   [2]小児ジフテリア
   [3]細菌性赤痢
  5.呼吸器系疾患
   [1]扁桃炎
   [2]咽喉頭疾患
  6.消化器系疾患
   [1]小児疳証(栄養不良)
   [2]小児の下痢
  7.眼科疾患
   [1]麦粒腫
   [2]結膜炎
   [3]霰粒腫
  8.皮膚科疾患
   [1]疣贅(いぼ)
   [2]帯状疱疹
   [3]乾癬
   [4]蕁麻疹(じんましん)
   [5]脱毛症
   [6]小児の湿疹
  9.その他
   [1]小児回虫症
   [2]小児の狂証
   [3]夜泣き


 7 刺絡吸角療法の臨床応用の概況
  1.内科疾患
   [1]消化器系疾患
   [2]神経系疾患
   [3]精神科疾患
   [4]その他
  2.外科・整形外科疾患
   [1]外科疾患
   [2]整形外科疾患
  3.婦人科・小児科疾患
   [1]婦人科疾患
   [2]小児科疾患
  4.五官〔感覚器〕科疾患
  5.皮膚科疾患


あとがき  島田 隆司

病名索引

写真でみる脳血管障害の針灸治療


まえがき

第1章 醒脳開竅法による中風の治療
 I 概説
  1 中風治療の歴史的経緯と現況
  2 「醒脳開竅法」の登場
 II 醒脳開竅野法の基本理論
  1 醒脳開竅法の理論的根拠
  2 醒脳開竅法の学術的特長と3つの創案
   1.病因病機に見られる継承と新しい解釈
   2.選穴と配穴に見られる継承と新しい解釈
   3.刺針の方向と深さ,刺針手技上に見られる継承と新しい解釈
 III 醒脳開竅法の治則・処方・操作
 IV 中風後遺症と合併症の治療
  ・口眼歪斜(中枢性顔面神経麻痺)
  ・失語
  ・肩関節痛
  ・内反尖足
  ・失明
  ・難聴
  ・構語障害・嚥下困難(仮性球麻痺)
  ・便秘
  ・癃閉(尿貯溜)
  ・小便点滴(尿失禁)
  ・褥瘡(I~III度)

第2章 中風理論の歴史的沿革
 1 『内経』に見られる中風理論
  1.病変機序に関する記載
  2.予防・保養に関する記載
 2 『傷寒雑病論』・『金匱要略』中風歴節脈証併治に見られる中風理論
 3 『甲乙経』に見られる中風理論
 4 隋・唐から宋代に見られる中風理論
 5 金元時代に見られる中風理論
 6 明・清代に見られる中風理論
 7 王安道による中風理論
 8 張景岳の説
 9 清代から近代に見られる中風理論
 10 今日の弁証の根拠とされる張山雷の説
 11 王肯堂,王清任,李中梓の説
 12 「中風前兆」

第3章 中風の病因病機
  1.五志過極,化火生風
  2.陰虚陽亢,陰陽失調
  3.飲食不節,労倦内傷
  4.正気不足,経脈空虚

第4章 歴代針灸法の紹介
  1.針灸医師の条件
  2.組織器官の内在関係,谷,谿について
  3.治療前の要求
  4.厥逆の部分的な症状と治療原則
  5.病変部位と治療原則との関係
  6.痿証の治療
  7.巨刺法の弁証根拠,絡病による厥の治療原則
  8.病因,病痛部位と治療選穴との関係
  9.維筋相交について
  10.厥逆の発病メカニズム
  11.胃気と肌肉との関係
  12.中風の病位とその治療原則
  13.『玉龍歌』の中風治療3穴
  14.『百症賦』の中風要穴
  15.『通玄指要賦』の諸穴の効能
  16.『聖済総録』の灸による中風治療
  17.『普済方』の灸による中風治療
  18.『針灸大成』の中風前兆の対処法
  19.初期の中風に対する救急刺針法
  20.中風後遺症の治療法
  21.『針灸大成』の中風分類とその治療
  22.『医宗金鑑』の中風治療穴
  23.現代中風治療の常用配穴


第5章 醒脳開竅法の臨床効果の分析
  1.症例選択
  2.臨床資料分析
  3.治療効果


第6章 醒脳開竅法の基礎実験研究
 1 電気生理学的観察


2006年11月19日

朱氏頭皮針


まえがき

第1部 総 論

第1章 頭皮針療法の起源と発展

第2章 治療帯の位置,主治と経絡・ツボとの関係
第1節 治療帯の位置と主治
 1 額頂帯
 2 額傍帯
  1.額傍1帯
  2.額傍2帯
 3 頂顳帯
 4 頂枕帯
 5 頂結前帯
 6 頂結後帯
 7 顳前帯
 8 顳後帯
第2節 頭皮層の生理・解剖
 1 頭蓋部の軟部組織
  1.頭頂部の軟部組織
  2.側頭部の軟部組織
 2 頭蓋部の血管,神経
  1.頭蓋部の動脈と神経
  2.頭蓋部の静脈
第3節 治療帯と経絡・ツボとの関係
 1 頭部を循行する経絡
  1.督 脈
  2.足太陽膀胱経
  3.足少陽胆経
  4.足厥肝経
  5.足陽明胃経
  6.手少陽三焦経
  7.陽維脈
  8.陽蹻脈
 2 十二経別と頭・顔面部の関係
 3 治療帯と頭部経絡との関係
  1.頭皮針治療において頭部経絡のもつ意義
  2.頭部経絡および関連臓腑の病候と主治
 4 頭皮針の治療帯と頭部のツボとの関係
  1.治療帯に関係するツボの位置と主治
  2.頭部のツボと治療帯
 5 頭皮針の治療帯と,「四海」,「根結」,「標本」,「気街」
    および「十二皮部」との関係
  1.「四海」学説との関係
  2.「標本」学説との関係
  3.「根結」学説との関係
  4.「気街」学説との関係
  5.「十二皮部」学説との関係

第3章 朱氏頭皮針針法の基礎
第1節 操作の基礎知識
 1 針 具
 2 患者の取るべき体位
 3 消 毒
 4 刺 入
 5 刺入の角度と深さ
 6 留針と抜針
 7 治療回数および期間
第2節 操作手法
 1 抽気と進気の補瀉手法
 2 抽気法と進気法の具体的操作
 3 抽気法と進気法の特徴
 4 頭皮針における伝統的刺法の応用と発展
  1.繆刺法
  2.遠道刺と遠道選穴法
  3.傍針刺
  4.斉 刺
  5.半 刺
  6.透穴法
  7.対刺法
  8.交叉刺
  9.リレー式刺針
第3節 刺針部位・方向および治療帯選択の原則
 1 病位と刺針部位との関係
 2 病位と針尖の方向の関係
 3 治療帯の選択原則
  1.治療帯の主治範囲にもとづく配穴
  2.中医基礎理論にもとづく配穴
   陰陽学説
   五行学説
   臓腑学説と経絡学説
  3.現代医学的知識による配穴
  4.臨床経験にもとづく頭穴配穴
第4節 得 気
 1 得気の指標
 2 頭皮針において得気を得られる主要な要因
  1.取帯が適確であること
  2.行針が適切であること
  3.導引・吐納と組み合わせること
 3 頭皮針での得気が得られない原因
第5節 精,気,神,意と導引・吐納
 1 精,気神,意の意味と相互の関係
 2 導引・吐納とは
 3 治神と守神について
 4 導引・吐納の作用
 5 導引・吐納の注意事項
第6節 適応症,禁忌および注意事項
 1 適応症
 2 禁 忌
 3 注意事項

第2部 各 論

第1章 救急治療
第1節 昏 睡
第2節 ショック
第3節 痙 攣
第4節 発 熱
第5節 疼 痛
 1.急性頭痛
 2.急性胸痛
 3.急性上腹部痛
 4.急性下腹部痛
 5.急性腰痛
 6.四肢関節痛および軟部組織痛
第6節 血 証
第7節 めまい(眩暈)
第8節 急性麻痺
第9節 黄 疸
第10節 喘 息
第11節 動 悸
第12節 急性下痢
第13節 急性尿閉・尿失禁
第14節 精神障害
第15節 急性中毒・感電
第16節 アレルギー反応

第2章 各科疾患の治療
第1節 呼吸器疾患
 1 感冒
 2 急性扁桃炎
 3 流行性耳下腺炎
 4 気管支炎
 5 気管支拡張症
 6 肺炎(主に大葉性肺炎)
 7 肺化膿症
 8 百日咳
 9 肺結核
  【随症治療】
  ◇発熱
  ◇頭痛
  ◇咳嗽
  ◇鼻閉鼻流
  ◇咽喉部の腫脹疼痛
  ◇盗汗,五心煩熱
第2節 消化器疾患
 1 食道疾患(食道炎,食道狭窄,食道憩室,噴門痙攣,食道癌など)
 2 急性胃炎,慢性胃炎,胃・十二指腸潰瘍
 3 胃下垂症
 4 ウイルス性肝炎
 5 急性・慢性胆嚢炎(胆石症)
 6 急性膵臓炎
 7 腸閉塞
 8 細菌性赤痢
  【随症治療】
  ◇嚥下困難
  ◇上腹痛
  ◇脇痛
  ◇食思不振
  ◇嘔吐,呑酸
  ◇横隔膜痙攣
  ◇便秘
  ◇脱肛
第3節 循環器疾患
 1 狭心症,急性心筋梗塞
 2 肺性心
 3 リウマチ性心臓疾患
 4 脳血管障害(脳出血,脳梗塞)
  1.脳出血の発作時
  2.脳軟化症と脳血管不全症の発作時
  3.脳卒中の後遺症
 5 心臓神経症
 6 閉塞性血栓血管炎
 7 レーノー病
  【随症治療】
  ◇心悸亢進
  ◇胸苦しさ,胸痛
  ◇頭痛
  ◇肢体の疼痛
第4節 泌尿生殖器疾患
 1 腎 炎
 2 尿路感染症
 3 尿路結石
 4 子宮外妊娠
 5 骨盤腔内炎症
 6 月経痛
 7 子宮下垂・子宮脱
 8 副睾丸炎
  【随症治療】
  ◇腰のだるさ,腰痛
  ◇浮腫
  ◇頻尿,尿意逼迫,排尿痛
  ◇尿閉
  ◇尿失禁
  ◇排尿後の後漏
  ◇血尿
  ◇インポテンツ
  ◇遺精
  ◇遺尿
  ◇下腹部痛
  ◇不正出血
第5節 神経科疾患
 1 坐骨神経痛
 2 上腕神経叢神経炎
 3 メニエール症候群
 4 癲 癇
 5 神経衰弱
 6 ヒステリー
 7 精神分裂症
 8 小児麻痺
 9 血管性頭痛(片頭痛)
  【随症治療】
  ◇昏迷
  ◇ショック
  ◇痙攣
  ◇嘔吐
  ◇頭痛
  ◇眩暈
  ◇肢体の運動マヒ
  ◇肢体の知覚マヒ,知覚異常
  ◇肢体の疼痛
  ◇肢体の強直
  ◇筋肉の萎縮
  ◇振戦
  ◇不眠
  ◇言語障害
第6節 内分泌疾患
 1 単純性甲状腺腫
 2 甲状腺機能亢進症
 3 月経前緊張症
 4 更年期障害
 5 糖尿病
  【随症治療】
  ◇甲状腺腫
  ◇眼球突出
  ◇心悸
  ◇顔面部のほてり
  ◇煩燥不安感
  ◇悲観的情緒障害
  ◇多飲
  ◇多食
  ◇多尿
  ◇瘙痒感
第7節 運動器疾患
 1 関節炎
 2 軟部組織損傷
 3 肩関節周囲炎
 4 寝ちがえ
  【随症治療】
  ◇四肢の関節痛
  ◇四肢の筋肉痛
  ◇腰背痛
  ◇頚項部の強ばりと痛み
  ◇肩甲部痛
第8節 感覚器疾患
 1 近 視
 2 緑内障
 3 結膜炎
 4 電気性眼炎
 5 視神経炎,視神経萎縮
 6 化膿性中耳炎
 7 鼻炎,副鼻腔炎
  【随症治療】
  ◇物がよく見えない
  ◇目の発赤・腫脹・疼痛
  ◇突発性盲
  ◇目の痒み
  ◇白内障
  ◇鼻汁,鼻閉,嗅覚障害
  ◇耳鳴り,難聴

第3章 典型症例の分析
 1 脳血管障害
 2 脳梗塞後遺症
 3 網膜中心動脈塞栓を伴う脳梗塞
 4 脳溢血(尿路感染症を併発)
 5 脳挫傷による右下肢不全マヒ
 6 対マヒ
 7 脳振蕩,右側動眼神経損傷
 8 リウマチ性心疾患(狭心症を併発)
 9 頚椎症
 10 精神分裂症
 11 眩暈の急性発作
 12 ヒステリーの急性発作
 13 急性胆石疝痛
 14 急性扁桃炎
 15 気管支喘息の急性発作
 16 慢性気管支炎
 17 脇 痛
 18 急性下痢症
 19 下痢症
 20 小児下痢症
 21 急性腰部捻挫
 22 肩関節周囲炎
 23 上腕骨外側上顆炎
 24 右上腕骨外科頚骨折,および転位
 25 膝関節内側側副靱帯損傷
 26 下肢軟部組織の圧迫損傷
 27 腱鞘炎(指屈筋腱)
 28 蕁麻疹
 29 不正子宮出血
 30 乳腺炎
 31 急性潜伏睾丸

著者略歴

針灸手技学


王序

黄序

邱序

I 部 基本手技

第1節 刺針手技概論
 1 刺針手技の定義・範囲・臨床的意義
  1.刺針手技の定義
  2.刺針手技の範囲
  3.刺針手技の臨床的意義
 2 刺針手技の総則としての陰陽の調和
 3 経脈の通調は刺針手技の根本
 4 刺針感応と刺針手技との関係
  1.得気の追求が刺針手技の基本
  2.得気の種類と相応する手技
   (1)患者が自覚する得気
   (2)得気の種類
   (3)術者が察知する得気
    ・だるさ(酸)・しびれ感(麻)・はれぼったさ(脹)・触電感・さざ波状の
     針感・痛感・冷感,熱感
  3.針感の獲得,維持,識別
   (1)候気法
   (2)催気法
   (3)守気法
   (4)弁気法
  4.針感の伝導
   (1)行気法と針感の伝導
   (2)針感伝導といくつかの問題
   (3)接気通経法
 5 弁証と刺針手技との関係
  1.八綱弁証と手技
  2.臓腑経絡弁証と手技
  3.因人制宜(個体差)と手技
 6 分層操作と手技の手順

第2節 刺針操作の一般的プロセス
 1 持針法(針の持ち方)
  1.針体の固定
  2.調神走息
 2 刺入法
  1.速刺法
  2.捻進法
 3 針向法(針の方向)
  1.通経導気
  2.透穴調気
  3.催気・守気
 4 深浅法(刺入の探さ)
 5 留針法
  1.留針による候気
  2.留針による調気
  3.留針による逐邪扶正
  4.留針による補瀉の援助
 6 抜針法
  1.快速抜針法
  2.緩慢抜針法
 7 透六法
 8 治神法
  1.刺針前の調神
  2.刺針後の守神
 9 刺針手技の練習
  1.指力訓練法
   (1)提插練習法
   (2)捻転練習法
   (3)搗顫練習法
  2.掌力練習法
  3.気力練習法
  4.術者の健康維持
   (1)養気法
   (2)調神法
   (3)固精法
  焦勉斎の「運掌練気法」

第3節 刺針の基本手技
 1 提挿法
  1.単成提挿法
  2.提挿と捻転を結合する方法
  3.提挿と呼呼を結合する方法
 2 捻転法
 3 導気法

第4節 刺針手技の補助動作
 1 揣法
 2 切法
 3 爪法
 4 循法
 5 摂法
 6 捫法
 7 按法
 8 搓法
 9 飛法
 10 弾法
 11 刮法
 12 弩法
 13 盤法
 14 抽添去
 15 動法
 16 揺法
 17 擺法
 18 搗法
 19 顫法
 20 倒法
 21 敲法

第5節 単式補瀉手技
 1 捻転補瀉法
 2 提挿補瀉法
 3 迎随補瀉法
 4 徐疾補瀉去
 5 呼吸補瀉法
 6 開闔補瀉法
 7 九六補瀉去
 8 営衛補瀉法
 9 大補大瀉法
 10 平補平瀉法

第6節 複式補瀉手技
 1 焼山火法
 2 透天涼法
 3 進火補法と進水瀉法
 4 陽中隠陰法と陰中隠陰法
 5 青龍擺尾法
 6 白虎揺頭法
 7 蒼亀探穴法
 8 赤鳳迎源法
 9 龍虎交戦法
 10 龍虎昇降法
 11 子午搗臼法
 12 進気法と運気法
 13 納気法
 14 提気法
 15 留気法

第7節 九刺・十二刺・五刺
 1 九刺
  1.輸刺法
  2.遠道刺法
  3.経刺法
  4.絡刺法
  5.分刺法
  6.大瀉刺法
  7.毛刺法
  8.巨刺法・繆刺法
  9.サイ刺法
 2 十二刺
  1.偶刺法
  2.報刺法
  3.恢刺法
  4.斉刺法
  5.揚刺法
  6.直針刺法
  7.輸刺法
  8.短刺法
  9.浮刺法
  10.陰刺法
  11.傍針刺法
  12.贊刺
 3 五刺
  1.半刺法
  2.豹文刺法
  3.関刺法
  4.合谷刺
  5.輸刺法

II 部 名医たちの刺針手技

【1】 承淡安の刺針手技
  1.刺針後の手技
  2.一般的に行われている新針法
  3.抜針時の手技
  4.得気と補瀉

【2】 陸痩燕の刺針手技
  1.手技を3つに分ける
  2.作用を3つに分ける
  3.目的を2つに分ける
  4.5種類の行気法を考察する
  5.「焼山火」と「透天涼」の研究
  6.刺激の強弱は単に「薬剤量」として捉える
  7.留針の補瀉は手技により決まる

【3】 任作田の刺針手技
  1.八法神針
  2.経験十法

【4】 焦勉斎の刺針手技
  1.呼吸補瀉法
  2.焼山火・透天涼の操作方法
   (1)焼山火の操作方法
   (2)透天涼の操作方法
   (3)解説

【5】 鄭毓琳の熱補涼瀉の刺針八法
  1.熱補涼瀉手技
   (1)熱補手技
   (2)涼瀉手技
  2.刺針八法
   (1)二竜戯珠
   (2)喜鵲登梅
   (3)老驢拉磨
   (4)金鉤釣魚
   (5)白蛇吐信
   (6)怪蠎翻身
   (7)金鶏啄米
   (8)鼠爪刺法

【6】 管正斉の初級および高級補瀉手技
  1.初級補瀉手技
   (1)補法
   (2)瀉法
  2.高級補瀉手技
   (1)焼山火
   (2)透天涼

【7】 陳応竜の子午補瀉と提挿補瀉法
  1.子午補瀉
   (1)補瀉の基数
   (2)補は雀啄を,瀉は揺針を補なう
   (3)捻針方法
   (4)捻針の方向
  2.提挿補瀉
   (1)提挿の補法
   (2)提挿の瀉法

【8】 王楽亭の十二透刺法
  1.透刺法の作用と特長
  2.十二透穴方
   (1)十二透穴方の形成と組成
   (2)十二透穴方の臨未応用
   (3)透すべきは充分透し,法に従う

【9】 鄭魁山の刺針手技
  1.刺針前の準備
  2.刺入法
  3.得気法
  4.補瀉手技
   (1)熱補法
   (2)涼瀉法
  5.守気法

【10】 司徒鈴の刺針補瀉法
  1.補法の操作
  2.瀉法の操作
  3.平補平瀉法の操作

【11】 彭静山の練針三法
  1.練臂運掌法
  2.水面練針法
  3.竜鳳持針法と無痛刺入法

【12】 黄羨明の守神運針法

【13】 楊甲三の毫針片手刺入法
  1.空圧式
   (1)持針法
   (2)刺入法
   (3)操作のポイント
  2.角度圧式
   (1)持針法
   (2)刺入法
   (3)操作のポイント
  3.捻圧式
   (1)持針法
   (2)刺入法
   (3)操作のポイント
  4.連続圧式
   (1)持針法
   (2)刺入法
   (3)操作のポイント

【14】 師懐堂の刺針手技
  1.捻針法
  2.提挿法
  3.補瀉手技
   (1)補法
   (2)瀉法
   (3)平補平瀉法
  4.滞針手技

【15】 郭效宗の刺針手技
  1.有効点
  2.得気効能
  3.三通
  4.神経型の分類
  5.手技
   (1)補法
   (2)瀉法
   (3)平刺法
  6.治療時期
  7.留針法

【16】 石学敏の刺針手技
  1.捻転補瀉の手技量学的研究
   (1)理論研究
   (2)臨床的な検査研究
    ・椎骨・脳底動脈への供血不足に対する治療・胆石症の治療
    ・虚血性心疾患の治療
  2.提挿補瀉が主の醒脳開竅法

【17】 馮潤身の透刺法
  1.透刺の方向による分類
   (1)単向透刺法
   (2)多向透刺法
   (3)往復透刺法
   (4)囲針透刺法
  2.透刺の角度による分類
   (1)沿皮透刺法
   (2)垂直透刺法
   (3)斜向透刺法
  3.透刺する経脈による分類
   (1)沿一の経脈への透刺
   (2)重なる経脈への透刺
  4.透刺の例
   ・地倉透頬革・ダン中透巨闕・天枢透肓兪・天井透臂臑・養老透通里

【18】 陳克彦の徐疾手技
  1.徐疾補瀉手技の具体的操作方法
  2.徐疾補瀉手技の臨床応用
   (1)抗癌剤の副作用を治療する
   (2)外科手術後の吸収熱を治療する
   (3)頭皮針と組み合わせて高血圧を治療する

【19】 高玉椿の抜針手技
  1.一般的な抜針法
  2.虚証での抜針法
  3.実証での抜針法
  4.昇提抜針法
  5.下降抜針法
  6.特殊按針法

【20】 劉天健の運気行針法
  1.運気行針手技の理論
  2.練気の方法
  3.運気行針法を応用するときの注意事項
  4.運気行針の手技

【21】 方吉慶のフェニックスの翔き補瀉法
  1.刺針手技の基本操作
   (1)刺入は1に取穴の正確さ,2に素速さ,3に無痛
   (2)快速振顫動作

【22】 張信の滞針術
  1.滞針術
  2.螺旋弧度刮針法
  3.臨床的意義
  4.臨床応用
   ・脱肛・偏頭痛・中風
  5.操作のポイント

【23】 孫明一の呼吸法で経気を激発させる方法
  1.呼吸法の具休的操作方法
   (1)呼吸法
   (2)催針気法
   (3)補法
   (4)瀉法
   (5)説明
  2.呼吸法の臨床体得

【24】 姜揖君の五刺法
  1.「半刺」は皮気を取り,肺に応じる
  2.「豹紋刺」は経路の血を取り,心に応じる
  3.「合谷刺」は肌痺を取り,脾に応じる
  4.「関刺」は筋痺を取り,肝に応じる。慎んで血を出すなかれ
  5.「輸刺」は骨痺を取り,腎に応じる

III 部 手技に関する研究と手技の発展略史

第1節 現代の刺針に手技に関する研究
 1 実験研究
  1.体温におよほす影響
  2.血管運動におよほす影響
  3.血液成分や尿中ホルモンにおよほす影響
  4.補瀉手技とサーモグラム
  5.補瀉手技の皮膚電位におよほす影響
  6.刺針補瀉の環状ヌクレオチド乃び内分泌におよぼす影響
 2 臨床研究
  1.消化器系
  2.心血管系
  3.呼吸器系
  4.泌尿器系
  5.生殖器系
  6.内分泌系
  7.免疫系
  8.自律神経系
 3 刺針手技と循経感伝
  1.循経感伝の誘発
  2.循経感伝の制御
  3.循経感伝の阻止

第2節 手技の発展略史
 1 刺針手技の起源
  1.伏羲の九針とその手技
  2.針具と手技は同時に発生し,発展を共にした
 2 刺針手技の形成
  1.『黄帝内経』は刺針手技の基礎を築いた
  2.『難経』は刺針手技の形成を促進した
  3.春秋戦国から三国時代までの名医と針灸手技
 3 刺針手技の発展
  1.刺針手技の初期の発展段階
  2.刺針手技の興隆期
  3.刺針手技の衰退と再興

針灸経穴辞典


訳者まえがき

凡例

第1章 経穴学概論

第1節 経穴の概念と形成過程
 1.経穴の概念
 2.経穴の形成過程

第2節 経穴の主治作用と定位法
 1.経穴の主治作用
 2.経穴の定位法
 (1)体表の解剖上の目印による定位法
 (2)分寸定位法

第3節 十四経経穴の主治の異同
 手三陰経/手三陽経
 足三陽経/足三陰経/督・任脈
 十四経の体表循環分布図
 十四経穴主治分布図

第4節 要穴の概念と意義
 1.五輪穴(五行穴)
 2.十二原穴
 3.十五絡穴
 4.八会穴
 5.八脈交会穴
 6.十六郄穴
 7.下合穴
 8.兪募穴
 9.交会穴

第5節 経脈と経穴の命名
 1.経脈の命名
 2.経穴の命名

第2章 十四経穴

第1節 手太陰肺経
  I 経 脈
 II 経 穴
   中 府 L1/雲 門 L2/天 府 L3/侠 白 L4/尺 沢 L5/
   孔 最 L6/列 缺 L7/経 渠 L8/太 淵 L9/魚 際 L10/
   少 商 L11

第2節 手少陰心経
  I 経 脈
 II 経 穴
   極 泉 H1/青 霊 H2/少 海 H3/霊 道 H4/通 里 H5/
   陰 郄 H6/神 門 H7/少 府 H8/少 衝 H9

第3節 手厥陰心包経
  I 経 脈
 II 経 穴
   天 池 P1/天 泉 P2/曲 沢 P3/郄 門 P4/間 使 P5/
   内 関 P6/大 陵 P7/労 宮 P8/中 衝 P9

第4節 手陽明大腸経
  I 経 脈
 II 経 穴
   南 陽 LI1/二 間 LI2/三 間 LI3/合 谷 LI4/陽 谿 LI5/
   偏 歴 LI6/温 溜 LI7/下 廉 LI8/上 廉 LI9/
   手三里 LI10/曲 池 LI11/肘 髎 LI12/手五里 LI13/
   臂 臑 LI14/肩 髃 LI15/巨 骨 LI16/天 鼎 LI17/
   扶 突 LI18/禾 髎 LI19/迎 香 LI20

第5節 手太陽小腸経
  I 経 脈
 II 経 穴
   少 沢 SI1/前 谷 SI2/後 谿 SI3/腕 骨 SI4/陽 谷 SI5/
   養 老 SI6/支 正 SI7/小 海 SI8/肩 貞 SI9/臑 兪 SIl0/
   天 宗 SI11/乗 風 SI12/曲 垣 SI13/肩外兪 SI14/
   肩中兪 SI15/天 窓 SI16/天 容 Sl17/顴 髎 SI18/
   聴 宮 SI19

第6節 手少陽三焦経
  I 経 脈
 II 経 穴
   関 衝 SJ1/液 門 SJ2/中 渚 SJ3/陽 池 SJ4/
   外 関 SJ5/支 溝 SJ6/会 宗 SJ7/三陽絡 SJ8/
   四 瀆 SJ9/天 井 SJ10/清冷淵 SJ11/消 濼 SJ12/
   臑 会 SJ13/肩 髎 SJ14/天 髎 SJ15/天 牖 SJ16/
   翳 風 SJ17/瘈 脈 SJ18/顱 息 SJ19/角 孫 SJ20/
   耳 門 SJ21/和 髎 SJ22/糸竹空 SJ23

第7節 足陽明胃経
  I 経 脈
 II 経 穴
   承 泣 S1/四 白 S2/巨 髎 S3/地 倉 S4/大 迎 S5/
   頬 車 S6/下 関 S7/頭 維 S8/人 迎 S9/水 突 S10/
   気 舎 S11/缺 盆 S12/気 戸 S13/庫 房 S14/
   屋 翳 S15/膺 窓 S16/乳 中 S17/乳 根 S18/
   不 容 S19/承 満 S20/梁 門 S21/関 門 S22/
   太 乙 S23/滑肉門 S24/天 枢 S25/外 陵 S26/
   大 巨 S27/水 道 S28/帰 来 S29/気 衝 S30/
   髀 関 S31/伏 兎 S32/陰 市 S33/梁 丘 S34/
   犢 鼻 S35/足三里 S36/上巨虚 S37/条 口 S38/
   下巨虚 S39/豊 隆 S40/解 谿 S41/衝 陽 S42/
   陥 谷 S43/内 庭 S44/厲 兌 S45

第8節 足太陽膀胱経
  I 経 脈
 II 経 穴
   睛 明 B1/攅 竹 B2/眉 衝 B3/曲 差 B4/五 処 B5/
   承 光 B6/通 天 B7/絡 却 B8/玉 枕 B9/天 柱 B10/
   大 杼 B11/風 門 B12/肺 兪 Bl3/厥陰兪 B14/
   心 兪 B15/督 兪 B16/膈 兪 B17/肝 兪 B18/
   胆 兪 B19/脾 兪 B20/胃 兪 B21/三焦兪 B22/
   腎 兪 B23/気海兪 B24/大腸兪 B25/関元兪 B26/
   小腸兪 B27/膀胱兪 B28/中膂兪 B29/白環兪 B30/
   上 髎 B31/次 髎 B32/中 髎 B33 下 髎 B34/
   会 陽 B35/承 扶 B36/殷 門 B37/浮 郄 B38/
   委 陽 B39/委 中 B40/附 分 B41/魄 戸 B42/
   膏 肓 B43/神 堂 B44/イ 譆 B45/膈 関 B46/
   魂 門 B47/陽 綱 B48/意 舎 B49/胃 倉 B50/
   肓 門 B51/志 室 B52/胞 肓 B53/秩 辺 B54/
   合 陽 B55/承 筋 B56/承 山 B57/飛 陽 B58/
   跗 陽 B59/崑 崙 B60/僕 参 B61/申 脈 B62/
   金 門 B63/京 骨 B64/束 骨 B65/足通谷 B66/
   至 陰 B67

第9節 足少陽胆経
  I 経 脈
 II 経 穴
   瞳子髎/聴 会 G2/上 関 G3/頷 厭 G4/懸 顱 G5/
   懸 釐 G6/曲 鬢 G7/率 谷 G8/天 衝 G9/浮 白 G10/
   頭竅陰 G11/完 骨 G12/本 神 G13/陽 白 G14/
   頭臨泣 G15/目 窓 G16/正 宮 G17/承 霊 G18/
   脳 空 G19/風 池 G20/肩 井 G21/淵 液 G22/
   輒 筋 G23/日 月 G24/京 門 G25/帯 脈 G26/
   五 枢 G27/維 道 G28/居 髎 G29/環 跳 G30/
   風 市 G31/中 涜 G32/足陽関 G33/陽陵泉 G34/
   陽 交 G35/外 丘 G36/光 明 G37/陽 輔 G38/
   懸 鐘 G39/丘 墟 G40/足臨泣 G41/地五会 G42/
   俠 谿 G43/足竅陰 G44

第10節 足太陰脾経
  I 経 脈
 II 経 穴
   隠 白 SP1/大 都 SP2/太 白 SP3/公 孫 SP4/
   商 丘 SP5/三陰交 SP6/漏 谷 SP7/地 機 SP8/
   陰陵泉 SP9/血 海 SP10/箕 門 SP11/衝 門 SP12/
   府 舎 SP13/腹 結 SP14/大 横 SP15/腹 哀 SP16/
   食 竇 SP17/天 谿 SP18/胸 郷 SP19/周 栄 SP20/
   大 包 SP21

第11節 足少陰腎経
  I 経 脈
 II 経 穴
   湧 泉 K1/然 谷 K2/太 谿 K3/大 鍾 K4/水 泉 K5/
   照 海 K6/復 溜 KT/交 信 K8/築 賓 K9/陰 谷 K10/
   横 骨 K11/大 赫 K12/気 穴 K13/四 満 K14/
   中 注 K15/肓 命 K16/商 曲 K17/石 関 K18/
   陰 都 K19/腹通谷 K20/幽 門 K21/歩 廊 K22/
   神 封 K23/霊 墟 K24/神 蔵 K25/彧 中 K26/兪 府 K27

第12節 足厥陰肝経
  I 経 脈
 II 経 穴
   大 敦 Liv1/行 間 Liv2/太 衝 Liv3/中 封 Liv4/
   蠡 溝 Liv5/中 都 Liv6/膝 関 Liv7/曲 泉 Liv8/
   陰 包 Liv9/足五里 Liv10/陰 廉 Liv11/急 脈 Liv12/
   章 門 Liv13/期 門 Liv14

第13節 督  脈
  I 経 脈
 II 経 穴
   長 強 DM1/腰 兪 DM2/腰陽関 DM3/命 門 DM4/
   懸 枢 DM5/脊 中 DM6/中 枢 DM7/筋 縮 DM8/
   至 陽 DM9/霊 台 DM10/神 道 DM11/身 柱 DM12/
   陶 道 DM13/大 椎 DM14/ア 門 DM15/風 府 DM16/
   脳 戸 DM17/強 間 DM18/後 頂 DM1g/百 会 DM20/
   前 頂 DM21/顖 会 DM22/上 星 DM23/神 庭 DM24/
   素 髎 DM25/水 溝 DM26/兌 端 DM27/齦 交 DM28

第14節 任  脈
  I 経 脈
 II 経 穴
   会 陰 RM1/曲 骨 RM2/中 極 RM3/関 元 RM4/
   石 門 RM5/気 海 RM6/陰 交 RM7/神 闕 RM8/
   水 分 RM9/下 脘 RM10/建 里 RM11/中 脘 RM12/
   上 脘 RM13/巨 闕 RM14/鳩 尾 RM15/中 庭 RM16/
   膻 中 RM17/玉 堂 RM18/紫 宮 RM19/華 蓋 RM20/
   璇 璣 RM21/天 突 RM22/廉 泉 RM23/承 漿 RM24

第3章 経外奇穴

第1節 上肢部
   十 宣 EX-UE9/四 縫 EX-UE8/二 白 EX-UE2/
   八 邪 EX-UE7/外労宮/寸 平/中 泉 EX-UE3/五 虎/
   手逆注/止 紅/肩 前 EX-UElO-13/治 痒

第2節 下肢部
   鶴 頂 EX-LE1/脳 清/胆嚢穴 EX-LE9/闌尾穴 EX-LE8/
   膝 眼 EX-LE2/陵 後/八 風 EX-LE3/新大郄/
   百虫窩 EX-LE12/肝 炎

第3節 頭頸部
   四神聡 EX-HN1/印 堂 EX-HN2/太 陽 EX-HN4/
   球 後 EX-HN11/魚 腰 EX-HN3/内迎香 EX-HN5/
   上迎香 EX-HN12/牽 正 EX-HN18/侠承漿 EX-HN14/
   金津・玉液 EX-HN6-7/頬 裏 EX-HN15/上廉泉/新廉泉/
   頸 骨 EX-HN21/落 頸/風 岩/全 知/安 眠 EX-HN17/
   翳 明 EX-HN16

第4節 胸腹部
   胃 上 EX-CA2/提 托 EX-CA5/気 門/子 宮 EX-CA1

第5節 項背腰仙部
   百 労 EX-HN19/血圧点/定 喘 EX-B6/
   崇 骨 EX-HN20/無名穴/巨闕兪/八椎下/接 骨/
   痞 根 EX-B2/膵 兪/腰 奇 EX-B5/腰 骶/下極兪/
   血 愁/腰 眼 EX-B3/夾 脊 EX-B1

附1 穴位作用の分類表
附2 配穴分類表
附3 十四経穴身体各部主治表

参考文献

訳注

穴名索引

中医鍼灸臨床発揮


【総 論】

1.弁証論治は中国伝統医学の精髄である
2.鍼灸臨証治要
3.証候群は弁証論治の根拠となるものである
4.鍼灸の処方構成,選穴について
5.医案

【各 論】

第1章 内科
1.頭 痛
2.目 眩
3.咳 嗽
4.哮 証
5.不 眠
6.虚 労
7.胃 痛
8.腹 痛(付:寒疝型腹痛)
9.鼓 脹(付:黒熱病)
10.鬱 証(付:失語)
11.厥 証
12.泄 瀉
13.痢 疾
14.小便失禁
15.癃 閉 
16.陽 痿
17.遺精,滑精
18.中 風
19.顔面マヒ
20.腰 痛
21.痺 証
22.痿 証
23.坐骨神経痛

第2章 婦人科・小児科
1.帯 下
2.陰 痒
3.痛 経
4.乳汁不足
5.小児マヒ
6.小児遺尿
7.小児泄瀉
3.日本脳炎

第3章 五官・外科
1.眼瞼下垂
2.軟口蓋麻痺
3.耳鳴り,難聴
4.舌 喑 〔言語障害〕
5.喉 喑〔失声症〕
6.喉 痺(付:急喉風)
7.癮 疹

第4章 その他
1.誤治検討症例
2.その他の症例
  内科疾患
  婦人科,小児科,五官科疾患
  奇病,診断確定が難しい疾患
3.肢体疼痛症の症例
4.外傷性疾患の症例

臨床経穴学


前言

凡例

第1章 総論
第1節 経絡と経穴
 1.経絡の連絡・絡属と経穴との関係
 2.経絡の転輸と経穴ごとの関係
 3.経絡の伝導と経穴との関係
 4.経絡の平衡調節と経穴との関係
第2節 経穴効能の検討と応用
 1.経穴の効能を検討する目的
 2.経穴の効能を研究する基礎と条件
 3.経穴の効能の臨床応用
第3節 経穴の主治範囲の一般法則
 1.十二経の経穴
 2.任督二派と背部,腹部の経穴
 3.所在区(区域性)の経穴
 4.特定穴

第2章 手太陰肺経
概 論
 1.中 府
 2.尺 沢
 3.列 欠
 4.太 淵
 5.少 商

第3章 手陽明大腸経
概 論
 1.合 谷
 2.曲 池
 3.肩 髃
 4.迎 香

第4章 足陽明胃経
概 論
 1.承 泣
 2.頰 車
 3.下 関
 4.梁 門
 5.天 枢
 6.帰 来
 7.足三里
 8.上巨虚
 9.豊 隆
 10.解 谿
 11.内 庭

第5章 足太陰脾経
概 論
 1.太 白
 2.公 孫
 3.三陰交
 4.陰陵泉
 5.血 海

第6章 手少陰心経
概 論
 1.通 里
 2.神 門

第7章 手太陽小腸経
概 論
 1.少 沢
 2.後 谿

第8章 足太陽膀胱経
榔 論
 1.睛 明
 2.攅 竹
 3.大 杼
 4.風 門
 5.肺 兪
 6.心 兪
 7.膈 兪
 8.肝 兪
 9.脾 兪
 10.胃 兪
 11.腎 兪
 12.大腸兪
 13.次 髎
 14.委 巾
 15.承 山
 16.崑 崙

第9章 足少陰腎経
概 論
 1.湧 泉
 2.太 谿
 3.復

第10章 手厥陰心包経
概 論
 1.曲 沢
 2.間 使
 3.内 関
 4.大 陵

第11章 手少陽三焦経
概 論
 1.中 渚
 2.外 関
 3.支 溝
 4.翳 風

第12章 足少陽胆経
概 論
 1.聴 会
 2.風 池
 3.環 跳
 4.風 市
 5.陽陵泉
 6.懸 鐘
 7.丘 墟

第13章 足厥陰肝経
概 論
 1.行 間
 2.太 衝
 3.章 門
 4.期 門

第14章 任 脈
概 論
 1.巾 極
 2.関 元
 3.気 海
 4.神 闕
 5.下 脘
 6.中 脘
 7.上 脘
 8.膻 中
 9.天 突
 10.廉 泉

第15章 督 脈
概 論
 1.長 強
 2.命 門
 3.大 椎
 4.瘂 門
 5.百 会
 6.人 中

第16章 経外奇穴
概 論
 1.手十二井穴
 2.膝 眼
 3.太 陽

湯液処方と針灸処方の対照表

病名索引

湯液処方索引

訳者あとがき

2006年11月20日

針灸学[手技篇]


序文

自序

第1章 針法

第1節 古代九針
 1 毫針の規格
 2 針の選び方

第2節 内経刺法
 1 異なる深さの刺法
  1.刺皮(皮膚に刺す)
   (1)毛刺
   (2)半刺
   (3)直針刺
  2.刺脈(経.絡脈に刺す)
   (1)経刺
   (2)絡刺
   (3)賛刺
   (4)豹文刺
  3.刺肉(肌肉に刺す)
   (1)浮刺
   (2)分刺
   (3)合谷刺
  4.刺筋(筋に刺す)
   (1)関刺
   (2)恢刺
  5.刺骨(骨に刺す)
   (1)短刺
   (2)輸刺
 2 取穴原則による刺法
  1.五兪穴と背兪穴
   輸刺
  2.局部取穴
   以痛為輸(痛を以て輸となす)
  3.遠隔取穴
   遠道刺
  4.前後配穴
   偶刺
  5.左右配穴
   (1)陰刺
   (2)巨刺,繆刺
 3 その他の刺法
  1.多針
   (1)斉刺
   (2)揚刺
   (3)傍針刺
   (4)報刺
  2.燔針
   焠刺
  3.排膿
   大瀉刺
  4.輸刺

第3節 針治療の作用および注意事項
 1 針の作用
  1.扶正補虚
  2.去邪瀉実
  3.調和陰陽
  4.疏通経絡
  5.清熱解毒
  6.鎮痙止痛
  7.消堅散結
 2 針治療時の注意事頃
  1.体位
  2.刺入角度
   (1)直刺
   (2)斜刺
   (3)横刺(沿皮刺
  3.刺針の深さ
   (1)年齢
   (2)肥痩
   (3)感受性
   (4)病位
  4.取穴の順序
  5.消毒
  6.その他の心得

第4節 針の禁忌および異常現象の処理法
 1 禁忌
 2 刺針による異常現象と処理法
  1.滞針
  2.湾針
  3.折針
  4.暈針
  5.出血と血腫

第5節 その他の針および治療法
 1 三稜針
  1.点刺による方法(点刺放血法・遠刺放血法)
  2.結紮を用いた方法(結紮放血法)
  3.局所をつまんで刺す方法(捏起放血法)
 2 挑治療法
  1.痔の挑治
  2.頸部リンパ結核の挑治
  3.頚部リンパ結核の截根治療
  4.羊毛疔の挑治(上腹部の激痛,胃痛,乾嘔に用いる)
 3 火針
   (1)未液化リンパ節結節
   (2)液化リンパ節結核
   (3)液化後の空洞
   (4)潰瘍
 4 皮下埋針
 5 叢針
  1.叢針揚刺法
  2.囲刺法
  3.皮膚叩打法
   (1)共通の叩打部位
   (2)重点的な叩打部位
 6 抜罐・捏脊
  1.抜罐
   (1)火罐
   (2)推罐
   (3)水罐
   (4)適応症
   (5)注意事項
  2.捏脊
   (1)方法
   (2)適応症

第6節 新しい治療法および針麻酔
 1 穴位注射
  1.小量の薬剤を注入する方法
   (1)用具と薬物
   (2)穴位の選択
   (3)操作方法
   (4)治療過程
   (5)適応症と選穴
   (6)注意事項
  2.水針
   (1)用具と薬物
   (2)方法
   (3)適応症
   (4)注意事項
 2 結紮去(強刺激結紮法)
   (1)用具
   (2)方法
   (3)適応症
   (4)注意事項
 3 穴位埋線
   (1)用具
   (2)操作方法
   (3)適応症
   (4)注意事項
 4 耳針
  1.耳殻表面の解剖名称
  2.耳針穴位
  3.耳針操作
   (1)針
   (2)耳穴
   (3)穴位のさがし方
   (4)刺針
   (5)置針
  4.耳針配穴
  5.耳針の注意事項
 5 針刺麻酔
  1.針刺麻酔の適応範囲
  2.術前の準備
  3.取穴
   (1)体針麻酔取穴法
   (2)耳針麻酔取穴法
  4.操作と刺激方法
   (1)刺激方法
   (2)操作方法
  5.補助投薬
  6.針麻酔の処方例
   (1)抜歯手術
   (2)白内障水晶体摘除術
   (3)胃切除術
   (4)下腹部手術


第2章 手技

第1節 練針法
 1 関節練習法
  1.肩関節の練習
  2.肘闇節の練習
  3.腕関節の練習
 2 手の練習法
  1.左手の練習
  2.右手の練習

第2節 揣穴(定穴)法
 1 指切法
 2 按圧法
 3 分撥法
 4 旋転法
 5 滾揺法
 6 昇降法
 7 滾揺昇降法
 8 舒張押手法

第3節 刺入法
 1 指切速刺法
 2 緩慢捻進法
 3 刺入捻進法
 4 針管打入法
 5 指切圧入法
 6 圧針緩進法

第4節 行針候気法
 1 候気法・催気法
  1.捜法
  2.弾弩・敲震
  3.循按
  4.移位
 2 行気法
  1.堤挿
  2.搓捻(撚)
  3.撥刮(摩)
  4.盤揺
  5.関閉
  6.飛法
 3 守気法
  1.推弩
  2.提拉
  3.搬墊
 4 置針と抜針
  1.置針
  2.抜針

第5節 補瀉手技
 1 迎随補瀉去
 2 呼吸補瀉法
 3 徐疾補瀉去
  1.進退補瀉
  2.提挿補瀉
 4 捻転補瀉法
  1.指飛補瀉
  2.九六補瀉
 5 栄衛補瀉法
 6 開合補瀉法
 7 虚実補瀉

第6節 複合補瀉法
 1 焼山火(補法)
 2 透天涼(瀉法)
 3 陽中隠陰(先補後瀉法)
 4 陰中隠陽(先瀉後補法)
 5 蒼亀探穴法(平補平瀉法・行気法)
 6 赤鳳迎源法(平補平瀉法・行気法)
 7 進火補法
 8 進水瀉法
 9 青龍擺尾(別名・蒼龍擺尾 補法・温散法)
 10 赤鳳揺頭(別名・白虎揺頭 瀉法)
 11 熱補法
 12 涼瀉法


第3章 家伝針法

 1 二龍戯朱法
 2 喜鵲登梅法
 3 白蛇吐信法
 4 怪蠎翻身法
 5 鼠爪刺法
 6 金鶏啄米法
 7 老驢拉磨法
 8 金鈎釣魚法 第4章 灸法

第1節 灸の材料

第2節 艾灸の常用方法
 1 艾シュ灸法
  1.直接灸法
   (1)無痕灸
   (2)有痕灸
  2.間接灸法
   (1)隔姜灸・隔蒜灸
   (2)隔塩灸
   (3)艾条灸法
  1.温和灸
  2.雀啄灸
  3.熨熱灸
  4.回旋灸
  5.温針灸
  6.温灸器
  7.灸箱灸
  8.クルミ殻メガネ灸
  9.雷火神針

第3節 施灸の作用と注意事項
 1 旋灸の作用
  1.温散寒邪
  2.温通経絡
  3.益気養血
  4.回陽固脱
  5.予防保健
 2 旋灸の注意事項
  1.体位の選択
  2.施灸の壮数と時間
  3.施灸の部位
  4.患者指導
  5.禁灸
  6.火傷と火災に対する注

針灸学[経穴篇]


序にかえて 後藤 修司

本書を学ぶにあたって 兵頭 明

緒 論
 1.経絡・経穴の発見と発展
 2.経絡・経穴の分類と命名
  【1】十四経経穴
  【2】奇穴
  【3】阿是穴
 3.経絡定位の方法
  【1】頭部
  【2】頚項部
  【3】腰背部
  【4】胸腹部
  【5】上肢部
  【6】下肢部
 4.経穴定位の手順
  【1】体表解剖表示定位法
  【2】骨度定位法
  【3】指寸定位法
 5.経絡の主治法則
 6.経穴の主治法則
  【1】分経主治法則
  【2】分部主治法則

十四経経穴主治分部見取図

総 論
1.十二正経
  手の太陰肺経絡系統
   1 手の太陰肺経絡系統の循行分布
   2 手の太陰肺経絡系統の病候
  手の陽明大腸経絡系統
   1 手の陽明大腸経絡系統の循行分布
   2 手の陽明大腸経絡系統の病候
  足の陽明胃経絡系統
   1 足の陽明胃経絡系統の循行分布
   2 足の陽明胃経絡系統の病候
  足の太陰脾経絡系統
   1 足の太陰脾経絡系統の循行分布
   2 足の太陰脾経絡系統の病候
  手の少陰心経絡系統
   1 手の少陰心経絡系統の循行分布
   2 手の少陰心経絡系統の病候
  手の太陽小腸経絡系統
   1 手の太陽小腸経絡系統の循行分布
   2 手の太陽小腸経絡系統の病候
  足の太陽膀胱経絡系統
   1 足の太陽膀胱経絡系統の循行分布
   2 足の太陽膀胱経絡系統の病候
  足の少陰腎経絡系統
   1 足の少陰腎経絡系統の循行分布
   2 足の少陰腎経絡系統の病候
  手の厥陰心包経絡系統
   1 手の厥陰心包経絡系統の循行分布
   2 手の厥陰心包経絡系統の病候
  手の少陽三焦経絡系統
   1 手の少陽三焦経絡系統の循行分布
   2 手の少陽三焦経絡系統の病候
  足の少陽胆経絡系統
   1 足の少陽胆経絡系統の循行分布
   2 足の少陽胆経絡系統の病候
  足の厥陰肝経絡系統
   1 足の厥陰肝経絡系統の循行分布
   2 足の厥陰肝経絡系統の病候
2.奇経八脈
  督 脈
   1 督脈およびその別絡の循行分布
   2 督脈およびその大絡の病候
  任 脈
   1 任脈およびその別絡の循行分布
   2 任脈およびその大絡の病候
  衝 脈
   1 衝脈の循行
   2 衝脈の病候
  帯 脈
   1 帯脈の循行
   2 帯脈の病候
  陽維脈
   1 陽維脈の循行
   2 陽維脈の病候
  陰維脈
   1 陰維脈の循行
   2 陰維脈の病候
  陽蹻脈
   1 陽蹻脈の循行
   2 陽蹻脈の病候
  陰蹻脈
   1 陰蹻脈の循行
   2 陰蹻脈の病候

各 論

手の太陰肺経
  中 府(ちゅうふ)
  雲 門(うんもん)
  天 府(てんぷ)
  俠 白(きょうはく)
  尺 沢(しゃくたく)
  孔 最(こうさい)
  列 缺(れっけつ)
  経 渠(けいきょ)
  太 淵(たいえん)
  魚 際(ぎょさい)
  少 商(しょうしょう)

手の陽明大腸経
  商 陽(しょうよう)
  二 間(じかん)
  三 間(さんかん)
  合 谷(ごうこく)
  陽 谿(ようけい)
  偏 歴(へんれき)
  温 溜(おんる)
  下 廉(げれん)
  上 廉(じょうれん)
  手三里(てさんり)
  曲 池(きょくち)
  肘 髎(ちゅうりょう)
  手五里(てごり)
  臂 臑(ひじゅ)
  肩 髃(けんぐう)
  巨 骨(ここつ)
  天 鼎(てんてい)
  扶 突(ふとつ)
  禾 髎(かりょう)
  迎 香(げいこう)

足の陽明胃経
  承 泣(しょうきゅう)
  四 白(しはく)
  巨 髎(こりょう)
  地 倉(ちそう)
  大 迎(だいげい)
  頰 車(きょうしゃ)
  下 関(げかん)
  頭 維(ずい)
  人 迎(じんげい)
  水 突(すいとつ)
  気 舎(きしゃ)
  缺 盆(けつぼん)
  気 戸(きこ)
  庫 房(こぼう)
  屋 翳(おくえい)
  膺 窓(ようそう)
  乳 中(にゅうちゅう)
  乳 根(にゅうこん)
  不 容(ふよう)
  承 満(しょうまん)
  梁 門(りょうもん)
  関 門(かんもん)
  太 乙(たいいつ)
  滑肉門(かつにくもん)
  天 枢(てんすう)
  外 陵(がいりょう)
  大 巨(だいこ)
  水 道(すいどう)
  帰 来(きらい)
  気 衝(きしょう)
  髀 関(ひかん)
  伏 兎(ふくと)
  陰 市(いんし)
  梁 丘(りょうきゅう)
  犢 鼻(とくび)
  足三里(あしさんり)
  上巨虚(じょうこきょ)
  条 口(じょうこう)
  下巨虚(げこきょ)
  豊 隆(ほうりゅう)
  解 谿(かいけい)
  衝 陽(しょうよう)
  陥 谷(かんこく)
  内 庭(ないてい)
  厲 兌(れいだ)

足の太陰脾経
  隠 白(いんぱく)
  大 都(だいと)
  太 白(たいはく)
  公 孫(こうそん)
  商 丘(しょうきゅう)
  三陰交(さんいんこう)
  漏 谷(ろうこく)
  地 機(ちき)
  陰陵泉(いんりょうせん)
  血 海(けっかい)
  箕 門(きもん)
  衝 門(しょうもん)
  府 舎(ふしゃ)
  腹 結(ふくけつ)
  大 横(だいおう)
  腹 哀(ふくあい)
  食 竇(しょくとく)
  天 谿(てんけい)
  胸 郷(きょうきょう)
  周 栄(しゅうえい)
  大 包(だいほう)

手の少陰心経
  極 泉(きょくせん)
  青 霊(せいれい)
  少 海(しょうかい)
  霊 道(れいどう)
  通 里(つうり)
  陰 郄(いんげき)
  神 門(しんもん)
  少 府(しょうふ)
  少 衝(しょうしょう)

手の太陽小腸経
  少 沢(しょうたく)
  前 谷(ぜんこく)
  後 谿(こうけい)
  腕 骨(わんこつ)
  陽 谷(ようこく)
  養 老(ようろう)
  支 正(しせい)
  小 海(しょうかい)
  肩 貞(けんてい)
  臑 兪(じゅゆ)
  天 宗(てんそう)
  秉 風(へいふう)
  曲 垣(きょくえん)
  肩外兪(けんがいゆ)
  肩中兪(けんちゅうゆ)
  天 窓(てんそう)
  天 容(てんよう)
  顴 髎(けんりょう)
  聴 宮(ちょうきゅう)

足の太陽膀胱経
  睛 明(せいめい)
  攅 竹(さんちく)
  眉 衝(びしょう)
  曲 差(きょくさ)
  五 処(ごしょ)
  承 光(しょうこう)
  通 天(つうてん)
  絡 却(らっきゃく)
  玉 枕(ぎょくちん)
  天 柱(てんちゅう)
  大 杼(だいじょ)
  風 門(ふうもん)
  肺 兪(はいゆ)
  厥陰兪(けついんゆ)
  心 兪(しんゆ)
  督 兪(とくゆ)
  膈 兪(かくゆ)
  肝 兪(かんゆ)
  胆 兪(たんゆ)
  脾 兪(ひゆ)
  胃 兪(いゆ)
  三焦兪(さんしょうゆ)
  腎 兪(じんゆ)
  気海兪(きかいゆ)
  大腸兪(だいちょうゆ)
  関元兪(かんげんゆ)
  小腸兪(しょうちょうゆ)
  膀胱兪(ぼうこうゆ)
  中膂兪(ちゅうりょゆ)
  白環兪(はくかんゆ)
  上 髎(じょうりょう)
  次 髎(じりょう)
  中 髎(ちゅうりょう)
  下 髎(げりょう)
  会 陽(えよう)
  承 扶(しょうふ)
  殷 門(いんもん)
  浮 郄(ふげき)
  委 陽(いよう)
  委 中(いちゅう)
  附 分(ふぶん)
  魄 戸(はくこ)
  膏 肓(こうこう)
  神 堂(しんどう)
  イ 譆(いき)
  膈 関(かくかん)
  魂 門(こんもん)
  陽 綱(ようこう)
  意 舎(いしゃ)
  胃 倉(いそう)
  肓 門(こうもん)
  志 室(ししつ)
  胞 肓(ほうこう)
  秩 辺(ちっぺん)
  合 陽(ごうよう)
  承 筋(しょうきん)
  承 山(しょうざん)
  飛 陽(ひよう)
  跗 陽(ふよう)
  崑 崙(こんろん)
  僕 参(ぼくしん)
  申 脈(しんみゃく)
  金 門(きんもん)
  京 骨(けいこつ)
  束 骨(そくこつ)
  足通谷(あしつうこつ)
  至 陰(しいん)

足の少陰腎経
  湧 泉(ゆうせん)
  然 谷(ねんこく)
  太 谿(たいけい)
  大 鐘(だいしょう)
  水 泉(すいせん)
  照 海(しょうかい)
  復 溜(ふくりゅう)
  交 信(こうしん)
  築 賓(ちくひん)
  陰 谷(いんこく)
  横 骨(おうこつ)
  大 赫(だいかく)
  気 穴(きけつ)
  四 満(しまん)
  中 注(ちゅうちゅう)
  肓 兪(こうゆ)
  商 曲(しょうきょく)
  石 関(せきかん)
  陰 都(いんと)
  腹通谷(はらつうこく)
  幽 門(ゆうもん)
  歩 廊(ほろう)
  神 封(しんぽう)
  霊 墟(れいきょ)
  神 蔵(しんぞう)
  彧 中(いくちゅう)
  兪 府(ゆふ)

手の厥陰心包経
  天 池(てんち)
  天 泉(てんせん)
  曲 沢(きょくたく)
  郄 門(げきもん)
  間 使(かんし)
  内 関(ないかん)
  大 陵(だいりょう)
  労 宮(ろうきゅう)
  中 衝(ちゅうしょう)

手の少陽三焦経
  関 衝(かんしょう)
  液 門(えきもん)
  中 渚(ちゅうしょ)
  陽 池(ようち)
  外 関(がいかん)
  支 溝(しこう)
  会 宗(えそう)
  三陽絡(さんようらく)
  四 瀆(しとく)
  天 井(てんせい)
  清冷淵(せいれいえん)
  消 濼(しょうれき)
  臑 会(じゅえ)
  肩 髎(けんりょう)
  天 髎(てんりょう)
  天 牖(てんゆう)
  翳 風(えいふう)
  瘈 脈(けいみゃく)
  顱 息(ろそく)
  角 孫(かくそん)
  耳 門(じもん)
  和 髎(わりょう)
  絲竹空(しちくくう)

足の少陽胆経
  瞳子髎(どうしりょう)
  聴 会(ちょうえ)
  上 関(客主人)(じょうかん)
  頷 厭(がんえん)
  懸 顱(けんろ)
  懸 釐(けんり)
  曲 鬢(きょくびん)
  率 谷(そっこく)
  天 衝(てんしょう)
  浮 白(ふはく)
  頭竅陰(あたまきょういん)
  完 骨(かんこつ)
  本 神(ほんじん)
  陽 白(ようはく)
  頭臨泣(あたまりんきゅう)
  目 窓(もくそう)
  正 営(しょうえい)
  承 霊(しょうれい)
  脳 空(のうくう)
  風 池(ふうち)
  肩 井(けんせい)
  淵 腋(えんえき)
  輒 筋(ちょうきん)
  日 月(じつげつ)
  京 門(けいもん)
  帯 脈(たいみゃく)
  五 枢(ごすう)
  維 道(いどう)
  居 髎(きょりょう)
  環 跳(かんちょう)
  風 市(ふうし)
  中 瀆(ちゅうとく)
  膝陽関(足陽関)(ひざようかん)
  陽陵泉(ようりょうせん)
  陽 交(ようこう)
  外 丘(がいきゅう)
  光 明(こうめい)
  陽 輔(ようほ)
  懸 鐘(けんしょう)
  丘 墟(きゅうきょ)
  足臨泣(あしりんきゅう)
  地五会(ちごえ)
  俠 谿(きょうけい)
  足竅陰(あしきょういん)

足の厥陰肝経
  大 敦(だいとん)
  行 間(こうかん)
  太 衝(たいしょう)
  中 封(ちゅうほう)
  蠡 溝(れいこう)
  中 都(ちゅうと)
  膝 関(しつかん)
  曲 泉(きょくせん)
  陰 包(いんぽう)
  足五里(あしごり)
  陰 廉(いんれん)
  急 脈(きゅうみゃく)
  章 門(しょうもん)
  期 門(きもん)

督 脈
  長 強(ちょうきょう)
  腰 兪(ようゆ)
  腰陽関(こしようかん)
  命 門(めいもん)
  懸 枢(けんすう)
  脊 中(せきちゅう)
  中 枢(ちゅうすう)
  筋 縮(きんしゅく)
  至 陽(しよう)
  霊 台(れいだい)
  神 道(しんどう)
  身 柱(しんちゅう)
  陶 道(とうどう)
  大 椎(だいつい)
  瘂 門(あもん)
  風 府(ふうふ)
  脳 戸(のうこ)
  強 間(きょうかん)
  後 頂(ごちょう)
  百 会(ひゃくえ)
  前 頂(ぜんちょう)
  顖 会(しんえ)
  上 星(じょうせい)
  神 庭(しんてい)
  素 髎(そりょう)
  水 溝(すいこう)
  兌 端(だたん)
  齦 交(ぎんこう)

任 脈
  会 陰(えいん)
  曲 骨(きょくこつ)
  中 極(ちゅうきょく)
  関 元(かんげん)
  石 門(せきもん)
  気 海(きかい)
  陰 交(いんこう)
  神 闕(しんけつ)
  水 分(すいぶん)
  下 脘(げかん)
  建 里(けんり)
  中 脘(ちゅうかん)
  上 脘(じょうかん)
  巨 闕(こけつ)
  鳩 尾(きゅうび)
  中 庭(ちゅうてい)
  膻 中(だんちゅう)
  玉 堂(ぎょくどう)
  紫 宮(しきゅう)
  華 蓋(かがい)
  璇 璣(せんき)
  天 突(てんとつ)
  廉 泉(れんせん)
  承 漿(しょうしょう)

経外奇穴
  四神聡(ししんそう)
  当 陽(とうよう)
  印 堂(いんどう)
  魚 腰(ぎょよう)
  太 陽(たいよう)
  耳 尖(じせん)
  球 後(きゅうご)
  上迎香(じょうげいこう)
  内迎香(ないげいこう)
  聚 泉(じゅせん)
  海 泉(かいせん)
  金津・玉液(きんしん・ぎょくえき)
  翳 明(えいめい)
  頚百労(けいひゃくろう)
  子 宮(しきゅう)
  定 喘(ていぜん)
  夾 脊(きょうせき)
  胃脘下兪(いかんげゆ)
  痞 根(ひこん)
  下極兪(げきょくゆ)
  腰 宜(ようぎ)
  腰 眼(ようがん)
  十七椎下(じゅうしちついか)
  腰 奇(ようき)
  肘 尖(ちゅうせん)
  二 白(にはく)
  中 泉(ちゅうせん)
  中 魁(ちゅうかい)
  大骨空(だいこっくう)
  小骨空(しょうこっくう)
  腰痛点(ようつうてん)
  外労宮(がいろうきゅう)
  八 邪(はちじゃ)
  四 縫(しほう)
  十 宣(じゅっせん)
  髖 骨(かんこつ)
  鶴 頂(かくちょう)
  百虫窩(ひゃくちゅうか)
  内膝眼・膝眼(ないしつがん・しつがん)
  胆 嚢(たんのう)
  闌 尾(らんび)
  内踝尖(ないかせん)
  外踝尖(がいかせん)
  八 風(はちふう)
  独 陰(どくいん)
  気 端(きたん)

[付録]
  1経穴主治一覧表
  2日中経穴部位対照表

[索引]
  用語・症状索引
  経穴索引

針灸学[臨床篇]


序文

本書を学ぶにあたって

総論1:針灸治療の原理と原則
1.針灸の治療原理
 1 疏通経絡,調和気血(経絡の疏通,気血の調和)
 2 補虚瀉実,扶正去邪(虚を補い実を瀉す,正気を助け邪気を去る)
 3 陰陽の調整,偏向の矯正
2.針灸の治療原則
 1 補虚と瀉実
  [1]補虚
   【1】その本経を補う
   【2】表裏経を補う
   【3】虚すれば則ちその母を補う
  [2]瀉実
   【1】その本経を瀉す
   【2】表裏経を瀉す
   【3】実すれば則ちその子を瀉す
  [3]補瀉兼施
 2 清熱と温寒
  [1]清熱
   【1】表熱の清熱
   【2】裏熱の清熱
   【3】虚熱の清熱
  [2]温寒
   【1】温陽散寒
   【2】温陽補虚
  [3]寒熱挟雑,温清併用
   【1】上熱下寒
   【2】表寒裏熱
 3 標治と本治
  [1]急なれば則ち標を治す
  [2]緩なれば則ち本を治す
  [3]標本同治
 4 同病異治と異病同治
  [1]同病異治
  [2]異病同治

総論2:針灸処方学

1.選穴法
 1 近位選穴
 2 遠位選穴
 3 対側選穴
 4 随証選穴……臓腑経絡弁証選穴
2.臓腑経絡弁証選穴
①肺と大腸
 1 肺
  [病機]
  [臓証]
  [1]虚証
   【1】肺陰虚証
   【2】肺気虚証
  [2]実証
   【1】風寒束肺証
   【2】熱邪壅肺証
   【3】痰濁阻肺証
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】熱邪による経脈阻滞,循経上擾
 2 大腸
  [病機]
  [腑証]
  [1]寒証
  [2]熱証
  [3]虚証
  [4]実証
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】邪熱による経脈阻滞,循経上擾
②脾と胃
 1 脾
  [病機]
  [臓証]
   【1】脾虚証
   【2】脾実証
   【3】脾寒証
   【4】脾熱証
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】脾経蘊熱,循経上擾
 2 胃
  [病機]
  [腑証]
   【1】胃虚証
   【2】胃実証
   【3】胃寒証
   【4】胃熱証
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】胃経蘊熱,循経上擾
   【3】陽明経の邪熱熾盛による神明異常
③心と小腸
 1 心
  [病機]
  [臓証]
  [1]心虚証
   【1】心陽虚証
   【2】心陰虚証
  [2]心実証
   【1】心火上炎証
   【2】痰火蒙閉証
   【3】心血瘀阻証
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】熱邪による経脈阻滞,循経上擾
 2 小腸
  [病機]
  [腑証]
   【1】寒証
   【2】熱証
   【3】小腸気痛(疝気)
   【4】小腸気結(腸結)
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】熱邪による経脈阻滞,循経上擾
④腎と膀胱
 1 腎
  [病機]
  [臓証]
  [1]陽虚証
   【1】腎陽虚証
   【2】腎不納気証
   【3】陽虚水泛証
  [2]陰虚証
   【1】腎陰虚証
   【2】陰虚陽浮証
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】蘊熱による経脈阻滞,循経上擾
 2 膀胱
  [病機]
  [腑証]
   【1】虚寒証
   【2】実熱証
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】蘊熱による経脈阻滞,循経上擾
⑤肝と胆
 1 肝
  [病機]
  [臓証]
   【1】肝気鬱結証
   【2】肝火上炎証
   【3】陰虚陽亢証
   4】肝風内動証
  [経脈証]
   【1】寒凝肝経証(疝痛)
 2 胆
  [病機]
  [腑証]
   【1】実証(胆火亢盛)
   【2】胆気虚弱証
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】邪熱による経脈阻滞,循経上擾
⑥心包絡と三焦
 1 心包絡
  [病機]
 2 三焦
  [病機]
   【1】気化を主るに関して
   【2】水液代謝を主るに関して
   【3】心包絡と三焦の経脈病変
  [腑証]
  [1]虚証
  [2]実証
  [経脈証]
   【1】風寒湿による経脈阻滞
   【2】熱邪の循経上擾,七情抑鬱による経気阻滞
3.特定穴の応用
 1 五輸穴(五行穴)
 2 原穴
 3 背兪穴
 4 募穴
 5 絡穴
 6 郄穴
 7 合穴
 8 八会穴
 9 八脈交会穴
 10 交会穴
 11 四総穴,馬丹陽十二穴
4.配穴法
 1 身体部位にもとづく配穴法
   【1】同経配穴法
   【2】表裏配穴法
   【3】同名経配穴法
   【4】前後配穴法
   【5】上下配穴法
   【6】左右配穴法
   【7】遠近配穴法
   【8】内外(側)配穴法
 2 特定穴による配穴法
   【1】兪募配穴法
   【2】原絡配穴法
   【3】郄会配穴法
   【4】原募配穴法
   【5】募合配穴法


1.内科
1.発熱 
 1 外感発熱
   【1】風寒による発熱
   【2】風温による発熱
   【3】湿熱による発熱
   【4】寒湿による発熱
   【5】暑湿による発熱
 2 内傷発熱
   【1】陰虚による発熱
   【2】気虚による発熱
   【3】血虚による発熱
   【4】肝鬱化火による発熱
   【5】瘀血停滞による発熱
2.厥証 
 1 気厥
   【1】実証の気厥
   【2】虚証の気厥
 2 血厥
   【1】実証の血厥
   【2】虚証の血厥
 3 痰厥
 4 食厥
3.痙証 
 1 実証の痙証
   【1】風寒湿による痙証
   【2】裏熱による痙証
 2 虚証の痙証
4.脱証 
5.出血 
 1 衄血
   【1】熱邪による衄血
   【2】気虚による衄血
 2 咳血
   【1】熱邪による咳血
   【2】陰虚による咳血
 3 嘔血
   【1】火による嘔血
 4 血尿
   【1】心火による血尿
   【2】脾腎両虚による血尿
 5 血便
   【1】湿熱による血便
   【2】脾胃虚寒による血便
6.発疹 
   【1】風熱による発疹
   【2】風寒による発疹
   【3】飲食不節による発疹
   【4】接触による発疹
   【5】気血虚損による発疹
7.感冒 
   【1】風寒による感冒
   【2】風熱による感冒
   【3】暑湿による感冒
   【4】気虚による感冒
8.中暑 
   【1】軽症の中暑
   【2】重症の中暑
9.咳嗽 
 1 外感咳嗽
   【1】風寒による咳嗽
   【2】風熱による咳嗽
 2 内傷咳嗽
   【1】痰湿による咳嗽
   【2】肝火による咳嗽
10.汗証 
 1 自汗
   【1】営衛不和による自汗
   【2】肺気虚弱による自汗
 2 盗汗
   【1】心血不足による盗汗
   【2】陰虚火旺による盗汗
11.胸痺 
   【1】虚寒による胸痺
   【2】痰濁による胸痺
   【3】血 による胸痺
12.心悸 
   【1】気虚による心悸
   【2】血虚による心悸
   【3】痰火による心悸
   【4】血瘀による心悸
13.呃逆 
   【1】飲食不節による呃逆
   【2】肝鬱による呃逆
   【3】胃寒による呃逆
14.呑酸 
   【1】肝火内鬱による呑酸
   【2】脾胃虚寒による呑酸
15.嘔吐 
   【1】飲食停滞による嘔吐
   【2】肝気犯胃による嘔吐
   【3】脾胃虚弱による嘔吐
16.胃痛 
   【1】寒邪による胃痛
   【2】食積による胃痛
   【3】肝気犯胃による胃痛
   【4】脾胃虚寒による胃痛
   【5】胃陰不足による胃痛
17.腹痛 
   【1】寒邪による腹痛
   【2】脾陽虚による腹痛
   【3】飲食停滞による腹痛
18.泄瀉 
   【1】外邪による泄瀉
   【2】飲食不節による泄瀉
   【3】情志失調による泄瀉
   【4】脾胃虚弱による泄瀉
   【5】腎陽虚による泄瀉
19.痢疾 
   【1】湿熱痢
   【2】寒湿痢
   【3】疫毒痢
   【4】噤口痢
   【5】休息痢
20.便秘 
   【1】熱秘
   【2】気秘
   【3】虚秘
   【4】冷秘
21.脱肛 
   【1】虚証の脱肛
   【2】実証の脱肛
22.脇痛 
   【1】肝鬱による脇痛
   【2】湿熱による脇痛
   【3】血瘀による脇痛
   【4】肝陰不足による脇痛
23.黄疸 
   【1】陽黄
   【2】陰黄
24.鼓脹 
   【1】気鼓
   【2】水鼓
   【3】血鼓
25.水腫 
   【1】風邪による水腫
   【2】水湿による水腫
   【3】腎虚による水腫
26.消渇 
   【1】飲食不節による消渇
   【2】情志失調による消渇
   【3】陰虚による消渇
27.肥満 
   【1】脾胃亢盛による肥満
   【2】脾胃両虚,真元不足による肥満
28.消痩 
   【1】脾胃虚弱による消痩
   【2】陰虚火旺による消痩
29.上熱下寒(のぼせ,冷え)
  付.冷え症 
30.不眠 
   【1】心脾両虚による不眠
   【2】心腎不交による不眠
   【3】痰熱による不眠
   【4】肝火による不眠
31.嗜睡(傾眠) 
   【1】湿困脾陽による嗜睡
   【2】脾気虚による嗜睡
32.健忘 
   【1】心脾両虚による健忘
   【2】腎精不足による健忘
33.倦怠 
   【1】脾気虚による倦怠
   【2】痰湿による倦怠
   【3】元気不足による倦怠
   【4】形神不振による倦怠
34.癲狂 
 1 癲証
   【1】痰気鬱血による癲狂
   【2】心脾両虚による癲狂
 2 狂証
   【1】痰火上擾による狂証
   【2】火盛陰傷による狂証
35.鬱証 
 1 実証
   【1】肝気鬱結による鬱証
   【2】気鬱化火による鬱証
   【3】気滞痰鬱による鬱証
 2 虚証
   【1】心神失養による鬱証
   【2】心脾両虚による鬱証
   【3】陰虚火旺による鬱証
36.淋証 
   【1】湿熱蘊結による淋証
   【2】肝鬱気滞による淋証
   【3】脾腎両虚による淋証
37.遺精 
   【1】心腎不交による遺精
   【2】湿熱下注による遺精
   【3】腎虚不蔵による遺精
   【4】心脾労傷による遺精
38.陽萎 
   【1】命門火衰による陽萎
   【2】心脾両虚による陽萎
   【3】湿熱による陽萎
   【4】七情内傷による陽萎
39.疝気 
   【1】寒疝
   【2】熱疝
   【3】狐疝
40.頭痛 
 1 外感性頭痛
   【1】風寒による頭痛
   【2】風熱による頭痛
   【3】風湿による頭痛
 2 内傷性頭痛
   【1】肝陽の亢進による頭痛
   【2】痰濁による頭痛
   【3】血瘀による頭痛
   【4】気血両虚による頭痛
   【5】腎虚による頭痛
41.眩暈 
   【1】肝陽亢進による眩暈
   【2】痰濁による眩暈
   【3】気血両虚による眩暈
   【4】腎精不足による眩暈
42.中風 
   【1】正気不足による中風
   【2】飲食不節による中風
   【3】情志失調による中風
   【4】気虚邪中による中風
 1 中経絡
   【1】半身不随
   【2】口眼歪斜
 2 中臓腑
   【1】閉証
   【2】脱証
43.痺証 
 1 風寒湿による痺証
 2 風湿熱による痺証
   【1】行痺
   【2】痛痺
   【3】着痺
   【4】熱痺
44.痿証 
   【1】肺熱による痿証
   【2】湿熱による痿証
   【3】脾胃虚弱による痿証
   【4】肝腎陰虚による痿証
45.落枕 
46.肘痛 
   【1】風寒湿による肘痛
   【2】労損による肘痛
   【3】気滞血瘀による肘痛
47.腰痛 
   【1】寒湿による腰痛
   【2】腎虚による腰痛
   【3】血瘀による腰痛

2.婦人科
48.月経不調 
 経早 
   【1】実熱による経早
   【2】肝鬱化熱による経早
   【3】陰虚血熱による経早
   【4】気虚による経早
 経遅 
   【1】寒凝による経遅
   【2】陽虚による経遅
   【3】気鬱による経遅
   【4】血虚による経遅
 経乱 
   【1】肝鬱による経乱
   【2】腎虚による経乱
49.閉経
 1 血枯による閉経
   【1】血虚による閉経
   【2】心脾両虚による閉経
   【3】肝腎陰虚による閉経
 2 血滞による閉経
   【1】気滞血瘀による閉経
   【2】寒凝血滞による閉経
   【3】痰湿阻滞による閉経
50.崩漏 
 1 虚証
   【1】気虚による崩漏
   【2】陽虚による崩漏
   【3】陰虚による崩漏
 2 実証
   【1】血熱による崩漏
   【2】湿熱による崩漏
   【3】鬱熱による崩漏
   【4】血瘀による崩漏
51.痛経 
   【1】寒湿による痛経
   【2】肝鬱による痛経
   【3】肝腎虚損による痛経
52.帯下病 
   【1】脾虚による帯下
   【2】腎虚による帯下
   【3】湿毒による帯下
53.妊娠悪阻 
   【1】脾胃虚弱による妊娠悪阻
   【2】肝胃不和による妊娠悪阻
   【3】痰湿による妊娠悪阻
54.胎位不正 
   【1】気血両虚による胎位不正
   【2】気機鬱滞による胎位不正
   【3】血滞湿停による胎位不正
55.子癇 
   【1】肝風内動による子癇
   【2】風火痰熱による子癇
56.滞産 
   【1】気血両虚による滞産
   【2】気滞血瘀による滞産
57.胞衣不下 
   【1】気虚による胞衣不下
   【2】血瘀による胞衣不下
58.悪露不下 
   【1】気滞血瘀による悪露不下
   【2】寒凝血瘀による悪露不下
59.悪露不絶 
   【1】気虚による悪露不絶
   【2】血熱妄行による悪露不絶
   【3】胞脈瘀阻による悪露不絶
60.産後血暈 
   【1】血虚気脱による産後血暈
   【2】寒凝血瘀による産後血暈
61.産後腹痛 
   【1】血虚による産後腹痛
   【2】寒凝による産後腹痛
   【3】血瘀による産後腹痛
62.乳少 
   【1】気血両虚による乳少
   【2】肝鬱気滞による乳少
63.陰痒 
   【1】肝経湿熱による陰痒
   【2】肝腎陰虚による陰痒
64.不孕 
   【1】腎虚による不孕
   【2】血虚による不孕
   【3】胞寒による不孕
   【4】痰瘀互結による不孕

3.小児科
65.小児頓咳 
   【1】初咳期
   【2】痙咳期
   【3】回復期
66.小児泄瀉 
   【1】湿熱による泄瀉
   【2】風寒による泄瀉
   【3】傷食による泄瀉
   【4】脾虚による泄瀉
   【5】脾腎陽虚による泄瀉
67.疳積 
   【1】乳食過度,偏食
   【2】栄養不足
   【3】慢性疾患
68.小児驚風 
 急驚風
   【1】外感六淫による驚風
   【2】痰熱による驚風
   【3】驚恐による驚風
 慢驚風
   【1】脾虚肝旺による慢驚風
   【2】脾腎陽虚による慢驚風
   【3】肝腎陰虚による慢驚風
69.小児遺尿 
   【1】下元虚寒による遺尿
   【2】脾肺気虚による遺尿
   【3】肝経湿熱による遺尿
   【4】習慣性の遺尿
70.小児夜啼 
   【1】脾気虚寒による夜啼
   【2】驚恐による夜啼

4.眼科
71.目赤腫痛 
   【1】外感風熱による目赤腫痛
   【2】肝胆火盛による目赤腫痛
72.眼瞼下垂 
73.流涙 
74.目翳 
75.暴盲 
   【1】肝鬱化火による暴盲
   【2】気滞血瘀による暴盲
   【3】気血不足による暴盲
76.夜盲 
   【1】高風雀目
   【2】肝虚雀目

5.口腔・咽喉科
77.歯痛 
   【1】風火による歯痛
   【2】胃火による歯痛
   【3】虚火による歯痛
   【4】う歯による歯痛
78.口臭 
   【1】胃熱による口臭
   【2】食積による口臭
   【3】痰熱による口臭
79.口角流涎 
   【1】熱盛による流涎
   【2】脾虚による流涎
   【3】風邪による流涎
   【4】風痰による流涎
80.口瘡 
   【1】実証
   【2】虚証
81.咽喉腫痛 
   【1】風熱による咽喉腫痛
   【2】実熱による咽喉腫痛
   【3】虚熱による咽喉腫痛
82.梅核気 
   【1】気鬱痰結による梅核気
   【2】気鬱陰虚による梅核気
   【3】気血両虚による梅核気

6.耳鼻科
83.失音 
   【1】外邪による失音
   【2】情志による失音
   【3】声帯の疲労損傷による失音
   【4】肺燥津傷による失音
84.耳鳴り,耳聾 
   【1】肝火による耳鳴り,耳聾
   【2】痰火による耳鳴り,耳聾
   【3】腎精虚損による耳鳴り,耳聾
   【4】脾胃虚弱による耳鳴り,耳聾
85.耳痒 
   【1】風熱湿毒による耳痒
   【2】血虚風燥による耳痒
   【3】腎虚火旺による耳痒
86.聾唖 
   【1】先天性の聾唖
   【2】後天性の聾唖
87.鼻淵 
   【1】肺経鬱熱による鼻淵
   【2】肝胆火盛による鼻淵
   【3】肺気虚弱による鼻淵
   【4】脾虚湿盛による鼻淵

7.皮膚科・その他
88.酒サ鼻 
89.疔瘡 
90.丹毒 
91.禁煙 
92.肩こり 
   【1】風寒による肩こり
   【2】肝陽による肩こり
   【3】肝血不足による肩こり
   【4】寒飲による肩こり
   【5】気滞血瘀による肩こり

索引

付録(中医病証名と西医病名・症状名の対比表)

針灸学[基礎篇]


改訂版のための序文 後藤修司

初版の序文 高 金 亮・後藤修司

本書を学ぶにあたって 劉公望・兵頭 明

凡例

第1章 緒論
  1 中医針灸学の沿革
   1.『黄帝内経』と『傷寒論』
   2.漢代以降の針灸学の成果
   3.針灸学の国際化
  2 中医針灸学基礎の内容
  3 中医針灸学基礎の学習方法 


第2章 中医学の基本的な特色
第1節 中医学の人体の見方 
  1 人と自然の統一性 
   1.季節や気候が人体におよぼす影響 
   2.昼夜・朝夕が人体におよぼす影響 
  2 有機的統一体としての人体
第2節 陰陽五行学説 
 (1)――――― 陰陽学説 
  1 陰陽学説の基本内容 
   1.陰陽の依存関係 
   2.陰陽の対立・制約関係 
   3.陰陽の消長・転化関係 
  2 中医学における陰陽学説の運用 
   1.組織構造の説明 
   2.生理機能の説明 
   3.病理変化の説明 
   4.診断への運用 
   5.治療への応用 
   6.薬物の性味と作用における陰陽
 (2)――――― 五行学説 
  1 五行学説の基本内容 
   1.事物の属性に対する五行分類 
   2.五行の相生,相克 
   3.五行の相乗・相侮 
  2 中医学における五行学説の運用 
   1.五臓系統の生理機能と相互関係 
   2.五臓の相互資生の関係 
   3.五臓の相互克制の関係 
   4.臓腑間の病理的影響についての説明 
   5.診断と治療への運用
第3節 運動する人体 
   1.臓腑生理の協調関係 
   2.昇降出入 
   3.治療原則の決定
第4節 独特の診断・治療システム[弁証論治] 
  1 弁証 
  2 論治


第3章 中医学の生理観
第1節 気血津液 
 (1)――――― 気 
  1 気の種類とその生成過程 
   1.元気 
   2.宗気 
   3.営気 
   4.衛気 
  2 気の作用 
   1.推動作用 
   2.温煦作用 
   3.防御作用 
   4.固摂作用 
   5.気化作用 
  3 気の運行 
 (2)――――― 血 
  1 血の生成 
  2 血の作用 
  3 血の循行 
 (3)――――― 津液 
  1 津液の生成・輸布および排泄 
  2 津液の作用 
  3 津液の分類 
 (4)――――― 気・血・津液の相互関係 
  1 気と血の関係 
   1.気は血を生ずる 
   2.気は血をめぐらせる 
   3.気は血を摂す 
   4.血は気の母 
   5.気は陽に属し,血は陰に属す 
  2 気と津液の関係 
   1.気旺生津,気随液脱 
   2.気能化水,水停気阻 
  3 津液と血の関係
第2節 臓象 
臓象学説             
  1 臓・腑・奇恒の腑のそれぞれの生理的特徴 
  2 臓象学説の形成 
  3 臓腑の統一体観 
  4 精神・情緒と五臓との関係 
  5 五臓を中心とする身体の生理機能の平衡と協調 
  6 臓象学説における臓腑の位置づけ 
五臓               
 (1)――――― 心 
  1 心の主な生理機能 
   1.血脈を主る 
   2.神志を主る 
  2 心と五行の照応関係 
   1.喜は心の志 
   2.汗は心の液 
   3.体は脈に合し,華は顔にある 
   4.舌に開竅する 
  ――――― 心包 
 (2)――――― 肺 
  1 肺の主な生理機能 
   1.気を主り,呼吸を主る 
   2.宣発と粛降を主る 
   3.通調水道の作用 
   4.百脈を朝め,治節を主る 
  2 肺と五行の照応関係 
   1.憂は肺の志 
   2.涕は肺の液 
   3.体は皮に合し,華は毛にある 
   4.鼻に開竅する 
 (3)――――― 脾 
  1 脾の主な生理機能 
   1.運化を主る 
   2.昇清を主る 
   3.統血を主る
  2 脾と五行の照応関係 
   1.思は脾の志 
   2.涎は脾の液 
   3.体は肌肉に合し四肢を主る 
   4.口に開竅,華は唇にある 
 (4)――――― 肝 
  1 肝の主な生理機能 
   1.疏泄を主る 
   2.蔵血を主る 
  2 肝と五行の照応関係 
   1.怒は肝の志 
   2.涙は肝の液 
   3.体は筋に合し,華は爪にある 
   4.目に開竅する 
 (5)――――― 腎 
  1 腎の主な生理機能 
   1.蔵精を主
     生長・発育・生殖を主る 
   2.水を主る 
   3.納気を主る 
  2 腎と五行の照応関係 
   1.恐は腎の志 
   2.唾は腎の液 
   3.体は骨に合し,骨を主り髄を生じ, 華は髪にある 
   4.耳および前後二陰に開竅する 
六腑               
 (1)――――― 胆 
   1.胆汁の貯蔵と排泄 
   2.決断を主る 
   3.奇恒の腑に属する 
 (2)――――― 胃 
   1.水穀の受納・腐熟を主る 
   2.胃は通降を主る,降をもって和とする 
 (3)――――― 小腸 
 (4)――――― 大腸
 (5)――――― 膀胱
 (6)――――― 三焦 
  1 三焦の主な生理機能 
   1.諸気を主宰し,全身の気機と気化作用を統轄する 
   2.水液運行の通路である 
  2 三焦の区分と各部の機能特性 
   1.上焦 
   2.中焦 
  3.下焦 
奇恒の腑             
 (1)――――― 脳 
   1.脳は精神思惟を主る 
 (2)――――― 女子胞  
   1.月経を主る 
   2.妊娠を主る 
臓腑間の関係           
 (1)――――― 臓と臓の関係 
  1 心と肝 
   1.心は血を主り,肝は血を蔵する 
   2.心は神志を主り,肝は疏泄を主る 
  2 心と脾 
    心は血を主り,脾は生血・統血を主る 
  3 心と肺  
    心は血を主り,肺は気を主る 
  4 心と腎 
   1.心は陽に属し,上焦にあり,その性質は火に属す。 腎は陰に属し,
     下焦に,その性質は水に属す。 
   2.心は血を主り,腎は精を蔵する 
  5 肝と肺 
    肺は粛降を主り,肝は昇発を主る 
  6 脾と肺 
    肺は気を主り,脾は気血生化の源である 
  7 肺と腎 
   1.気の方面について:肺は呼吸を主り,腎は納気を主る 
   2.水液方面について:肺は水の上源であり,腎は水を主る臓である 
   3.その他 
  8 脾と腎 
    脾は後天の本であり,腎は先天の本である 
  9 肝と脾 
    肝は血を蔵し,疏泄を主る。脾は統血・運化を主り,気血生化の
    源である 
  10 肝と腎 
    肝は血を蔵し,腎は精を蔵す 
 (2)――――― 臓と腑の関係 
  1 心と小腸 
  2 肺と大腸 
  3 脾と胃  
  4 肝と胆 
  5 腎と膀胱 
 (3)――――― 腑と腑の関係
第3節 経絡 
 (1)――――― 経絡の概念と経絡系統 
 (2)――――― 経絡の作用 
  1 気血の運行,陰陽の調和 
  2 外邪の侵入に対する防御作用 
  3 病邪の伝送,病状を反映 
  4 針灸の刺激を伝導,臓腑の虚実を調整 
 (3)――――― 経絡の臨床運用 
  1 経穴による診察 
  2 依経弁証 
  3 依経論治 
 (4)――――― 十二経脈 
  1 十二経脈の循行 
   1.手太陰肺経 
   2.手陽明大腸経 
   3.足陽明胃経 
   4.足太陰脾経 
   5.手少陰心経 
   6.手太陽小腸経 
   7.足太陽膀胱経 
   8.足少陰腎経 
   9.手厥陰心包経 
   10.手少陽三焦経 
   11.足少陽胆経 
   12.足厥陰肝経 
  2 十二経脈の走行および連接の規則性 
  3 十二経脈の流注順序 
  4 十二経脈の気血の量 
  5 十二経脈の標本,根結,気街 
   1.標本 
   2.根結 
   3.気街 
 (5)――――― 奇経八脈 
  1 奇経八脈の循行と作用 
   1.督脈 
   2.任脈 
   3.衝脈 
   4.帯脈 
   5.陰蹻脈,陽蹻脈 
   6.陰維脈,陽維脈 
  2 奇経八脈の総合作用 
   1.疏通,連絡作用 
   2.統率,コントロール作用 
   3.潅漑,調節作用 
 (6)――――― 十二経別 
  1 十二経別の循行・分布状況 
  2 十二経別の作用 
 (7) ――――― 十二経筋 
  1 十二経筋の循行・分布状況 
  2 十二経筋の作用 
 (8)――――― 十二皮部 
 (9)――――― 十五絡脈とその他の絡


第4章 中医学の病因病機
第1節 病因 
 (1)――――― 六淫 
   1.風 
   2.寒 
   3.暑 
   4.湿 
   5.燥 
   6.火(熱) 
 (2)――――― 七情 
   1.怒 ――― 気上る 
   2.喜 ――― 気緩む 
   3.悲(憂)――― 気消える
   4.恐 ――― 気下る 
   5.驚 ――― 気乱れる 
   6.思 ――― 気結す 
 (3)――――― 飲食と労逸 
   1.飲食失節 
   2.労逸 
 (4)――――― 外傷 
 (5)――――― 痰飲と瘀血 
   1.痰飲 
   2.瘀血
第2節 病機 
  1 邪正盛衰           
  2 陰陽失調           
   1.陰陽の偏盛によって生じる寒熱証 
   2.陰陽の偏衰によって生じる寒熱証 
   3.仮性寒熱証 
  3 気血津液の失調        
 (1)――――― 気病の病機 
  1 気の機能の減退 
   1.気虚 
   2.気陥 
  2 気の運行の失調 
   1.気滞 
   2.気逆 
   3.気閉と気脱 
 (2)――――― 血病の病機 
   1.血虚 
   2.血熱 
   3.血瘀 
 (3)――――― 津液の病機 
   1.津液の不足 
   2.津液の代謝障害 
  4 経絡病機           
  1 経絡気血の盛衰 
   1.経絡気血の偏盛 
   2.経絡気血の偏衰 
   3.経絡気血の衰竭 
  2 経絡気血の運行失調 
   1.経絡気血の運行障害 
   2.経絡気血の運行の逆乱 
  5 臓腑病機           
五臓の病機            
 (1)――――― 心病の病機 
  1 心陽,心気の失調 
   1.心陽衰弱 
   2.心火亢進 
  2 心陰,心血の失調 
   1.心陰虚損 
   2.心血不足 
   3.心血瘀滞 
 (2)――――― 肺病の病機 
  1 肺気の失調 
   1.肺失宣降 
   2.肺気虚損 
  2 肺陰の失調 
 (3)――――― 脾病の病機 
  1 脾陽,脾気の失調 
   1.脾気虚損 
   2.脾陽虚損 
   3.水湿中阻 
  2 脾陰の失調 
 (4)――――― 肝病の病機 
  1 肝陽,肝気の失調 
   1.肝気鬱結 
   2.肝火上炎 
  2 肝陰,肝血の失調 
   1.肝血虚 
   2.肝陰虚 
 (5)――――― 腎病の病機 
  1 腎の精気不足 
   1.腎精不足 
   2.腎気不固 
  2 腎の陰陽失調 
   1.腎陰虚 
   2.腎陽虚 
六腑の病機            
 (1)――――― 胆病の病機 
 (2)――――― 胃病の病機 
   1.胃気虚損 
   2.胃寒内盛 
   3.胃火上炎 
   4.胃陰不足 
   5.胃絡瘀滞と損傷 
 (3)――――― 小腸病の病機 
   1.小腸虚寒 
   2.小腸実熱 
 (4)――――― 大腸病の病機 
 (5)――――― 膀胱病の病機 
 (6)―――― 三焦病の病機 
内生の風・寒・湿・燥・火の病機   
  1 内風 
   1.肝陽化風 
   2.熱極生風 
   3.陰虚風動 
   4.血虚生風 
   5.血燥生風 
  2 内寒 
  3 内湿 
  4 内燥 
  5 内熱,内火 
   1.陽盛化火 
   2.邪鬱化火 
   3.五志化火 
   4.陰虚火


第5章 中医学の診察法[四診]
第1節 望診 
 (1)――――― 全身の状況 
  1 望神 
   1.得神 
   2.失神 
   3.仮神 
  2 顔色の望診 
   1.顔色の診断原理とその臨床意義 
   2.顔面部と臓腑の相関部位 
   3.常色と病色 
  3 形体の望診 
  4 姿勢,体位の望診 
 (2)――――― 局部の状況 
  1 頭と髪 
   1.頭 
   2.髪 
  2 目 
  3 耳 
  4 鼻 
 (3)――――― 排泄物 
 (4)――――― 小児の指紋 
  1 観察方法 
  2 観察内容 
   1.色つや 
   2.長短 
   3.浮沈 
 (5)――――― 舌 
  1 舌と臓腑との関係 
  2 舌診の臨床意義 
   1.正気盛衰の判断 
   2.病位の深さを見分ける 
   3.病邪の性質の区別 
   4.病勢の進退の判断 
  3 舌診の方法 
  4 舌診の所見 
   1.舌質 
   2.舌態 
   3.舌苔 
  5 舌質と舌苔の関係
第2節 聞診 
 (1)――――― 声調 
  1 病的な声調 
   1.発声 
   2.言動 
   3.呼吸 
 (2)――――― 気味
第3節 問診 
 (1)――――― 寒熱 
  1 悪寒・発熱 
  2 但寒不熱 
  3 但熱不寒 
   1.壮熱 
   2.潮熱 
   3.長期微熱 
  4 寒熱往来 
 (2)――――― 汗 
   1.表証の汗 
   2.自汗 
   3.盗汗 
   4.大汗 
   5.頭汗 
   6.半身の汗 
   7.手足の汗 
 (3)――――― 疼痛 
  1 疼痛の部位 
   1.頭痛 
   2.胸痛 
   3.脇痛 
   4.脘痛 
   5.腹痛 
   6.腰痛 
   7.四肢痛 
  2 疼痛の性質 
   1.脹痛 
   2.重痛 
   3.刺痛 
   4.絞痛 
   5.灼痛 
   6.冷痛 
   7.隠痛 
   8.掣痛 
 (4)――――― 睡眠 
   1.不眠 
   2.嗜睡 
 (5)――――― 飲食と味覚 
   1.口渇と飲水 
   2.食欲と食べる量 
   3.味覚 
 (6)――――― 二便 
  1 大便 
   1.便秘 
   2.溏泄 
  2 小便 
 (7)――――― 月経と帯下 
  1 月経 
   1.経期 
   2.経量 
   3.経色・経質 
   4.月経痛(痛経) 
  2 帯下 
 (8)――――― 小児への問診
第4節 切診 
 (1)――――― 脈診 
  1 部位 
  2 方法 
  3 正常な脈象 
  4 病脈と主病 
   1.各種の脈象と主病 
   2.類似脈の鑑別 
  5 相兼(複合)する脈象と主病 
  6 脈証の順逆と従捨 
 (2)――――― 按診 
  1 肌表を按じる 
  2 手足を按じる 
  3 脘腹を按じる 
   1.脘腹を按じる 
   2.腹部を按ずる 
  経絡診断法 
 (1)――――― 経絡現象診断 
  1 背部兪穴の異常現象による診断 
  2 胸腹部募穴の異常現象による診断 
  3 下合穴の異常現象による診断 
  4 耳穴の異常現象による診断 
  5 阿是穴の異常現象による診断 
  6 経絡循行上の異常現象による診断 
 (2)――――― 経絡経穴測定による診断 
  1 点圧による経穴測定診断 
   1.測定部位 
   2.操作方法 
   4.診断方法 
   5.臨床例:手掌の経穴の点圧測定診断法 
  2 点圧診断反応の病理的意義 
  3 臨床応用 
 (3)――――― 経絡触診 
  1 常用の触診法 
   1.兪募循摸法 
   2.郄穴の触診 
   3.その他 
  2 陽性反応 
   1.陽性反応物 
   2.経穴の形態変化 
   3.経穴の過敏度 
  3 触診の順序 
   1.背部第1行線 
   2.腰背部第2行線 
   3.背部第3行線 
   4.胸部と腹部 
   5.四肢の部分 
   6.兪穴とある特定穴について 
  4 治療穴を探るポイント 
  5 循摸選穴の範囲 
   1.陽性反応穴 
   2.各系病症の診断 
  6 診断方


第6章 中医学の診断法[弁証]
第1節 八綱弁証 
 (1)――――― 表裏 
  1 表証 
  2 裏証 
 (2)――――― 寒熱 
  1 寒証 
  2 熱証 
  3 寒熱と表裏との関係 
   1.表寒証 
   2.表熱証 
   3.裏寒証 
   4.裏熱証 
 (3)――――― 虚実 
  1 虚証 
  2 実証 
  3 虚実と表裏寒熱との関係 
   1.表虚証 
   2.表実証 
   3.裏虚証 
   4.裏実証 
   5.虚寒証 
   6.虚熱証 
   7.実寒証 
   8.実熱証 
 (4)――――― 陰陽 
  1 陰証 
  2 陽証 
  3 亡陰と亡陽
第2節 六淫弁証 
   1.風淫証候 
   2.寒淫証候 
   3.暑淫証候 
   4.湿淫証候 
   5.燥淫証候 
   6.火淫証候
第3節 気血弁証 
 (1)――――― 気病弁証 
   1.気虚証 
   2.気陥証 
   3.気滞証 
   4.気逆証 
 (2)――――― 血病弁証 
   1.血虚証 
   2.血瘀証 
   3.血熱証 
   4.血寒証 
 (3)――――― 気血同病弁証 
   1.気滞血瘀証 
   2.気虚血瘀証 
   3.気血両虚証 
   4.気不摂血証 
  衛気営血弁証 
   1.衛分証 
   2.気分証 
   3.営分証 
   4.血分証
第4節 臓腑弁証 
 (1)――――― 心・小腸病弁証 
   1.心気虚証 
   2.心陽虚証 
   3.心陽暴脱証 
   4.心血虚証 
   5.心陰虚証 
   6.心火亢盛証 
   7.心血瘀阻証 
   8.痰迷心竅証 
   9.痰火擾心証 
   10.小腸実熱証 
   11.小腸虚寒証 
 (2)――――― 肺・大腸病弁証 
   1.肺気虚証 
   2.肺陰虚証 
   3.風寒束肺証 
   4.痰湿阻肺証 
   5.風熱犯肺証 
   6.熱邪壅肺証 
   7.大腸湿熱証 
   8.大腸津虚証 
   9.腸虚滑泄証 
 (3)――――― 脾・胃病弁証 
   1.脾気虚証 
   2.脾陽虚証 
   3.中気下陥証 
   4.脾不統血証 
   5.寒湿困脾証 
   6.脾胃湿熱証 
   7.胃陰虚証 
   8.食滞胃脘証 
   9.胃寒証 
   10.胃熱証 
 (4)――――― 肝・胆病弁証 
   1.肝気鬱結証 
   2.肝火上炎証 
   3.肝陽上亢証 
   4.肝血虚証 
   5.肝陰虚証 
   6.肝風内動証 
   7.寒滞肝脈証 
   8.胆鬱痰擾証 
 (5)――――― 腎・膀胱病弁証 
   1.腎陽虚証 
   2.腎陰虚証 
   3.腎精不足証 
   4.腎気不固証 
   5.腎不納気証 
   6.膀胱湿熱証 
 (6)――――― 臓腑相関弁証 
   1.心腎不交証 
   2.心脾両虚証 
   3.心腎陽虚証 
   4.心肺気虚証 
   5.脾腎陽虚証 
   6.肝腎陰虚証 
   7.肺腎気虚証 
   8.肝脾不和証 
   9.肝胃不和証 
   10.肝火犯肺証 
第5節 経絡弁証  
 (1)――――― 十二経脈病証 
   1.手太陰肺経の病証 
   2.手陽明大腸経の病証 
   3.足陽明胃経の病証 
   4.足太陰脾経の病証 
   5.手少陰心経の病証 
   6.手太陽小腸経の病証 
   7.足太陽膀胱経の病証 
   8.足少陰腎経の病証 
   9.手厥陰心包絡経の病証 
   10.手少陽三焦経の病証 
   11.足少陽胆経の病証 
   12.足厥陰肝経の病証 
 (2)―――――― 奇経八脈病証 
   1.督脈の病証 
   2.任脈の病証 
   3.衝脈の病証 
   4.帯脈の病証 
   5.陽維脈,陰維脈の病証 
   6.陰蹻脈,陽蹻脈の病証 
  六経弁証 
   1.太陽経病証 
   2.陽明経病証 
   3.少陽経病証 
   4.太陰経病証 
   5.少陰経病証 
   6.厥陰経病


第7章 治則と治法
第1節 治則 
  1 治病求本 
  2 補虚瀉実 
  3 陰陽調整 
  4 随機制宜 
   1.因時制宜 
   2.因地制宜
第2節 治法 
  1 汗法 
  2 吐法 
  3 下法 
  4 和法 
  5 温法 
  6 清法 
  7 補法 
  8 消法 

針灸文献紹介 

索引 

2008年01月17日

【図解】経筋学-基礎と臨床-

全身の骨格と筋肉
はじめに
内容説明
凡例
著者紹介


【基礎篇】

第1章 緒論
1 経筋の概略―経筋とはどんなものか
2 経筋学はなぜ必要か
3 経筋と経脈の相違点


第2章 経筋学の基礎知識
   はじめに
1 経筋システム(系統)とは
2 経筋システムの生理作用
3 経筋システムに影響を及ぼすもの
  1 経脈と経筋の関係
  2 経別と経筋の関係
  3 皮部と経筋の関係
  4 臓腑と経筋の関係
  5 骨と経筋の関係
  6 気街と経筋との関係
4 経筋病症の病因病理
5 経筋病巣の病理所見
6 経筋病巣の好発部位
7 経筋が病むとどのような症状が現れるのか


第3章 十二経筋の走行とその病症
  はじめに
1―[足三陽経筋の走行とその病症]
1 足太陽経筋
  1 走行の特徴
  2 走行
  3 病症
2 足少陽経筋
  1 走行の特徴
  2 走行
  3 病症
3 足陽明経筋
  1 問題点と特徴
  2 走行
  3 病症
2―[足三陰経筋の走行とその病症]
1 足太陰経筋
  1 走行
  2 病症
2 足少陰経筋
  1 走行
  2 病症
3 足厥陰経筋
  1 走行
  2 病症
3―[手三陽経筋の走行とその病症]
1 手太陽経筋
  1 走行の特徴
  2 走行
  3 病症
2 手少陽経筋
  1 走行の特徴
  2 走行
  3 病症
3 手陽明経筋
  1 走行の特徴
  2 走行
  3 病症
4―[手三陰経筋の走行とその病症]
1 手太陰経筋
  1 走行の特徴
  2 走行
  3 病症
2 手少陰経筋
  1 走行の特徴
  2 走行
  3 病症
3 手厥陰経筋
  1 特徴
  2 走行
  3 病症


第4章 十二経筋の走行と臨床応用
  はじめに
  1 十二経筋の治療のために大事なこと
  2 十二経筋の走行の特徴
1―[足三陽経筋の走行と臨床応用]
1 足太陽経筋
  1 足太陽経筋の特徴
  2 足太陽経筋の臨床応用
   A―下肢から臀部までを走行するライン
   B―臀部より直上するライン
   C―腋下から缺盆・完骨・鼻を行くライン
   D―肩髃に結ぶライン
   E―舌本に結ぶライン
  3 足太陽経筋のまとめ
2 足少陽経筋
  1 足少陽経筋の概略
  2 足少陽経筋の臨床応用
  3 足少陽経筋のまとめ
3 足陽明経筋
  1 足陽明経筋の概略
  2 足陽明経筋の臨床応用
  3 足陽明経筋のまとめ
4 足三陽経筋のまとめ
2―[足三陰経筋の走行と臨床応用]
1 足太陰経筋
  1 足太陰経筋の概略
  2 足太陰経筋の臨床応用
  3 足太陰経筋のまとめ
2 足少陰経筋
  1 足少陰経筋の概略
  2 足少陰経筋の臨床応用
3 足厥陰経筋
  1 足厥陰経筋の概略
  2 足厥陰経筋の臨床応用
4 足三陰経筋のまとめ
3―[手三陽経筋の走行と臨床応用]
1 手太陽経筋
  1 手太陽経筋の概略
  2 手太陽経の臨床応用
2 手少陽経筋
  1 手少陽経筋の概略
  2 手少陽経筋の臨床応用
3 手陽明経筋
  1 手陽明経筋の概略
  2 手陽明経筋の臨床応用
4 手三陽経筋のまとめ
4―[手三陰経筋の走行と臨床応用]
1 手太陰経筋
  1 手太陰経筋の概略
  2 手太陰経筋の臨床応用
2 手少陰経筋
  1 手少陰経筋の概略
  2 手少陰経筋の臨床応用
3 手厥陰経筋
  1 手厥陰経筋の概略
  2 手厥陰経筋の臨床応用
4 手三陰経筋のまとめ
・―[第4章のまとめ]

【臨床篇】

第1章 経筋病の診断方法
  1 診断法の概略
  2 望診
  3 聞診
  4 問診
  5 切診
  6 経筋病巣はどこを探せばよいのか


第2章 経筋病の治療方法
1―[推拿による経筋病の治療]
2―[皮内針による経筋病の治療]
  1 体表面(皮部)に現れる痛みと深部の痛みの関連性
  2 皮内針の特異な点
  3 皮内針の弱点
  4 皮内針の刺針方法
  5 皮内針の適応と限界
  6 皮内針の治療法
  7 皮内針による治療例
3―[刺針による経筋病の治療]
  1 「三通法」における3つの治療法
  2 針の長さ
  3 刺針の操作
  4 経筋病に対する刺針の手順
  5 経筋病のための取穴法
  6 経筋療法の効果をさらに上げる手法
4―[灸頭針による経筋病の治療]
  1 灸頭針の適応
  2 灸頭針の手技
  3 灸頭針の取穴部位
  4 灸頭針の効果機序
5―[刺絡による経筋病の治療]
  1 細絡・瘀斑の好発部位
  2 刺絡療法の特徴
  3 経筋病巣に対する刺絡の臨床効果
  4 刺絡の方法と用具
  5 どこに刺絡をするのか
  6 刺絡の禁忌と注意事項
6―[火針による経筋病の治療]
  1 火針の効果機序
  2 火針治療時の注意と禁忌
  3 火針の適応症
  4 火針のための道具
  5 火針の針の使用法とその要点
  6 火針の取穴原則
  7 火針の刺針法
  8 火針後の注意点
  9 火針療法でなければ治らなかった症例


第3章 常見される経筋病
1―[精神的疾患]
  1 心身症の経筋療法
  2 顎関節症の経筋療法
  3 梅核気(咽喉部狭窄感)の経筋療法
2―[全身疾患]
  1 線維筋痛症
  2 冷え症
  3 スポ-ツ障害
  4 慢性疲労症候群
  5 四肢の運動障害
  6 関節リウマチ(頑痺)
  7 帯状疱疹の頑固な神経痛
3―[運動器疾患]
1 頭・顔面部
  1 顔面神経麻痺
  2 三叉神経痛
  3 顔面筋痙攣
  4 筋過緊張性頭痛
  5 顎関節症
2 頸部
  1 肩こり
  2 寝違え(落枕)
  3 頸椎症
  4 むち打ち症
  5 腕神経叢症候群
3 肩関節
    肩関節痛
4 上肢
  1 肘関節痛(ゴルフ肘・テニス肘など)
  2 手関節痛
  3 拇指腱鞘炎
  4 弾発指
5 胸背部
  1 肋間神経痛(胸肋部痛)
  2 背筋労損
  3 肩甲挙筋労損
6 腹部
  1 筋性腹痛症
  2 横隔膜痙攣(しゃっくり・吃逆)
  3 腰腹腿三連症候群
7 腰臀部
  1 腰痛
  2 腰筋労損
  3 梨状筋症候群(坐骨神経痛)の治療
  4 器質的病変を伴った慢性腰痛(椎間板ヘルニア・変形性腰椎症・脊柱管狭窄症など)
  5 瘀血による腰痛
  6 坐骨結節部痛
8 膝関節部
  1 膝関節痛の概要
  2 膝関節痛の治療
9 下肢と踵部
  1 こむら返り(腓腹筋痙攣)
  2 足関節部の疾患
  3 踵部痛
  4 痛風発作
  5 瘭疽
10 疑難病

参考文献
索引
あとがき

2008年11月26日

『針灸一穴療法』

前言
はじめの言葉
本書を読むにあたって
図A~I


1 内科疾患
 1.老化の予防
 2.中風の予防※
 3.ショック症状の救急
 4.意識不明の救急(昏睡)
 5.認知障害※
 6.機能性言語障害(ヒステリー性黙秘症)
 7.発熱
 8.あくび
 9.不眠症
 10.傾眠症
 11.梅核気(咽頭部異物感)
 12.ヒステリー発作の予防
 13.神経衰弱(精神的な疲れ)
 14.ヒステリー
 15.てんかん発作
 16.しゃっくり
 17.食道通過障害※
 18.頭痛
 19.心悸亢進
 20.徐脈
 21.笑症(笑いが止まらない)
 22.横行症(横柄な振る舞い)
 23.肝腫脹
 24.肝気鬱結
 25.脾臓の肥大※
 26.寝汗(盗汗)
 27.多汗症
 28.口渇(消渇)
 29.顔面浮腫
 30.足心熱(足底の煩熱)
 31.足底の冷え※
 32.流行性感冒の予防
 33.感冒
 34.喀痰過多
 35.哮喘(ゼイゼイと息切れがする)
 36.喀血
 37.嘔吐
 38.胃痛
 39.胃下垂
 40.急性腹痛
 41.急性虫垂炎
 42.泄瀉(下痢)
 43.痢疾
 44.便秘※
 45.胆囊炎
 46.高血圧症
 47.洞性不整脈
 48.高脂血症
 49.マラリア
 50.良性甲状腺腫
 51.身体の疲れ※
 
2 外科および整形外科疾患
 1.脳血管障害の後遺症
 2.風湿性関節炎(慢性関節リウマチ・膝関節炎など)※
 3.顔面筋痙攣(顔面チック)
 4.三叉神経痛※
 5.線維筋痛症※
 6.顎関節症※
 7.肩こり(頸背部の筋肉労損)※
 8.寝違え
 9.頸椎症(鞭打ち症)※
 10.上腕挙上障害と肩関節痛
 11.胸脇痛
 12.腕神経叢症候群※
 13.上腕痛
 14.肘関節痛(上腕骨外踝炎・テニス肘)
 15.腱鞘炎・弾発指
 16.手背部腫痛
 17.手指痙攣
 18.腰筋労損※
 19.腰臀部の疾患※
 20.ぎっくり腰(急性腰椎捻挫)
 21.坐骨神経痛(梨状筋症候群)
 22.股関節部痛※
 23.膝関節痛
 24.腓腹筋痙攣(こむら返り)
 25.下肢内側痛
 26.内反足
 27.外反足
 28.痛風※
 29.踵痛
 30.足背の腫痛
 31.足底痛
 32.脱肛
 33.痔痛
 34.毒蛇による咬傷
 
3 皮膚科疾患
 1.蕁麻疹・湿疹
 2.疔・癰(皮下組織の限局性化膿性炎症)
 3.丹毒
 4.円形脱毛症
 5.にきび(尋常性痤瘡)
 6.皮膚炎(神経性皮膚炎)
 7.手掌膿疱症(掌に生ずる慢性の化膿性皮膚病の一種)
 8.帯状疱疹
 9.皮膚瘙痒症
 10.扁平疣
 11.足の水虫(足癬)
 12.鶏眼(魚の目)
 13.瘭疽※
 14.虫刺され
 
4 産婦人科疾患
 1.月経不順
 2.崩漏(子宮出血)
 3.月経痛
 4.閉経
 5.帯下(女性生殖器からの分泌物)
 6.人工流産による合併症
 7.胎位異常
 8.急性乳腺炎
 9.母乳分泌不足
 10.母乳分泌過多
 11.更年期障害※
 12.妊娠悪阻※
 13.不妊症
 
5 泌尿器科疾患
 1.腎石痛(尿路結石)
 2.遺精
 3.急性睾丸炎
 4.前立腺炎
 5.尿閉症(排尿障害)
 6.尿失禁(尿漏れ)※
 7.会陰部痛
 8.脱肛
 9.睾丸痛※
 
6 小児科疾患
 1.小児の痙攣(ひきつけ)
 2.夜泣き
 3.鵞口瘡(がこうそう)(口腔カンジダ)
 4.流涎症(りゅうせんしょう)(唾液分泌過多症・よだれ症)
 5.小児の言語発達の遅れ
 6.小児拒食症
 7.疳積
 8.流行性耳下腺炎
 9.小児咳嗽
 10.百日咳
 11.小児下痢
 12.小児の遺尿症(夜尿症)
 
7 眼科疾患
 1.眼疾患全般※
 2.幻視
 3.慢性の眼痛
 4.眼瞼下垂
 5.アレルギー性結膜炎(花粉アレルギー)※
 6.流涙
 7.迎風流涙(風にあたると涙が出る)
 8.ドライアイ※
 9.麦粒腫
 10.霰粒腫(さんりゅうしゅ)
 11.急性結膜炎
 12.底翳(そこひ)(内翳,眼球内の疾病の総称)
 13.翼状片※
 14.斜視※
 15.飛蚊症※
 
8 耳鼻咽喉科疾患
 1.メニエール氏病・内耳性目眩
 2.口唇ヘルペス
 3.アフター性口内炎※
 4.舌の腫脹
 5.舌痛※
 6.咽頭炎・咽頭痛
 7.嗄声(声のかすれ)
 8.ヒステリー性失語症
 9.失語症(言語障害)
 10.急性扁桃腺炎
 11.鼻炎・蓄膿など鼻病のすべて※
 12.鼻出血
 13.副鼻腔炎
 14.耳鳴り
 15.中耳炎
 16.幻聴
 17.顎関節症・顎関節炎
 18.耳管狭窄症※
 19.各種の鼻炎※
 
9 歯科疾患
 1.知覚過敏症
 2.歯痛
 3.歯周炎※


参考文献
索引

(疾患名に ※ が付いているものは西田氏が新たに追加した項目である)

2009年10月20日

『針灸三通法』


本書を読むにあたって
 
第1章 緒論
 
第1節 賀氏針灸三通法の概略
  賀氏針灸三通法の基本は「通」
  賀氏針灸三通法の基本は微通・温通・強通の3法
第2節 針灸三通法の形成
  賀氏針灸三通法の理論的な基礎は『内経』
  賀氏針灸三通法は歴代の医家の思想の精髄を吸収
  賀氏針灸三通法は個人の学術経験の融合
 
第2章 微通法
 
第1節 微通法の概念
第2節 針に熟練するための身体トレーニングと気の練功
第3節 微通法の施術
  1.刺入
  2.候気
  3.行気法
  4.補瀉法
  5.置針法
  6.抜針法
第4節 正しい刺激量の決め方
  臨床症状の分析
  年齢による区別
  職種による区別
  性別による区別
  肥瘦による刺激量の区別
  季節および気候の影響
  気候風土と習慣
  部位による違い
第5節 刺激の効果と臨床実践
第6節 適応症と注意事項
第7節 典型的な症例の治験
   1.脳血管障害
   2.眩暈〔めまい〕
   3.暈厥〔失神〕
   4.脳振盪後遺症
   5.小舞踏病
   6.頭揺
   7.癲癇
   8.癲狂〔精神障害〕
   9.ヨク病〔ヒステリー〕
  10.微熱
  11.慢性気管支炎
  12.胸膜炎
  13.震顫〔振顫〕
  14.肩関節周囲炎
  15.腰腿痛
  16.顔面神経炎〔顔面神経麻痺〕
  17.偏頭痛〔片頭痛〕
  18.周期性麻痺
  19.橈骨神経麻痺
  20.心筋異常
  21.嘔吐
  22.呃逆〔しゃっくり〕
  23.放射線障害
  24.腸癒着〔腸管癒着症〕
  25.水腫〔浮腫〕
  26.慢性腎炎
  27.淋病
  28.癃閉〔排尿障害・排尿困難〕
  29.遺尿〔夜尿症〕
  30.遺精
  31.陽痿〔インポテンス〕
  32.肛門瘙痒
  33.口腔潰瘍
  34.失音〔失声症〕
  35.網膜炎
  36.視神経萎縮
  37.複視
  38.眼瞼下垂
  39.斜視
  40.白内障
  41.鼻炎
  42.耳鳴り・耳聾〔難聴〕
  43.甲状腺腫大
  44.リンパ節炎
  45.白癜風〔白斑〕
  46.湿疹
  47.蕁麻疹
  48.神経性皮膚炎
  49.鵝掌風〔手部慢性湿疹〕
  50.対側性進行性掌蹠紅斑角皮症
  51.脱毛
  52.脱肛
  53.蟯虫病〔ぎょう虫症〕
  54.子宮脱
  55.不妊症
  56.卵管留水症
  57.子宮筋腫
  58.溢乳〔乳汁漏出〕
  59.小児麻痺〔ポリオ〕
  60.驚厥〔小児のひきつけ〕
  61.知恵遅れ
  62.多動症
  63.口吃〔どもり〕
 
第3章 温通法
 
第1節 火針療法の歴史
  火針の品質
  火針の加熱
  火針の刺法
  火針の刺入深度
  火針の適応症
  火針の効果
第2節 温通法のメカニズムと適応症
  祛寒除湿
  清熱解毒
  消癥散結
  祛腐排膿
  生肌斂瘡
  益腎壮陽
  昇陽挙陥・温中和胃
  宣肺定喘
  通経止痛
  祛風止痒
  解痙止攣
  除麻
第3節 温通法の針具
  細い火針
  中ぐらいの太さの火針
  太い火針
第4節 温通法の施術
 火針療法における操作上の必要事項
第5節 温通法の刺法
   1.針具の太さの分類
   2.刺針方法の分類
   3.抜針の速さの分類
第6節 典型的疾患の治療例
   1.脳血管障害の後遺症
   2.哮喘〔喘鳴を伴う呼吸困難〕
   3.胃下垂
   4.腸管癒着症
   5.便溏〔下痢〕
   6.顔面筋痙攣
   7.鶴膝風〔膝関節の腫大・疼痛〕
   8.痿証〔四肢の運動麻痺〕
   9.小児麻痺後遺症
  10.多発性神経炎
  11.脳振盪後遺症
  12.アキレス腱断裂
  13.捻挫
  14.頸部リンパ節結核
  15.甲状腺腫
  16.血管腫
  17.耳下腺炎
  18.多発性大動脈炎
  19.閉塞性血栓血管炎
  20.血栓性静脈炎
  21.下肢の慢性潰瘍
  22.皮下腫瘤
  23.腱鞘囊腫
  24.卵巣囊腫
  25.胯癰〔鼠径部の癰腫〕
  26.乳がん
  27.外陰白斑
  28.バルトリン腺膿瘍
  29.神経性皮膚炎
  30.凍瘡〔しもやけ〕
  31.翼状片
  32.鼻出血
  33.鶏眼〔うおのめ〕
 
第4章 強通法
 
第1節 瀉血療法の歴史
第2節 強通法のメカニズムと応用
  解熱作用
  止痛作用
  解毒作用
  瀉火作用
  止痒作用
  消腫作用
  痺れを治す作用
  嘔吐を抑える作用
  止瀉作用
  救急治療
第3節 強通法の針具と刺法
  三稜針
  毫針
  梅花針
  緩刺法
  速刺法
  挑刺法
  囲刺法
  密刺法
第4節 強通法の禁忌と注意事項
  患者の禁忌
  手法の禁忌
  大・中動脈の刺針の禁忌
  腧穴を正確に取る
  消毒を徹底する
  針具が鋭利である
  持針の確実性
第5節 典型的な疾患の治療例
   1.発熱
   2.流行性脳脊髄膜炎
   3.高血圧症
   4.三叉神経痛
   5.麻木〔痺れ・知覚麻痺〕
   6.急性胃腸炎
   7.疳積〔小児の慢性栄養不良〕
   8.急性結膜炎
   9.酒サ鼻
  10.脱毛症
  11.痤瘡〔アクネ〕
  12.黄褐斑〔肝斑〕
  13.毛囊炎
  14.湿疹
  15.帯状疱疹
  16.アレルギー性皮膚炎
  17.汎発性神経性皮膚炎
  18.牛皮癬〔乾癬・鱗屑癬〕
  19.舌腫〔舌が腫れて痛む〕
  20.丹毒
  21.下肢静脈瘤
 
[参考資料]賀氏針灸三通法による頸椎症治療265例の臨床報告
   1.臨床データ
   2.治療方法
   3.治療結果
   4.典型的な症例
   5.考察
 
【付録】本書で用いられた腧穴の一覧表
 
あとがき
索引

2010年06月04日

[チャート付]実践針灸の入門ガイド

 日本語版序
 本書を読むにあたって
 
第1章 内科
 
症例1 咳嗽(慢性気管支炎の急性発作)
症例2 咳喘(喘息性気管支炎・肺気腫)
症例3 咳喘
症例4 胃痛(十二指腸潰瘍・慢性びらん性胃炎)
症例5 胃痛(胃下垂)
症例6 嘔吐
症例7 噎膈〔嚥下困難〕(慢性咽頭炎・噴門無弛緩症〔食道アカラシア〕)
症例8 泄瀉
症例9 泄瀉(慢性結腸炎〔大腸炎〕)
症例10 脇痛(胆石症)
症例11 脇痛
症例12 頭痛
症例13 頭痛
症例14 頭痛(緑内障・白内障)
症例15 頭痛(神経性頭痛)
症例16 頭痛
症例17 頭痛(高血圧症・狭心症)
症例18 眩暈(メニエール病)
症例19 眩暈
症例20 眩暈
症例21 不眠(神経症)
症例22 癇証(てんかん)
症例23 気厥
症例24 鬱証
症例25 鬱証(胃粘膜脱)
症例26 鬱証
症例27 顔面痛
症例28 顔面痛(表層性胃炎)
症例29 顔面腫
症例30 胸痹(狭心症・慢性表層性胃炎)
症例31 中風(中経絡)(椎骨脳底動脈循環不全・高血圧症)
症例32 痹証(痛痹)
症例33 痹証(皮痹)
症例34 痹証(脈痹)
症例35 痹証(肉痹)
症例36 痹証(筋痹)(坐骨神経痛)
症例37 痹証(骨痹)
症例38 痹証(骨痹)(レイノー氏病)
症例39 痹証(骨痹)
症例40 水腫
症例41 水腫
症例42 遺精
症例43 陽萎
症例44 睾丸痛
症例45 二便自遺(腰椎圧迫骨折・馬尾神経症候群)
症例46 漏肩風〔肩関節周囲炎・五十肩〕
 
第2章 外科
 
症例47 纏腰火丹〔帯状庖疹・ヘルペス〕
症例48 丹毒〔連鎖球菌による感染症〕
症例49 風疹(蕁麻疹)
 
第3章 婦人科
 
症例50 崩漏(機能性子宮出血)
症例51 崩漏
症例52 痛経〔月経痛〕
症例53 痛経〔月経痛〕
症例54 痛経〔月経痛〕
症例55 経期嘔吐〔月経期嘔吐〕
症例56 絶経前後諸症(更年期障害)
症例57 帯下病
症例58 陰挺(子宮脱)
症例59 乳癰〔乳腺炎〕
症例60 乳癰(急性乳腺炎)
 
第4章 小児科
 
症例61 小児泄瀉(消化不良性下痢)
 
第5章 五官科
 
症例62 目翳(角膜潰瘍)
症例63 耳鳴
症例64 鼻淵(アレルギー性鼻炎)
症例65 鼻塞(鼻腔慢性潰瘍,手術前は慢性肥厚性鼻炎)
症例66 口破(口腔内扁平苔癬)
 
 訳注一覧
 あとがき

2010年12月14日

中医鍼灸、そこが知りたい

 はじめに
 
中医鍼灸の治療学
 
問診のすすめ
 
中医鍼灸の日本化
 
灸論私見
 
より効果的な配穴への第一歩
 
証の認識を深める
 
たかが肩こり、されど肩こり
 
気からみた不妊症
 
補瀉という迷宮からの脱出
 
血の治療は原因を考えて
 
双子の期門 ―清熱と利湿―
 
初級から中級へ踏みだす
 
中級への登竜門
 
いかに弁証するか
 
生きた配穴への道
 
経絡を補う際のポイント
 
信仰的配穴からの脱皮
 
不妊症の実践マニュアル
 
腰痛の弁証論治
 
不妊症の弁証論治
 
 おわりに

2012年05月15日

『運動器疾患の針灸治療』

はじめに
 1 本書の目的
 2 本書の対象である医師と鍼灸師に


PART1 なぜ運動器疾患に針灸治療なのか


 1◆運動器疾患と針灸治療
  1 運動器と経筋
  2 運動器疾患に針灸治療を勧める理由
  3 運動器疾患は東洋医学でいう「経筋病」
  4 なぜ東洋医学は現代医学の難病を治せるのか
 2◆東洋医学の診断方法
  1 東洋医学の全体観
  2 東洋医学の診断の進め方
    【治療例】肝火上炎が原因のぎっくり腰
  3 経筋病(運動器疾患)の病因
 3◆針灸治療の作用機序
  1 東洋医学の視点から
  2 現代医学の視点から
  3 「以痛為輸」と「阿是穴」との違いと共通点
 4◆東洋医学の治療手段
  1 刺針
  2 施灸・灸頭針
  3 刺絡
  4 火針
  5 抜缶療法


PART2 運動器疾患の針治療の実際


治療各論に入る前に


1.全身に運動器の異常が及んでいる疾患
 1◆関節リウマチ
  1 治療方針
  2 治療穴
    【治療例】関節リウマチ
 2◆線維筋痛症
  1 広範囲な骨格筋の疼痛の治療
  2 慢性疲労感
  3 精神神経障害の治療
  4 身体痛の原因
    【治療例】①典型的な線維筋痛症(奇経療法による治療例)
    【治療例】②慢性疲労症候群を合併した線維筋痛症
 3◆慢性疲労症候群
  1 東洋医学からみた慢性疲労症候群
  2 治療穴
    【治療例】慢性疲労症候群
 4◆顎関節症
  1 顎関節症とは
  2 治療穴
    【治療例】顎関節症
 5◆脳血管障害による片麻痺
  1 中風の弁証分類
  2 中風後遺症の部位別治療
    【治療例】脳血管障害による片麻痺 


2.各部位の運動器疾患
 1◆腰臀部痛を来す運動器疾患
  1 治療の概要
  2 疼痛部位の経脈別の治療法
  3 ぎっくり腰(急性腰椎捻挫)
  4 坐骨神経痛(梨状筋症候群)
  5 腰筋労損
  6 仙腸関節炎
    【治療例】①奇経療法によるぎっくり腰の治療例
    【治療例】②腰椎の異常の治療例
 2◆頸部の疾患
  1 肩こり
  2 寝違い
  3 頸椎症(鞭打ち症・変形性頸椎症など)
  4 肩甲間部のこり(膏肓辺り)
 3◆膝関節痛
 4◆肩関節痛
 5◆肘関節痛
 6◆顔面部の疾患
  1 三叉神経痛
    【治療例】三叉神経痛
  2 顔面神経麻痺
    【治療例】顔面神経麻痺
 7◆胸部の痛み
 8◆股関節部の疾患
  1 股関節部痛の原因と針灸治療
  2 変形性股関節症・大腿骨頭壊死の針灸治療
    【治療例】股関節痛に奇経療法
 9◆上肢の疾患
  1 上腕痛
  2 手背部の発赤腫脹と痛み
  3 ばね指(弾撥指)
    【治療例】弾撥指
 10◆下肢・足部の疾患
  1 糖尿病による下肢壊死
  2 スポーツ傷害(捻挫・打撲)
  3 痛風による関節痛
    【治療例】痛風による関節痛
  4 腓腹筋痙攣(こむら返り)
  5 下肢内側痛
  6 踵痛
  7 足背の腫痛
  8 足底痛


 あとがき
 参考文献
 索引

2013年03月11日

『[詳解]針灸要穴辞典』

推薦の序
日本語版序
本書を読むにあたって


第1章 五輸穴
第1節 五輸穴総論
 1 概説
 2 具体的な名称と排列
 3 理論的根拠
 4 臨床応用


第2節 五輸穴各論
 1 手太陰肺経の五輸穴
  少商 魚際 太淵 経渠 尺沢
 2 手少陰心経の五輸穴
  少衝 少府 神門 霊道 少海
 3 手厥陰心包経の五輸穴
  中衝 労宮 大陵 間使 曲沢
 4 手陽明大腸経の五輸穴
  商陽 二間 三間 陽渓 曲池
 5 手太陽小腸経の五輸穴
  少沢 前谷 後渓 陽谷 小海
 6 手少陽三焦経の五輸穴
  関衝 液門 中渚 支溝 天井
 7 足陽明胃経の五輸穴
  厲兌 内庭 陥谷 解渓 足三里
 8 足太陽膀胱経の五輸穴
  至陰 足通谷 束骨 崑崙 委中
 9 足少陽胆経の五輸穴
  足竅陰 侠渓 足臨泣 陽輔 陽陵泉
 10 足太陰脾経の五輸穴
  隠白 大都 太白 商丘 陰陵泉
 11 足少陰腎経の五輸穴
  湧泉 然谷 太渓 復溜 陰谷
 12 足厥陰肝経の五輸穴
  大敦 行間 太衝 中封 曲泉


第2章 原 穴
第1節 原穴総論
 1 概説
 2 理論的根拠
 3 臨床応用
 4 現代研究


第2節 原穴各論
  太淵 合谷 衝陽 太白 神門 腕骨 京骨 太渓
  大陵 陽池 丘墟 太衝


第3章 絡 穴
第1節 絡穴総論
 1 概説
 2 理論的根拠
 3 臨床応用
 4 現代研究


第2節 絡穴各論
  列欠 偏歴 豊隆 公孫 通里 支正 飛揚 大鍾
  内関 外関 光明 蠡溝 鳩尾 長強 大包


第4章 兪・募穴
第1節 兪・募穴総論
 1 概説
 2 兪・募穴の分布と取穴法
 3 理論的根拠
 4 臨床応用
 5 現代研究


第2節 背兪穴各論
  肺兪 厥陰兪 心兪 肝兪 胆兪 脾兪 胃兪 三焦兪
  腎兪 大腸兪 小腸兪 膀胱兪


第3節 募穴各論
  中府 膻中 巨闕 期門 日月 章門 中脘 石門
  京門 天枢 関元 中極


第5章 郄穴
第1節 郄穴総論
 1 概説
 2 臨床応用
 3 現代研究


第2節 郄穴各論
  孔最 温溜 梁丘 地機 陰郄 養老 金門 水泉
  郄門 会宗 外丘 中都 築賓 陽交 交信 跗陽


第6章 八会穴
第1節 八会穴総論
 1 概説
 2 理論的根拠および臨床応用


第2節 八会穴各論
  章門 中脘 膻中 膈兪 陽陵泉 太淵 大杼 懸鍾


第7章 下合穴
第1節 下合穴総論
 1 概説
 2 分布上の特徴と理論的根拠
 3 臨床応用


第2節 下合穴各論
  上巨虚 下巨虚 委陽 足三里 委中 陽陵泉


第8章 八脈交会穴
第1節 八脈交会穴総論
 1 概説
 2 理論的根拠
 3 臨床応用


第2節 八脈交会穴各論
  公孫 内関 足臨泣 外関 列欠 照海 後渓 申脈


第9章 交会穴
第1節 交会穴総論
 1 概説
 2 数量と分布上の特徴
 3 交会穴の存在意義
 4 臨床応用


第2節 交会穴各論
  肩髃 迎香 承泣 地倉 下関 頭維 人迎 三陰交
  大横 觀髎 聴宮 睛明 風門 肓兪 翳風 糸竹空
  瞳子髎 懸顱 頭竅陰 本神 頭臨泣 目窓 風池
  肩井 帯脈 環跳 会陰 天突 廉泉 命門 大椎
  瘂門 風府 百会 神庭 水溝 齦交


参考文献
訳注
穴名索引
主治症索引
用語索引

2013年05月09日

『朱氏頭皮針[改訂版]』

改訂版 まえがき
初版 まえがき
凡 例


総 論


第1章 概 論
第1節 頭皮針の起源と発展
第2節 朱氏頭皮針の特徴
 1 理論の特徴
 2 位置の特徴
 3 針操作手技の特徴
  (1)針具 (2)操作手技 (3)患者の体位
 4 治療の特徴
  (1)正確な診断が必要 (2)「五到」が必要
  (3)多方面に効果がある (4)再現性がある
第3節 朱氏頭皮針のメカニズム
 1 経絡との関係
 2 針操作手技と導気との関係
 3 生体電磁波との関係
 4 頭蓋骨縫合部との関係
 5 神経・内分泌系との関係
 6 頭皮とバイオホログラフィー理論との関係
 7 心理的要素との関係
第4節 朱氏頭皮針の展望


第2章 治療区の位置・効能と主治
第1節 治療区の位置の決まり
第2節 治療区の位置・効能・主治
 1 頭面区
 2 上焦区
 3 中焦区
 4 下焦区
 5 巓頂会陰足踝区
 6 肩 区
 7 臀 区
 8 頸 区
 9 背 区
 10 腰 区
 11 骶 区
 12 上腹区
 13 下腹区
 14 額顳区
 15 耳顳区
 16 枕顳区
 17 枕 区
 18 上肢区
 19 下肢区
【参考】頭部腧穴の位置図


第3章 朱氏頭皮針の医学理論

第1節 中医学理論を核とする
 1 陰陽学説
  (1)頭部の定位置と陰陽 (2)脳と陰陽 (3)弁証と弁病の陰陽属性
 2 臓象学説
 3 経絡学説
  (1)頭部を巡る経絡との関係
    督 脈/足の太陽膀胱経/足の少陽胆経/足の厥陰肝経
    足の陽明胃経/手の少陽三焦経/陽維脈/陽蹻脈
  (2) 頭部経絡と治療区との関係
    督 脈/足の太陽膀胱経/足の少陽胆経/足の陽明胃経
  (3)頭部経穴と,臓腑病候および治療区の主治範囲の関係
  (4)「四海」学説との関係
  (5)「標本」学説との関係
  (6)「根結」学説との関係
  (7)「気街」学説との関係
  (8)「十二皮部」学説との関係
  (9)頭皮針治療区と頭部腧穴との関係
第2節 頭皮層と脳の解剖と生理
 1 頭皮の解剖と生理
  (1)頭蓋部の軟部組織
    頭頂部の軟部組織/側頭部の軟部組織
  (2)頭蓋部の血管と神経
    頭頂部の動脈と神経/頭頂部の静脈
 2 頭蓋骨の解剖と生理
  (1)頭蓋骨の構成と縫合
  (2)頭蓋骨の形態と特徴
    外後頭骨隆起/頭頂結節/冠矢点/頂枕点
  (3) 頭蓋骨縫合部と治療区との関係
 3 脳の解剖と生理機能
  (1)大脳半球の構造と生理機能
  (2)間脳の構造と生理機能
  (3)脳幹の構造と生理機能
  (4)小脳の構造と生理機能
 4 脳の生理機能と臓腑の関係
  (1)朱氏頭皮針の脳に対する認識
  (2)脳の生理機能と臓腑の関係


第4章 朱氏頭皮針の操作手技

第1節 操作手技の基礎知識
 1 針具
 2 体位
 3 消毒
 4 刺入
 5 刺入の角度と深さ
 6 得気
 7 刺針の位置,方向と本数
 8 帯気と運針
 9 留針と守気
 10 抜針
 11 治療回数および期間
    臨床実践の結果による証明
 12 頭皮針の禁忌と事故の処理
  (1)禁忌 (2)事故の処理
第2節 特殊な操作手技
 1 特殊針法
  (1)古典の補瀉手法を基礎とする特殊針法
  (2)抽気法と進気法の具体的な操作
    抽気瀉法/進気補法
  (3)抽気法と進気法の特徴
 2 特殊刺法
  (1)『内経』の刺法を基礎とした頭皮針刺法
    繆刺法/遠道刺と遠道選穴法/傍針刺/斉刺/半刺/透穴法
  (2)頭皮針の特殊刺法応用手技
    「対刺法」/「交叉刺」/リレー式刺針/「排刺法」
第3節 得気
 1 得気の指標
 2 得気を決定する主な要因
第4節 適応範囲
 1 未病を治療して病を予防する
 2 早期治療で後遺症を減らす
 3 急性病や重病の治療ができ,特に麻痺の治療に効果がある
 4 脳の活動を高め,老化を防ぎ寿命を延ばす


第5章 精・気・神・意

第1節 精は蓄と蔵がよい
第2節 気は和順と通暢がよい
第3節 神は収斂・内守がよい
第4節 意は静と清がよい
第5節 精・気・神・意と朱氏頭皮針との関係


第6章 導 引

第1節 導引の意味と内容
第2節 朱氏頭皮針における導引の内容
 1 主動導引
  (1)各種の功法 (2)運動療法
 2 受動導引
第3節 導引の分類
 1 導引の分類
 2 導引方法の選用原則
第4節 主動導引
 1 神意導引(脳導引)
 2 形体導引
  (1)臥位導引法 (2)坐位導引法
 3 臓腑導引
  (1)胸 部 (2)腹 部 (3)下腹部
第5節 受動導引
 1 受動導引の内容
 2 常用の受動導引
  (1)常用特殊経穴
  (2)常用微針療法
    鼻部刺激区/耳廓刺激区/舌体刺激区/顔面刺激区/眼部刺激区/
    手部刺激区/足底部刺激区/臍部刺激区/十二皮部刺法
  (3)頭皮針と微刺療法導引の組合せ原則
第6節 運動推拿
 1 推拿の基本手法
  (1)揉 法
  (2)摩 法
  (3)擦 法(平推法)
  (4)搓 法
  (5)按 法
  (6)点 法
  (7)叩撃法
  (8)推 法
  (9)拿 法
  (10)板 法
    頸部板法/胸背部板法/腰部斜板法
 2 肢体機能の導引
  (1)指撥推拿
    指撥推拿の意義/指撥推拿の操作/指撥推拿の注意
第7節 導引の注意事項


各 論


第1章 救急治療


第1節 昏 睡
第2節 ショック
第3節 痙 攣
第4節 発 熱
第5節 疼 痛
第6節 血 証
第7節 めまい(眩暈)
第8節 急性麻痺
第9節 黄 疸
第10節 喘 息
第11節 動 悸
第12節 急性下痢
第13節 急性尿閉・尿失禁
第14節 精神障害
第15節 急性中毒・感電
第16節 アレルギー反応


第2章 各科疾患の治療

第1節 呼吸器疾患
 1 感冒
 2 急性扁桃炎
 3 流行性耳下腺炎
 4 気管支炎
 5 気管支拡張症
 6 肺炎(主に大葉性肺炎)
 7 肺化膿症
 8 百日咳
 9 肺結核
【随症治療】◇発熱 ◇頭痛 ◇咳嗽 ◇鼻閉鼻流
       ◇咽喉部の腫脹疼痛 ◇盗汗,五心煩熱
第2節 消化器疾患
 1 食道疾患(食道炎,食道狭窄,食道憩室,噴門痙攣,食道がんなど)
 2 急性胃炎,慢性胃炎,胃・十二指腸潰瘍
 3 胃下垂症
 4 ウィルス性肝炎
 5 急性・慢性胆囊炎(胆石症)
 6 急性膵臓炎
 7 腸閉塞
 8 細菌性赤痢
【随症治療】◇嚥下困難 ◇上腹痛 ◇脇痛 ◇食思不振
       ◇嘔吐,呑酸 ◇横隔膜痙攣 ◇便秘 ◇脱肛
第3節 循環器疾患
 1 狭心症,急性心筋梗塞
 2 肺性心
 3 リウマチ性心疾患
 4 脳血管障害(脳出血,脳梗塞)
  1.脳出血の発作時
  2.脳軟化症と脳血管不全症の発作時
  3.脳卒中の後遺症
 5 心臓神経症
 6 閉塞性血栓血管炎
 7 レイノー病
【随症治療】◇心悸亢進 ◇胸苦しさ,胸痛 ◇頭痛 ◇肢体の疼痛
第4節 泌尿生殖器疾患
 1 腎炎
 2 尿路感染症
 3 尿路結石
 4 子宮外妊娠
 5 骨盤腔内炎症
 6 月経痛
 7 子宮下垂・子宮脱
 8 副睾丸炎
【随症治療】◇腰のだるさ,腰痛 ◇浮腫 ◇頻尿,尿意逼迫,排尿痛
       ◇排尿後の後漏 ◇インポテンツ ◇遺精
第5節 神経科疾患
 1 坐骨神経痛
 2 上腕神経叢神経炎
 3 メニエール症候群
 4 癲癇
 5 神経衰弱
 6 ヒステリー
 7 精神分裂症
 8 小児麻痺
 9 血管性頭痛(片頭痛)
【随症治療】◇嘔吐 ◇肢体の知覚麻痺,知覚異常 ◇肢体の強直
       ◇筋肉の萎縮 ◇振戦 ◇不眠 ◇言語障害
第6節 内分泌疾患
 1 単純性甲状腺腫
 2 甲状腺機能亢進症
 3 月経前緊張症
 4 更年期障害
 5 糖尿病
【随症治療】◇甲状腺腫 ◇眼球突出 ◇顔面部のほてり ◇煩燥不安感
       ◇悲観的情緒障害 ◇多飲 ◇多食 ◇多尿 ◇瘙痒感
第7節 運動器疾患
 1 関節炎
 2 軟部組織損傷
 3 肩関節周囲炎
 4 寝ちがえ
【随症治療】◇頸項部のこわばりと痛み ◇肩甲部痛
第8節 感覚器疾患
 1 近視
 2 緑内障
 3 結膜炎
 4 電気性眼炎
 5 視神経炎,視神経萎縮
 6 化膿性中耳炎
 7 鼻炎,副鼻腔炎
【随症治療】◇物がよく見えない ◇目の発赤・腫脹・疼痛 ◇突発性盲
    ◇目の痒み ◇白内障 ◇鼻汁,鼻閉,嗅覚障害 ◇耳鳴り,難聴


第3章 典型症例の分析

 1 脳血管障害
 2 脳梗塞後遺症
 3 網膜中心動脈塞栓を伴う脳梗塞
 4 脳溢血(尿路感染症を併発)
 5 脳挫傷による右下肢不全麻痺
 6 対麻痺
 7 脳振盪,右側動眼神経損傷
 8 リウマチ性心疾患(狭心症を併発)
 9 頸椎症
 10 精神分裂症
 11 眩暈の急性発作
 12 ヒステリーの急性発作
 13 急性胆石疝痛
 14 急性扁桃炎
 15 気管支喘息の急性発作
 16 慢性気管支炎
 17 脇痛
 18 急性下痢症
 19 下痢症
 20 小児下痢症
 21 急性腰部捻挫
 22 肩関節周囲炎
 23 上腕骨外側上顆炎
 24 右上腕骨外科頸骨折および転位
 25 膝関節内側側副靱帯損傷
 26 下肢軟部組織の圧迫損傷
 27 腱鞘炎(指屈筋腱)
 28 蕁麻疹
 29 不正子宮出血
 30 乳腺炎
 31 急性潜伏睾丸

索 引
あとがき
著者略歴

2013年09月02日

『絵で見る経筋治療』

程序
呉序
本書を読むにあたって


経筋の順行
手の少陽経筋 足の少陰経筋
手の太陰経筋 手の少陰経筋
足の陽明経筋 手の陽明経筋
足の少陽経筋 足の太陰経筋
手の太陽経筋 足の太陽経筋
手の厥陰経筋 足の厥陰経筋


足の太陽経筋
趾趾5   束骨次   京骨次   申脈次   崑崙次
女膝次   泉生足次  承山次   承山内   承山外
承筋次   合陽次   合陽内   合陽外   委中次
委陽次   陰谷次   浮郄次   直立次   内直立
外直立   殷上次   内殷上   外殷上   承扶次
外承扶   環跳次   秩辺次   志室次   盲門次
中焦兪次  第1~5腰椎横突    白環兪次  中膂兪次
膀胱兪次  小腸兪次  関元兪次  大腸兪次  気海兪次
腎兪次   三焦兪次  胃兪次   脾兪次   胆兪次
肝兪次   胃脘下兪次  膈兪次  督兪次   心兪次
厥陰兪次  肺兪次   風門次   大杼次   下髎次
中髎次   次髎次   上髎次   上後腸骨棘
第5仙骨棘突  第4仙骨棘突  第3仙骨棘突  第2仙骨棘突
第1仙骨棘突  第5腰椎棘突  第4腰椎棘突  第3腰椎棘突
第2腰椎棘突  第1腰椎棘突  第12胸椎棘突  第11胸椎棘突
第10胸椎棘突  第9胸椎棘突  第8胸椎棘突  第7胸椎棘突
第6胸椎棘突  第5胸椎棘突  第4胸椎棘突  第3胸椎棘突
第2胸椎棘突  第1胸椎棘突  第7頸椎棘突  第6頸椎棘突
第5頸椎棘突  第4頸椎棘突  第3頸椎棘突  第2頸椎棘突
第1頸椎棘突  天柱次   玉枕次   百会次
陽白次   攅竹次   印堂次   魚腰次   


足の少陽経筋
趾趾4   下丘墟   丘墟次   光明次
陵下次   陽陵次   陵後次   腓骨小頭
成腓間   成骨次   風市次   上風市
髀 枢   髀枢上   髀枢内   中空次
健胯次   腰宜次   腰眼次   京門次
章門次   腹哀次   日月次   期門次
食竇次   天渓次   気戸次   欠盆次
気舎次   天突旁   天鼎次   天牖次
完骨次   風池次   率谷次   承霊次
正営次   目窓次


足の陽明経筋
趾趾2-3  衝陽次   解渓次   豊隆次
足三里次   脛骨結節  膝蓋下   膝蓋上
骨外果棘   膝蓋外下  膝蓋外   膝蓋外上
脛骨内果棘  膝蓋内   膝蓋内上  鶴頂次
伏兎次    関兎次   髀関下   維道次
気衝次    陰廉次   曲骨次   中極次
関元次    気海次   神闕次   下脘次
建里次    中脘次   上脘次   巨闕次
鳩尾次    帰来次   水道次   大巨次
梁門次    幽門次   中庭次   膻中次
玉堂次    紫宮次   華蓋次   璇璣次
天突次    廉泉次   夾廉泉次  上廉泉次
人迎次    承漿次   夾承漿次  頰車次
牽正次    下関次   顴髎次   四白次
水溝次    巨髎次   迎香次


足の太陰経筋
大都次   公孫次   公孫上   商丘次
陰陵上   箕門次   五枢次   髀関次
府舎次


足の厥陰経筋
趾趾1   中封次   膝関次   髎膝間
髎髎次   血海次   陰包次   地五里次


足の少陰経筋
跖趾1-5  湧泉次  公孫下   然谷次
照海次   太渓次   失眠次   失眠内
失眠前   曲泉次   横骨次


手の太陽経筋
腕骨次   陽谷次   小海次   肩貞次
臑兪次   肩痛点次  下肩痛点  銀口次
膈関次   譩譆次   神堂次   膏盲次
魄戸次   附分次


手の少陽経筋
陽池次   四瀆次   肘尖次   天井次
消濼次   臑会次   肩髎次   肩 峰
棘 外   天宗次   肩甲棘   天髎次
頸1-7横突起     欠盆上   顱息次
角孫次   和髎次   太陽次


手の陽明経筋
陽渓次   列欠次   手三里次  上腕骨外果
肩髃次   巨骨次   肩甲上   秉風次
曲垣次   肩井次   手の太陰経筋  掌指1
魚際次   太淵次   沢前次   尺沢次
天府次   肩内陵次  抬肩次   中府次
雲門次   歩廊次   神封次   霊墟次
神蔵次   彧中次   兪府次


手の厥陰経筋
掌指2-4  大陵次  臂中次   沢下次
曲沢次   肱中次   挙肩次   屋翳次
膺窓次   乳根次


手の少陰経筋
掌指5   神門次   海次   肱骨内顆
青霊次   極泉次


あとがき
治療点名索引
主治索引

2014年03月04日

問診のすすめ―中医診断力を高める

序にかえて


第1章  問診の構造


 問診上達の要素
 2つの問診
 治療問診
 筆者はこうしました
 主訴の絞り込み
 木の理論
 3W1H
 3W1Hは急性病の決め手
 慢性病の対策
 増悪因子と緩解因子
 「逆引き」増悪・緩解因子


第2章  症状―症候―証


 証の定義
 可視から不可視への転換
 代表的な症候群は使えるか
 症候群は主訴により変化する
 心気虚の定義を例に
 逸脱した症状,気になる症状
 問診で得る重要症状は症候群に昇華する


第3章  問診の作法


 2-8の法則
 二問を求めず
 はい・いいえは愚問
 息づかいを感じよう
 慎み深い言葉・お陰様で
 普通です
 行間を読む
 挙動を見る
 正短の書


第4章  症状の変換


 症状の幅
 症状の軽重
 痛みの表現
 各論に入る前に


第5章  各論―問診レシピ


 発熱
 鬱熱
 悪寒・悪風
 畏寒肢冷(冷え)
 汗
 頭痛
 胸痛
 脇痛
 胃痛
 腹痛
 肩こり
 背部痛
 腰痛
 口渇・口乾
 浮腫
 飲食
 味覚
 大便
 小便
 耳鳴
 失眠
 疲労
 精神状態


第6章  現代医学を用いた問診


 ジョイント問診
 不妊症
 心理的フォロー


コラム
  中医人口の増加/感覚重視は是か非か/師匠/更年期障害
  夜間尿/常識の拡大/陰虚~陰虚火旺における勝敗
  日中入浴事情/問診の戦略/人間/気を感じる
  血虚の2系統/人より自分だろう/予備問診
  ゆるやかな気/中医書の作法/私の死生観
  師匠の思い出/普通のサラリーマン/表言葉・裏言葉
  バーゲンセール/偉大な企て/サイン/低体温
  寿司と天ぷら/舌色/感謝/同位の鎮痛/日本語の功罪
  不思議な体験/協調的自立/浮腫と日本人女性
  腎の封蔵/頭の疲労

2014年05月08日

『針灸治療大全』

 
序(王徳深)
序(畢福高)
まえがき
本書について


   (以下,見出しをクリックすると掲載病名を表示します)
第1章 内科病症
 第1節 救急
 第2節 外感病症
 第3節 肺系病症
 第4節 脾胃病症
 第5節 腎系病症
 第6節 心系病症
 第7節 肝胆病症
 第8節 気・血・津液の病症
 第9節 経絡・四肢および体部の病症


第2章 外科病症
 第1節 瘡瘍
 第2節 癭瘤
 第3節 皮膚病症
 第4節 肛門の病症
 第5節 急性腹症
 第6節 整形外科およびその他の外科病症


第3章 婦人科病症
 第1節 月経期の病症
 第2節 帯下および類帯下の病症
 第3節 妊娠中の病症
 第4節 分娩時および分娩後の病症
 第5節 乳房および乳房関連の病症
 第6節 外陰部の病症
 第7節 婦人科のその他の病症


第4章 小児科病症
 第1節 新生児の病症
 第2節 感染症
 第3節 小児科常見病症および雑病


第5章 男性科病症


第6章 五官科病症
 第1節 眼科病症
 第2節 耳科病症
 第3節 鼻科病症
 第4節 咽喉科病症
 第5節 口腔科病症
 第6節 感覚器のその他の病症


第7章 その他の病症


付録 十四経穴主治分布図
病症索引
経穴索引
 

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『経穴の臨床実践』

まえがき ~なぜ経穴を取り上げるのか~


第1部 経穴の基礎知識


 1 経穴とは
   1.経穴と経絡は点と線の関係
   2.経穴の二面性
   3.経穴は診察にも治療にも応用できる
 2 経穴の特徴
   1.経穴の「個性」と「共通性」
   2.経穴の「速効」と「特効」
     1 水溝(人中)穴とぎっくり腰
     2 大横・支溝穴と便秘
     3 内関穴としゃっくり
     4 上仙・中極・合谷穴と無月経
     5 定喘・天突穴と咳,喘息
   3.経穴の組み合わせは多彩な治療効果を生む
   4.異なる治療法によって経穴のもつ効果が高まる
     1 刺鍼法
     2 温灸法
     3 異なる治療法による効果の違い
   5.相関穴の区別と活用
     1 腎兪・志室・命門
     2 気海と気海兪
     3 陰交と三陰交
     4 手三里と足三里
     5 陰陵泉と陽陵泉
     6 内関と外関
     7 上脘・中脘・下脘
     8 三気海(膻中・中脘・気海)
     9 風府・風池・上天柱
     10 合谷と太衝
     11 章門・期門・京門・梁門
     12 神門・陰郄・通里
     13 曲池・曲沢・沢前
     14 頭臨泣と足臨泣
     15 頭竅陰と足竅陰
     16 神闕・天枢・大横
     17 水分・水道・水泉
     18 公孫と大包
     19 陰谷・曲泉・陰陵泉
     20 膈兪と血海
     21 大敦・隠白・至陰
     22 気戸・気舎・気衝・気穴
  3 選穴と配穴
   1.選 穴
     1 局所選穴
     2 遠位選穴
     3 随症選穴
     4 弁証選穴
     5 弁病選穴
   2.配 穴
     1 前後配穴法
     2 上下配穴法
     3 表裏配穴法
     4 左右配穴法
     5 首尾配穴法
     6 原絡配穴法
     7 子母配穴法
     8 同名経配穴法
     9 原募配穴法
     10 募合配穴法


第2部 常用40穴の使い方


 1.大椎穴
 2.百会穴
 3.風池穴
 4.風府穴
 5.肩井穴
 6.定喘穴
 7.印堂穴
 8.水溝穴
 9.太陽穴(奇穴)
 10.中脘穴
 11.水分穴
 12.神闕穴
 13.気海穴
 14.陰交穴
 15.関元穴
 16.中極穴
 17.気 穴
 18.曲池穴
 19.支溝穴
 20.郄門穴
 21.内関穴
 22.外関穴
 23.合谷穴
 24.尺沢穴
 25.列欠穴
 26.血海穴
 27.足三里穴
 28.陽陵泉穴
 29.豊隆穴
 30.上巨虚穴
 31.三陰交穴
 32.陰陵泉穴
 33.太渓穴
 34.復溜穴
 35.承山穴
 36.懸鍾穴
 37.照海穴
 38.太衝穴
 39.崑崙穴
 40.湧泉穴


主な参考文献
索引
あとがき

2015年01月19日

『続・針師のお守り―針灸よもやま話―』

まえがき


押手の必要性
私の生き方に影響を与えた一冊
私の臨床に影響を与えた一冊
鍼灸師の最大の武器
鍼灸師の目線
中医学の頑固さ
経筋学のすすめ
経別について
鍼灸業界の抱える闇
中国ばりと横山瑞生先生
日本中医学交流会大会
鍼灸学校の「経穴学」教科書
針灸の補瀉
個人的補瀉法
至陰の灸
玉枕関を開く
針灸の弁証論治
郄穴について
邂逅―平川信代先生
未病について
陽痿? それとも陰痿?
背部兪穴の刺針法
膈兪穴はバネ指に効くのか
胃の大絡はどこから始まるのか
胞脈(胞絡)について
膈について


『中医臨床』初出掲載号一覧表

2017年08月01日

『古典から学ぶ経絡の流れ』

目 次


まえがき
凡例


主篇
 手太陰肺経の循行
 手陽明大腸経の循行
 足陽明胃経の循行
 足太陰脾経の循行
 手少陰心経の循行
 手太陽小腸経の循行
 足太陽膀胱経の循行
 足少陰腎経の循行
 手厥陰心包経の循行
 手少陽三焦経の循行
 足少陽胆経の循行
 足厥陰肝経の循行
 任脈の循行
 督脈の循行


付篇(参考資料)
 資料1 経絡系統一覧
 資料2 十四経脈循行図
 資料3 経絡に関する基本知識
 資料4 経絡循行に関する用語一覧
 資料5 経絡の循行に関する基本的字句
 資料6 経絡表記の変遷
 資料7 経別の循行経路と六合表
 資料8 絡脈循行一覧
 資料9 十二経脈の属絡関係と起点部位
 資料10 十二経脈の標本関係
 資料11 足六経脈の根結関係
 資料12 六陽経の根溜注入関係
 資料13 十四経脈の病候
 資料14 『新版 経絡経穴概論』の経絡流注
 資料15 経絡循行に関する歴代の論争点のいくつか


索引

2019年02月06日

『新・針師のお守り―針灸よもやま話―』

 
目次
 
 まえがき
 
東京中医鍼灸センター
鍼灸治療のスタイル① お腹の治療
両極対応配穴法
鍼灸治療のスタイル② ビワの葉灸
鍼灸治療のスタイル③ 肩の散鍼(単刺)
現代中医鍼灸 日本への導入
下の法
経絡の流れを学ぼう
足の陽明胃経はどこで終わるのか
『針灸配穴』
十二経の接続
十二経脈を流れているものは何か
禁灸穴
禁鍼穴
七情の驚は何臓と関連するのか
 ─『新版 東洋医学概論』教科書検討小委員会への質問状─
 
 『中医臨床』初出掲載号一覧表
 附表
 

2019年03月22日

『「証」の診方・治し方2 -実例によるトレーニングと解説-』

 
目次


 この本の使い方


序章
 いかに証に従い治療を行うか(高橋楊子)
 中医鍼灸治療について(呉澤森)


第1章 全身症状
 CASE1 高脂血症
 CASE2 湿疹・眼痛・顔面の痺れ
 CASE3 低カリウム性周期性四肢麻痺
 CASE4 リウマチ1年
 CASE5 蕁麻疹
 CASE6 2カ月続く原因不明の発熱


第2章 頭部・頭頸部の症状
 CASE7  視力減退・視野欠損(網膜中心静脈閉塞症)
 CASE8  口臭
 CASE9  嗄声(しわがれ声)
 CASE10 10年来の鼻づまり
 CASE11 咽喉腫痛・両耳の中が痛痒い


第3章 胸部・背部の症状
 CASE12 胸痛
 CASE13 気管支拡張症
 CASE14 肺がん
 CASE15 乳がん
 CASE16 心窩部および左背部の激痛


第4章 腹部・下腹部の症状
 CASE17 副睾丸炎
 CASE18 脇部・上腹部の脹痛
 CASE19 非細菌性慢性前立腺炎
 CASE20 痔による肛門部の激痛と出血
 CASE21 陰部の多汗・におい


第5章 婦人科症状
 CASE22 続発性無月経
 CASE23 月経随伴性気胸
 CASE24 習慣性流産
 CASE25 更年期障害
 CASE26 産後の両下肢の浮腫


第6章 その他
 CASE27 うつ病
 CASE28 異所性再発性右大腿膿瘍(縮脚腸癰)
 CASE29 睡眠障害
 CASE30 抗うつ剤による肝機能障害


 あとがき
 索引

2019年11月21日

『疾患・症状別 漢方治療 慢性疼痛』目次

 
Contents


巻頭言
 世良田 和幸(渕野辺総合病院)


特集 生活を支える在宅医療
 漢方がととのえる「食う・寝る・出す」
 山口 竜司(山口診療所)


インタビューⅠ
 現代医療における漢方の役割と今後に期待されること
 痛みの病理・病態を漢方的視点で解き明かす
 平田 道彦(平田ペインクリニック)


インタビューⅡ
 変わる日本の慢性疼痛治療
 滋賀医科大学 学際的痛み治療センターの取り組み
 福井 聖(滋賀医科大学医学部附属病院 ペインクリニック科)


慢性疼痛 病因病機と治療 -総論-
 入江 祥史(総合内科専門医・元 入江漢方内科クリニック吉祥寺)


コラム 実践!漢方ライフ 薬膳編
 薬膳で「痛み」から遠ざかる
 大田 ゆう子(洗足薬膳お料理教室主宰/国際中医薬膳師・国際中医師)


症例で見る 慢性疼痛治療 漢方編
 慢性頭痛における漢方治療
 來村昌紀(らいむらクリニック)
 三叉神経痛に対して柴胡桂枝湯が有効であった1症例
 境徹也(佐世保共済病院 ペインクリニック麻酔科)
 関節リウマチにおける漢方治療
 津田篤太郎(聖路加国際病院 リウマチ膠原病センター)
 手根管症候群の漢方治療
 田島康介(藤田医科大学病院 救急科)
 舌痛症の漢方治療
 山口孝二郎(昭和大学医学部生理学講座生体制御学部門/医療法人ハヤの会田中矯正歯科 歯科慢性疾患診療室)
 上肢(肩こり)の慢性疼痛での漢方治療
 濱口眞輔(獨協医科大学医学部麻酔科学講座)
 脊髄・脊椎に原因を持つ神経障害性疼痛における漢方治療
 平田道彦(平田ペインクリニック)
 慢性腰痛症の漢方治療
 緒方政則(北九州市立門司病院)
 下肢の慢性疼痛(神経痛・関節痛・筋肉痛)に対する漢方薬による治療方法の考え方
 吉田祐文(那須赤十字病院 第一整形外科)
 帯状疱疹後神経痛の漢方治療
 園田拓郎(鹿児島市医師会病院 ペインクリニック内科)
 複合性局所疼痛症候群の漢方治療
 髙村光幸(三重大学医学部附属病院 漢方外来)
 線維筋痛症の痛みが漢方と鍼・刺絡治療により軽減した1例
 宮西圭太(みやにし整形外科リウマチ科)
 身体症状症(身体表現性疼痛障害)における漢方治療
 西田愼二(にしだクリニック)


症例で見る 慢性疼痛治療 鍼灸編
 関節リウマチにおける鍼灸治療の1例
 河原保裕(アコール鍼灸治療院)
 鼓室形成術後の遷延性術後痛に対する鍼灸治療
 玉井秀明(帝京平成大学ヒューマンケア学部鍼灸学科/自治医科大学附属病院 麻酔科・鍼灸外来)
 帯状疱疹後神経痛の鍼麻酔方式による治療
 石川家明(ともともクリニック/鍼灸師)


コラム 実践!漢方ライフ ツボ押し編
 慢性の痛みに役立つ 簡単ツボ押し
 伊藤 剛(北里大学 客員教授/北里大学 東洋医学総合研究所)


慢性疼痛 先人に学ぶ漢方の知恵 -古典の教え-
 織部 和宏(織部内科クリニック)


コラム 実践!漢方ライフ 養生編
 攻めの養生で腰痛知らず
 帯津 良一(帯津三敬病院)


参考資料 疼痛治療で使用される主な漢方製剤の記載を含む診療ガイドライン

2020年02月13日

『経脈病候の針灸治療』目次

目 次


推薦の辞
序文(程莘農)
序文(賀普仁)
序文(王雪苔)
まえがき
本書について


第1章 十二経脈の病候弁証と鍼灸論治
 第1節 手の太陰肺経
 第2節 手の陽明大腸経
 第3節 足の陽明胃経
 第4節 足の太陰脾経
 第5節 手の少陰心経
 第6節 手の太陽小腸経
 第7節 足の太陽膀胱経
 第8節 足の少陰腎経
 第9節 手の厥陰心包経
 第10節 手の少陽三焦経
 第11節 足の少陽胆経
 第12節 足の厥陰肝経


第2章 奇経八脈の病候弁証と鍼灸論治
 第1節 督脈
 第2節 任脈
 第3節 衝脈
 第4節 帯脈
 第5節 陰蹻脈・陽蹻脈
 第6節 陽維脈・陰維脈


付録
 付録1 十四経脈の循行についての考察
 付録2 用語解説
 付録3 文献一覧


索引
訳者あとがき

2020年10月21日

『臨床に役立つ 奇経八脈の使い方』目次

 
目次


推薦のことば
はじめに
本書について


第1章 奇経八脈についての基本的な解説と考察
 1 奇経八脈の種類とその分類についての考察
 2 奇経脈の走行とその経穴の構成
 3 奇経八脈の流注
  1.督脈の流注
  2.任脈の流注
  3.衝脈の流注
  4.帯脈の流注
  5.陰維脈の流注
  6.陽維脈の流注
  7.陰蹻脈の流注
  8.陽蹻脈の流注


第2章 生理作用における奇経八脈の役割
 1 奇経八脈の生理作用
  1.正経十二経脈と奇経八脈について
  2.奇経八脈が帰属する臓
  3.奇経八脈と腎との流注上の関係
  4.腎の生理作用と奇経八脈
 2 腎の生理作用にもとづく奇経八脈の働き
  1.奇経八脈を2つに大別する
  2.奇経八脈にみられる天人地三才理論と一源三岐説
 3 奇経八脈個々の生理作用
  1.督脈の生理作用
  2.任脈の生理作用
  3.衝脈の生理作用
  4.帯脈の生理作用
  5.陰維脈と陽維脈の生理作用
  6.陰蹻脈と陽蹻脈の生理作用
 4 奇経八脈によって統合される生殖活動
  陰陽一対の奇経脈の生殖能に関する生理作用


第3章 奇経八脈を用いた治療システム
 1 八脈交会穴について
  八脈交会穴治療の基本的治効原理
 2 子午流注理論と八脈交会穴
  1.八脈交会穴の選穴理由を子午流注理論から読み解く
  2.八脈交会穴に子午流注理論が使われているとする歴史的認識
  3.按時配穴法における流注八穴と子午流注理論
  4.正経脈の流注と子午流注から臓腑の生理作用を考える
 3 臨床における八脈交会穴の用い方
 4 奇経八脈を用いた治療と診断法について
  1.奇経脈を優先的に選択して施術したほうがよい適応疾患
  2.奇経八脈の病証を鑑別するための診断術
  3.奇経八脈に対する脈診法
  4.『奇経八脈考』における気口九道脈診
  5.現行の中医診断法を用いた奇経八脈診断


第4章 奇経八脈治療のバリエーションを考える
 1 単一の奇経脈を用いた循行経脈治療
  1.下肢四脈の循行経脈治療(単一穴治療と起始穴・終止穴2点治療)
  2.体幹四脈の循行経脈治療(単一穴治療と起始穴・終止穴2点治療)
 2 複数の奇経脈を用いた循行経脈治療
  1.2つの奇経脈を用いたシステム治療
  2.3つの奇経脈を用いたシステム治療


第5章 奇経八脈による婦人科疾患の治療
 1 中医婦人科総論
  1.月経について
  2.胞宮について
  3.奇経学からみる女性の性的成熟について
  4.子宮内膜の周期性変化と任脈・衝脈・督脈
  5.更年期後の女性の成熟を考える
 2 中医婦人科診断
  1.中医婦人科における問診
  2.筆者が行っている婦人科治療の施術内容
  3.奇経治療による腹部瘀血の処置
 3 婦人科疾患に対する正経・奇経治療の例
  1.経早に対する正経・奇経治療
  2.経遅に対する正経・奇経治療
  3.経乱に対する正経・奇経治療
  4.月経痛に対する正経・奇経治療
  5.妊産婦に対する奇経治療


第6章 中医学の治法から考える奇経治療
 1 治法にもとづく奇経治療
  1.解表法に対応する奇経治療
  2.清熱法に対応する奇経治療
  3.和解法と理気法に対応する奇経治療
  4.温補法に対応する奇経治療
  5.通導法に対応する奇経治療
  6.安神法と開竅法に対応する奇経治療
  7.舒筋活絡法に対応する奇経治療
 2 治法にもとづく奇経治療の例
  1.睡眠障害
  2.哮喘
  3.アトピー性皮膚炎


第7章 奇経八脈と姿勢バランスについて
 1 奇経八脈とアナトミー・トレイン
  1.「奇経脈経筋」の提唱
  2.奇経脈経筋とアナトミー・トレインの対比
 2 奇経脈経筋を用いた姿勢バランスの調節
  1.奇経脈経筋と姿勢バランス
  2.姿勢バランス改善のための奇経脈経筋治療


索引
参考文献
おわりに

2021年04月05日

『針灸学[経穴篇](改訂版)』目次


序にかえて(後藤 修司)

本書を学ぶにあたって(兵頭 明)

改訂版について(編集部)

緒 論
 1.経絡・経穴の発見と発展
 2.経絡・経穴の分類と命名
  【1】十四経経穴
  【2】奇穴
  【3】阿是穴
 3.経絡定位の方法
  【1】頭部
  【2】頸項部
  【3】腰背部
  【4】胸腹部
  【5】上肢部
  【6】下肢部
 4.経穴定位の手順
  【1】体表解剖表示定位法
  【2】骨度定位法
  【3】指寸定位法
 5.経絡の主治法則
 6.経穴の主治法則
  【1】分経主治法則
  【2】分部主治法則

十四経経穴分部主治見取図

総 論
1.十二正経
  手の太陰肺経絡系統
   1 手の太陰肺経絡系統の循行分布
   2 手の太陰肺経絡系統の病候
  手の陽明大腸経絡系統
   1 手の陽明大腸経絡系統の循行分布
   2 手の陽明大腸経絡系統の病候
  足の陽明胃経絡系統
   1 足の陽明胃経絡系統の循行分布
   2 足の陽明胃経絡系統の病候
  足の太陰脾経絡系統
   1 足の太陰脾経絡系統の循行分布
   2 足の太陰脾経絡系統の病候
  手の少陰心経絡系統
   1 手の少陰心経絡系統の循行分布
   2 手の少陰心経絡系統の病候
  手の太陽小腸経絡系統
   1 手の太陽小腸経絡系統の循行分布
   2 手の太陽小腸経絡系統の病候
  足の太陽膀胱経絡系統
   1 足の太陽膀胱経絡系統の循行分布
   2 足の太陽膀胱経絡系統の病候
  足の少陰腎経絡系統
   1 足の少陰腎経絡系統の循行分布
   2 足の少陰腎経絡系統の病候
  手の厥陰心包経絡系統
   1 手の厥陰心包経絡系統の循行分布
   2 手の厥陰心包経絡系統の病候
  手の少陽三焦経絡系統
   1 手の少陽三焦経絡系統の循行分布
   2 手の少陽三焦経絡系統の病候
  足の少陽胆経絡系統
   1 足の少陽胆経絡系統の循行分布
   2 足の少陽胆経絡系統の病候
  足の厥陰肝経絡系統
   1 足の厥陰肝経絡系統の循行分布
   2 足の厥陰肝経絡系統の病候
2.奇経八脈
  督 脈
   1 督脈およびその別絡の循行分布
   2 督脈およびその大絡の病候
  任 脈
   1 任脈およびその別絡の循行分布
   2 任脈およびその大絡の病候
  衝 脈
   1 衝脈の循行
   2 衝脈の病候
  帯 脈
   1 帯脈の循行
   2 帯脈の病候
  陽維脈
   1 陽維脈の循行
   2 陽維脈の病候
  陰維脈
   1 陰維脈の循行
   2 陰維脈の病候
  陽蹻脈
   1 陽蹻脈の循行
   2 陽蹻脈の病候
  陰蹻脈
   1 陰蹻脈の循行
   2 陰蹻脈の病候

各 論

手の太陰肺経
  中 府(ちゅうふ)
  雲 門(うんもん)
  天 府(てんぷ)
  侠 白(きょうはく)
  尺 沢(しゃくたく)
  孔 最(こうさい)
  列 欠(れっけつ)
  経 渠(けいきょ)
  太 淵(たいえん)
  魚 際(ぎょさい)
  少 商(しょうしょう)

手の陽明大腸経
  商 陽(しょうよう)
  二 間(じかん)
  三 間(さんかん)
  合 谷(ごうこく)
  陽 渓(ようけい)
  偏 歴(へんれき)
  温 溜(おんる)
  下 廉(げれん)
  上 廉(じょうれん)
  手三里(てさんり)
  曲 池(きょくち)
  肘 髎(ちゅうりょう)
  手五里(てごり)
  臂 臑(ひじゅ)
  肩 髃(けんぐう)
  巨 骨(ここつ)
  天 鼎(てんてい)
  扶 突(ふとつ)
  禾 髎(かりょう)
  迎 香(げいこう)

足の陽明胃経
  承 泣(しょうきゅう)
  四 白(しはく)
  巨 髎(こりょう)
  地 倉(ちそう)
  大 迎(だいげい)
  頰 車(きょうしゃ)
  下 関(げかん)
  頭 維(ずい)
  人 迎(じんげい)
  水 突(すいとつ)
  気 舎(きしゃ)
  欠 盆(けつぼん)
  気 戸(きこ)
  庫 房(こぼう)
  屋 翳(おくえい)
  膺 窓(ようそう)
  乳 中(にゅうちゅう)
  乳 根(にゅうこん)
  不 容(ふよう)
  承 満(しょうまん)
  梁 門(りょうもん)
  関 門(かんもん)
  太 乙(たいいつ)
  滑肉門(かつにくもん)
  天 枢(てんすう)
  外 陵(がいりょう)
  大 巨(だいこ)
  水 道(すいどう)
  帰 来(きらい)
  気 衝(きしょう)
  髀 関(ひかん)
  伏 兎(ふくと)
  陰 市(いんし)
  梁 丘(りょうきゅう)
  犢 鼻(とくび)
  足三里(あしさんり)
  上巨虚(じょうこきょ)
  条 口(じょうこう)
  下巨虚(げこきょ)
  豊 隆(ほうりゅう)
  解 渓(かいけい)
  衝 陽(しょうよう)
  陥 谷(かんこく)
  内 庭(ないてい)
  厲 兌(れいだ)

足の太陰脾経
  隠 白(いんぱく)
  大 都(だいと)
  太 白(たいはく)
  公 孫(こうそん)
  商 丘(しょうきゅう)
  三陰交(さんいんこう)
  漏 谷(ろうこく)
  地 機(ちき)
  陰陵泉(いんりょうせん)
  血 海(けっかい)
  箕 門(きもん)
  衝 門(しょうもん)
  府 舎(ふしゃ)
  腹 結(ふくけつ)
  大 横(だいおう)
  腹 哀(ふくあい)
  食 竇(しょくとく)
  天 渓(てんけい)
  胸 郷(きょうきょう)
  周 栄(しゅうえい)
  大 包(だいほう)

手の少陰心経
  極 泉(きょくせん)
  青 霊(せいれい)
  少 海(しょうかい)
  霊 道(れいどう)
  通 里(つうり)
  陰 郄(いんげき)
  神 門(しんもん)
  少 府(しょうふ)
  少 衝(しょうしょう)

手の太陽小腸経
  少 沢(しょうたく)
  前 谷(ぜんこく)
  後 渓(こうけい)
  腕 骨(わんこつ)
  陽 谷(ようこく)
  養 老(ようろう)
  支 正(しせい)
  小 海(しょうかい)
  肩 貞(けんてい)
  臑 兪(じゅゆ)
  天 宗(てんそう)
  秉 風(へいふう)
  曲 垣(きょくえん)
  肩外兪(けんがいゆ)
  肩中兪(けんちゅうゆ)
  天 窓(てんそう)
  天 容(てんよう)
  顴 髎(けんりょう)
  聴 宮(ちょうきゅう)

足の太陽膀胱経
  睛 明(せいめい)
  攅 竹(さんちく)
  眉 衝(びしょう)
  曲 差(きょくさ)
  五 処(ごしょ)
  承 光(しょうこう)
  通 天(つうてん)
  絡 却(らっきゃく)
  玉 枕(ぎょくちん)
  天 柱(てんちゅう)
  大 杼(だいじょ)
  風 門(ふうもん)
  肺 兪(はいゆ)
  厥陰兪(けついんゆ)
  心 兪(しんゆ)
  督 兪(とくゆ)
  膈 兪(かくゆ)
  肝 兪(かんゆ)
  胆 兪(たんゆ)
  脾 兪(ひゆ)
  胃 兪(いゆ)
  三焦兪(さんしょうゆ)
  腎 兪(じんゆ)
  気海兪(きかいゆ)
  大腸兪(だいちょうゆ)
  関元兪(かんげんゆ)
  小腸兪(しょうちょうゆ)
  膀胱兪(ぼうこうゆ)
  中膂兪(ちゅうりょゆ)
  白環兪(はくかんゆ)
  上 髎(じょうりょう)
  次 髎(じりょう)
  中 髎(ちゅうりょう)
  下 髎(げりょう)
  会 陽(えよう)
  承 扶(しょうふ)
  殷 門(いんもん)
  浮 郄(ふげき)
  委 陽(いよう)
  委 中(いちゅう)
  附 分(ふぶん)
  魄 戸(はくこ)
  膏 肓(こうこう)
  神 堂(しんどう)
  譩 譆(いき)
  膈 関(かくかん)
  魂 門(こんもん)
  陽 綱(ようこう)
  意 舎(いしゃ)
  胃 倉(いそう)
  肓 門(こうもん)
  志 室(ししつ)
  胞 肓(ほうこう)
  秩 辺(ちっぺん)
  合 陽(ごうよう)
  承 筋(しょうきん)
  承 山(しょうざん)
  飛 揚(ひよう)
  跗 陽(ふよう)
  崑 崙(こんろん)
  僕 参(ぼくしん)
  申 脈(しんみゃく)
  金 門(きんもん)
  京 骨(けいこつ)
  束 骨(そくこつ)
  足通谷(あしつうこく)
  至 陰(しいん)

足の少陰腎経
  湧 泉(ゆうせん)
  然 谷(ねんこく)
  太 渓(たいけい)
  大 鍾(だいしょう)
  水 泉(すいせん)
  照 海(しょうかい)
  復 溜(ふくりゅう)
  交 信(こうしん)
  築 賓(ちくひん)
  陰 谷(いんこく)
  横 骨(おうこつ)
  大 赫(だいかく)
  気 穴(きけつ)
  四 満(しまん)
  中 注(ちゅうちゅう)
  肓 兪(こうゆ)
  商 曲(しょうきょく)
  石 関(せきかん)
  陰 都(いんと)
  腹通谷(はらつうこく)
  幽 門(ゆうもん)
  歩 廊(ほろう)
  神 封(しんぽう)
  霊 墟(れいきょ)
  神 蔵(しんぞう)
  彧 中(いくちゅう)
  兪 府(ゆふ)

手の厥陰心包経
  天 池(てんち)
  天 泉(てんせん)
  曲 沢(きょくたく)
  郄 門(げきもん)
  間 使(かんし)
  内 関(ないかん)
  大 陵(だいりょう)
  労 宮(ろうきゅう)
  中 衝(ちゅうしょう)

手の少陽三焦経
  関 衝(かんしょう)
  液 門(えきもん)
  中 渚(ちゅうしょ)
  陽 池(ようち)
  外 関(がいかん)
  支 溝(しこう)
  会 宗(えそう)
  三陽絡(さんようらく)
  四 瀆(しとく)
  天 井(てんせい)
  清冷淵(せいれいえん)
  消 濼(しょうれき)
  臑 会(じゅえ)
  肩 髎(けんりょう)
  天 髎(てんりょう)
  天 牖(てんゆう)
  翳 風(えいふう)
  瘈 脈(けいみゃく)
  顱 息(ろそく)
  角 孫(かくそん)
  耳 門(じもん)
  和 髎(わりょう)
  糸竹空(しちくくう)

足の少陽胆経
  瞳子髎(どうしりょう)
  聴 会(ちょうえ)
  上 関(じょうかん)(客主人)
  頷 厭(がんえん)
  懸 顱(けんろ)
  懸 釐(けんり)
  曲 鬢(きょくびん)
  率 谷(そっこく)
  天 衝(てんしょう)
  浮 白(ふはく)
  頭竅陰(あたまきょういん)
  完 骨(かんこつ)
  本 神(ほんじん)
  陽 白(ようはく)
  頭臨泣(あたまりんきゅう)
  目 窓(もくそう)
  正 営(しょうえい)
  承 霊(しょうれい)
  脳 空(のうくう)
  風 池(ふうち)
  肩 井(けんせい)
  淵 腋(えんえき)
  輒 筋(ちょうきん)
  日 月(じつげつ)
  京 門(けいもん)
  帯 脈(たいみゃく)
  五 枢(ごすう)
  維 道(いどう)
  居 髎(きょりょう)
  環 跳(かんちょう)
  風 市(ふうし)
  中 瀆(ちゅうとく)
  膝陽関(ひざようかん)(足陽関)
  陽陵泉(ようりょうせん)
  陽 交(ようこう)
  外 丘(がいきゅう)
  光 明(こうめい)
  陽 輔(ようほ)
  懸 鍾(けんしょう)
  丘 墟(きゅうきょ)
  足臨泣(あしりんきゅう)
  地五会(ちごえ)
  侠 渓(きょうけい)
  足竅陰(あしきょういん)

足の厥陰肝経
  大 敦(だいとん)
  行 間(こうかん)
  太 衝(たいしょう)
  中 封(ちゅうほう)
  蠡 溝(れいこう)
  中 都(ちゅうと)
  膝 関(しつかん)
  曲 泉(きょくせん)
  陰 包(いんぽう)
  足五里(あしごり)
  陰 廉(いんれん)
  急 脈(きゅうみゃく)
  章 門(しょうもん)
  期 門(きもん)

督 脈
  長 強(ちょうきょう)
  腰 兪(ようゆ)
  腰陽関(こしようかん)
  命 門(めいもん)
  懸 枢(けんすう)
  脊 中(せきちゅう)
  中 枢(ちゅうすう)
  筋 縮(きんしゅく)
  至 陽(しよう)
  霊 台(れいだい)
  神 道(しんどう)
  身 柱(しんちゅう)
  陶 道(とうどう)
  大 椎(だいつい)
  瘂 門(あもん)
  風 府(ふうふ)
  脳 戸(のうこ)
  強 間(きょうかん)
  後 頂(ごちょう)
  百 会(ひゃくえ)
  前 頂(ぜんちょう)
  顖 会(しんえ)
  上 星(じょうせい)
  神 庭(しんてい)
  素 髎(そりょう)
  水 溝(すいこう)
  兌 端(だたん)
  齦 交(ぎんこう)

任 脈
  会 陰(えいん)
  曲 骨(きょくこつ)
  中 極(ちゅうきょく)
  関 元(かんげん)
  石 門(せきもん)
  気 海(きかい)
  陰 交(いんこう)
  神 闕(しんけつ)
  水 分(すいぶん)
  下 脘(げかん)
  建 里(けんり)
  中 脘(ちゅうかん)
  上 脘(じょうかん)
  巨 闕(こけつ)
  鳩 尾(きゅうび)
  中 庭(ちゅうてい)
  膻 中(だんちゅう)
  玉 堂(ぎょくどう)
  紫 宮(しきゅう)
  華 蓋(かがい)
  璇 璣(せんき)
  天 突(てんとつ)
  廉 泉(れんせん)
  承 漿(しょうしょう)

経外奇穴
  四神聡(ししんそう)
  当 陽(とうよう)
  印 堂(いんどう)
  魚 腰(ぎょよう)
  太 陽(たいよう)
  耳 尖(じせん)
  球 後(きゅうご)
  上迎香(じょうげいこう)
  内迎香(ないげいこう)
  聚 泉(じゅせん)
  海 泉(かいせん)
  金津(きんしん)・玉液(ぎょくえき)
  翳 明(えいめい)
  頸百労(けいひゃくろう)
  子 宮(しきゅう)
  定 喘(ていぜん)
  夾 脊(きょうせき)
  胃脘下兪 (いかんげゆ)
  痞 根(ひこん)
  下極兪(げきょくゆ)
  腰 宜(ようぎ)
  腰 眼(ようがん)
  十七椎下(じゅうしちついか)
  腰 奇(ようき)
  肘 尖(ちゅうせん)
  二 白(にはく)
  中 泉(ちゅうせん)
  中 魁(ちゅうかい)
  大骨空(だいこっくう)
  小骨空(しょうこっくう)
  腰痛点(ようつうてん)
  外労宮(がいろうきゅう)
  八 邪(はちじゃ)
  四 縫(しほう)
  十 宣(じゅっせん)
  髖 骨(かんこつ)
  鶴 頂(かくちょう)
  百虫窩(ひゃくちゅうか)
  内膝眼(ないしつがん)・膝眼(しつがん)
  胆 囊(たんのう)
  闌 尾(らんび)
  内踝尖(ないかせん)
  外踝尖(がいかせん)
  八 風(はちふう)
  独 陰(どくいん)
  気 端(きたん)

[付録]
  1 経穴主治一覧表
  2 日本の教科書と部位が異なる経穴一覧
  3 日本の教科書と取穴法が大きく異なる経穴一覧

[索引]
  用語・症状索引
  経穴索引

2021年09月17日

『中医鍼灸 鍼灸処方学』目次

 
目 次


本書の内容

まえがき
凡例


総論
 1.処方論
  1 鍼灸処方についての私見
  2 家伝鍼灸処方の成り立ち
  3 方規の遵守
  4 経穴および処方の双方向の調整・治療作用
 2.鍼灸と方薬
  1 鍼灸と方薬の共通点
  2 鍼灸処方と中薬方剤の治療効果のプロセス
  3 鍼灸と方薬の臨床応用
 3.経穴の効能と配穴後の協同作用
  1 合谷を例にした解説
  2 復溜を例にした解説
 4.家伝補瀉法の変遷および臨床応用
  1 家伝補瀉法の変遷
  2 臨床応用
 5.処方の主治範囲の一般的法則
  1 処方類型の区分
  2 処方名からその効能・主治を認識する
  3 処方は証に従い,証にもとづき処方を選択する
 6.医話


各論
 1.補益類
  1 益気補中方
  2 益気補腎方
  3 補益脾胃方
  4 補脾胃方
  5 養臓方
  6 八珍方
  7 養心方
  8 養栄方
  9 帰脾方
  10 都気方
  11 健脾滲湿方
 2.温陽類
  1 右帰方
  2 腎気方
  3 温補脾腎方
  4 回陽益気方
  5 四逆方
 3.清熱類
  1 玉女方
  2 導赤方
  3 清胃方
  4 清肝胆方
  5 清胆瀉肝方
  6 八正方
  7 湿熱方
  8 清燥救肺方
  9 清頭脳方
 4.理気血類
  1 行気活血方
  2 補陽還五方
  3 生化方
  4 少腹逐瘀方
  5 消痞塊方
 5.去風類
  1 風湿熱方
  2 風寒湿方
  3 風疹方
  4 平肝熄風方
  5 醒脳熄風方
 6.去痰類
  1 痰湿方
  2 清気化痰方
  3 寒哮方
 7.安神類
  1 滋陰清火方
  2 清心滋陰血方
  3 清心肝方
 8.調胃腸類
  1 和胃暢中方
  2 和胃降逆方
  3 消積導滞方
  4 温中和胃方
  5 胃腸承気方
 9.その他
  1 開竅醒脳方
  2 痛瀉要方
  3 暖肝方


附録
 1.誤治症例の分析
  1 基礎知識の不足
  2 検査・問診の不足
  3 弁証の誤り
  4 治則の矛盾・処方または補瀉の不当
  5 回避が難しい誤診・誤治
 2.医話
  1 祖父・李心田の医話
  2 父・李世珍の医話


参考文献
鍼灸処方の一覧表
索引
監訳者あとがき


2022年08月10日

『中国医学の身体論――古典から紐解く形体』目次

 
目 次


まえがき
凡例


形体総論


第Ⅰ部 臓腑
 臓腑学説総論
 1 五臓
  1.総論(肺・心・肝・脾・腎)
  2.各論
   1 肺
   2 心(【附】心包絡)
   3 肝
   4 脾
   5 腎(【附】命門)
   6 五臓間の生理・病理関係
 2 六腑
  1.総論(胃・大腸・小腸・膀胱・三焦・胆)
  2.各論
   1 胃
   2 大腸
   3 小腸
   4 膀胱
   5 三焦
   6 胆
 3 奇恒の腑
  1.総論(脳・髄・骨・脈・胆・女子胞)
  2.各論
   1 脳
   2 髄
   3 骨
   4 脈(脉)
   5 女子胞(胞宮)


第Ⅱ部 組織・器官
 1 五官
  1.総論(目・鼻・耳・口・舌)
  2.各論
   1 目
   2 鼻
   3 耳
   4 口
   5 舌
 2 五主(五体)
  1.総論(脈・皮・筋・肉・骨)
  2.各論
   1 皮(皮膚)
   2 肉(肌肉)
   3 筋
 3 五華
  1.総論(面・毛・髪・爪・唇四白)
  2.各論
   1 面
   2 毛
   3 髪
   4 爪
   5 唇四白(口唇)
 4 下竅
  1.総論(前陰・後陰)
  2.各論
   1 前陰
   2 後陰
 5 三余
  1.総論(歯・髪・爪)
  2.各論
   1 歯(歯・歯齦)
 6 四末(四肢)
  1.総論(上肢・下肢)
  2.各論
   1 上肢
   2 下肢
 7 その他の組織・器官
  各論
   1 頭・頸項
   2 咽喉
   3 膈
   4 乳房
   5 膻中
   6 臍
   7 丹田
   8 肓膜
   9 胸腹
   10 脇肋
   11 肩・背・腰


語釈一覧(音読五十音順)
引用文献目録(発行年順)
病症索引
あとがき
 
 

2024年07月02日

『[標準]鍼灸処方学』

目次


はじめに
凡例
参考文献


Ⅰ 総論


 1 鍼灸処方の特徴と構成要素
  1 鍼灸処方の特徴
   1-1 理論の特徴
   1-2 技術の特徴
   1-3 作用の特徴
  2 鍼灸処方の構成要素
   2-1 腧穴の選択
   2-2 用具の選択
   2-3 刺鍼・施灸の手技
   2-4 治療の頻度と期間


 2 鍼灸処方における選穴の方法
  1 近位選穴
  2 遠位選穴
   2-1 本経選穴
   2-2 表裏経選穴
   2-3 同名経選穴
  3 対症選穴
  4 弁証選穴
  5 要穴(特定穴)選穴
   5-1 五兪穴(五輸穴)
   5-2 原穴
   5-3 絡穴
   5-4 郄穴
   5-5 背兪穴
   5-6 募穴
   5-7 八会穴
   5-8 八脈交会穴
   5-9 下合穴


 3 鍼灸処方における配穴の方法
  1 近位配穴法
  2 遠近配穴法
  3 対応配穴法
   3-1 上下配穴
   3-2 前後配穴
   3-3 左右配穴
  4 要穴(特定穴)配穴法
   4-1 原絡配穴
   4-2 原原配穴
   4-3 兪原配穴
   4-4 兪募配穴
   4-5 募合配穴
   4-6 八脈交会穴配穴
   4-7 原合配穴
   4-8 郄募配穴
   4-9 郄会配穴


 4 鍼灸処方の構成法則
  1 局所と全体を考慮
  2 腧穴の役割の区別
  3 単穴と配穴の使い分け
  4 適切な用具・手技の使用
  5 対証・対症・対位の融合



Ⅱ 各論


 1 対証処方
  1 解表方
   1-1 疏風散寒方
   1-2 疏風清熱方
   1-3 扶正解表方
  2 清熱方
   2-1 清熱瀉火方
   2-2 清熱涼血方
   2-3 清熱解毒方
  3 温裏方
   3-1 温陽散寒方
   3-2 回陽固脱方
  4 祛湿方
   4-1 健脾化湿方
   4-2 利水滲湿方
   4-3 祛風勝湿方
  5 祛痰方
   5-1 祛痰化濁方
   5-2 清熱化痰方
   5-3 温化寒痰方
  6 和解方
   6-1 和解少陽方
   6-2 調和肝脾方
  7 理気方
   7-1 宣肺理気方
   7-2 疏肝理気方
   7-3 行気活血方
  8 理血方
   8-1 活血化瘀方
   8-2 活血通脈方
  9 補益方
   9-1 補益元気方
   9-2 補血養血方
   9-3 補益臓腑方
  10 固渋方
   10-1 渋腸固脱方
   10-2 固摂精液方
   10-3 固摂小便方
  11 熄風方
   11-1 平肝熄風方
   11-2 養血熄風方
  12 安神方
   12-1 寧心安神方
  13 消導方
   13-1 消食導滞方
   13-2 通便導滞方
  鍼灸処方トレーニング[対証処方篇]


 2 対位処方
  1 頭部・顔面部・五官病証処方
   1-1 頭部病証処方
   1-2 顔面部病証処方
   1-3 眼病証処方
   1-4 鼻病証処方
   1-5 耳病証処方
  2 上肢病証処方
   2-1 肩関節病証処方
   2-2 肘関節病証処方
   2-3 手関節病証処方
  3 下肢病証処方
   3-1 臀部病証処方
   3-2 膝関節病証処方
   3-3 足関節病証処方
  4 胸脇部病証処方
   4-1 胸部病証処方
   4-2 乳房部病証処方
   4-3 脇肋部病証処方
  5 腹部病証処方
   5-1 胃脘部病証処方
   5-2 大腹部病証処方
   5-3 小腹部病証処方
  6 項背腰部病証処方
   6-1 項部病証処方
   6-2 背部病証処方
   6-3 腰部病証処方
  鍼灸処方トレーニング[対位処方篇]


 3 対症処方
  1 開竅醒神方
  2 解熱方
  3 止痙方
  4 固表止汗方
  5 滋陰止汗方
  6 降血圧方
  7 清熱明目方
  8 止衂方
  9 啓閉開音方
  10 利咽解語方
  11 梅核気方
  12 平喘方
  13 利尿方
  14 固摂止遺方
  15 固腎渋精方
  16 止瀉方
  17 調経方
  鍼灸処方トレーニング[対症処方篇]


付録1 鍼灸処方トレーニング[総合演習篇]
付録2 中国現代鍼灸文献における腧穴効能表記の集計
 
索引

2024年07月23日

『臨床に役立つ 中医吸角療法』

目次


推薦のことば(坂本 歩)
推薦のことば(村居 眞琴)
はじめに
本書について


第1章 吸角療法についての概説
 1 吸角法(抜罐法)とは何か
 2 伝統的に行われていた吸角療法と現代の評価
 3 吸角法の種類
 4 吸角療法を行う準備
  1.道具の準備
  2.初学者の練習について
 5 吸角療法を行う際の患者の姿位
 6 吸角療法の副作用および注意事項
  1.副作用に関する注意事項
  2.その他の注意事項


第2章 手技について
 1 新たな吸角療法のすすめ
 2 閃火法
  ●閃火法の操作と注意点
 3 留罐法に手技を加える
  1.持続ひねり留罐法
  2.ひねり緩解留罐法
  3.ひねり揉捏留罐法
 4 鍼上留罐法
 5 巨大吸角留罐法
 6 火龍鍼法と火龍鍼留罐法
  1.火龍鍼法
  2.火龍鍼留罐法
 7 留罐に温補法と清熱法を加える方法
  1.温補留罐法
  2.鍼上温補留罐法
  3.清熱吸角法
  4.青龍吸角法
  5.トルネード・シェイカー法
 8 走罐法
  1.走罐法について
  2.身体の部位別に行う走罐法
 9 火龍筒を活用した方法
  1.火龍筒連続吸角法
  2.「の」の字連続吸角法
  3.温補按摩法
 10 火遁竹龍筒法


第3章 身体各部に対する吸角法
 1 背部・腰部に対する施術
  1.肩上部から肩甲間部
  2.肩甲間部から腰背部
  3.背部
 2 仙骨部・殿部に対する施術
  1.仙骨部
  2.殿部
 3 胸腹部に対する施術
  1.胸部
  2.腹部
 4 上肢部に対する施術
  ●肩関節から上肢
 5 下肢部に対する施術
  1.大腿部後面
  2.大腿部前面
  3.大腿内側面
  4.大腿外側面
  5.股関節
  6.下腿部
  7.膝窩
  8.下腿部
  9.足底
 6 頭頸部に対する施術
  1.頸部
  2.顔面部
 7 吸角法で全身治療を行う手順


第4章 治法について
 1 中医吸角療法における病証に対する治療の組み立て方
 2 中医学の治法から吸角療法を理解する
 3 現在の中医学における吸角療法の治効と問題点


第5章 診察法について
 1 脈診
  1.脈診について
  2.脈象
 2 舌診
  1.舌診について
  2.舌診の内容
 3 腹診
  1.腹診について
  2.典型的な腹証
 4 腹診・脈診・舌診から組み立てる吸角療法
  1.典型的な腹証に対する吸角療法
  2.脈診・舌診・腹診の結果を吸角療法に反映する


第6章 弁証について
 1 気血津液弁証
  1.気病
  2.血病
  3.津液病
 2 六経弁証
  ●六経弁証とは何か
 3 衛気営血弁証
  1.衛気営血弁証とは何か
  2.衛気営血弁証


第7章 吸角療法が有効な証候
 1 夜間頻尿
 2 便秘症
 3 陽萎
  1.一般的な陽萎に対する吸角療法
  2.高齢者の陽萎に対する吸角療法
 4 アトピー性皮膚炎
 5 喘息
  1.小児喘息に対する吸角療法
  2.咳喘息に対する吸角療法
 6 カゼ(表証)
 7 更年期障害


第8章 吸角療法を活用した中医学経筋治療
 1 奇経治療について
 2 経筋について
 3 経筋病に対する吸角治療
  1.弁証分類に応じた経筋病に対する吸角治療
  2.経筋の治療に奇経脈を活用する
  3.奇経脈経筋と姿勢バランスについて
 4 運動器疾患に対する吸角療法
  1.急性頸部捻挫に対する経筋鑑別と治療方法
  2.急性腰痛症に対する経筋鑑別と治療方法
  3.慢性腰痛症に対する治療
  4.頸・肩こり症状に対する治療
  5.肩関節痛に対する治療
  6.膝関節痛に対する治療


第9章 奇経脈を活用した吸角治療
 1 さまざまな疾患に対する奇経脈を用いた吸角治療
 2 婦人科疾患に対する奇経脈を用いた吸角治療
  1.中医婦人科の基礎知識
  2.婦人科疾患に奇経脈を活用する
 3 月経異常と胞宮病に対する奇経脈を用いた吸角治療
  1.月経異常に対する吸角治療
  2.胞宮弁証を活用した吸角治療


附録 手技名とその適応
索引
おわりに

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