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中医学をマスターする5つのステップ

『脈診 ―基礎知識と実践ガイド―』

脈診
  何 金森 監修
  山田 勝則 著
  A5判 並製 296頁
  定価:本体3,200円+税






初学者必携の脈診指南書。


[本書の特色]
中医学の伝統的な理論にのっとった脈診ガイド。

◆一般に脈診を本で学ぶことは難しいといわれるが,本書ではそれが可能。
◆脈理を理解することで,脈象の膨大な内容を暗記する必要がなくなる。
◆脈象の基準をはっきりさせることで,脈象判断が確かなものになる。
◆豊富な図解で,複雑な脈診が学びやすく,記憶しやすい。
◆初学者が感じる戸惑いやわかりにくさを,わかりやすく内容のある表現で解説。


[内容紹介]
脈診を学んだのに臨床で使えない。なぜでしょうか。
その理由は次の3つに概括されます。
●脈理の知識不足――さまざまな脈が現れる理由を理解できていない。
●脈象の基準がない――脈象を判断する拠りどころがはっきりしていない。
●暗記に依存している――病脈と病気の関係を忘れてしまう。
本書を通読することによって,これらの問題点をすべて解決します。
 本書の構成は,「脈理篇」「脈診篇」「病脈篇」の3部からなっています。これは読者のみなさんが複雑な脈診を理解しやすく,容易に記憶でき,知識をまとめられるよう工夫されたものです。また上海中医薬大学の何金森先生が監修しており,中医学の内容もしっかりしたものになっています。


[本書の構成]
 本書の構成は,「第1部 脈理篇」「第2部 脈診篇」「第3部 病脈篇」の3部からなっています。この構成は,みなさんが複雑な脈診を理解しやすく,そして容易に記憶し,知識をまとめられるように工夫されています。また,中医学の基礎理論を繰り返し利用し,図や表を豊富に用いることでみなさんの学習の一助になっています。さらに,本書の内容を臨床実践に早く取り入れられるようにするため付録として代表的な脈象「相兼脈」を例にあげて説明しました。

●「第1部 脈理篇」は,「第1章 脈の基礎知識」と「第2章 基本病脈」からなります。
 第1章では,「第1節 平脈とは何か」で正常な脈を理解し,「第2節脈診の基礎となる脈」で複雑な脈象を簡潔にし,「第3節 気血・陰陽・病邪と脈の関係」で病脈の現れる理(ことわり)を気血・陰陽・病邪から説明しています。
 第2章では,脈診で基本となる病脈の現れる理(脈理)を,第1章で得た知識で説明しています。

●「第2部 脈診篇」は,「第1章 脈診の基礎」「第2章 基本病脈の基準」「第3章 脈診の進め方」からなります。
 第1章では,脈診を行う際の基礎を「第1節 患者の個体差」「第2節 外部環境」「第3節 脈診の基本的な方法」「第4節 症候との関係」の4節に分けて網羅しています。
 第2章では,脈の深さ・長さ・太さ・速さ・強さ・流れ・停止を決定する基準を説明しています。
 第3章では,実際の脈診手順を脈診表を利用して説明しています。

●「第3部 病脈篇」は,「第1章 はじめに」「第2章 浮綱脈」「第3章 沈綱脈」「第4章 遅綱脈」「第5章 数綱脈」「第6章 虚綱脈」「第7章 実綱脈」からなります。
 第1章では,この部の学習の内容と六綱脈の説明があります。
 第2章から第7章までは,六綱脈を各組に分けて病脈を詳細に紹介しています。
 

本の紹介(PDF)(クリックで拡大できます)>>>『脈診 ―基礎知識と実践ガイド―』

 


【書評】 『脈診 ―基礎知識と実践ガイド―』浅川要先生(PDF)


【インタビュー】著者に聞く-脈象の基準を定め脈理を把握した脈診を
脈診を学んだのに臨床で使えないと悩む人は多い。解決するカギは,脈象の基準を定め,脈理を把握することだ。本書を繰り返し読み実践すれば,必ず脈診技術は向上する。  >>>続きを読む




【監修者略歴】
 何 金森(か・きんしん):1952年生。福建省医科大学中医専門科卒業。上海中医学院医学専攻修士および博士課程修了。中国ではじめて中医医学博士号を取得。現在,上海中医薬大学教授。1988~89年昭和医科大学医学部臨床病理学教室にて「B型肝炎の免疫学」を研修。1991~92年東京都中国伝統医学研究院の名誉院長に就任。上海中医薬大学の針灸・推拿・気功学位授与委員会秘書,上海市衛生系列高級専業技術職務任職資格評審議委員会中医学科評審委員などを務める。

【著者略歴】
 山田 勝則(やまだ・かつのり):1954年生。1988年早稲田針灸専門学校卒業。同年現在地において針灸治療院・オリエンタル治療院(東京都品川区)を開業。1991年より現在に至るまで継続して何金森教授から中医学の指導を受ける。指導内容は中医基礎理論・中医診断学・中医内科学・中医婦科学・針灸治療学・バセドウ病の針灸治療・男性不妊症の針灸治療など,理論と臨床技術の多岐にわたる。

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