浅川 要 著
新書判 並製 168頁
定価:本体1,000円+税
日本における中医針灸の第一人者が綴るエッセイ。
日本針灸の発展を模索してひたすら伝統針灸を学んできた著者が,中医学を学び,日常臨床で運用するなかで感じた問題点・疑問点を取り上げ,針灸史を踏まえつつ針灸の本質を追究していく。
取り上げられたテーマはバラエティーに富む。扁鵲,華佗,司馬遷から,『内経』『難経』はもちろん『奥の細道』『養生訓』,さらには臓腑やツボの話など巾広い。はったりのない,高潔な精神をもつ1人の針灸師が,伝統針灸をどう見つめ,これとどう付き合っているのか。そのこころの内側が伝わってくる得難い本です。
『針師のお守り』シリーズ
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☞『続・針師のお守り―針灸よもやま話―』
☞『新・針師のお守り―針灸よもやま話―』
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