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▼書籍のご案内-目次

『臨床に役立つ 中医吸角療法』

[ 鍼灸 ]

目次


推薦のことば(坂本 歩)
推薦のことば(村居 眞琴)
はじめに
本書について


第1章 吸角療法についての概説
 1 吸角法(抜罐法)とは何か
 2 伝統的に行われていた吸角療法と現代の評価
 3 吸角法の種類
 4 吸角療法を行う準備
  1.道具の準備
  2.初学者の練習について
 5 吸角療法を行う際の患者の姿位
 6 吸角療法の副作用および注意事項
  1.副作用に関する注意事項
  2.その他の注意事項


第2章 手技について
 1 新たな吸角療法のすすめ
 2 閃火法
  ●閃火法の操作と注意点
 3 留罐法に手技を加える
  1.持続ひねり留罐法
  2.ひねり緩解留罐法
  3.ひねり揉捏留罐法
 4 鍼上留罐法
 5 巨大吸角留罐法
 6 火龍鍼法と火龍鍼留罐法
  1.火龍鍼法
  2.火龍鍼留罐法
 7 留罐に温補法と清熱法を加える方法
  1.温補留罐法
  2.鍼上温補留罐法
  3.清熱吸角法
  4.青龍吸角法
  5.トルネード・シェイカー法
 8 走罐法
  1.走罐法について
  2.身体の部位別に行う走罐法
 9 火龍筒を活用した方法
  1.火龍筒連続吸角法
  2.「の」の字連続吸角法
  3.温補按摩法
 10 火遁竹龍筒法


第3章 身体各部に対する吸角法
 1 背部・腰部に対する施術
  1.肩上部から肩甲間部
  2.肩甲間部から腰背部
  3.背部
 2 仙骨部・殿部に対する施術
  1.仙骨部
  2.殿部
 3 胸腹部に対する施術
  1.胸部
  2.腹部
 4 上肢部に対する施術
  ●肩関節から上肢
 5 下肢部に対する施術
  1.大腿部後面
  2.大腿部前面
  3.大腿内側面
  4.大腿外側面
  5.股関節
  6.下腿部
  7.膝窩
  8.下腿部
  9.足底
 6 頭頸部に対する施術
  1.頸部
  2.顔面部
 7 吸角法で全身治療を行う手順


第4章 治法について
 1 中医吸角療法における病証に対する治療の組み立て方
 2 中医学の治法から吸角療法を理解する
 3 現在の中医学における吸角療法の治効と問題点


第5章 診察法について
 1 脈診
  1.脈診について
  2.脈象
 2 舌診
  1.舌診について
  2.舌診の内容
 3 腹診
  1.腹診について
  2.典型的な腹証
 4 腹診・脈診・舌診から組み立てる吸角療法
  1.典型的な腹証に対する吸角療法
  2.脈診・舌診・腹診の結果を吸角療法に反映する


第6章 弁証について
 1 気血津液弁証
  1.気病
  2.血病
  3.津液病
 2 六経弁証
  ●六経弁証とは何か
 3 衛気営血弁証
  1.衛気営血弁証とは何か
  2.衛気営血弁証


第7章 吸角療法が有効な証候
 1 夜間頻尿
 2 便秘症
 3 陽萎
  1.一般的な陽萎に対する吸角療法
  2.高齢者の陽萎に対する吸角療法
 4 アトピー性皮膚炎
 5 喘息
  1.小児喘息に対する吸角療法
  2.咳喘息に対する吸角療法
 6 カゼ(表証)
 7 更年期障害


第8章 吸角療法を活用した中医学経筋治療
 1 奇経治療について
 2 経筋について
 3 経筋病に対する吸角治療
  1.弁証分類に応じた経筋病に対する吸角治療
  2.経筋の治療に奇経脈を活用する
  3.奇経脈経筋と姿勢バランスについて
 4 運動器疾患に対する吸角療法
  1.急性頸部捻挫に対する経筋鑑別と治療方法
  2.急性腰痛症に対する経筋鑑別と治療方法
  3.慢性腰痛症に対する治療
  4.頸・肩こり症状に対する治療
  5.肩関節痛に対する治療
  6.膝関節痛に対する治療


第9章 奇経脈を活用した吸角治療
 1 さまざまな疾患に対する奇経脈を用いた吸角治療
 2 婦人科疾患に対する奇経脈を用いた吸角治療
  1.中医婦人科の基礎知識
  2.婦人科疾患に奇経脈を活用する
 3 月経異常と胞宮病に対する奇経脈を用いた吸角治療
  1.月経異常に対する吸角治療
  2.胞宮弁証を活用した吸角治療


附録 手技名とその適応
索引
おわりに

『[標準]鍼灸処方学』

[ 鍼灸 ]

目次


はじめに
凡例
参考文献


Ⅰ 総論


 1 鍼灸処方の特徴と構成要素
  1 鍼灸処方の特徴
   1-1 理論の特徴
   1-2 技術の特徴
   1-3 作用の特徴
  2 鍼灸処方の構成要素
   2-1 腧穴の選択
   2-2 用具の選択
   2-3 刺鍼・施灸の手技
   2-4 治療の頻度と期間


 2 鍼灸処方における選穴の方法
  1 近位選穴
  2 遠位選穴
   2-1 本経選穴
   2-2 表裏経選穴
   2-3 同名経選穴
  3 対症選穴
  4 弁証選穴
  5 要穴(特定穴)選穴
   5-1 五兪穴(五輸穴)
   5-2 原穴
   5-3 絡穴
   5-4 郄穴
   5-5 背兪穴
   5-6 募穴
   5-7 八会穴
   5-8 八脈交会穴
   5-9 下合穴


 3 鍼灸処方における配穴の方法
  1 近位配穴法
  2 遠近配穴法
  3 対応配穴法
   3-1 上下配穴
   3-2 前後配穴
   3-3 左右配穴
  4 要穴(特定穴)配穴法
   4-1 原絡配穴
   4-2 原原配穴
   4-3 兪原配穴
   4-4 兪募配穴
   4-5 募合配穴
   4-6 八脈交会穴配穴
   4-7 原合配穴
   4-8 郄募配穴
   4-9 郄会配穴


 4 鍼灸処方の構成法則
  1 局所と全体を考慮
  2 腧穴の役割の区別
  3 単穴と配穴の使い分け
  4 適切な用具・手技の使用
  5 対証・対症・対位の融合



Ⅱ 各論


 1 対証処方
  1 解表方
   1-1 疏風散寒方
   1-2 疏風清熱方
   1-3 扶正解表方
  2 清熱方
   2-1 清熱瀉火方
   2-2 清熱涼血方
   2-3 清熱解毒方
  3 温裏方
   3-1 温陽散寒方
   3-2 回陽固脱方
  4 祛湿方
   4-1 健脾化湿方
   4-2 利水滲湿方
   4-3 祛風勝湿方
  5 祛痰方
   5-1 祛痰化濁方
   5-2 清熱化痰方
   5-3 温化寒痰方
  6 和解方
   6-1 和解少陽方
   6-2 調和肝脾方
  7 理気方
   7-1 宣肺理気方
   7-2 疏肝理気方
   7-3 行気活血方
  8 理血方
   8-1 活血化瘀方
   8-2 活血通脈方
  9 補益方
   9-1 補益元気方
   9-2 補血養血方
   9-3 補益臓腑方
  10 固渋方
   10-1 渋腸固脱方
   10-2 固摂精液方
   10-3 固摂小便方
  11 熄風方
   11-1 平肝熄風方
   11-2 養血熄風方
  12 安神方
   12-1 寧心安神方
  13 消導方
   13-1 消食導滞方
   13-2 通便導滞方
  鍼灸処方トレーニング[対証処方篇]


 2 対位処方
  1 頭部・顔面部・五官病証処方
   1-1 頭部病証処方
   1-2 顔面部病証処方
   1-3 眼病証処方
   1-4 鼻病証処方
   1-5 耳病証処方
  2 上肢病証処方
   2-1 肩関節病証処方
   2-2 肘関節病証処方
   2-3 手関節病証処方
  3 下肢病証処方
   3-1 臀部病証処方
   3-2 膝関節病証処方
   3-3 足関節病証処方
  4 胸脇部病証処方
   4-1 胸部病証処方
   4-2 乳房部病証処方
   4-3 脇肋部病証処方
  5 腹部病証処方
   5-1 胃脘部病証処方
   5-2 大腹部病証処方
   5-3 小腹部病証処方
  6 項背腰部病証処方
   6-1 項部病証処方
   6-2 背部病証処方
   6-3 腰部病証処方
  鍼灸処方トレーニング[対位処方篇]


 3 対症処方
  1 開竅醒神方
  2 解熱方
  3 止痙方
  4 固表止汗方
  5 滋陰止汗方
  6 降血圧方
  7 清熱明目方
  8 止衂方
  9 啓閉開音方
  10 利咽解語方
  11 梅核気方
  12 平喘方
  13 利尿方
  14 固摂止遺方
  15 固腎渋精方
  16 止瀉方
  17 調経方
  鍼灸処方トレーニング[対症処方篇]


付録1 鍼灸処方トレーニング[総合演習篇]
付録2 中国現代鍼灸文献における腧穴効能表記の集計
 
索引

『[新装版]基礎中医学』

[ 中医学 ]

目次


新装版 はじめに
初版 はじめに


総論


 第1節|中医学の簡史
   『黄帝内経』
   『神農本草経』
   『傷寒雑病論』
   弁証論治における発展
   薬物学における発展
   方剤学における発展
   経絡学説と鍼灸治療における発展
   その他
 第2節|中医学の基本的特徴
    (1)整体観 (2)正気と邪気 (3)陰陽平衡 (4)弁証論治


上篇 基礎理論


第1章 気・血・津液・精・神
 第1節|気
  1 気の生成
  2 気の分類
   1)元気
   2)宗気
   3)営気(栄気)
   4)衛気
   5)臓腑の気
   6)経絡の気
  3 気の機能
    (1)推動 (2)温煦 (3)防御 (4)固摂 (5)気化
  4 気の運動形式
 第2節|血
  1 血の生成
  2 血の分類
   1)心血
   2)肝血
  3 血の機能
  4 血液の運行
 第3節|津液
  1 津液の生成と輸布・排泄
  2 津液の機能
 第4節|精
  1 精の生成と分類
  2 精の機能
 第5節|神
  1 神の生成
 第6節|気・血・津液・精・神の相互関係
  1 気と血
  2 気と津液
  3 血と津液
  4 血と精
  5 精と気
  6 神と気・血・精


第2章 臓腑
 第1節|五臓
  1 心(附:心包絡)
   1)生理機能
    (1)血脈を主る (2)神明を主る (3)合は脈であり,その華は面にある (4)舌に開竅する (5)汗は心液である (6)志は喜である
   2)生理的な特性
    (1)心は陽臓で陽気を主る (2)心気は夏に通じる
  〔附〕心包絡
  2 肺
   1)生理機能
    (1)気を主り,呼吸を司る (2)宣発・粛降を主る (3)水道を通調する (4)百脈を朝し,治節を主る (5)合は皮毛である (6)鼻に開竅する (7)涕は肺液である (8)志は憂である
   2)生理的な特性
    (1)肺は五臓の華蓋である (2)肺は嬌臓である (3)肺気は秋に通じる
  3 脾
   1)生理機能
    (1)運化を主り,後天の本である (2)昇清を主る (3)生血・統血する (4)肌肉・四肢を主る (5)口に開竅し,その華は唇にある (6)涎は脾液である (7)志は思である
   2)生理的な特性
    (1)脾は燥を喜み湿を悪む (2)脾気は長夏に通じる
  4 肝
   1)生理機能
    (1)疏泄・条達を主る ①気機の調暢 ②運化の疏調 ③情志の調暢
    (2)血を蔵す (3)筋を主る (4)目に開竅する (5)その華は爪にある (6)涙は肝液である (7)志は怒である
   2)生理的な特性
    (1)肝は条達を喜み抑うつを悪む (2)肝は剛臓である (3)肝気は春に通じる
  5 腎(附:命門)
   1)生理機能
    (1)精を蔵し,生殖・発育を主り,先天の本である (2)水を主る (3)納気を主る (4)骨を主り,髄を生ず (5)華は髪にある (6)耳に開竅する (7)二陰を主り,開闔を司る (8)唾は腎液である (9)志は恐である
   2)生理的な特性
    (1)腎は封蔵を主る (2)腎は伎巧を主る (3)腎気は冬に通じる
  〔附〕命門
   1)代表的学説
    (1)右腎を命門とする説 (2)両腎ともに命門とする説 (3)両腎の間を命門とする説 (4)腎間の動気を命門とする説
   2)命門の生理機能
 第2節|六腑
  1 胆
   (1)胆汁の貯蔵と排泄 (2)決断を主る
  2 胃
   (1)水穀の受納と腐熟を主る (2)通降を主り,降をもって和となす (3)湿を喜み燥を悪む
  3 小腸
   (1)受盛の官,化物を主る (2)清濁を泌別する
  4 大腸
   (1)糟粕の伝導を主る (2)津を主る
  5 膀胱
   (1)尿液を貯蔵する (2)尿液を排泄する
  6 三焦
   1)生理機能
    (1)気機の昇降出入を司る (2)水液運行の通路である
   2)上・中・下焦の部位と生理機能
    (1)上焦 (2)中焦 (3)下焦
 第3節|奇恒の腑
  1 脳・髄・骨
  2 脈(脉)
  3 女子胞
 第4節|臓腑間の関係
  1 五臓間の関係
    (1)心と肺 (2)心と脾 (3)心と肝 (4)心と腎 (5)肺と脾 (6)肺と肝 (7)肺と腎 (8)脾と肝 (9)脾と腎 (10)肝と腎
  2 臓腑間の関係
    (1)心と小腸 (2)肺と大腸 (3)脾と胃 (4)肝と胆 (5)腎と膀胱 (6)心包と三焦


第3章 経絡
 第1節|経絡の機能
    (1)全身の連係 (2)気血の運行 (3)調節と平衡 (4)伝導の通路
 第2節|十二経脈
  1 概要
   1)走向と連接
   2)分布
   3)表裏
   4)経気流注の順序
  2 循行部位
   1)手太陰肺経
   2)手陽明大腸経
   3)足陽明胃経
   4)足太陰脾経
   5)手少陰心経
   6)手太陽小腸経
   7)足太陽膀胱経
   8)足少陰腎経
   9)手厥陰心包経
   10)手少陽三焦経
   11)足少陽胆経
   12)足厥陰肝経
 第3節|奇経八脈
   1)督脈
   2)任脈
   3)衝脈
   4)帯脈
   5)陰維脈・陽維脈
   6)陰蹻脈・陽蹻脈
 第4節|経別・別絡・経筋・皮部
  1 十二経別
  2 十五別絡
  3 十二経筋
  4 十二皮部
 第5節|経絡の診断・治療への応用
   1)診断への応用
   2)治療への応用


第4章 病因と病機
 第1節|病因
  1 外感の発病因子
   1)六淫
    (1)六淫の特徴 ①風邪 ②寒邪 ③火邪と暑邪 ④湿邪 ⑤燥邪
    (2)六淫の兼挾と転化
   2)疫癘
  2 内傷の発病因子
   1)七情内傷
    (1)怒 (2)喜 (3)思 (4)憂・悲 (5)恐 (6)驚
   2)飲食内傷
    (1)飲食不節 ①飢飽不調 ②寒温不適 ③飲食偏嗜
    (2)飲食不潔
   3)労逸損傷
    (1)労傷 (2)過逸
  3 他の発病因子
   1)痰飲
    (1)痰飲の生成 (2)主な症状 (3)病変の特徴
   2)瘀血
    (1)瘀血の生成 (2)主な症状 (3)病変の特徴
   3)外傷
    (1)打撲・捻挫・創傷 (2)熱傷 (3)凍傷 (4)虫獣傷
   4)寄生虫
   5)先天性素因
    (1)稟賦と遺伝 (2)胎養・胎教
 第2節|病機
  1 病機と発病の関係
  2 基本的な病機
   1)虚実
   2)陰陽失調
    (1)陰陽偏勝 ①陽偏勝 ②陰偏勝
    (2)陰陽偏衰 ①陽偏衰 ②陰偏衰
    (3)陰陽互損 ①陰損及陽 ②陽損及陰
    (4)陰陽格拒 ①陰盛格陽 ②陽盛格陰
    (5)亡陰亡陽 ①亡陰 ②亡陽
   3)気血失調
   4)津液異常
  3 臓腑の病機
   1)五臓の病機
    (1)心 (2)肺 (3)脾 (4)肝 (5)腎
   2)六腑の病機
    (1)胆 (2)胃 (3)小腸 (4)大腸 (5)膀胱 (6)三焦
   3)奇恒の腑の病機
    (1)脳・骨・髓 (2)脈 (3)女子胞
  4 経絡の病機
  5 伝変と転帰
   1)伝変
    (1)表裏の伝変 (2)臓腑間の伝変 (3)他の伝変
   2)転帰
    (1)正勝邪退 (2)邪勝正衰 (3)邪正相持 (4)邪退正虚 (5)転帰に影響を与える要素


第5章 陰陽五行
 第1節|陰陽学説
  1 陰陽の関係
    (1)対立と統一 (2)相互制約 (3)互根と互用 (4)消長と平衡 (5)転化
  2 医学における陰陽学説
    (1)組織構造の説明 (2)生理機能の説明 (3)病理変化の説明 (4)疾病の診断
    (5)疾病の予防と治療 ①疾病の予防 ②治療の原則 ③薬性と用薬
 第2節|五行学説
  1 五行学説の基本的内容
   1)五行の特性
    (1)木 (2)火 (3)土 (4)金 (5)水
   2)事物の五行の属性
   3)五行の生・克・乗・侮
    (1)相生 (2)相克 (3)生克と制化 (4)乗・侮
  2 中医学における五行学説
   1)生理面での応用
    (1)五臓を中心にした統一体 (2)五臓の相互関係 (3)人体と外界との相互関係
   2)病理面での応用
    (1)相生に基づく伝変 (2)相克に基づく伝変
   3)診断面での応用
   4)治療面での応用
    (1)伝変を予測した治療
    (2)治療原則の確定 ①相生に基づいた治法 ②相克に基づいた治法


下篇 弁証論治


第6章 四診
 第1節|望診
  1 望神
  2 望色
  3 望形態
   1)形体(身体)
   2)姿態
  4 望頭頸・五官・九竅
   1)頭頸
   2)目
   3)耳
   4)鼻
   5)口唇
   6)歯・齦
   7)咽喉
  5 望皮膚
  6 小児指紋の望診
  7 排泄物・分泌物の望診
  8 望舌(舌診)
   1)舌質
    (1)舌神
    (2)舌色 ①淡白舌 ②紅舌 ③絳舌 ④紫舌 ⑤青舌
    (3)舌形 ①老嫩 ②胖大 ③腫脹 ④瘦薄 ⑤芒刺 ⑥裂紋 ⑦光滑 ⑧歯痕 ⑨舌下脈絡 
    (4)舌態 ①強硬 ②痿軟 ③顫動 ④歪斜 ⑤吐弄
   2)舌苔の望診
    (1)苔色 ①白苔 ②黄苔 ③灰苔 ④黒苔
    (2)苔質 ①厚薄 ②潤燥 ③腐膩 ④剝落 ⑤消長 ⑥真仮
   3)舌質・舌苔の総合判断
 第2節|聞診
  1 音声
   1)発音
   2)言語
   3)呼吸
   4)咳嗽
   5)嘔吐・吃逆・噯気
   6)太息
   7)噴嚔
   8)腹鳴
  2 臭い(気味)
 第3節|問診
  1 一般事項
    (1)主訴 (2)現病歴 (3)既往歴・家族歴・生活習慣
  2 主な内容
   1)寒熱
   2)汗
   3)頭身
   4)胸腹
   5)耳目
   6)渇飲
   7)飲食
   8)口味
   9)睡眠
   10)大便
   11)小便
   12)月経
   13)帯下
   14)妊娠
   15)産後
   16)小児
 第4節|切診
  1 脈診
   1)脈診の方法
    (1)部位 (2)時間 (3)体位 (4)指法 (5)挙・按・尋 (6)平息 (7)五十動
   2)脈象
    (1)平脈(正常脈)
   3)病脈
    (1)病脈と主病 ①浮脈・虚脈・芤脈・散脈 ②沈脈・伏脈・牢脈 ③遅脈・緩脈 ④数脈・疾脈 ⑤実脈・洪脈・大脈 ⑥細脈・微脈・弱脈・濡脈 ⑦芤脈・革脈 ⑧弦脈・長脈・緊脈 ⑨短脈・動脈 ⑩結脈・代脈・促脈
    (2)相兼脈と主病
  3 触診
   1)皮膚
   2)四肢
   3)胸腹
   4)兪穴


第7章 八綱弁証
 第1節|表裏
  1 表証
    (1)表寒証 (2)表熱証 
  2 半表半裏証
  3 裏証
    (1)裏熱証 (2)裏寒証 (3)裏実証 (4)裏虚証
  4 表証と裏証の関係
    (1)表裏伝変 (2)表裏同病
 第2節|寒熱
  1 寒証
    (1)実寒証 (2)虚寒証 (3)表寒証 (4)裏寒証
  2 熱証
    (1)実熱証 (2)虚熱証 (3)表熱証 (4)裏熱証
  3 寒証と熱証の関係
    (1)寒熱挾雑 (2)寒熱の転化 (3)寒熱の真仮
 第3節|虚実
  1 虚証
  2 実証
  3 虚証と実証の関係
    (1)虚実の転化 (2)虚実錯雑 (3)虚実の真仮
  4 虚実と表裏・寒熱との関連
    (1)表虚証 (2)表実証 (3)裏虚証 (4)裏実証 (5)虚寒証 (6)虚熱証 (7)実寒証 (8)実熱証
 第4節|陰陽
  1 陰証と陽証
    (1)陰証 (2)陽証
  2 陰陽の偏盛偏衰
  3 亡陰・亡陽
    (1)亡陰 (2)亡陽


第8章 気血津液弁証
 第1節|気の病証
  1 気虚
  2 気滞
  3 気逆
 第2節|血の病証
  1 血虚
  2 血瘀
  3 出血(血証)
 第3節|津液の病証
  1 津液不足
  2 水液内停
   1)痰証
   2)飲証
   3)水腫
 第4節|複合の病証
  1 気血両虚
  2 気随血脱
  3 気津両傷
  4 気滞血瘀


第9章 臓腑弁証
 第1節|心と小腸の病証
  1 心気虚・心陽虚および心陽暴脱(亡陽)
  2 心血虚・心陰虚
  3 心火上炎
  4 心脈痹阻
  5 痰迷心竅
  6 痰火擾心
  7 小腸実熱
 第2節|肺と大腸の病証
  1 肺気虚
  2 肺陰虚
  3 風寒束肺 
  4 寒飲客肺
  5 痰濁阻肺
  6 風熱犯肺
  7 痰熱阻肺
  8 燥邪犯肺
  9 大腸湿熱
  10 大腸液虧(腸燥便秘)
  11 腸虚滑脱
 第3節|脾と胃の病証
  1 脾気虚・脾胃気虚
  2 脾陽虚
  3 中気下陥
  4 脾不統血
  5 脾陰虚
  6 寒湿困阻脾胃
  7 湿熱蘊結脾胃
  8 胃陰虚
  9 胃気虚
  10 食滞胃脘
  11 胃寒
  12 胃熱
 第4節|肝と胆の病証
  1 肝気鬱結
  2 肝火上炎
  3 肝血虚
  4 肝陰虚
  5 肝陽上亢
  6 肝風内動
    (1)肝陽化風 (2)熱極生風 (3)陰虚動風 (4)血虚生風
  7 寒滞肝脈
  8 肝胆湿熱
  9 胆鬱痰擾
 第5節|腎と膀胱の病証
  1 腎精不足
  2 腎気不固
  3 腎陰虚
  4 腎陽虚
  5 腎不納気
  6 膀胱湿熱
 第6節|命門の病証
  1 真陰不足
  2 真陽不足(命門火衰)
 第7節|臓腑兼証
  1 心肺気虚
  2 心脾両虚
  3 心腎不交
  4 心腎陽虚
  5 肺腎陰虚
  6 脾肺気虚
  7 肺胃陰虚
  8 脾腎陽虚
  9 肝火犯肺(木火刑金)
  10 心肝火旺
  11 肝胃不和
    (1)肝気犯胃 (2)肝寒犯胃
  12 肝脾不和
    (1)肝気犯脾 (2)脾虚肝乗
  13 肝腎陰虚


第10章 病因弁証
 第1節|風の病証
  1 外感風邪
   1)風寒表証(表寒)
   2)風熱表証(表熱)
   3)風湿表証
  2 風邪襲絡
  3 風疹(風●やまいだれ+舟)
  4 頭風
  5 風寒湿痹
    (1)行痹(風痹) (2)痛痹(寒痹) (3)着痹(湿痹)
  6 風温
  7 内風
 第2節|寒の病証
  1 外感寒邪(風寒表証)
  2 寒痹(痛痹)
  3 寒邪直中(中寒)
  4 寒疝(寒滞肝脈)
  5 内寒(虚寒)
 第3節|暑の病証
  1 傷暑・中暑
  2 陰暑(暑兼寒湿)
  3 暑温
  4 伏暑
 第4節|湿の病証
  1 外感湿邪(風湿表証)
  2 湿痹(着痹)
  3 湿阻
    (1)湿困脾胃 (2)脾胃湿困
  4 寒湿
  5 湿熱
  6 湿温
 第5節|燥の病証
  1 外感燥邪
  2 傷津・傷陰
  3 血燥
 第6節|火熱の病証
  1 実火(実熱)
  2 虚火(虚熱)
  3 鬱火
  4 浮火(虚陽浮越・浮陽)
  5 熱痹(湿熱痹)
  6 春温
 第7節|癘気の病証
 第8節|情志の病証
 第9節|飲食内傷の病証
  1 傷食
  2 腸胃積滞
  3 脾虚挾食
 第10節|労逸所傷の病証
 第11節|痰の病証
  1 肺の痰証
    (1)湿痰 (2)燥痰 (3)熱痰 (4)寒痰
  2 小結胸
  3 風痰上擾
  4 痰熱内擾
  5 痰迷心竅
  6 痰留経絡
  7 痰気鬱結(梅核気)
 第12節|飲の病証
  1 痰飲
  2 懸飲
  3 支飲
  4 溢飲(風水)
  5 結胸
    (1)熱実結胸 (2)寒実結胸
 第13節|血瘀の病証


第11章 外感熱病弁証
 第1節|六経弁証
  1 太陽病
   1)表証
    (1)太陽傷寒証 (2)太陽中風証
   2)腑証
    (1)蓄水証 (2)蓄血証
  2 少陽病
   1)少陽半表半裏証
   2)兼証
  3 陽明病
   1)陽明熱盛
   2)陽明熱結(陽明腑実)
  4 太陰病
   1)寒傷脾陽
   2)脾虚肝乗
  5 厥陰病
   1)上熱下寒
   2)厥熱往復
   3)厥
    (1)寒厥 (2)寒滞肝脈 (3)熱厥
  6 少陰病
   1)少陰寒化証
   2)少陰熱化証
 第2節|衛気営血弁証
  1 衛分証
  2 気分証
   1)邪熱阻肺
   2)気分大熱(陽明熱盛)
   3)熱結腸胃(陽明熱結)
  3 営分証
  4 血分証
   1)血熱動血
   2)熱盛動風
   3)熱灼真陰
  5 心包証
 第3節|三焦弁証
  1 上焦証
   1)風熱犯肺
   2)暑邪犯衛
   3)温燥
   4)逆伝心包
   5)邪熱阻肺
  2 中焦証
   1)胃経熱盛
   2)腸道熱結
   3)湿温
    (1)邪遏衛気 (2)湿困中焦 (3)湿熱鬱蒸・外発白㾦 (4)湿熱中阻 (5)湿熱黄疸
  3 下焦証
   1)熱灼真陰
   2)虚風内動


第12章 予防と治療の原則
 第1節|予防
  1 未病先防
    (1)身体鍛練 (2)精神衛生 (3)規律ある生活
  2 既病防変
 第2節|治則
  1 治病求本
  2 標本緩急
    (1)急なれば則ちその標を治し,緩なれば則ちその本を治す (2)標本兼治
  3 正治と反治
    (1)正治 (2)反治
  4 扶正と祛邪
  5 陰陽の調理
    (1)その有余を瀉す (2)その不足を補う
  6 三因制宜
    (1)因時制宜 (2)因地制宜 (3)因人制宜
 第3節|治法
  1 汗法
   1)辛温解表
   2)辛涼解表
   3)扶正解表
    (1)益気解表・助陽解表 (2)養血解表・滋陰解表
  2 吐法
  3 下法
   1)寒下
    (1)峻下熱結 (2)瀉火
   2)温下
   3)潤下
    (1)潤腸通便 (2)増水行舟
   4)逐水
   5)攻瘀
  4 和法
   1)和解半表半裏(和解少陽)
   2)調和肝胃
   3)調和肝脾
   4)調和脾胃
  5 温法
   1)温中散寒
   2)温経散寒
   3)回陽救逆
  6 清法
   1)清気分熱
   2)清熱解毒
   3)清営涼血
   4)清臓腑熱
    (1)清心 (2)清肺 (3)清胃 (4)清肝(瀉肝・洗肝) (5)清大腸熱
   5)清虚熱
   6)清熱化湿
  7 消法
   1)消食導滞
   2)活血祛瘀
   3)軟堅散結
   4)化痰
    (1)燥湿化痰 (2)清化熱痰 (3)温化寒痰 (4)潤燥化痰 (5)治風祛痰
   5)化湿
    (1)燥湿 (2)清熱化湿
   6)利水
    (1)淡滲利水 (2)利水通淋 (3)温陽利水
  8 補法
    (1)補気(益気) (2)補血(養血) (3)滋陰 (4)補陽(温陽・壮陽)


小辞典
索引
新装版 あとがき
初版 あとがき


 

『老中医』

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目 次


第一章  受難の船出
第二章  交わせない言葉
第三章  医は仁術
第四章  妙手回春
第五章  謎の男
第六章  絶体絶命
第七章  疑心暗鬼
第八章  難治性の心病
第九章  反撃
第十章  懸糸診脈
第十一章 昆曲が伝える想い
第十二章  世が乱れ、疫病が流行す
第十三章  説かんと欲してまた休む
第十四章  金陵請願
第十五章  富と名声は人を惑わす
第十六章  「血戦」西洋参
第十七章  朱砂がまねいた災い
第十八章  初陣を飾る
第十九章  悪魔は人の中に
第二十章  中医西医「治療試合」
第二十一章 勝敗の行方
第二十二章 情は断ち難く、毒は止め難い
第二十三章 交錯する思い
第二十四章 家柄の壁
第二十五章 「神医」降臨
第二十六章 奇怪な医術
第二十七章 邪を払い、鬼を倒す
第二十八章 先祖伝来の秘方
第二十九章 それぞれの道
第三十章  破門
第三十一章 真相
第三十二章 日本の狂犬が上海で吠える
第三十三章 血に染まった処方
第三十四章 中華に命を捧ぐ
第三十五章 名医は永遠に


注釈

『おとな女子の漢方』

[ 中医学 ]

目 次


はじめに


01 漢方薬はどんなときに必要か
 ●私はこれで漢方の虜になりました
 ●こんなときに漢方治療が役に立つ!
 ●おんなの一生に漢方治療は杖がわり


02 漢方医学ではからだや病気をどう捉えるか
 ●気血津液について
 ●五臓六腑について


03 漢方薬は弁当だ
 ●漢方薬を理解するために必要な生薬知識


04 おとな女子は疲れている
 ●気虚にみられる症状
 ●気虚の治療―補気剤
  四君子湯【しくんしとう】
  六君子湯【りっくんしとう】
   附方:安中散【あんちゅうさん】
  啓脾湯【けいひとう】
  参蘇飲【じんそいん】
   附方:香蘇散【こうそさん】
  補中益気湯【ほちゅうえっきとう】
  清暑益気湯【せいしょえっきとう】
  帰脾湯【きひとう】
  加味帰脾湯【かみきひとう】
  半夏白朮天麻湯【はんげびゃくじゅつてんまとう】
  釣藤散【ちょうとうさん】
  清心蓮子飲【せいしんれんしいん】


05 おとな女子は冷えている
 ●冷えにみられる症候―寒証
 ●寒証の治療―去寒剤
  人参湯【にんじんとう】
  大建中湯【だいけんちゅうとう】
  呉茱萸湯【ごしゅゆとう】
  真武湯【しんぶとう】
  当帰四逆加呉茱萸生姜湯【とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう】
  桂枝加朮附湯【けいしかじゅつぶとう】
  温経湯【うんけいとう】
  五積散【ごしゃくさん】


06 おとな女子はのぼせている
 ●実熱を生じるメカニズムとその病態
 ●虚熱を生じるメカニズムとその病態
 ●虚実挟雑と寒熱錯雑を生じるメカニズムとその病態
 ●心肝火旺・肝陽上亢の治療―清肝瀉火剤
  黄連解毒湯【おうれんげどくとう】
  三物黄芩湯【さんもつおうごんとう】
  温清飲【うんせいいん】
  竜胆瀉肝湯【りゅうたんしゃかんとう】
  一貫堂 竜胆瀉肝湯【りゅうたんしゃかんとう】
  大柴胡湯【だいさいことう】
  加味逍遙散【かみしょうようさん】
  女神散【にょしんさん】
  六味丸/六味地黄丸【ろくみがん/ろくみじおうがん】
  滋陰降火湯【じいんこうかとう】


07 おとな女子は頭痛・便秘・肌荒れ・月経不順を辛抱している
 ●血虚を生じるメカニズムとその病態
 ●血虚の治療―補血剤
 ●血瘀を生じるメカニズムとその病態
 ●血瘀の治療―活血化瘀剤
  四物湯【しもつとう】
  当帰芍薬散【とうきしゃくやくさん】
  十全大補湯【じゅうぜんたいほとう】
  人参養栄湯【にんじんようえいとう】
  温経湯【うんけいとう】
  芎帰調血飲【きゅうきちょうけついん】
  芎帰膠艾湯【きゅうききょうがいとう】
  疎経活血湯【そけいかっけつとう】
  七物降下湯【しちもつこうかとう】
  当帰飲子【とうきいんし】
   附方:消風散【しょうふうさん】
  温清飲【うんせいいん】
  桂枝茯苓丸【けいしぶくりょうがん】
  腸癰湯【ちょうようとう】
   附方:十味敗毒湯【じゅうみはいどくとう】
  桃核承気湯【とうかくじょうきとう】
   附方:清上防風湯【せいじょうぼうふうとう】
   附方:排膿散及湯【はいのうさんきゅうとう】
 通導散【つうどうさん】
   附方:治打撲一方【ちだぼくいっぽう】


08 おとな女子はストレス満載
 ●肝の疏泄作用とその病態
 ●気の巡りの異常―気滞
 ●気滞の治療―理気剤・疏肝解鬱剤
 ●こころが不安定になったときの治療―安神剤
  半夏厚朴湯【はんげこうぼくとう】
  香蘇散【こうそさん】
  女神散【にょしんさん】
  四逆散【しぎゃくさん】
  加味逍遙散【かみしょうようさん】
  滋陰至宝湯【じいんしほうとう】
  大柴胡湯【だいさいことう】
  柴胡桂枝湯【さいこけいしとう】
  抑肝散【よくかんさん】
  酸棗仁湯【さんそうにんとう】
  甘麦大棗湯【かんばくたいそうとう】
  柴胡加竜骨牡蛎湯【さいこかりゅうこつぼれいとう】
  柴胡桂枝乾姜湯【さいこけいしかんきょうとう】
  桂枝加竜骨牡蛎湯【けいしかりゅうこつぼれいとう】
  小柴胡湯【しょうさいことう】
  芍薬甘草湯【しゃくやくかんぞうとう】
  半夏瀉心湯【はんげしゃしんとう】


09 おとな女子はむくんでいるのか太っているのかわからない
 ●水滞を生じるメカニズムとその病態
 ●湿邪の治療―去湿剤
  平胃散【へいいさん】
  防已黄耆湯【ぼういおうぎとう】
  五苓散【ごれいさん】
  猪苓湯【ちょれいとう】
  茯苓飲【ぶくりょういん】
  苓桂朮甘湯【りょうけいじゅつかんとう】
  苓姜朮甘湯【りょうきょうじゅつかんとう】
  真武湯【しんぶとう】
  半夏白朮天麻湯【はんげびゃくじゅつてんまとう】
  当帰芍薬散【とうきしゃくやくさん】
  防風通聖散【ぼうふうつうしょうさん】
  五積散【ごしゃくさん】


10 おとな女子は咳や痰が長引きやすい
 ●肺の痰証
 ●痰の治療
  二陳湯【にちんとう】
  半夏厚朴湯【はんげこうぼくとう】
  参蘇飲【じんそいん】
  小青竜湯【しょうせいりゅうとう】
  苓甘姜味辛夏仁湯【りょうかんきょうみしんげにんとう】267
  麻杏甘石湯【まきょうかんせきとう】
  清肺湯【せいはいとう】
  小柴胡湯【しょうさいことう】
  小柴胡湯加桔梗石膏【しょうさいことうかききょうせっこう】
  竹筎温胆湯【ちくじょうんたんとう】
  麦門冬湯【ばくもんどうとう】
  滋陰降火湯【じいんこうかとう】
  滋陰至宝湯【じいんしほうとう】


11 おとな女子は排尿トラブルで人知れず悩んでいる
 ●尿の生成・蓄尿・排尿の仕組み
 ●下部尿路の症状
 ●下部尿路機能障害を来す疾患
 ●排尿トラブルと関連する漢方医学的な腎のはたらき
 ●漢方医学的な膀胱トラブルの捉え方
 ●急性の蓄尿・排尿症状の病態と治療
 ●慢性の蓄尿・排尿症状の病態と治療
  五淋散【ごりんさん】
  猪苓湯【ちょれいとう】
  竜胆瀉肝湯【りゅうたんしゃかんとう】
  四逆散【しぎゃくさん】
  加味逍遙散【かみしょうようさん】
  当帰四逆加呉茱萸生姜湯【とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう】
  人参湯【にんじんとう】
  苓姜朮甘湯【りょうきょうじゅつかんとう】
  補中益気湯【ほちゅうえっきとう】
  清心蓮子飲【せいしんれんしいん】
  六味丸/六味地黄丸【ろくみがん/ろくみじおうがん】
  八味地黄丸【はちみじおうがん】
  牛車腎気丸【ごしゃじんきがん】


参考文献
おわりに
索引[用語][方剤][生薬]


コラム
 01 李東垣と補中益気湯
 02 「こころ」と「からだ」はつながっている―心身一如
 03 和解半表半裏剤
 04 調和肝脾剤
 05 調和脾胃剤
 06 金元4大家と後世派
 07 芍薬の収斂作用と配合方剤
 08 体外受精の治療周期に合わせた漢方治療

『新版・高齢者のための漢方診療』

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目 次


新版のまえがき


序章 漢方医学
 1 日本には確固たる伝統医学の体系はない
 2 日本の伝統医学は一旦滅びたものを新しく作り上げた医学
 3 世界的には中医学が主要な地位を確立している
 4 エビデンスは中医学が漢方を凌駕している


第1章 老年期症候群およびフレイルと漢方・中医学」
 1 老年期症候群とフレイル
 2 Frailty に陥った高齢者を早期に発見し,適切な介入を行うことが大切
 3 中医学のフレイル ~八味地黄丸の適応より~
 4 フレイルと人参養栄湯
 5 高齢者医療における漢方のエビデンス


第2章 認知症
 1 世界で初めて認知症を正確に記述したのはアルツハイマー博士ではない!
 2 加味温胆湯は認知機能を有意に改善する
 3 抑肝散のBPSD,ADL の改善効果に着目せよ
 4 加味帰脾湯はBPSD および望ましい感情表現を回復


第3章 便秘
 高齢者の便秘には麻子仁丸を使え!


第4章 誤嚥性肺炎
 仮性球麻痺の誤嚥性肺炎は半夏厚朴湯で予防できる!


第5章 下気道感染


第6章 食欲不振
 六君子湯と香蘇散


第7章 感冒,新型コロナ,インフルエンザ
 1  一般の感冒
 2 新型コロナウイルス感染症(Covid-19)
 3 インフルエンザ


第8章 ウイルス性腸炎


第9章 高齢者の疼痛


第10章 冷え症


第11章 熱中症,脱水


第12章 泌尿器疾患(頻尿,尿路感染)


第13章 免疫低下(多剤耐性菌など)


第14章 老人性瘙痒症


第15章 脳卒中後のリハビリテーション


第16章 不眠


第17章 漢方の有害事象


第18章 終末期医療と漢方
 1 オランダの積極的安楽死
 2 私の両親の場合
 3 寝たきりの行き倒れ
 4 脾胃の働きの不可逆的消失を寿命の尺度に


引用文献/新版のあとがき/索引

中医学道場
 ①気血津液弁証
 ②五臓六腑弁証
 ③六経弁証
 ④八綱弁証

コラム
 [1]麻子仁丸の著効例
 [2]漢方の併用について
 [3]六君子湯と四君子湯
 [4]風邪と感冒
 [5]小柴胡湯についてもう少し
 [6]甘草の薬効
 [7]慢性疲労症候群に漢方は効くのか?

 

『[簡明]中医外用治療』目次

[ 中医学 ]

 
目 次


まえがき
本書を読むにあたって


第1章 外用治療概論
 1 外用治療とは
 2 外用治療の沿革


第2章 外用治療の基礎理論―「理」
 1 外用治療における陰陽五行学説
  1 外用治療における陰陽学説
  2 外用治療における五行学説
 2 外用治療における気血津液理論
  1 気血津液の生理
  2 外用治療における気血津液学説の応用
 3 外用治療と蔵象学説
  1 臓腑と皮膚
  2 外用治療における蔵象学説の応用
 4 外用治療と経絡
  1 経絡と皮膚
  2 外用治療における経絡の働き
 5 外用治療における弁証の特徴
  1 体全体の弁証と局部の弁証の両方からアプローチする
  2 病因弁証では六淫とストレスの影響を重視
  3 弁証と弁病を合わせる
  4 経絡弁証は治療効果を高める一助になる
  5 内服・外用治療を組み合わせる
  6 疾病によって適切な外用方法を選択する


第3章 外用に用いる薬物―「薬」
 1 外用薬の基本となる性質
  1 薬性
  2 薬味
  3 帰経
  4 昇・降・浮・沈
  5 毒性に関して
  6 内服薬と外用薬の分類の差
 2 よく使われる生薬
  1 止痒薬
  2 清熱解毒薬
  3 涼血解毒薬
  4 利湿・収斂薬
  5 理血生肌薬
  6 散結消腫薬
  7 潤膚薬
  8 益気生肌薬
  9 殺虫止痒薬
  10 温経散寒止痛薬
  11 刺激発泡薬
  12 その他
  13 基剤成分
 3 皮膚の発疹に対する外用生薬の選択
  1 「斑」
  2 「丘疹」
  3 「結節」
  4 「腫瘤」
  5 「水疱」
  6 「膿疱」
  7 「囊腫」
  8 「膨疹」
  9 「糜爛」
  10 「潰瘍」
  11 「亀裂」
  12 「萎縮」
  13 「鱗屑」
  14 「痂皮」
  15 「苔癬化」
 4 中医学の証型とよく使われる生薬


第4章 外用治療の処方―「方」
 1 外用剤処方の構成原則
  1 弁証論治にもとづく処方構成
  2 処方の君臣佐使を定める
  3 配合時の「宜・忌」
  4 正確に剤型を選ぶ
 2 よく使用される外用治療の剤型と処方
  1 粉末剤
  2 液剤
  3 油剤
  4 軟膏剤
  5 膏薬剤
  6 チンキ剤
  7 燻蒸剤


第5章 外用治療の手技―「法」
 1 外用剤の吸収ルートと吸収スピード
  1 経皮吸収ルート
  2 ツボ・経絡伝達ルート
  3 粘膜吸収ルート
  4 外用剤の吸収スピード
 2 外用治療の作用の特徴
  1 外用治療のメリット
  2 外用治療のデメリット
 3 通常の外用治療の使用方法
  1 使用方法
  2 副作用の防止
  3 外用治療にスキンケアを合わせる


第6章 その他の外用手技
 1 艾灸療法
  1 灸の基本原理と効能
  2 灸の手技
  3 皮膚疾患における適応症
  4 運用する際の注意点
 2 鍼治療
  1 鍼治療の基本原理と効能
  2 鍼治療の手技
  3 皮膚病における鍼治療の適応症
  4 よく選ばれるツボ
  5 鍼治療の注意点
 3 吸玉(カッピング)治療
  1 吸玉治療の基本原理と効能
  2 吸玉治療の手技
  3 皮膚病における吸玉(カッピング)治療の適応症
  4 吸玉治療の注意点
 4 刮痧
  1 刮痧治療の基本原理と効能
  2 刮痧治療の手技
  3 皮膚病における刮痧治療の適応症
  4 刮痧治療の注意点


第7章 皮膚病における外用治療の選択―「病」
 1 湿疹・皮膚炎・薬疹
  1 接触皮膚炎(中医病名:漆瘡・膏薬風)
  2 湿疹(中医病名:湿瘡)
  3 アトピー性皮膚炎(中医病名:四弯風・胎斂瘡・血風瘡)
  4 脂漏性皮膚炎(中医病名:面游風・白屑風)
  5 薬疹(中医病名:中薬毒・膏薬風)
 2 蕁麻疹・痒疹・皮膚瘙痒症
  1 蕁麻疹(じんましん)(中医病名:瘾疹・風疹塊)
  2 痒疹(中医病名:粟瘡・頑湿聚結・血疳)
  3 結節性痒疹(中医病名:馬疥)
  4 皮膚瘙痒症(中医病名:風瘙痒)
  5 ビダール苔癬(中医病名:摂領瘡・牛皮癬・頑癬)
 3 紅斑症・紅皮症
  1 多形紅斑(中医病名:猫眼瘡・雁瘡)
  2 結節性紅斑(中医病名:瓜藤纏)
  3 環状紅斑(中医病名:赤游腫)
  4 紅皮症(中医病名:紅皮・溻皮瘡)
 4 血管炎・紫斑・脈管疾患
  1 アレルギー性血管炎(中医病名:瘀血流注・肌衄)
  2 紫斑(中医病名:血風疫・紫癜風)
  3 色素性紫斑病(中医病名:血疳)
  4 血栓性静脈炎(中医病名:青蛇毒)
 5 膠原病
  1 エリテマトーデス(中医病名:発斑・蝶瘡流注)
  2 強皮症(中医病名:皮痹・痹証)
  3 皮膚筋炎(中医病名:肌痹・肉痹)
 6 水疱症・膿疱症
  1 天疱瘡と類天疱瘡(中医病名:天疱瘡・火赤瘡)
  2 掌蹠膿疱症(中医病名:湧泉疽・掌心疽)
 7 光および物理・化学的原因による皮膚障害
  1 日光皮膚炎(中医病名:日晒瘡・晒斑)
  2 凍瘡(中医病名:凍風・寒瘃)
 8 角化症
  1 乾癬(中医病名:白疕)
  2 ジベルばら色粃糠疹(中医病名:風熱瘡・血疳・風癬)
  3 扁平苔蘚(中医病名:烏癩風)
 9 色素異常症
  1 肝斑(中医病名:黧黒斑・面塵)
  2 尋常性白斑(中医病名:白駁風)
 10 付属器疾患
  1 痤瘡(中医病名:肺風粉刺・面皰)
  2 酒皶(中医病名:酒皶鼻・赤鼻)
  3 円形脱毛症(中医病名:油風・斑禿)
 11 ウイルス感染症
  1 単純疱疹(中医病名:熱瘡・火燎瘡)
  2 帯状疱疹(中医病名:蛇串瘡・蛇丹・纒腰火丹)
  3 疣贅
 12 真菌感染症
  1 白癬
  2 カンジダ症(中医病名:鵝口瘡・雪口瘡)
  3 癜風(中医病名:紫白癜風・汗斑)
 13 細菌性皮膚感染症
  1 毛包炎(中医病名:髪際瘡・須瘡・座板瘡)
  2 伝染性膿痂疹(中医病名:黄水瘡)
  3 丹毒(中医病名:丹毒・赤丹)
 14 昆虫性皮膚疾患
  1 疥癬(中医病名:虫疥・疥瘡)


索引
 症状・疾患名
 処方
 中医病名・手技用語
 生薬
 
 

『医在厨房 医薬は台所にあり』目次

[ 食養・養生 ]

 
目 次


はじめに


1|医と食のはじまり
 1 医学のはじまり
  盤古開天劈地と三皇神話/『山海経』の記録/神農と『神農本草経』/火を手に入れる
 2 薬は厨房から生まれた
  厨房とは/薬を厨房で加工/料理人・伊尹の功績/『傷寒論』の元となった『湯液経法』
 3 名医は食医
  『周礼』にみる医療制度と食/華佗は大蒜酢を利用した/料理にも精通していた張仲景/脚気病と葛洪/孫思邈の教え/汪廷元の温病治療
 4 不老と長寿
  ギリシャ神話と中医学/崇められる黄帝/長寿の根本/不老長寿を求めた帝王
 5 器の歴史
  新石器時代から使われていた陶器/青銅器から磁器へ/煎じ薬には必ず陶器を/「食器」から生まれた文学的表現
 6 箸の役割
  箸のはじまり/箸は命を守る/箸にも効能がある


2|五味と五性
 1 五味と五性のちから
  五味と健康/五味と病気/五性と健康
 2 塩の役割(鹹味)
  現在の塩ができるまで/国の盛衰も左右/塩の効能/味の王様は塩
 3 醬と醬油(鹹味)
  「醬」から醬油へ/孔子の「不得其醬不食」/救急薬・万能薬としての醬油
 4 梅と酢(酸味)
  梅から醋/酢の起源/酢の薬効/酢を飲む健康法には注意/「喫酢」は「やきもち」
 5 蜂蜜と砂糖(甘味)
  甘味は万人の味/砂糖の伝来/甘味の効能と副作用/蜂蜜の効用/さまざまな糖類/甘味をもつ食材
 6 苦味の食物
  苦味の代表は茶/食物としての茶/龍井蝦仁/擂茶/茶で薬を溶かす/苦瓜(ゴーヤー)/萵苣(ちしゃ)/苦菜/蒲公英(タンポポ)/苦味の効能
 7 辛味の使い分け
  古典にみる辛いもの/生姜/韮(韭)/葱/薤(薤白)/蒜/唐辛子


3|食の効能と文化
 1 水の薬効
  味は水から始まる/水は気血のもと/泉の水で健康に/中薬と水の相性
 2 五穀と料理
  五穀は古代の食糧/五穀は体を養う/ご飯とお粥の誕生/いろいろな粥とご飯/病気に用いる粳米/穀類から作る麴
 3 小麦の利用
  小麦の起源/「湯餅」は麵類/「胡餅」は焼餅/ワンタンと餃子/饅頭と諸葛孔明/小麦粉の治療効果
 4 五臓を養う肉
  豚肉/鶏肉/羊肉/牛肉/馬肉/犬肉/肉と五臓の関係
 5 油脂の効能
  脂膏の使用/胡麻油の歴史/古典にみる植物油の効能/中医学からみた油脂
 6 豆腐の魅力
  豆腐の歴史/さまざまな豆腐料理/豆腐の文化/豆腐の医療的価値
 7 茶の愉しみ
  緑茶の代表、龍井茶/温性のプーアール茶/烏龍茶が革命的に広がった理由/茶の輸出と普及/薬としての茶/文化としての茶
 8 酒の文化
  酒の発明/『詩経』にみる酒/酒に酔う/医療と関わる酒/紹興酒


4|食の発展、医の発展
 1 夏・商・周・秦の時代
  青銅器にみる「貪欲」/穀類や野菜の栽培/牧畜と肉食/身体の発達/「南橘北枳」という考え方/邪気を払う端午節/当時の伝説的名医
 2 漢代の恩恵
  現代に伝わる重要な専門書/豊かになった食生活/温室栽培や調理法の進歩/メロンが命取りに?/覇王別姫の特別料理
 3 隋の輝き
  隋代の医療制度/『諸病源候論』などの重要な医学書/大運河の開通/素食の推奨
 4 最も豊かな唐代
  本草学の発展/孫思邈の養生思想/漁業の発展/鯉魚躍龍門/李白と四川名物「太白鴨」/武則天と虫草全鴨
 5 飲食文化の成熟期、宋代
  政府主導の医学発展/美食の時代の幕開け/牛蒡の食用が定着/一日三食は宋代から/厨娘と羊肉/美食家だった蘇東坡
 6 食養生が盛んな金元時代
  圧政から生まれた名物料理/飲膳太医・忽思慧/賈銘と『飲食須知』/金元四大家/李東垣と『脾胃論』
 7 絢爛な明の時代
  医学書の出版と新学説/李時珍と『本草綱目』/朱元璋と美食文化/「酸梅湯」から始まった明王朝/『金瓶梅』にみる食養生/養生長寿の『遵生八箋』
 8 清王朝の発展
  文化の融合と医学の発展/温病学の形成/医学に精通していた皇帝たち/老人を大事にする「千叟宴」/養生のための粥文化/西太后の「八仙糕」と菊茶/傅山の薬膳料理「頭脳」/詩人・袁枚の『随園食単』/『紅楼夢』の食生活


参考文献
 
 

『中国医学の身体論――古典から紐解く形体』目次

[ 中医学 ][ 鍼灸 ]

 
目 次


まえがき
凡例


形体総論


第Ⅰ部 臓腑
 臓腑学説総論
 1 五臓
  1.総論(肺・心・肝・脾・腎)
  2.各論
   1 肺
   2 心(【附】心包絡)
   3 肝
   4 脾
   5 腎(【附】命門)
   6 五臓間の生理・病理関係
 2 六腑
  1.総論(胃・大腸・小腸・膀胱・三焦・胆)
  2.各論
   1 胃
   2 大腸
   3 小腸
   4 膀胱
   5 三焦
   6 胆
 3 奇恒の腑
  1.総論(脳・髄・骨・脈・胆・女子胞)
  2.各論
   1 脳
   2 髄
   3 骨
   4 脈(脉)
   5 女子胞(胞宮)


第Ⅱ部 組織・器官
 1 五官
  1.総論(目・鼻・耳・口・舌)
  2.各論
   1 目
   2 鼻
   3 耳
   4 口
   5 舌
 2 五主(五体)
  1.総論(脈・皮・筋・肉・骨)
  2.各論
   1 皮(皮膚)
   2 肉(肌肉)
   3 筋
 3 五華
  1.総論(面・毛・髪・爪・唇四白)
  2.各論
   1 面
   2 毛
   3 髪
   4 爪
   5 唇四白(口唇)
 4 下竅
  1.総論(前陰・後陰)
  2.各論
   1 前陰
   2 後陰
 5 三余
  1.総論(歯・髪・爪)
  2.各論
   1 歯(歯・歯齦)
 6 四末(四肢)
  1.総論(上肢・下肢)
  2.各論
   1 上肢
   2 下肢
 7 その他の組織・器官
  各論
   1 頭・頸項
   2 咽喉
   3 膈
   4 乳房
   5 膻中
   6 臍
   7 丹田
   8 肓膜
   9 胸腹
   10 脇肋
   11 肩・背・腰


語釈一覧(音読五十音順)
引用文献目録(発行年順)
病症索引
あとがき
 
 

『いのちのレジリエンス 漢方とブリーフセラピーを精神科治療に活かす』目次

[ 中医学 ]

 
目 次


序章


第1章 解決志向ブリーフセラピー
 解決志向ブリーフセラピーの成り立ち
  家族療法から生まれた心理療法/他の心理療法とどう違うのか/ダイレクトに「解決」を目指す
 解決志向ブリーフセラピーのエッセンス
  小話をひとつ―穴に落ちた男/解決像を知る/原因追究は必要ない/専門家が解決するのではない/困っている本人が解決の専門家/「無知」の姿勢の大切さ/変化は必ず起きる/リソース(資源)が必要/専門家の役割
 「原因」「問題」「解決」の関係
  原因が消えても問題は消えないことがある/直接解決を考える/問題の存続・消滅とは異なる次元にある解決/問題はわからなくても解決はある/障害はあっても充実した人生を過ごす/人間の知恵にみる解決方法
 解決志向ブリーフセラピーの進め方
  練り上げられたゴール/質問の活用


第2章 漢方医学と精神科医療
 日本の精神科疾患治療の歴史
  古代から中世―医療と宗教が未分化な時代/近世(江戸時代)―医療と宗教が分化した時代/近代以後―医学が担い、医師中心から多職種連携へ
 精神科と漢方は親和性がある
  石を撫でると病気が治る?/ミルトン・エリクソン顔負けの精神療法
 「心身一如」の医学
  「心身一如」の四つの側面/こころと体は分けて考えられない/こころと体は互いに反映し合う/こころが体を変化させる/体がこころを変化させる/漢方治療の「心身一如」/精神科治療と「心身一如」


第3章 精神科で漢方はどう役立つか
 漢方薬の効果と有用性
  漢方薬はこころと体の症状に同時に効く/抗うつ薬は体に作用する/漢方薬は「いのち」に作用する/漢方薬にも即効性がある
 服薬抵抗の軽減
  精神科の薬を嫌がる患者さん/病識のない患者さんへの対応/漢方薬への抵抗は少ない/漢方薬の活用で服薬抵抗をバイパスする
 精神科薬物の減量
  ベンゾジアゼピン系薬物の特徴/ベンゾジアゼピン以外の睡眠薬・抗不安薬/漢方薬の活用法
 西洋薬の副作用軽減
  消化器症状に効く漢方薬/錐体外路症状に効く漢方薬/抗コリン作用に効く漢方薬
 良好な治療関係の構築
  ジョイニングまたはペーシング/薬物治療を通じてのラポール形成/薬の「飲み心地」に注目する
 全人的医療として
  全人的医療とは/高齢者の具体的な例/漢方薬を効かせるには


第4章 精神科でよく使う漢方薬
 半夏厚朴湯
  気の滞りを改善する/患者さんにはこう説明する/パニック障害への応用/吐き気による不登校のケース
 柴胡加竜骨牡蛎湯
  ストレスが体の症状となって出るとき/私のビギナーズラック/希死念慮を改善する/息子の家庭内暴力でPTSDになったケース/円形脱毛症の中学生のケース
 四逆散
  ストレスがあっても表現できないとき/胸脇苦満と腹皮拘急/ナラティブ・ベイスト漢方/職場のストレスからうつ状態を呈したケース/双極性障害の男性会社員のケース
 抑肝散・抑肝散加陳皮半夏
  怒りがあるときの処方/うつ状態の高齢者のケース/パニック発作のケース
 甘麦大棗湯
  患者さんが教えてくれた棗の効果/悲しみ・抑うつ・不安が強いとき/不登校の中学生のケース
 桂枝加芍薬湯
  お腹の症状に効く/神田橋処方(桂枝加芍薬湯+四物湯)/ストレス性の下痢のケース/フラッシュバックと恐怖心があるケース


第5章 レジリエンスをどう引き出すか
 レジリエンスとは何か
  人はみなレジリエンスを持つ/治療が人を治すわけではない/言葉の力/レジリエンスの働きを邪魔しない
 解決志向からみたレジリエンス
  精神療法としての薬物療法/信頼と期待を呼び起こす/幼児のカウンセリングって?/解決志向ブリーフセラピーの原則/治療者と患者の関係性/関係性の変化とレジリエンス
 レジリエンスの作用点
  「こころ」という作用点/「体」という作用点/どの作用点に働きかけるか/健康生成論/ホメオスタシス/「いのち」という作用点
 レジリエンスを引き出すもの
  抑うつ+下痢症状のケース(解決志向)/更年期による痒みのケース(漢方治療)/期待と希望が果たす役割/回復を語るナラティブ/レジリエンスに働きかけ、回復を促進するもの


終章
  精神科治療の厳しい現実との出合い/ブリーフセラピーとの出合い/精神科での漢方活用/いのちのレジリエンス/穴に落ちた男の小話再考/おわりに


参考文献


《column》
 解決志向による治療例
 「こころ」の誕生
 パニック発作のセルフコントロール―体から入る心理療法
 
 

 

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