郝万山・生島忍 著
A5判 並製 688頁
定価:本体7,200円+税
わかりやすく,明解な『傷寒論』解説書!
劉渡舟先生の『中国傷寒論解説』を補完する郝万山先生の『傷寒論』講義――。
従来のわかりにくかった解釈をすっきりとさせ,さらに新たな見解を付け加える。
■本書の特徴■ |
◇ | 中国の代表的な『傷寒論』研究者・劉渡舟先生の弟子である郝万山先生の傷寒論講義録。 |
◇ | 概ね劉渡舟先生の解釈を踏襲しつつ,従来わかりにくかった解釈をすっきりとさせたほか,郝先生独自の新たな見解を付け加える。 |
◇ | 緒論では『傷寒論』の基本的事項と学習方法などを紹介。 |
◇ | 本論では太陽病~厥陰病までの六経病,さらに霍乱病,陰陽易と差えて後の労復病の脈と証ならびに治の全8章に分け,『傷寒論』の原文および解釈,さらに郝先生の見解を講述する。さらに適宜,生島忍先生が補注を加える。 |
◇ | 巻末に『傷寒論』の理解をさらに深める参考資料として5つの附篇を加える。 |
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【著者略歴】
郝 万山(かく・まんさん)
1944 年生まれ,北京中医学院卒業。現在,北京中医薬大学教授,主任(= 資格)医師,博士課程院生指導教授。
北京中医薬大学優秀講義教師,国家優秀中医人材養成委員会委員,教育部選定優秀《傷寒論》講義担当者などの任にある。
40 年間にわたって中医薬教育に従事し,主に『傷寒論』を担当している。『傷寒論』に関する,教科書および参考書,論文など多数の著作があり,また国家中医薬管理局からの受賞歴もある。
生島 忍(いくしま・しのぶ)
1951 年生まれ,1977 年関西医科大学卒業,医師。
1981 年日本学術振興会奨励研究員採用。1982 年京都大学大学院医学研究博士課程終了,京都大学医学博士。1982 年中国政府奨学金留学生(日本国文部省選考)採用。1985 年北京中医学院高級進修生終了。1986 年関西医科大学第一内科助手,1989 年近畿大学東洋医学研究所助手。現在,聖和錦秀会阪本病院医師。
訳著書:『
症例から学ぶ中医弁証論治』『
中国傷寒論解説[続篇]』『
現代語訳◎宋本傷寒論』(すべて東洋学術出版社)など。
主に中医内科学,『傷寒論』,漢文訓読論,現代および古代漢語を勉強中。