編著:趙吉平・王燕平
翻訳:柴崎 瑛子
B5判 並製 400頁
定価:本体6,000円+税
特有の作用をもつツボの性格を知れば臨床力があがる
要穴とは,十二経脈や奇経八脈に属する特有の作用をもつツボのことです。
古来よりその応用が重視され,歴代針灸医家によって研究,活用されてきました。
要穴の理解を深め,臨機応変に用いることは,臨床効果をあげるうえで欠かせません。
本書は,そんな要穴のすべてを網羅した決定版です。
[本書の特色]
◇ツボのもつ特有の作用について詳説。
◇針灸臨床の第一線で活躍する著者がまとめあげた。
◇ツボと臓腑との関係,ツボの穴性などから分析。
◇要穴の全貌が浮かび上がる。
[本書の内容] |
◇ | 10種類ある要穴を9章に分け,各章を総論と各論に分けて詳説。 |
◇ | 総論は,概説・理論的根拠・臨床応用・現代研究に分けて解説。
そのうち,各要穴に関する理論的説明と臨床応用とが本書の重点項目。 |
◇ | 各論は,別名・出典・穴名解説・分類・位置・解剖・効能・主治症・配穴・手技・注意事項・古典抜粋・現代研究の項目に分けて解説。そのうち,効能と主治症が本書の重点項目。 |
◇ | 効能は,各ツボと臓腑との関係,各ツボの穴性などから分析し,主治作用の特徴を明確にしている。主治症は,臨床に活用しやすいよう系統的に分類している。 |
推薦の序
学校法人後藤学園中医学研究所所長 兵頭 明
臨床の幅を広げたい臨床家,臨床力を向上させたい臨床家にとって待望の書,必見の書がここに出版されることとなった。……
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【
著者略歴】
趙吉平(ちょう・きっぺい)
現職:北京中医薬大学東直門医院針灸科主任・針灸教育研究室主任
1961年生まれ。北京中医薬大学卒業。1983年から現在に至るまで北京中医薬大学東直門医院針灸科で勤める。医学修士,教授,主任医師,博士研究生指導医。1989年,教育交流のため後藤学園に留学経験もある。
主編・副主編の著書に『針灸学図表解』『臨床針灸学』『灸法,抜罐与刮痧法入門』『中医婦科常見病証治』『針灸学臨床研究』『針灸治療学』『耳針療法』『針灸特定穴詳解』など。
臨床においては弁証論治を強調し,針薬結合治療を提唱し,アレルギー疾患・疼痛疾患・神経系疾患などの針灸治療を得意とする。中央電視台「健康之路」「中華医薬」や,北京電視台「養生堂」「身邊」などテレビ番組にも多数出演し,中医薬文化の普及にも力を注いでいる。