浅川 要 著
新書判 並製 200頁
定価:本体1,200円+税
日本における中医針灸の第一人者が綴るエッセイ。第3弾
■本書の紹介■
同著者が,2000年に上梓した『針師のお守り 針灸よもやま話』および2015年に上梓した『続・針師のお守り―針灸よもやま話―』の続篇。
著者は日本の中医学導入期に中医学を学び,40年間日常臨床において運用してきた鍼灸師であり,30年前からは鍼灸学校の教壇に立つ教育者でもある。日本における中医鍼灸の第一人者の一人である。本書では日常の臨床や教育活動のなかで感じた問題点や疑問点を取り上げ,率直な見解をありのままに綴っている。
本書は,前作の発行後,『中医臨床』誌に掲載された「近況雑感」を一冊にまとめたものである。特に本書では「お腹の治療」「ビワの葉灸」「肩の散鍼(単刺)」「下の法」など,著者自身が長年多くの病気と向き合うなかから作り出してきた鍼灸療法の考え方とその実際の治療内容が具体的に示されている点に大きな特徴がある。
~本書まえがきより~
「ここで書かれた通りの鍼灸治療が,東京中医鍼灸センターでは現在,日々行われているので,本書を手に取られた鍼灸師,とりわけ鍼灸学校を卒業されて日の浅い方々が,ご自分の鍼灸治療において何らかのヒントを本書から得られるならば,本書を出版した目的はなかば達成されたといっていいであろう」
◆あわせて読みたい!
『針師のお守り』シリーズ
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『針師のお守り 針灸よもやま話』
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『続・針師のお守り―針灸よもやま話―』
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『新・針師のお守り―針灸よもやま話―』
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☞『中国医学の身体論――古典から紐解く形体』 鍼灸教育を補完するサブテキストとして。 東洋医学にもとづく治療を志すなら, 臓腑・気血・経絡の変動をとらえると同時に, 全身の諸組織・器官の側から症状を把握する 視点も必要 |
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