はじめに
1 本書の目的
2 本書の対象である医師と鍼灸師に
PART1 なぜ運動器疾患に針灸治療なのか
1◆運動器疾患と針灸治療
1 運動器と経筋
2 運動器疾患に針灸治療を勧める理由
3 運動器疾患は東洋医学でいう「経筋病」
4 なぜ東洋医学は現代医学の難病を治せるのか
2◆東洋医学の診断方法
1 東洋医学の全体観
2 東洋医学の診断の進め方
【治療例】肝火上炎が原因のぎっくり腰
3 経筋病(運動器疾患)の病因
3◆針灸治療の作用機序
1 東洋医学の視点から
2 現代医学の視点から
3 「以痛為輸」と「阿是穴」との違いと共通点
4◆東洋医学の治療手段
1 刺針
2 施灸・灸頭針
3 刺絡
4 火針
5 抜缶療法
PART2 運動器疾患の針治療の実際
治療各論に入る前に
1.全身に運動器の異常が及んでいる疾患
1◆関節リウマチ
1 治療方針
2 治療穴
【治療例】関節リウマチ
2◆線維筋痛症
1 広範囲な骨格筋の疼痛の治療
2 慢性疲労感
3 精神神経障害の治療
4 身体痛の原因
【治療例】①典型的な線維筋痛症(奇経療法による治療例)
【治療例】②慢性疲労症候群を合併した線維筋痛症
3◆慢性疲労症候群
1 東洋医学からみた慢性疲労症候群
2 治療穴
【治療例】慢性疲労症候群
4◆顎関節症
1 顎関節症とは
2 治療穴
【治療例】顎関節症
5◆脳血管障害による片麻痺
1 中風の弁証分類
2 中風後遺症の部位別治療
【治療例】脳血管障害による片麻痺
2.各部位の運動器疾患
1◆腰臀部痛を来す運動器疾患
1 治療の概要
2 疼痛部位の経脈別の治療法
3 ぎっくり腰(急性腰椎捻挫)
4 坐骨神経痛(梨状筋症候群)
5 腰筋労損
6 仙腸関節炎
【治療例】①奇経療法によるぎっくり腰の治療例
【治療例】②腰椎の異常の治療例
2◆頸部の疾患
1 肩こり
2 寝違い
3 頸椎症(鞭打ち症・変形性頸椎症など)
4 肩甲間部のこり(膏肓辺り)
3◆膝関節痛
4◆肩関節痛
5◆肘関節痛
6◆顔面部の疾患
1 三叉神経痛
【治療例】三叉神経痛
2 顔面神経麻痺
【治療例】顔面神経麻痺
7◆胸部の痛み
8◆股関節部の疾患
1 股関節部痛の原因と針灸治療
2 変形性股関節症・大腿骨頭壊死の針灸治療
【治療例】股関節痛に奇経療法
9◆上肢の疾患
1 上腕痛
2 手背部の発赤腫脹と痛み
3 ばね指(弾撥指)
【治療例】弾撥指
10◆下肢・足部の疾患
1 糖尿病による下肢壊死
2 スポーツ傷害(捻挫・打撲)
3 痛風による関節痛
【治療例】痛風による関節痛
4 腓腹筋痙攣(こむら返り)
5 下肢内側痛
6 踵痛
7 足背の腫痛
8 足底痛
あとがき
参考文献
索引