徐宜厚・王保方・張賽英 編著
村上元 編訳
村上元・田久和義隆 訳
B5判 並製 808頁
定価:本体9,600円+税
日本初の体系的な中医皮膚科の大著。
漢方・鍼灸・外用薬などの絶大な治療効果。
■本書の紹介■
本書は,中医学の基礎理論にもとづいた効果的な皮膚科治療法の集大成として,中国で定評のあるテキストの翻訳本である。中医学と皮膚科に造詣の深い村上元医師によって,日本の実情に合わせた編訳がおこなわれた。漢方薬や鍼灸を用いて,皮膚疾患や外傷の治療に取り組む医師・薬剤師・鍼灸師に必要な情報が満載されている。
■本書の特徴■ |
◇ | 230種に及ぶ疾患・症状を網羅。 |
◇ | 各疾患の現代医学的な概念・中医病因病機・内服療法・外用療法・針灸療法・その他の療法・経験方・症例紹介・中医病名の由来・古典の記載などについて詳述。 |
◇ | 西洋医学的病名・中医病名・英文またはラテン語の病名を併記。 |
◇ | 皮膚科に関連して,外科・婦人科・泌尿器科・小児科などの広い領域にわたる皮膚症状にも論及。 |
◇ | 日本の医療事情に合わせた情報を,編訳者が追補。 |
◇ | 巻末に,多数の生薬・方剤・外用薬の一覧を掲載。 |
◆是非ともあわせてもっておきたい!
☞『[簡明]皮膚疾患の中医治療』
日常診療でよく見られる皮膚疾患の中医治療を, 図表やカラー写真を使って解説する「ポイントブック」! 中医学による皮膚疾患の考え方・治療の要点を 簡潔に整理しています。 本書『中医皮膚科学』とあわせて座右に置きたい。
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【著者略歴】
徐 宜厚(じょ・ぎこう)
1940年,湖北省武漢市生まれ。
主任医師,教授,全国的に著名な中医皮膚科の専門家。第2回全国継承老中医薬専家学術経験指導老師,シンガポール中華医学会学術顧問等。
1963年,武漢中医学院中医本科卒業。卒後,武漢市中医院に配属され,武漢の名医・単蒼桂に就いて中医外科の臨床に従事。1974~75年,北京で名医・趙炳南に就いて中医皮膚科を研修。皮膚病に対する中医治療の経験が豊富で,湿疹・蕁麻疹・痤瘡・銀屑病・瘙痒症・血管病・膠原病等の治療を得意とする。
主な著書に『皮膚病中医診療学』『徐宜厚皮膚病臨床経験輯要』『中医皮膚病臨床手冊』『結締組織病中医治療学』『皮膚病針灸治療学』などがある。
【訳者略歴】
村上 元(むらかみ・げん)
1974年 名古屋大学医学部卒業。
1975年 東京大学医科学研究所。
1981年 米国クリーブランドクリニック留学。
1982年 成城木下病院。
1994~96年 中国上海中医薬大学留学。
2000年 奥沢クリニック。
2014年 鎌野病院。
著書:『中医内科学』(中医国際教科書シリーズ,上海科学技術出版社,共著)
田久和 義隆(たくわ・よしたか)
大阪大学理学部数学科卒業。
1994~99年 南京中医薬大学留学。
中医翻訳家。
著書:『写真でみる熱敏灸療法』(たにぐち書店)
訳書:『全訳 中医婦人科学』『全訳 中医小児科学』『全訳 中医耳鼻喉科学』(いずれも,たにぐち書店)など多数。