高橋 浩子 著
A5判 並製 344頁 2色刷
定価:本体4,200円+税
おとな女子に漢方薬は杖代わり
女性のトラブルに使う漢方。
◆本書の特徴◆ |
◇ | 女性を中心に漢方治療を行う著者が女性のトラブルに頻用する漢方を詳述。 |
◇ | 漢方方剤は構成生薬のつながりがわかるように図表を用いて解説。 |
◇ | 構成生薬から理解を深め比較することで方剤の使い分けができる。 |
◇ | 各方剤に症例が付き漢方の実際の運用がみえる。 |
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本書の内容■
女性によくみられるトラブルを取り上げ,それらに使う医療用漢方エキス剤について豊富な図解とともに解説する。漢方エキス剤を構成する生薬単位で理解し,比較することで,日常臨床における漢方活用の幅がひろがる。著者曰く「漢方を勉強し始めた頃の自分が読みたかった本を作りました」――
本書で取り上げる女性のトラブル:疲れ/冷え/のぼせ/頭痛・便秘・肌荒れ・月経不順/ストレス/むくみ/咳・痰/排尿トラブル
◆【書評】『おとな女子の漢方』
日笠 久美先生 (河崎医院附属淡路東洋医学研究所)
高橋浩子先生が日本東洋医学会専門医取得のための研修に私の医院に来られはじめたのは2008年4月から,今から15年以上前のことです。内科医として開業しながら3人の子供さんを育て,多忙であろうに漢方の勉強もそれなりに積んでいました。特に生薬知識は徳島大学薬学部教授(現・昭和大学薬学部教授)の川添和義先生から数年学んでおり,初学者にしては基本がしっかりしていました。
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【著者略歴】
高橋 浩子(たかはし・ひろこ)
ひろこ漢方内科クリニック院長。日本内科学会 総合内科専門医。日本東洋医学会 漢方専門医・指導医。1988 年徳島大学医学部を卒業後,同大学第三内科(現呼吸器・膠原病内科)入局。大学関連病院勤務を経て,1997 年医療法人たかはし内科副院長,2013 年より現職。漢方医学は河崎医院附属淡路東洋医学研究所所長・日笠久美先生に,生薬学は昭和大学薬学部教授・川添和義先生に師事。西洋医学と漢方医学,両方の良いところを取り入れた診療をこころがけ,内科の枠を超えた幅広い疾患の治療を行っている。患者の9割が女性で,こどもから90代までさまざまな年代の女性を診察している。医師・薬剤師向け漢方入門セミナーの講師多数。著書の『50 歳からのつらい症状にはこれしかない! 更年期を元気に乗り切る方法』(2016 年・ワニブックス)は韓国で翻訳された。