監訳者はしがき…戸 川 芳 郎
序
第1章 脈学
第1難…寸ロの脈と,経脈の営衛の度数
第2難…切脈の部位--気口
第3難…尺寸における「太過」と「不及」の異常脈象
第4難…脈の陰陽
第5難…脈診における指法の軽重
第6難…脈の陰陽虚実
第7難…旺脈について
第8難…寸口の脈が正常なのに,死んでしまう理由
第9難…脈象から臓と腑の疾病を区別する
第10難…一臓の脈に十種の変化がある
第11難…休止の脈と腎臓の病変との関係
第12難…虚を虚し,実を実する医療の誤り
第13難…色と脈,および尺部の皮膚の診断上における運用
第14難…損脈・至脈の病証と治療法
第15難…四時(四季)の平脈・病脈・死脈
第16難…五臓の疾病の脈と証との関係
第17難…脈象と病証が一致する場合と逆の場合の予後
第18難…脈法における三部が臓腑に対応する
第19難…男女における正常と異常の脈象
第20難…脈には伏匿の脈がある
第21難…形に現れた病状と脈の状態の関係
第22難…是動病と所生病の意味
第2章 経 絡
第23難…経脈の長さとその循行
第24難…陰経と陽経の気が絶えたときの症状とその予後
第25難…十二経脈の数
第26難…十五別絡の数
第27難…奇経の意義と内容
第28難…奇経八脈の循行と起止点
第29難…奇経八脈における発病の証候
第3章 臓 腑
第30難…栄(営)・衛の生成と循行
第31難…三焦の位置と機能
第32難…心・肺の位置および気血営衛との関係
第33難…肝・肺の色,形,浮沈
第34難…五臓とその声,色,臭い,味の組み合わせ,および七神との関係
第35難…六腑の機能および臓腑の相互関係
第36難…腎と命門
第37難…五臓と九竅の関係
第38難…臓は五,腑は六であること
第39難…腑は五,臓は六であること
第40難…耳は聞き,鼻は嗅ぐという生理
第41難…肝には両葉ある
第42難…人体臓腑の解剖
第43難…飲食物が七日間入らないと死ぬことの原理
第44難…七衝門
第45難…八会
第46難…老若により寤寐が異なる原因
第47難…顔面部だけが寒さに耐えられる原理
第4章 疾 病
第48難…三虚三実
第49難…正経が自ら病む場合と,五邪に犯されて病む場合との区別
第50難…五邪の伝変
第51難…臓腑の発病には証状のうえで好悪の区別がある
第52難…臓病と腑病は根本が同じではない
第53難…疾病の伝変と予後
第54難…臓病と腑病の治療の難易
第55難…積聚の証状と鑑別
第56難…五臓の積病
第57難…五泄の証状と名称
第58難…広義の傷寒
第59難…狂病と癲病の鑑別
第60難…頭痛および心痛における二つの類型
第61難…四診(望・聞・問・切)
第5章 兪 穴
第62難…臓腑の井・滎の区別
第63難…井穴を以って始めとする意義
第64難…井・滎・兪・経・合穴の陰陽五行の属性
第65難…井穴・合穴の出入の意義
第66難…十二経の原穴
第67難…五臓の募穴が陰であり,兪穴が陽であることの意義
第68難…井滎兪経合五穴の意義とその主治疾病
第6章 針 法
第69難…母を補し子を瀉す治療原則
第70難…四時によって刺針方法を分けることの原理
第71難…栄衛への刺針の深浅
第72難…迎随補瀉の刺針方法
第73難…滎穴を瀉すことによって井穴を刺すことに代える方法の運用
第74難…四季における五臓の刺針方法
第75難…肝実肺虚に補水瀉火法を応用する原理
第76難…補瀉の方法とその手順
第77難…上工、中工の治療技術
第78難…刺針における押手と補瀉方法
第79難…迎随補瀉法
第80難…針の出入方法
第81難…虚証に瀉法を用い,実証に補法を用いるという医療過誤
訳者あとがき…石 田 秀 実
索引