千福 貞博 編訳
A5判 並製 224頁
定価:本体3,000円+税
江戸期の名医・長沢道寿に学ぶ漢方処方の使い方。
とっつきにくい古典を身近に感じることができる“千福流”現代語訳。
■本書の特徴■ |
◇ | 江戸時代の後世方派に属する長沢道寿編『医方口訣集』(1672年)の“千福流”現代語訳。 |
◇ | 原書に収載されている164処方のうち,主に現在の臨床で応用可能な60処方を抜粋して収載。 |
◇ | 解説の土台になっているのは,『和剤局方』・李東垣・朱丹渓・『万病回春』・『保嬰撮要』・『医方考』など,中国の宋・金元・明代の医学理論。 |
◇ | 各処方の解説はもちろん,長沢道寿の臨床経験にもとづく口訣を多数記載しており,現代の日常臨床におけるヒントが全書に渡ってちりばめられている。 |
◇ | 初学者が本書を読解するうえで必要な基礎知識をまとめた千福流解説を巻頭に付属。 |
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【著者略歴】
千福 貞博(せんぷく・さだひろ)
センプククリニック院長
1983年 大阪医科大学医学部 卒業
1989年 大阪医科大学専攻医(一般・消化器外科)
1994年 同 助手
1996年 高槻赤十字病院外科
大阪医科大学 非常勤講師(一般・消化器外科)
1997年 センプククリニック院長
2016年 大阪医科大学臨床教育教授
2021年 大阪医科薬科大学臨床教育教授
著書に,『実践! 漢方診察-脈診・舌診・腹診基本マスター-』『センプク漢方セミナー 長沢道寿「増補能毒」 古典的要点に学ぶ151 生薬』(いずれも新興医学出版社)