▼書籍のご案内-序文

『中医臨床のための常用生薬ハンドブック』 凡例

 
凡例


 1.薬物は五十音順に配列している。
 2.修治や部位の違いによって効能が異なる同一あるいは同種の薬物は,ひとつの項目にまとめたうえで対比している。
 3.薬物名は保険薬価収載名を基準とし,それ以外は一般に通用している名称とした。
 4.個々の薬物は以下の要領で解説している。
   [別名]表記以外の名称。
   [基原]生薬のもととなる動植鉱物とその薬用部位。
   [修治][薬用]修治あるいは部位の違いによる薬効の差を述べている。
   [性味]薬物の味と,寒熱の性質を示す。
   [帰経]薬物の作用する臓腑・経絡などの部位を示す。
   [効能]中医学的な薬効を示す。
   臨床応用:効能・性味・帰経にもとづく臨床上の応用を,カテゴリー分けしたうえで解説し,適用する病態,配合すべき他の薬物・方剤例を提示している。
   [常用量]1日あたりの使用量を示す。
   [使用上の注意]具体的な注意事項・禁忌,ならびに効能のよく似た他の薬物との違いを述べている。
 5.各生薬の効能上の共通性を把握できるよう,「薬効別薬物一覧表」を附した。同一の生薬でも多くの効能をもつものは多項目に重複して組み入れた。
 6.保険適用の生薬一覧と薬価を収載した。
 7.巻末に薬物名の索引と方剤名の一覧を加えた。