辰巳 洋 著
四六判 並製 オールカラー 224頁
定価:本体1,800円+税
健康は台所でつくられる
薬膳の教育・研究活動で活躍する著者が書き下ろした古代中国からの食養生。
【本書の内容】
医薬は,食べ物による病気治療の経験を重ねていく過程で,食材と薬とが分化したことが始まりです。「食薬同源」「食医同源」の原点はすでに2千年前の古代中国においてみられます。そして食事療法は医者として必ず身につけなければならない知識でもありました。名医は食医でもあったのです。数千年もの時の流れの中で,食が発展し,医学も進歩してきました。「医薬は台所から生まれた」というゆえんです。
日本でも「薬膳」はすっかり定着し,本やインターネットを通して厖大な数の薬膳に関する情報が日々更新されています。薬膳はこの古代中国から始まる「食と医薬」の強固な結びつきにもとづき確立されてきました。本書では古代中国からの食養生をやさしい語り口で紐解きます。
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【著者略歴】
辰巳 洋(たつみ・なみ)
医学博士(順天堂大学),
本草薬膳学院学院長,日本国際薬膳師会会長
順天堂大学医学部・国際教養学部兼任教員,河南中医薬大学 兼職教授
1953年:中国甘粛省生まれ。
1975年:北京中医学院(現・北京中医薬大学)卒業。
軍医・中国中医研究院(現・中国中医科学院)医師を経て,『中西医結合雑誌』編集者。
1989年:来日。専門学校講師(中医学・薬膳学)・病院漢方アドバイザー・出版社編集協力者。
2002年:本草薬膳学院開設。
2004年:日本国際薬膳師会・日本国際茶藝会設立。会長。
著作:
『薬膳が健康を守る』(健友館,2001年),『用果蔬去除您肝臓的脂肪』(共著,人民軍医出版社,2005年),『冬季進補与養生康復』(共著,人民軍医出版社,2006年),『薬膳茶』(共著,文芸社,2006年),『薬膳素材辞典』(主編,源草社,2006年),『
実用中医薬膳学』(東洋学術出版社,2008年),『薬膳の基本』(緑書房,2008年),『実用中医学』(源草社,2009年),『一語でわかる中医用語辞典』(主編,源草社,2009年),『こども薬膳』(緑書房,2010年),『東洋医学のすべてがわかる本』(監修・薬膳部分執筆,ナツメ社,2011年),『防がん・抗がんの薬膳』(源草社,2012年),『薬膳お菓子』(共著,緑書房,2012年),『家庭で楽しむ 薬膳レシピ』(監修,緑書房,2014年),『体質改善のための薬膳』(監修,緑書房,2015年),『新よむサプリ-シリーズ15冊 機能性食のチカラ 充実の薬膳レシピ全360品目』(監修,株式会社ウィズネット,2015年),『
実用 体質薬膳学』(東洋学術出版社,2016年)