「未病を治す」はセルフ養生から。
◆本書の特色◆ |
◇ | 中医学が持つさまざまな養生の知恵を300枚近い写真とともに具体的に紹介。 |
◇ | 中医学は季節のうつろいとともにあることを再認識できる。 |
◇ | 上海在住26年の著者だからこそ語ることができる話題の数々。 |
◇ | 医療関係者は患者指導に,一般の人は毎日の健康ガイドとして役立つ。 |
◇ | 中医学を取り巻く最新の中国事情も取り上げ,中国ウォッチャーも必見。 |
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本書の紹介■
病気になったら病院にかかるものだが,すべてを医師に委ねる前に自分自身で取り組めることはないのだろうか。
中医学にもとづく「セルフ養生」――。中医学の持つ大きな魅力が「未病を治す」知恵を持つこと。おもに「未病先防」(病気の予防)と「既病防変」(悪化を防ぐ)からなるが,根底にあるのは養生の考え方だ。これを自ら実践し,健康や病気に向き合うことをお勧めしたい。
本書は,上海在住26年,上海の中医薬大学の本科・修士課程・博士課程を修め,現地医師として活躍する著者によるエッセイ。
四季の養生をメインに,足浴・代茶飲・調味料・お酒・耳ツボ・抜罐・小児マッサージといった中医学の持つユニークな養生のほか,最近中国で取り組まれている単味エキス剤やAI(人工知能)を活用した養生まで,さまざまな話題を豊富な写真とともにお届けする。
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◆著者略歴:
藤田 康介(ふじた・こうすけ)
1974年 大阪府生まれ、カナダ・三重県・奈良県育ち。
1996年 上海上陸。
1999年 中国政府全額奨学生。
2002年 上海中医薬大学医学部卒業。
2005年 上海中医薬大学大学院 医学修士(中医内科学)取得。
2005年 中国執業医師資格取得(中国の医師資格)。
2008年 上海中医薬大学大学院 医学博士(中医内科学)取得。
(中国の中医師としては日本人初)
上海中医薬大学附属竜華医院・上海市徐匯区中心医院などで研修。
2008年 上海鼎瀚中医クリニック勤務。
2013年 中国永住権取得。
2014年 上海TOWAクリニック勤務。
2016年 中医内科主治医師資格取得。(外国人初)
2020年 大阪大学大学院医学系研究科(先進融合医学共同研究講座)招聘教員就任。
現在:上海TOWAクリニック中医科 主治医師、大阪大学大学院医学系研究科 招聘教員、脈景健康管理有限公司 中医AI開発日本顧問、NPO 21世紀の医療医学を考える会 スタッフ中医師、 NPO TCM小児推拿協会 副理事長、日本中医学会 評議員、日本温泉気候物理医学会会員、奈良今井町町並み保存会会員、上海奈良県人会会長。
訳書:
『[標準]中医内科学』(東洋学術出版社・2009)
公式HP:mdfujita.jp/ Twitter:twitter.com/mdfujita
著者略歴(PDF)