神戸中医学研究会 編著
A5判 ビニールクロス装 376頁
定価:本体4,800円+税
手元に置いて,すぐに調べられる生薬事典。
■本書の紹介■
本書は,1987年に神戸中医学研究会が医歯薬出版より刊行し,久しく絶版となっていた『中医臨床のための常用漢薬ハンドブック』を改題し,全面的に内容を検討したうえで,旧版のハンドブックの体裁を踏襲しつつレイアウトを一新した「改訂版」。
生薬事典としては,同著者による『[新装版]中医臨床のための中薬学』があるが,これと比較すると,本書では収載される生薬の数が少ないものの,各生薬の「臨床応用」の解説が詳しく,さらに常用される生薬に絞ったことで手軽に,調べやすくなっている。
■本書の特徴■ |
◇ | 174種の常用される生薬を収載し,検索しすいよう五十音順に配列。 |
◇ | 生薬のイメージをつかみやすいよう蜂蜜を除くすべての生薬にイラストを加え,さらに基原を追加し理解のたすけとした。 |
◇ | 修治や部位の違いによって効能が異なる同一あるいは同種の薬物は,1つの項目にまとめたうえで対比。 |
◇ | 各生薬の効能上の共通性を把握できるよう,「薬効別薬物一覧表」を附した。 |
【編著者紹介】
神戸中医学研究会
1970年代後半から現在まで,一貫して中医学書の翻訳と中医学の基本書籍の執筆を通じて日本に中医学を紹介し続けてきた研究会グループ。会長の伊藤良先生と森雄材先生が長く会を牽引してこられたが,ともに鬼籍に入られ,現在は新会長のもとで古典の学習と「中医塾」を通じた中医学の勉強会を行っている。
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