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『漢方診療ワザとコツ』あとがき

 
 
あとがき
 


 「漢方診療ワザとコツ」を漢方専門誌に連載して56回となりました。この雑誌は諸般の事情により一時休刊になることと,今年72歳になる私の年齢を考え,このあたりでまとめて一冊の本として出版しようと思いました。
 この「ワザとコツ」は,著者が思いつくままに書きましたので必ずしも系統立っておりませんが,編集部が上手にまとめてくれました。
 私はこれまで山田光胤先生から20年以上にわたり漢方の教えをいただいておりますが,その「ワザとコツ」を自分だけの宝としておくのは,あまりに勿体ないので,それを自分なりに整理してまとめた内容であります。
 お読みいただき,不明な点,おかしなところがあるとすれば,それは私の責任であります。最後までお読みいただいた先生には心から感謝いたします。
 単著は『漢方事始め』(日本医学出版),『東洞先生はそうおっしゃいますが』(たにぐち書店)に続いて3冊目となりました。残された私の時間はどれくらいあるのかわかりませんが,これからも漢方の発展のために頑張っていこうと思っています。
 

2019年4月 織部和宏