浅川 要 著
新書判 並製 208頁
定価:本体1,200円+税
日本における中医針灸の第一人者が綴るエッセイ。第2弾
■本書の紹介■
同著者が,2000年に上梓した『針師のお守り』の続篇。
著者は日本の中医学導入期に中医学を学び,40年間日常臨床において運用してきた鍼灸師であり,25年前からは鍼灸学校の教壇に立つ教育者でもある。日本における中医針灸の第一人者の一人である。本書では日常の臨床や教育活動のなかで感じた問題点や疑問点を取り上げ,率直な見解をありのままに綴っている。
本書は,前作の発行後,『中医臨床』誌に掲載された「鍼灸論壇」「エッセイ」「近況雑感」を一冊にまとめたものである。取り上げたテーマは,自身に影響を与えた本や人物について,経脈や経穴に関する様々な疑問,さらに日本の鍼灸に対する問題提起など,バラエティに富んでいる。
『針師のお守り』シリーズ
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『針師のお守り 針灸よもやま話』
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『続・針師のお守り―針灸よもやま話―』
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『新・針師のお守り―針灸よもやま話―』
~本書序文より~
「日本でも数多くの針灸書が世に出されてきた。しかし,その圧倒的多数は針灸の基礎知識や,技量に関するものや,鍼灸師の心構えといった類で,鍼灸師としての立ち位置から日本の医療なり,社会を見てきた素の姿はなかなか見えてこない。本書は,四十年間,針灸治療に携わってきた筆者が,様々な場面で心に浮かんだ針灸に関連する事象を,自分の言葉で語ったものであり,できるだけ自分の素直な考えをさらけ出してきたつもりである。本書には,個人的な狭隘な視点や,誤った理論展開がなされている部分も多々,含まれているかもしれないが,それはそれで良しと思っている。本書を読まれた方が,本書の内容に対し,肯定するにしろ否定するにしろ,なんらかの興味を針灸に持っていただければ,筆者の思いは十分である」
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