神戸中医学研究会 編著
A5判 並製 664頁
定価:本体7,200円+税
方剤学の名著が大幅に増補改訂して復刊!
*本書は,1992年に医歯薬出版株式会社より刊行され,その後絶版となった『中医臨床のための方剤学』の新装版です。
復刊にあたり,旧版の内容を全面的に点検し直し,大幅に増補改訂しました。
今回,デザインを一新したうえ,旧版で収載し漏れていた重要方剤や,清代の張錫純・鄭欽安の処方を新たに加えました。
さらに,原典の引用では文章の読みやすさを心がけ全面的に手直ししたほか,引用文や解説を適宜,追加して内容を充実させました。
■本書の紹介■
本書は,方剤の基本理論・原則および基礎知識などを総論で述べ,各論では具体例として典型・模範となる方剤の分析を行っている。方剤は清代・汪昂の分類方法に倣って効能別に21章に分け,各章の冒頭で効能の概要・適用・使用薬物・注意と禁忌などを概説したうえ,個々の方剤について詳述している。
□総論 方剤の簡潔な歴史から始まり,方剤の運用と密接に関わる治法(八法)について述べ,方剤の分類方法を解説。さらに方剤の組成の法則や,剤型,用法など,方剤の基本的知識を解説している。
□各論 効能別に,解表剤・瀉下剤・和解剤・清熱剤・祛暑剤・温裏剤・表裏双解剤・補益剤・安神剤・開竅剤・固渋剤・理気剤・理血剤・治風剤・治燥剤・祛湿剤・祛痰剤・消導化積剤・駆虫剤・涌吐剤・癰瘍剤の21に分類し,基本方剤について,[組成][用法][効能][主治][病機][方意][参考]を述べ,適宜,基本処方を発展させた附方や,関連する参考処方を取り上げている。方剤の元来の構成意図や適用を明確にするために,原文の引用や古人の解説を多く掲載しているのが本書の大きな特徴である。
*旧版から新たに付け加えられた方剤(参考処方含む)
牙仙丹/加味越婢加半夏湯/加味天水散/寒解湯/乾姜附子湯/甘草附子湯/桂枝加桂湯/桂枝加芍薬生姜各一両人参三両新加湯/桂枝甘草湯/桂枝甘草竜骨牡蛎湯/桂枝芍薬知母湯/桂枝附子湯/芩桂甘棗湯/滋腎丸/従竜頭/小陥胸湯/仙陽丹/仙露湯/托裏消毒散/当帰補血湯合甘草乾姜湯加五味子・白蜜/白虎加人参以山薬代粳米湯/白朮附子湯/茯苓四逆湯/扶中湯/封髄丹/補水湯/理陰煎/理飲湯/理痰湯/竜蠓理痰湯
☞【神戸中医学研究会による名著シリーズ】の一覧はこちら
◆あわせて読みたい!