難病・雑病を治療する「神奇の針」,再び! 新しい朱氏頭皮針のすべて。
◆初版から23年を経て,待望の改訂。
◆進化した朱氏頭皮針の全貌が明らかに。
◆刺針場所を選定しやすく,手技も操作しやすくなった。
◆治療効果を高める「導引」も具体的に詳述。
*今回の改訂では,旧版より,総論は全面的な書き換え,各論は治療帯から治療区への置き換えを行っています。
進化した朱氏頭皮針――
初版から23年が経過し,その間も臨床経験と研究を積み重ねた結果,朱氏頭皮針はさらに大きく進化した。最大の変化は治療帯を治療区に変えたことである。これにより,刺針場所がより選定しやすくなり,複雑な操作手技も行いやすくなった。さらに中医弁証による選区も明確になった。
この改訂版は筆者の針灸臨床50年の経験を総括したものである。総論を大幅に書き換え,治療区の定位,効能を詳細に記し,治療効果を高める導引については,これまでになく具体的に論述して「朱氏頭皮針」をより完全なものに紹介できたと確信している。
(著者「改訂版まえがき」より)
【
著者略歴】
朱 明清(しゅ・めいせい)
1964年7月,上海中医学院(現・上海中医薬大学)針灸学部卒業。
1963年9月~64年9月,上海中医学院付属曙光医院と龍華医院針灸科。
1964年9月~75年3月,貴州省の貴陽中医学院付属医院針灸科副主任として勤務。
1975年3月~87年3月,浙江省麗水地区医院,嘉興衛生専門学校および浙江中医学院に勤務。前後して浙江省の各地で,「針麻酔講習班」「伝統針刺手法講習班」「中国頭皮針講習班」などを行い,針麻酔術および中国頭皮針療法の教育普及に貢献。また頭皮針治療に「抽気手法」と「進気手法」を応用して,中風片麻痺等を治療し,迅速にして明らかな効果を得て,国内外の針灸界の注目を広く浴びた。
1987年3月,北京針灸学院の針灸学部刺灸教研室主任に就任。
1987年11月,第1回「世界針灸連合会成立大会」にて,頭皮針療法の実演者に選ばれ,中風患者2名の治療を行い,大会に参加した600余名の各国代表を驚かせた。
1990年,アメリカのカリフォルニア州に定住。現在,朱明清針灸神経医学センター主任。
2003年,NPO『朱氏頭皮針教育および研究基金会』を創立し,頭皮針専門医師の教育と訓練を行う。