灰本 元・加藤 仁 著
A5判 並製 336頁
定価:本体4,200円+税
わかってきたかも!経方医学
◆本書の特徴◆ |
◇ | 難解な「経方医学」を初心者でも理解できるよう豊富な図解とともにやさしく解説。 |
◇ | 会話形式の16 症例の症例検討会を収録し,経方医学の脈診,腹診,問診と鑑別診断,エキス剤の基本的な選択方法,それに対する質問と回答などを網羅。 |
◇ | 桂枝湯・炙甘草湯・麻黄湯・小柴胡湯・酸棗仁湯・半夏瀉心湯・調胃承気湯・人参湯・白虎加人参湯・麦門冬湯・麻杏甘石湯を取り上げ,その運用を解説と症例で学ぶ。 |
◇ | 全体に症例検討会と基礎解説を行き来しながら学習すると,理解がより深まる。 |
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本書の内容■
江部洋一郎先生が『傷寒・金匱』を解読し,厖大な臨床経験や古典知識を裏付けに構築した経方医学。しかしその習得は難解さゆえ,多くの学習者が挫折を余儀なくされてきた。このたび江部先生から20 年にわたりさまざまな場面で直接教えを受けてきた経験のある灰本元先生が,江部先生が伝授してくれた核心めいたものを初心者に伝えるべく筆を取った。
本書は大きく基礎解説篇と症例検討篇に分かれる。基礎解説篇では経方医学を理解し実践するうえで必須となるポイントについて灰本元先生が解説。症例検討篇では症例検討会に参加した2名の医師と4名の薬剤師の討論の様子を会話形式で再現する。
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【著者略歴】
灰本 元(はいもと・はじめ)(内科医)
1978年名古屋大学医学部卒。名大大学院,愛知県がんセンター研究所で病理学の基礎研究や臨床病理学に従事した後,一般病院内科勤務を経て1991年愛知県春日井市に開業。1996年から江部先生主催の漢方シンポジウムに毎年参加。2009年から江部洋一郎先生の外来見学など経方医学に取り組む。漢方歴36 年。
加藤 仁(かとう・ひとし)(薬剤師)
金沢大学薬学部在学中と卒後に6年間,北京中医薬大学,上海中医薬大学,黒竜江中医薬大学などへ留学。2005年に国際中医師免許,国際中医薬膳師免許取得。帰国後,薬局薬剤師を経て2011年に愛知県春日井市にじん薬局を開業。江部洋一郎先生の外来見学などは10年間に及ぶ。漢方歴32年。